中粒納豆さんの映画レビュー・感想・評価 - 16ページ目

中粒納豆

中粒納豆

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トゥルー・ストーリー(2015年製作の映画)

3.5

ジョナ・ヒル主演の実話に基づいたミステリー作品。

何が真実で、何が目的なのか?がいまいち掴めず。シリアスなジョナ・ヒルと男前なジェームズ・フランコ、ふたりの演技に魅了されたことは確か。

ブラピ製作
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スイング・ステート(2020年製作の映画)

3.8

選挙制度やマスコミのあり方を皮肉り、風刺をこれでもか!と効かせた痛快映画。予想外の結末に驚かされたし、面白かった!

ブラピ制作15総指揮

ちいさな独裁者(2017年製作の映画)

3.7

以前「エムスラントの処刑人」についてWikiで読んでいたことを思い出しながら鑑賞。権力を手に入れて変貌していく人間、虚言と知りつつもその権力にすがり利用する人間の恐ろしさを見せつけられた。軍服って権威>>続きを読む

ブラックブック(2006年製作の映画)

3.9

物語が二転三転どころか… でハラハラドキドキするサスペンス、後半は犯人探しのミステリー要素ありの展開が続き、最後まで引き込まれた。

主人公を演じたカリス・ファン・ハウテンのまさに体当たりの演技が素晴
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ダンケルク(2017年製作の映画)

3.8

『ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男』の印象的な1シーンを観て気になっていた作品。

海岸での英兵士救出劇から始まり、その最中に襲撃を受ける様子が迫力のある映像と音響効果でものすごい
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ワルキューレ(2008年製作の映画)

3.6

トム・クルーズ主演のナチス関連作、さらにブライアン・シンガー監督ってことで楽しみにしていた作品。

史実に基づいているので悲しい結末なのは分かって鑑賞したけど、爆破までの展開は音楽にも煽られ結構ドキド
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許されざる者(1992年製作の映画)

3.6

イーストウッド監督主演、名優揃いの西部劇作品。中盤から展開があり、盛り上がりは最後の最後。

やっぱりジーン・ハックマンって悪代官的な役がよく似合う。

死刑執行人もまた死す(1943年製作の映画)

4.0

ハイドリヒ暗殺翌年のナチス政権真っ只中である1943年の作品。

暗殺遂行については描かれておらず、その後のゲシュタポからの追及に間一髪で逃れながら展開していくスリル満点の頭脳サスペンス。脚本が秀悦で
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ユダヤ人を救った動物園 アントニーナが愛した命(2017年製作の映画)

3.6

ナチス兵らの動物たちへの残虐な行いが腹立たしい。ユダヤ人を匿う実話でとても素敵なお話なんだけど、色恋演出多すぎな気もした。また違うジェシカ・チャステインが見れたのでよしとしよう。

ナチス/ホロコース
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ブラックボード 戦火を生きて/戦場のブラックボード(2015年製作の映画)

3.8

クリスチャン・カリオン監督が制作費約20億円を投じた映画、さらに音楽がエンニオ・モリコーネとのことで、どんな大作なのかと期待して鑑賞。ナチス・ドイツの制圧や侵攻により不条理な境遇におかれ引き離された父>>続きを読む

モラン神父(1961年製作の映画)

3.0

ナチス・ドイツ占領下のフランスの田舎町が舞台。ユダヤ人が強制収容されたりと厳しい状況ではあるけど、戦闘シーンや残忍な描写などは一切なく、気を持たせる牧師と無神論者の女性の恋愛模様がメイン。大きな展開も>>続きを読む

男と女 人生最良の日々(2019年製作の映画)

3.7

現在と過去と夢を交錯しながら進む物語。回想シーンに前作が挿入されていて、また重なるシーンもいくつかあって感動。音楽も映像も美しく、老いても気品のあるアヌーク・エーメが素敵だった。87歳とは思えぬ美しさ>>続きを読む

ふたつの名前を持つ少年(2013年製作の映画)

3.9

冒頭の父親の遺言ともいうべき言葉がとても重たく、ユダヤ人の少年が孤独で過酷な逃避の旅を余儀なくなされる姿に胸が痛んだ。そんな中でも少年を匿い守ってくれたポーランド人たちの優しさに感動、そして涙…

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ヒトラーを欺いた黄色い星(2017年製作の映画)

3.9

過酷な状況下でどのように生き抜いてきたか、また彼らを助けてくれた人たちとの関わりなども鮮明に描かれている。ホロコーストでの大量虐殺を知らなかったという事実にも驚かされたし、匿ってくれたドイツ人への言葉>>続きを読む

ホロコースト -アドルフ・ヒトラーの洗礼-(2002年製作の映画)

3.6

バチカン カトリック教会がホロコーストを黙認し、ナチス戦犯の亡命に協力的であったという事実が描かれた作品。アイヒマン関連作品などでもこの事実には触れられていたけど、今作で深く知ることができた。

命と
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サウルの息子(2015年製作の映画)

3.9

アウシュビッツのガス室の実態を、史実どおりにゾンダーコマンドの視点でよりリアルに描いた作品。

主人公サウルに寄った撮り方やサウル視点の映像が続く。バックのピンぼけ(撮影手法によるもの)映像は、あまり
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SAD VACATION ラストデイズ・オブ・シド&ナンシー(2016年製作の映画)

3.0

『シド・アンド・ナンシー』からの流れで鑑賞。

今作を見て、シドとナンシーの人物像、ふたりに関わった多くの人がナンシーを好ましく思ってなかったことは分かった。あのマルコムでさえ手を焼いていたとは。ナン
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シド・アンド・ナンシー(1986年製作の映画)

3.5

2回目
大昔にシド好きだったこともあり、この映画ももちろん鑑賞。まさかシドを駆け出しのゲイリー・オールドマンが演じてたなんて!とまったく違う気持ちで観た2回目。ゲイリー・オールドマンのなりきりぶりがす
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コレクター 暴かれたナチスの真実(2016年製作の映画)

3.0

実話を基にした作品でテーマは骨太なのに、なんだかもったいない気が。最後のクレジットで残虐さを訴えるよりもっと悪人ぶりが伝わるように描いてほしかった。最後の窮地から一転した流れが呆気なくて残念。

ナチ
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アイヒマンの後継者 ミルグラム博士の恐るべき告発(2015年製作の映画)

2.5

服従実験をして人はどこまで残酷になれるのか?を描いた作品。アイヒマンの心理などをいくつかの実験を通して論じていく展開なのかと思いきや、まったく違っていた。実験自体は興味深い内容なのに残念。

ナチス/
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愛を読むひと(2008年製作の映画)

3.7

前半は少年と年上女性との甘い恋、後半はユダヤ人虐殺に関わった罪を問う裁判がメインになる展開。途中からそういうことだったのか、となる。どうしてそこでその問いをしたのかと彼の心情は読めなかったけど、切なく>>続きを読む

ハンナ・アーレント(2012年製作の映画)

3.5

『アイヒマン・ショー』を先に観ていたので、裁判の様子がより深く知れてよかった。違う捉え方をしているようでメッセージ性は同じなのかなと。

最大の見せ場となる最後のスピーチでも「凡庸の悪」と主張したハン
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ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

3.8

シネ友さんのお薦めもあり、楽しみにしていた映画。冒頭の20世紀フォックスのファンファーレがギター演奏でテンション上がった!調べたらブライアン・メイが演奏しているとのこと。

名曲が生まれるきっかけとか
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アイヒマン・ショー/歴史を写した男たち(2015年製作の映画)

3.8

実際の裁判映像と再現ドラマをうまく繋ぎ合せた秀悦なドキュメンタリー作品。裁判のテレビ放映権を得るまでの苦労や、放映したことによって脅迫され危険な目に遭ったことなども描かれている。最後のメッセージが心に>>続きを読む

顔のないヒトラーたち(2014年製作の映画)

3.5

戦後約10年が経過した西ドイツの若い世代は、ナチス・ドイツの蛮行やアウシュヴィッツを知らなかったという事実にまず驚く。強制収容所の残虐な様子が映像や写真は一切なく、話を聞いた登場人物たちの落胆した姿や>>続きを読む

検事フリッツ・バウアー ナチスを追い詰めた男(2016年製作の映画)

3.0

『アイヒマンを追え!』と比較して、こちらの方が政治色が強く全体的にドキュメンタリーのような淡々とした作りで、演出も地味め。

ただ丁寧に説明してくれるので流れがわかりやすく、検事長の苦難はよりしっかり
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アイヒマンを追え! ナチスがもっとも畏れた男(2015年製作の映画)

3.6

ナチス残党から妨害や脅迫を受けたりとスリリングな展開はあったけど、検事長フリッツ・バウアーの過去や性的指向にも触れた硬派な人間ドラマに終始していた。

ドイツ国内に蔓延るナチス残党やイスラエルとの国家
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モンタナの風に抱かれて(1998年製作の映画)

3.6

乗馬中の事故で負傷した少女(スカーレット・ヨハンソン)と凶暴になってしまった馬を癒し献身的にサポートするカウボーイ(ロバート・レッドフォード)…とここまでの内容で充分感動できたのだけど、途中から違う流>>続きを読む

ナチス第三の男(2017年製作の映画)

3.7

前半はハイドリヒの半生、後半はハイドリヒ暗殺計画を描いた構成。ハイドリヒの狂気な人物像はよくわかったけど、後半の暗殺に関しての背景が若干薄いので『ハイドリヒを撃て!』を先に観ておいてよかった。こちらも>>続きを読む

ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦(2016年製作の映画)

3.9

予備知識としてWikiでハイドリヒについてと「エンスラポイド作戦」をざっと読んでから鑑賞。

妙にリアリティのある作戦遂行からラストまでの流れは息をのむ緊張感が続き、銃撃戦には圧倒された。暗殺を実行し
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ゴールデンボーイ(1998年製作の映画)

3.8

スティーヴン・キング原作、ブライアン・シンガー監督、ブラッド・エンフロ主演でちょっと期待して鑑賞。

少年(ブラッド・エンフロ)と元ナチスの将校(イアン・マッケラン)の緊迫感ある演技がすごくよかった。
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ルーム(2015年製作の映画)

3.9

外に出てからの母と子の順応していくか否かの対比が上手く描かれていた。息子視線で描かれていた分、切ない中でも希望や夢、穏やかさを感じながら観れた点はすごく良かったと思う。孫とばぁばのシーンが特に印象的だ>>続きを読む

アンタッチャブル(1987年製作の映画)

3.9

ハラハラドキドキする見せ場あり、緩急のある展開で最後まで楽しめた。音楽と配役が素晴らしく、ショーン・コネリーが渋いし、若いアンディ・ガルシアがカッコ良かった!そしてケヴィン・コスナー、男前すぎた…

I am Sam アイ・アム・サム(2001年製作の映画)

3.7

弁護士(ミシェル・ファイファー)の涙の訴えや心境の変化、里親(ローラ・ダーン)の優しさに泣けた…

ショーン・ペンはもちろん、娘役のダコタ・ファニングが可愛くて演技が上手い!『ギフテッド』のマッケナ・
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アンセイン ~狂気の真実~(2018年製作の映画)

3.0

全編iPhoneで撮影した作品。それが良い悪いは特に何も感じなかった。

ストーカーに悩む女性ソーヤー(クレア・フォイ)が極限まで追い込まれる恐怖。抜け出せない恐怖というか、状況が酷すぎて観てられなか
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アナライズ・ユー(2002年製作の映画)

3.5

『アナライズ・ミー』の続編。前編より派手な演出の見せ場が多かった。今作でもデ・ニーロの演技を堪能できたのでよし。

NG集がおもしろかった!