起立さんの映画レビュー・感想・評価

起立

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ピノキオ(1940年製作の映画)

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寓話的なので最高。実は鯨の作画がすごいアニメでもある。

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

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実質宮崎駿監督の裏庭なので、スタンディングオベーションしてしまった。

恋する惑星 4Kレストア版(1994年製作の映画)

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すべてが最高 90年代の空気感、台湾の舞台のごちゃごちゃとしたカオスな雰囲気、アメリカ映画のようなラブロマンス、男のダンディズム、失恋、出会いと別れ、カリフォルニアドリーム………モノローグのよさも際立>>続きを読む

SELF AND OTHERS(2000年製作の映画)

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やっと観られて嬉しいです。
つい最近、話すこと/話さないことについて考えていたので、気付きがありました。やはりものは言い過ぎるより、言わない方が美しいなと思います。
牛腸さんの写真は、じっとこちらを見
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ズートピア(2016年製作の映画)

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考察というか解釈しがいがあるので気付いた点をメモ。

肉食10%草食90%、でも自然界の法則的に力関係は肉食の方が上という構図は、人種的な差というか経済的な格差だと考えた。数%の大金持ちと90%の庶民
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モアナと伝説の海(2016年製作の映画)

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パワフルで勇気をもらえる。
ポカホンタスもそうなんですがこう、listen to inside of me でyou know who you areでgo far away なんだよな。ロンクレメン
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太陽を盗んだ男(1979年製作の映画)

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パルプフィクション観た時も、自分の好み以上に作品のブランド力がいいなあと思ったものだけど、本作もそのようなブランド力があって……いやでもそれ以上に………評価しづらくて………なんかテーマもテーマでものす>>続きを読む

ポカホンタス(1995年製作の映画)

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ディズニー版もののけ姫すぎるがめちゃくちゃ泣いてしまった。憎しみを愛で止めるあたりがディズニーだよな。風の絵の具は何色の曲美しすぎて涙がちょちょぎれた。

ディズニーでは赤は不吉の色らしく、savag
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ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

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ウィノナ目当てに観たので一話でほぼ興味が尽きた。整備士を目指す乱暴だけど芯のある女の子、キュート。ノスタルジーな感じが音楽や映像にあってそれもだらっと観られてよかった。

17歳のカルテ(1999年製作の映画)

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ウィノナの憂いがちな瞳と対照的な狂気を放つ爛々とした瞳のアンジー。秩序と混沌の濁流って感じがする。

寓話・少女・社会・大人になること・真実・ダンス・モラトリアムと病とアンビバレンス。好きな人は本当に
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三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実(2020年製作の映画)

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楽しそうなんだよな。全共闘も三島も。

途中の解説でわかったけれど、三島の天皇・国家観は終戦直後ティーンエイジだった人間が持つもので、国運と個人の運命が完全にリンクしている状態をもう一度味わいたかった
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コードネーム U.N.C.L.E.(2014年製作の映画)

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ほとんどいいところ皆が言ってくれているので最早説明不要かと思う。スパイ映画のいいところはスーツを着たよい男たちがバイオレンスを繰り広げてくれるところ。キングスマンはコリンファースがひたすらデストロイで>>続きを読む

A KITE~INTERNATIONALバージョン~(2000年製作の映画)

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作品全体はハードボイルド趣味のセル画が素敵な作品…ていう印象しか残らなかったけど、砂羽の眼がとてもいい。アンドロイドみたいに冷たくて機会的で美しい。運命に翻弄されている人の眼。

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

〈仕方がないの 生きていくほかないの ワーニャ伯父さん 生きていきましょう 長い長い日々と 長い夜を生き抜きましょう 運命が与える試練にもじっと耐えて 安らぎがなくても 今も年を取ってからも ほかの人>>続きを読む

シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

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ウルトラマンから向けられた愛に応えられてるか?人類?ってひたすら問いながら帰路についた。ウルトラマンに愛されたいのちであることを深く自覚して生きていきたい

あん(2015年製作の映画)

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あたたかいし居心地がいい映画。あと情景が流れるシーンが好きだった。

かもめ食堂(2005年製作の映画)

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ごはんが本当にめちゃくちゃおいしそう。映画内レジャーした。

まさこさんのフィンランド滞在の理由のひとつ、「荷物」について、たまたま昨日観たパルプフィクションでも、「スーツケースの中身」にこっそりピン
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パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

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聖書を思わず引っ張り出して観た。会話劇も音楽もシチュエーションも粋。暴力のテイストもすき。個人的にラストのサミュエルがキマっててすきだった。

いつものディテールメモ。
エゼキエル25章17節(あの暗
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エレファント(2003年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

アメリカの公立高校の治安て今もこれぐらいなんだろうかと疑問。制服着てるのはお金持ちの私立らしいですね。自由さの裏側に結構ティーンの凶暴さが残ってて、青春映画の好きなところだなーと思う。

映画のディテ
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ムーンライト(2016年製作の映画)

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映像やカメラワークの美しい映画。
個人的にはシャロンがどうしてケヴィンを許せたのかわかんなかった。
フアンはとてもよいキャラ。
ただアカデミー賞をこの時代にこの作品が取った意味が、今のアメリカが必要と
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ジョーカー(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ど偏見を承知でものを言うなら丁寧な二次創作って感じだったんだけど、よくまとまってて見やすい映画ではあったと思う。
なんというのかな、ストーリーは割と平易なんだけど細部のネタがいい。アーサーが番組に出て
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アンダルシアの犬(1928年製作の映画)

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それなりに文芸作品を摂取してくると、衆目を集めるストーリー展開に飽き飽きする時期がくる。そういうタイミングで観るととても面白く観ることができると思う。トルソー、眼球、蟻、海、モチーフのすべてが上品、な>>続きを読む

アリス(1988年製作の映画)

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監督の世界に86分浸れます。物語の役割ってたくさんあると思うけど、本作はストーリーの展開が惹かれるタイプというより、作品の世界観や要素が珍しいタイプ。ファンタジーなんだけど写実的で、妙に地に足のついた>>続きを読む

ミッドサマー(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

作品の凄さはわかるけどnot for me!!という方々をたくさん見かけましたが、わたしは割といいな〜という感じでした。

ここで生まれた文化や信仰、芸術は興味深いし美しいです。いや起こっていることは
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ウォーリー(2008年製作の映画)

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世界の果てで生まれも言葉もまるで違う二人が出逢い、手を取り、心の交流をし、困難を超え笑い合うという、なんかもう性癖全部詰めみたいな映画で本当に困ってしまったのですが、いや本当に困ってしまった。壊れかけ>>続きを読む

少年(1969年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

戦後のまずしい日本の家庭と、子どもの心の揺れ動きがとてもすきなのでよかった。音楽も構図も独特でアンバランスなのだけれど、しかしかえってそれがこの映画の不穏な美しさを生み出しているような感じだった。>>続きを読む

羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来(2019年製作の映画)

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日本のアニメーターの影響を強く受けていることが感じられたのはアクションシーンのカット割り。こうして他国が制作元のアニメーションを見ると日本のアニメーターのもつ「技」のすごさを改めて感じた。あと疑似親子>>続きを読む

ソラニン(2010年製作の映画)

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アジカン×浅野いにおで絶対にすきと思ったらやっぱりそうだった。エンディングがムスタングなのは二人の使ってたギターがフェンダーのムスタングだからと気付いてさらに最高になった。サンボマスターのベーシストの>>続きを読む

華麗なる晩餐(2008年製作の映画)

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あくまでも優雅に仕立て上げられた食事会、しかし埃を被ってなお食し続ける貪欲さに、床が耐えかねてどんどん落ちる。最初は食事を続けるか迷っていた女性も、周囲を見て次第に食事を再開する。欲なんて伝染するもの>>続きを読む

ニュー・シネマ・パラダイス(1989年製作の映画)

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改めてみずみずしく、なのに懐かしい匂いのする美しい作品だなと思う。「特別な何か」を描くのではなく、「当たり前で平凡」を特別に丁寧に描くとこうなるんだと思う。

トトの人生をベースに、アルフレードの良さ
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ここ最近で一番ぐうの音も出なかった作品。考察できる点がすごく多いけれど、ざっと見て自分が気になった点だけ。

パラサイトする側(貧困層)とされる側(富裕層)の話。タイトルがsymbiosis(共生)じ
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劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

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こういうのが流行ってるんだなあという気持ちでみました。私は原作派なのでアニメなんか……と捻くれていましたが、ufoの気合の入り方がすごいので普通に完成度が高い。完成度が高いものは、時間と熱量、それに費>>続きを読む

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