ねこさんの映画レビュー・感想・評価

ねこ

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ナイブズ・アウト:ウェイク・アップ・デッドマン(2025年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

攻撃で始まり赦しで終わるという展開は風刺が効いていると思うし配役も豪華だが、なにせブランの存在感が薄すぎて、本シリーズの魅力からは逸れているような印象
どう見ても犯人はあの人…と見る前からわかってしま
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ジェイ・ケリー(2025年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

娘の言葉通り“空っぽ”な主人公にはまったく魅力を感じないし、ジョージ・クルーニーのファンでもないが、過去作が次々と映し出されるラストには不思議と胸が熱くなるのだ
ジェイの生き方や数々の後悔のことよりも
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デッドエンド(1937年製作の映画)

3.6

シルヴィア・シドニーについ絆されそうになるが、彼女の弟も含め“いい子たち”とは程遠く、貧しさが生みだす現実の厳しさだけが横たわっていた
舞い戻ってきたボギーの甘ちゃんぶりも哀れを誘う

#スージー・サーチ(2022年製作の映画)

3.0

まったく興味の持てない人たちの粗の多い物語を観ても、心は一切波立たず
特に主人公の魅力の無さは致命的
好感でも嫌悪感でも、どちらかでもいいから少しは感情を揺さぶって欲しかった

飾窓の女(1944年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

このオチで安心した気持ちと、これではないオチを見たかった気持ちとが同時にやってきた
“こういうことには慣れていないから”と冷静に言う真面目な教授と、ピンチにも堂々とした態度で臨む正体不明の美女という取
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ルーシー(2020年製作の映画)

3.1

本当は心根の優しい男なのだろう
どんな過去を抱えているのか知る由もないが、あの涙が何かのきっかけになるといい

トレイン・ドリームズ(2025年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

こんな生き方もあることを知った
欲張らず抗わず、僅かばかりの想い出をきつく胸に抱きながら、運命の影を踏むかのような
耳を澄まし目を凝らし、たまさかの奇跡に身を震わせ、その度に孤独の淵に佇むような
そん
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青いガーディニア/ブルー・ガーディニア(1953年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

記憶がないことから来る不安、怯え、絶望を、アン・バクスターが上手く表現している
頼りになったのは男性ではなくルームメイトの女性たちというのも良い
リチャード・コンテでは地味すぎるのでは?と思わなくもな
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情無用の街(1948年製作の映画)

3.7

誰も信用せず用心深く、平気で女も殴る
そんなリチャード・ウィドマークに釘付け
結末がわかっていてもハラハラさせられる終盤も良い

I Like Movies アイ・ライク・ムービーズ(2022年製作の映画)

3.6

こんな言動でも許される、ギリギリ愛せる(?)キャラの主人公と、それを受け止める周りの人たちの寛容さ
たとえ傷付けられても許して寄り添って、そうできるのが大人なら、自分は一生狭量な子供のままだな…と、ど
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悪魔の美しさ(1950年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

麗しのジェラール・フィリップより、飛んで跳ねてのミシェル・シモン
アンリをたぶらかす様など、時折可愛らしく見えてきたり
悪魔と契約するという取り返しのつかないことをしでかしたのに、あのラストはどうかと
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アフター・ザ・ハント(2025年製作の映画)

3.6

好感は持てないが完全に否定することもできない、そんな人ばかりだった

自分の中の裏と表を使い分けながら、気まぐれに流れて行く時代の海を必死に泳ぐ人間たち
冒頭で顰蹙を買った男子学生のリアル
同僚が話す
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恐怖のまわり道(1945年製作の映画)

3.6

辛気臭い男のひとり語り
そういう運命だったと言うが、本当にそうだろうか
魅力ゼロの主人公より、目力強めのヴェラの方がずっと面白い
恋人はいったい彼のどこに惚れたのだろう
まったく理解できん

離別(2012年製作の映画)

3.5

悪魔なのは紛争であり人ではないと思いたいが、もしあの隊長とやらの余生が子や孫に囲まれた穏やかなものであったとしたら、この世に神などいないと思わざるをえない

脱獄者の秘密(1951年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

哀れと言ってはあまりに不憫な気がする
ルディの姉が家畜小屋でひとり、何かの気配に怯えるシーンのなんと残酷なことか
彼女はこれまでどんな人生を?
不機嫌の裏に何を隠していた?
主演はそっちのけで、そんな
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サイファー(2017年製作の映画)

2.5

肝心のラップが響かず
韻を踏むというテクニックが和訳ではよくわからなかった

アメリカッチ コウノトリと幸せな食卓(2022年製作の映画)

4.3

幾度も涙した

理不尽な世界で生きるしかない人たち
チャーリーやティグランやソナだけではなく、登場するすべての人の立場を思い、どうしようもなく腹が立った
彼らが奪い取られたもの、諦めざるをえなかったも
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ほの蒼き瞳(2022年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

暗くて寒くて冷たい
その雰囲気が作品によく合っていた
個性の強い未熟なポーに戸惑いはしたが、抑えたランドーとの対比には良かったのかもしれない

許されないこととわかっていても、それでもランドーを支持す
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教授と美女(1941年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ゲイリー・クーパーがとにかく可愛い!
学問以外の免疫は皆無と思われる彼が指輪を渡すシーンなど、その後の展開がわかっているが故にせつない気持ちになってしまった
おじいちゃん教授の皆さんも、個性豊かで愉快
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フランケンシュタイン(2025年製作の映画)

3.4

様々なシーンが「虐待する親とされる子供」に重なってしまい、見ていて非常に胸が痛んだ
今苦しんでいる子たちにも、あの老人のような人との出会いがありますように
そんなことばかりを考えてしまったため、作品を
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フォーチュンクッキー(2023年製作の映画)

3.7

タイトルから想像していたものと違い、重い背景を背負った作品だった

この世に生まれた人間のたったひとつの使命は幸せになることだと、誰かが言っていた
だから悩むことなど何もない
葛藤も罪悪感も必要ない
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声/姿なき犯罪者(2021年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

事件が解決しても爽快感は皆無
警察のコメントも虚しく耳をすり抜けていくだけ
ラストシーンを見るまでもなく、「つづく」の文字が脳内に浮かんでいた

復讐鬼(1950年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

自分の中の満たされない部分を埋めるために、執拗に他者を攻撃する
顔も名前もわかっているからまだマシか?と、つい現代のSNS事情と比較してしまった

期待通りのリチャード・ウィドマーク
動きが制限されて
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美人モデル殺人事件(1941年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

ひと捻りある展開に、刑事の闇の深さが増す
自分を卑下し、女神はあくまで女神のままで
その気持ち、理解できないこともない

君とひととき(1932年製作の映画)

3.5

怒る気にもならないシュヴァリエの軽佻浮薄ぶり
悩んで歌って語りかけてと実に楽しそう
すったもんだは暇つぶし?
だったらどうぞ勝手にしてくださ〜い

ヒューマニスト・ヴァンパイア・シーキング・コンセンティング・スーサイダル・パーソン(2023年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

主演の2人がとても良い

どの世界にも生きづらさを感じる人がいるらしい
何も知らないポールのママが気の毒だと思っていたが、どういうわけかビジネス成立⁉︎
それならそれでいいかなと思う
2人が堂々と歩い
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鯨が消えた入り江(2024年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

自分の何気ない言葉で、誰かの人生が不幸な方へと大きく変わっていたとしたら…
そしてそのことに気付いてしまったら…
考えただけで恐ろしい

時間軸がよく理解できないまま終わってしまったが、まぁいいかと流
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けものがいる(2023年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

2044年の情報が少なすぎて、浄化を決意してしまうほどにガブリエルが追い詰められた状況であるということがよくわからなかった
彼女の様に悩んでいる人もいれば、クラブで踊り狂う連中もいる
どういうシステム
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ノー・アザー・ランド 故郷は他にない(2024年製作の映画)

3.9

究極の嫌がらせを繰り返すうちに麻痺してしまったのか、それともイスラエルではパレスチナ人には何をしても許されると教えられているのだろうか
薄ら笑いを浮かべながら、あるいは覆面姿で距離を縮めてくる「入植者
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ゴンドラ(2023年製作の映画)

3.7

すれ違うたった数秒間の積み重ねが育んだもの
ひとりじゃなくて、ふたりだからできること
驚いて楽しんで、自由になる娘たちを見ながら、顔も心も緩んでしまっている自分に気が付いた

ガソリン(2023年製作の映画)

2.0

死んだように生きるのは勿体無いし、良いこともなさそう
何がきっかけで変わるのか…それがわかれば苦労はしないのだが

ウィキッド ふたりの魔女(2024年製作の映画)

3.3

大変に美しい色とデザイン
建物、背景、衣装、小道具などのひとつひとつを個性的に仕上げながらも、作品としての統一感を保つ
そこに費やされた膨大な時間と才能たちの喜怒哀楽を羨ましく思うのだが、何せ長い…
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ハウス・オブ・ダイナマイト(2025年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

現実か否かと疑っているうちに、あっという間に時間は過ぎる
曖昧な情報だけを頼りに究極の選択をし、途轍もなく重大な決断を下すことがどれだけの恐怖であることか
絶対に逃げてはならぬ立場の人と、何も知らされ
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Book Club: The Next Chapter(原題)(2023年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

鞄を丸ごと盗まれても、新しい服が買えてラッキー!と思えるような人生なら、どこに行っても楽しかろう
ブッククラブはあまり関係ないが、観光気分で観ればそれなりに楽しめる

いつもの通りの4人
それがどんな
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ミッキー17(2025年製作の映画)

3.5

監督が言いたいことを、あれもこれもと詰め込んだような作品だった
当然こちらも考えさせられはしたのだが、後半になるにつれ「普通」になっていくことに少々がっかりもした
カイにはもっと役目があるのかと期待し
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コンパニオン(2025年製作の映画)

3.5

クズが関わればすべて滅びる
アンドロイドがどうのではなく、結局は使う側の人間の問題でしょう

知性レベル100?ほんとに??