ねこさんの映画レビュー・感想・評価

ねこ

ねこ

未成年(2018年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

高校生だったユナの母が出産を決意したとき、もしかすると、必死に弟を守ろうとしたユナと同じような気持ちだったかもしれない
独りになり暮らしに追われ、いつの間にかその気持ちを忘れてしまったのかもしれない
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幸福(しあわせ)(1964年製作の映画)

3.6

喜劇から悲劇へ、最後はホラーで締め括る…そんな作品だった

家事をしたり子供の面倒を見たりする手は、誰のものでもいいらしい
そして、幸せって、なったもん勝ちらしい

オープニング〜エンディング
あいつ
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サニー 永遠の仲間たち(2011年製作の映画)

3.4

こってり目の芝居やありえないようなエピソードがあったとしても、共感のツボはしっかり押さえる韓国映画
学生時代と現在のキャスティングにさほど違和感がなかったのも良かった

エンドロールを見て、そうか、い
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悪のクロニクル(2015年製作の映画)

3.7

パク・ソジュンが効いている

負のエネルギーだけで生きて行くのは、そう容易ではないはず
普通を装って暮らしていれば、良い人との出会いは必ずあるだろうから
それでも折れることなく成し遂げたからこそ、最後
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あの頃、君を追いかけた(2011年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

二人で会話するとき、歩くとき、集団でいるとき、前後の席のとき…
あの頃のあんな状況のふたりの距離感が絶妙に表現されていて、とても懐かしい気持ちになった
イケメン過ぎない主人公とマドンナの可愛さも丁度い
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ある天文学者の恋文(2016年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

極端に感想が分かれそうな作品

道徳的な問題はさて置き、エドはエイミーに愛されていることを微塵も疑っていなかった
そうでなければこんなこと出来るはずがない
全身全霊で愛し愛されたと言い切れる幸福
それ
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21ブリッジ(2019年製作の映画)

3.2

チャドウィック・ボーズマンの顔が映るたび、しんみりする
そんな風に鑑賞されることは彼の本意ではないはずと思うと申し訳ない気持ちだが、仕方がない

肝心の作品自体にはあまり魅力が感じられず残念
クライム
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ムクドリ(2021年製作の映画)

3.4

喜びは倍に悲しみは半分に…と言うけれど、そううまくはいかないのだ

悲嘆の底なし沼にはまりそうなとき、同じ状況の人が隣にいることに気付かないのはなぜか
そんなこと、その状況になってみないとわからない
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暗数殺人(2018年製作の映画)

3.4

韓国のシステムを知らないため、テオとの金銭授受などがさほど問題視されないことに驚いたが、事実をもとにというのだからそういうものなのだろう

みんながみんなキム刑事のようなら業務はひたすら滞り続けるに違
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ジェームズ・ボンドとして(2021年製作の映画)

3.9

字幕を追わなければいけないのに映像が邪魔をする
あったなぁこんなシーン!とか、この表情が好きだった!とか、脳味噌フル回転で色んなことを思わずにはいられないから

それにしてもボンド以前と以後とでこんな
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15年後のラブソング(2018年製作の映画)

3.4

あまり白黒はっきりせず、ぼやっともやっとした展開
だからこそ現実味があるのかもしれない
大人になるほど面倒は増えていくのだろうから

前半の地味さはイーサンの登場と共に吹っ飛んだ
オッサンになってもお
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EMMA エマ(2020年製作の映画)

3.8

美しい美術と衣装を堪能
綺麗な色が画面に溢れていて、とても幸せな気分になる

誰かを傷つけてしまったと気付いたら、手土産持参で自ら謝罪に出向く
観賞後の気持ち良さは、お嬢様のそんな素直で正しい行いにあ
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THE GUILTY/ギルティ(2021年製作の映画)

3.4

先にオリジナルを観ていたため驚きはなかったが、それでもジェイク・ギレンホールの一人芝居には見入ってしまった

冷たいものが背中を伝うようなデンマーク版と、カッと炎が燃え上がるようなハリウッド版
それぞ
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ネクスト・ドリーム/ふたりで叶える夢(2020年製作の映画)

3.2

ダコタ・ジョンソンと音楽に魅了された114分
しかし終わってみれば何だこれ?感

あの国で音楽プロデューサーとして一本立ちするなど、よほどのコネ持ちか奇跡的な何かでもない限り無理だろ…と思っていたらど
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チャーリーズ・エンジェル(2019年製作の映画)

3.6

あれこれ深く考えず、美しく騙し逞しく闘うエンジェルたちを楽しむ作品

しかし、いかんせんキャスティングが地味
みなそれぞれに魅力的ではあるのだが、ワクワク感に欠けるというか、どこか物足りなさを感じてし
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ラスト・ディール 美術商と名前を失くした肖像(2018年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

名画か否かでハラハラさせつつ家族愛も描く…という趣向のようだが、どうも中途半端な印象
娘や孫との関係よりも、結局のところ芸術=金づるだという部分がゲスで面白い
特に最後のオークション主催者の様子は『モ
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悪人伝(2018年製作の映画)

3.7

腕っ節の強さと強面に滲み出る優しさ、そして妙に可愛い微笑み
ドンソク兄貴の魅力がすべて詰まった作品

無差別殺人鬼の背景がつまらんとか、だんだん犯行がテキトーになってくるとか気になる部分がないわけでは
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物ブツ交換(2018年製作の映画)

3.0

どんな気持ちで観ればよかったのだろう
最後まで後ろめたさのようなものを拭えなかった

搾取と捉えるべきか、ただの経済活動の一端と処理すべきか
世界は白か黒かではないのだからどちらの側面もあるに違いない
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ドラッグ・ウォー 毒戦(2012年製作の映画)

3.9

その名を見つけるだけで何故か心躍るジョニー・トー
本作にも懐かしの香港ノワール臭を感じて嬉しくなる

非情で過剰な銃撃戦にとにかく痺れる
余計な感情は一切排除して、ただそれだけを凝視するあの興奮

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ホワイトハウス・ダウン(2013年製作の映画)

3.3

ツッコミどころが色々あってニヤニヤが止まらん

配役から想像した通りの展開も、逆に考えれば少々気を抜いても楽しめる安心印の作品ってことで

とにかくぶっ壊したいんだな 笑

ジョン・F・ドノヴァンの死と生(2018年製作の映画)

3.7

「何もかも間違ってしまった」
この言葉の意味が深すぎて、崩れそうになる

顔、顔、顔…
ジョンとその母、そしてルパート、みんな喋らずとも顔が表現していた
特にジョンの繊細な表情には何度も心を掴まれたし
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ホワイト・ヘルメット -シリアの民間防衛隊-(2016年製作の映画)

4.0

あのような状況下であるにもかかわらず、希望を持っていると誰かが言っていた
どんな子も我が子のように思うとも
そしてそれは理屈ではないそうだ
もう、言葉が出ない

叫んでいるような泣いているような祈って
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ピリオド -羽ばたく女性たち-(2018年製作の映画)

3.5

男も女も双方の仕組みを把握しておくのは当然…そんな世界はまだまだ遠い

『パッドマン』で見た通りだった
やっぱり教育って大事だな
正しい情報正しい知識、それがあるだけでも捉え方はずいぶん変わるはず
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ワイルド・ローズ(2018年製作の映画)

3.7

3人の女性の人生
そこにあるほろ苦さ

今を生きる人、明日を考える人、1年後を見つめる人
それぞれに悩みや葛藤があり、どの時点で自分を知りどこに幸せを求めるかは永遠の宿題のようについてまわる

懺悔も
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アメイジング・スパイダーマン2(2014年製作の映画)

3.5

ベンおじさんからピーターへ…
グウェンの父親がピーターに…
スパイダーマンがマックスに…
言葉は御守りにも呪いにもなる厄介な存在だと感じる
大切なものには違いないが、縛られすぎても依存しすぎても人を狂
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ホーリー・モーターズ(2012年製作の映画)

3.5

映画史も監督の個人的事情も知らん

変身を重ねるごとに主人公は疲弊していくが、観ている側も何度もリセットを余儀なくされ、同じように疲れていく
生きるとは消耗することなのだろうか

たくさんの人生を演じ
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アメイジング・スパイダーマン(2012年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

トビー版よりもちょっと軽いかなという印象を受けるも、アクションシーンは迫力があって面白かった

人として大事なことを説いていたベンおじさんには胸アツだったが、リザードのビジュアルがいまいちなのとグウェ
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マリといた夏(2002年製作の映画)

2.5

風景などはとても美しいが、人物にあまり好感が持てない
物語もぼんやりしていて少々退屈だった

ギルダ(1946年製作の映画)

3.3

ジョニーは何をどうしたいのかわからん
警察もようわからん

というわけで、本作の見どころはリタ・ヘイワースのみ
ヘアスタイルやドレス姿も美しかった

狼の死刑宣告(2007年製作の映画)

3.6

復讐に燃える男をケヴィン・ベーコンが熱演している
彼の変化を見るだけでも価値がありそう

悪党どももこれでもか!と言うほどのビジュアルでとことん憎らしいから、躊躇なく全力でニックを応援してしまえるよう
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魂のゆくえ(2017年製作の映画)

3.5

神という言葉は万能で、つまりは無力であるということか
宗教と環境破壊
論点が重なるはずもなく、矛盾が浮き彫りになるばかり

そこそこ考えて適度にやり過ごすとか、知らないふりして素通りするとか、楽な方気
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RED/レッド(2010年製作の映画)

3.5

デキるおっさんとおばはんの話
ラストが地味でもの足りない
もっと暴れてくれても良かった

ブルース・ウィリスに「年金」という言葉は似合わないな

誰よりも狙われた男(2014年製作の映画)

3.6

欧米人が世界を仕切ってる感がイヤラシイ
使い終わったらポイ捨てですよ

予想通りの結末だがそこは問題ではなく…どんなに頑張ってもフィリップ・シーモア・ホフマンにばかり集中してしまうことが問題だった
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.3

何も知らない部外者が自分の価値観でああだこうだと騒ぎ始め、無礼をはたらき、その結果コミューンのルールに基づいて罰を受ける話…
そんな風に誤解しそうになる
あまりにも平和であまりにも穏やかな村人たちだか
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ワイルドライフ(2018年製作の映画)

3.6

「山火事は悪いことばかりじゃない」という言葉の通り、一度炎上した家族にも、のちに生まれる何かがあるということだろうか

少年から大人へと変わっていく最初の季節を台無しにされたジョー
大人になるための正
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スキャンダル(2019年製作の映画)

3.4

派手な世界の裏側は旧態依然とした世界
そこに君臨するのはいつだって男、というよく聞く話

被害者の女性たちはそれぞれ立場も考えも違うが、キャリア的に成功している二人よりも野心家ケイラの涙が一番胸にくる
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