kaitoさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

もう終わりにしよう。(2020年製作の映画)

3.8

『もう終わりにしよう。』

I can’t stop thinking of this movie.
ネタバレあり

映画『もう終わりにしよう』は、チャーリー・カウフマンが監督・脚本を務めたネットフリ
>>続きを読む

オフィシャル・シークレット(2018年製作の映画)

3.9

『オフィシャル・シークレット』

短文感想・ネタバレなし

ギャヴィン・フッド監督作品『オフィシャル・シークレット』は、

2003年のイラク戦争前に、イギリス政府通信本部で働くキーラ・ナイトレイ演じ
>>続きを読む

TENET テネット(2020年製作の映画)

3.9

『テネット』

クリストファー・ノーラン監督の11作目の長編作品。ノーラン監督は好きな映画監督の中の一人であり、本作『テネット』も今年最も楽しみにしていた映画のうちの一つであった。比較対象として『プレ
>>続きを読む

82年生まれ、キム・ジヨン(2019年製作の映画)

3.4

『82年生まれ、キムジヨン』

レイトショーで観に行ったら鑑賞者は5人ほどだった。コロナウイルスを考慮すると密ではないのでいいことではあるが、もう少し人が入っていても良いのではないかとも思う。

『ト
>>続きを読む

娘は戦場で生まれた(2019年製作の映画)

3.8

『娘は戦場で生まれた』

シリア内戦下における暮らしの実情を映したドキュメンタリー映画。目を背けてはいけない事実で溢れている。

内戦下で撮られた作品のため、非常に残酷なシーンが多い。目の当たりにする
>>続きを読む

フェアウェル(2019年製作の映画)

4.5

『フェアウェル』

もし身近な人に死期が迫っているとするなら・・・
真実を伝えるか?嘘を貫くのか?

人間の生死というシリアスなテーマが扱われている。と言っても、映画に漂う雰囲気はテーマから想像できな
>>続きを読む

LEGO(R) ムービー(2014年製作の映画)

4.2

『レゴ・ムービー』

レゴの世界が舞台のアニメーション映画。それだけなんだけど、そんな単純な映画じゃないところがこの映画の最大の見所。

アニメーションの観点で言えば、非常に新鮮で面白かった。ブロック
>>続きを読む

マティアス&マキシム(2019年製作の映画)

3.7

『マティアス&マキシム』

グザヴィエ・ドラン監督の新作映画ら、同性愛を扱った恋愛映画。同性愛だとか異性愛だとかを分類するのはすごくくだらないので、これを機に最後にする。

想像していたよりずっと良か
>>続きを読む

7500(2019年製作の映画)

3.0

『7500』

ジョセフ・ゴードン・レヴィットが主演を務めるスリラー映画。彼が出ていたネットフリックスオリジナル作品『プロジェクトパワー』は結構嫌いな作品だったので期待したいところ。

結論から言うと
>>続きを読む

ナイチンゲール(2019年製作の映画)

4.7

『ナイチンゲール』

『ババドック』という傑作ホラー映画を手がけた鬼才ジェニファー・ケント監督の新作映画。ジャンル分けをするなら、スリラー映画だろうか。彼女の名前を見ただけでこの映画に対する期待値は非
>>続きを読む

#生きている(2020年製作の映画)

3.3

『#生きている』

Netflixで配信されたパンデミック映画。韓国映画でパンデミックものといえば即座に『Train to BUSAN』の名前が出てしまうのは仕方ないか。

結論から述べると、楽しめた
>>続きを読む

ミッドウェイ(2019年製作の映画)

1.2

率直にいうと大嫌いな監督であるローランド・エメリッヒ監督の新作にあたる映画。彼の映画だと小学生の頃に『2012』というディザスター映画を観たことがあったが、当時小学生の僕でも全く面白いと感じなかった。>>続きを読む

mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

3.8

『ミッドナインティーズ』

ジョナ・ヒルが監督・脚本を務めた90年代を舞台にした映画。数々の名作を生み出しているA24からの映画ということもあり、非常に楽しみな映画だった。

撮影がすごく美しかったの
>>続きを読む

トム・アット・ザ・ファーム(2013年製作の映画)

4.2

『トム・アット・ザ・ファーム』
5 月くらいに観た映画でマーク漏れ。

感想は時間があるときに思い出しながら書きます。多分書きたいことが結構あったはず。

2分の1の魔法(2020年製作の映画)

3.0

『2分の1の魔法』
⚠️途中からネタバレあり⚠️

ピクサー・アニメーション・スタジオが手がける長編アニメーション22作品目。『ミッドサマー』以来、半年ぶりに映画館に足を運んだ。IMAXレーザーを久し
>>続きを読む

工作 黒金星と呼ばれた男(2018年製作の映画)

3.7

『工作』

去年観たものだと思ってたら、なんと今年に観たものだった。
時間感覚狂うわー。

あまり記憶がないが、「北朝鮮の核実験の実態を探るために、事業家に扮して潜入する」みたいな話だった気がする。で
>>続きを読む

ハーフ・オブ・イット: 面白いのはこれから(2020年製作の映画)

3.7

『ハーフ・オブ・イット』

Netflixオリジナル配信の映画。今年は映画館に行くことが少ないだろうから配信系の映画で本数を伸ばすことが多そう。それでもいい映画に出会えてるからいい。

出てくるキャラ
>>続きを読む

プライス -戦慄の報酬-(2019年製作の映画)

3.1

邦題は置いておいて…

Cone to Daddy

イライジャ・ウッド主演のスリラー映画のジャンルだろうか。ある日、父から手紙が来て30年ぶりにその父と会うが簡単なあらすじ。正直語ることがあまり
>>続きを読む

プロジェクト・パワー(2020年製作の映画)

1.7

うーん…

『プロジェクト・パワー』
ジェイミー・フォックス、ジョセフ・ゴードン・レヴィットなどが出演する5分薬映画。これは劇場公開されず、Netflix配信となった映画である。あんま期待値をあげない
>>続きを読む

黒い司法 0%からの奇跡(2019年製作の映画)

4.1

Just Mercy
邦題は言いません。
ネタバレ少しだけ触れる

デスティン・ダニエル・クレットンが監督した本作。彼が監督した映画『ショート・ターム』は結構好き作品だった。Just Mercyを映
>>続きを読む

スウィング・キッズ(2018年製作の映画)

3.2

引っかかる部分があったため、1日空けて2回観てみました。

『スウィング・キッズ』

カン・ヒョンチョルが監督・脚本を務めた映画。韓国映画『サニー 永遠の仲間たち』は未見なので、今回が初のカン・ヒョン
>>続きを読む

スキャンダル(2019年製作の映画)

3.0

『スキャンダル』

2020年公開作品にかなり遅れをとってしまっているので、本日ツタヤでレンタルしてきたのは『スキャンダル』。

率直に言ってしまえば、可もなく不可もない映画だった。メイクアップ賞を取
>>続きを読む

ザ・ファイブ・ブラッズ(2020年製作の映画)

4.1

戦争は続く

Da 5 bloods

スパイク・リー監督作品『ザ・ファイブ・ブラッズ』はネットフリックス配信になった映画。だいたいのあらすじは、「ベトナム戦争から月日が経ち、戦死したノーマンの遺骨と
>>続きを読む

ムーラン(1998年製作の映画)

3.6

「逆境に耐えて咲く花こそ珍しく美しい」

『ムーラン』
今年公開される予定だった実写版『ムーラン』のアニメーション作品。ディズニー好きを謳っておきながら、この作品は未鑑賞だった。結論から言えば結構好き
>>続きを読む

インセプション(2010年製作の映画)

4.0

『インセプション』

クリストファー・ノーランが監督・脚本を務めた映画。結論から述べてしまえば、非常に興味深い映画で楽しむことができた。

恐らく視覚的な演出面で言えば、ノーランの映画で最も面白かった
>>続きを読む

ブルージャスミン(2013年製作の映画)

4.5

雀百まで踊り忘れず

『ブルージャスミン』(ネタバレあり)

幼い頃からセレブだったわけではないが、ジャスミン自身に染み付いてしまった"セレブ"という心持ちはきっと彼女から消えることはないのだろう。セ
>>続きを読む

ビッグ・リボウスキ(1998年製作の映画)

4.1

映画で味わう合法ドラッグ

『ビッグ・リボウスキ 』

久々のコーエン兄弟作品。『ノーカントリー』はオールタイムベストに入る作品だし、『インサイドルーウィンデイヴィス』も独特で味のある深い作品だった
>>続きを読む

7番房の奇跡(2013年製作の映画)

3.3

『7番房の奇跡』

知的障害を抱える親とその娘という時点で『アイ・アム・サム』と話が似ているなと思った。『アイ・アム・サム』は途中で観るのをやめてしまったから、確定的な評価は下せないが、途中まで観た限
>>続きを読む

ナンシー(2018年製作の映画)

3.2

『ナンシー』

パッケージがなかなか気になっていた作品であったため、Amazonにてレンタルをし鑑賞。
「嘘」をつくことで周りと繋がりを築こうとする女性 ナンシーのお話。独特な映画であったように感
>>続きを読む

ブリッジ・オブ・スパイ(2015年製作の映画)

4.1

『ブリッジ・オブ・スパイ』

 スティーブン・スピルバーグ監督で、コーエン兄弟が脚本を務めた本作。政治もの、歴史を扱う映画をあまり観ることのない僕ではありますが、この映画はすごくのめり込むことができた
>>続きを読む

アーティスト(2011年製作の映画)

3.8

『アーティスト』

あえてこの時代にサイレント映画を
この時代にこういった映画を観ていることに不思議な感覚を覚える。映画の内容もかなり好きだった。サイレント映画からトーキーへと移り変わる背景に1人の男
>>続きを読む

素晴らしき哉、人生!(1946年製作の映画)

3.9

『素晴らしき哉、人生』


 生まれる約50年前、1954年に名作が生まれていることに驚かされる。人生の教科書的な一本で、またいつか観たくなる映画だった。「一人の人間の人生は、大勢の人生に影響を与えて
>>続きを読む

9人の翻訳家 囚われたベストセラー(2019年製作の映画)

3.5

『9人の翻訳家 囚われたベストセラー』

テンポ感はよくて観ていて飽きることはなかったが、かと言ってのめり込めたかと言われれば否。脚本は無難に面白かった。好きになれたキャラクターは少なかったかも。アレ
>>続きを読む

マイ・プライベート・アイダホ(1991年製作の映画)

3.7

『マイ・プライベート・アイダホ』

雑誌の表紙が喋りだすなど視覚的に面白いシーンもあり、哀愁漂う世界観に似合ったカット。個人的にはストーリーには入り込めなかったが、好きな部分は多かった。

告白(2010年製作の映画)

4.2

あ、プロフィール画変えました!
ティモシー➝青シャツ➝現在に至る わけであります。

『告白』
邦画をあまり観ることがない僕なんだけど、この『告白』は過去に湊かなえ原作の小説を読んだことがあって、非
>>続きを読む

ソーシャル・ネットワーク(2010年製作の映画)

4.1

記録

フィンチャーはサスペンスものに強いと思ったら、人が狂気的になっていく様子を捉えるのが上手いことに気づいた。セリフを早口にしたりすることでさえも緊迫感を生み出しているのか。