shikihanさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

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ミリオンダラー・ベイビー(2004年製作の映画)

4.0

自分もボクシングをやってるので、前半のガーッと盛り上がる部分と、後半の落ちる部分、両方キツかった。でも、淡々としたカメラワーク、少なめな台詞、丁寧なカット割りが、いいエンディングじゃないのに、いい映画>>続きを読む

オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分(2013年製作の映画)

3.1

生き埋めにされたトラック運転手の映画を思い出した。独り舞台。電話との会話で状況が次々と明らかになる。ひとつの責任を果たすために、もうひとつの責任を果たせなくなる、この選択はあってるのか?とモヤモヤしま>>続きを読む

ものすごくうるさくて、ありえないほど近い(2011年製作の映画)

3.5

子供は自分で考えてる以上に子供で、親は想像以上に子供を見てる。お母さんもお父さんもお爺ちゃんもお婆ちゃんも、みんながそれぞれの立場から見守ってる。接する人がほとんどいい人で、最後、そう来るか!という、>>続きを読む

私の男(2013年製作の映画)

3.0

二階堂ふみがただただ凄い。子供っぽさと、最後の大人の女と、そこまでの過程とがちょっとした目つきで表現できてる。落とし所がイマイチというか、まとめ方がもう一息な感じなのと、で、あの死体どうひたの?も気に>>続きを読む

6才のボクが、大人になるまで。(2014年製作の映画)

3.9

実際に俳優たちを毎年毎年撮影。年齢の重ね方がリアル。ドキュメントのようなロードムービーのような映画。見終わったあと、メイソンのさらにこの先が観たい!と強く思う。メイソンの成長を見守る親戚のおばちゃんの>>続きを読む

蜩ノ記(2013年製作の映画)

2.5

うーん。黒澤監督の所作のようなものを随所に感じるんだけど、いかんせん、映像が弱い。自然の光や風や季節、動きなどの映像が弱くて残念。このきれいな景色を想う人も見ていると思うだけで支えになるって台詞のその>>続きを読む

光のほうへ(2010年製作の映画)

4.1

このポスターに惹かれて観ると、地の底まで落ち込みます。でも、そうなの、このポスターが最後の最後のその先の風景であって欲しいと、心の底から願うのです。
重たいし、なにやってんだ!と、イラつくし、もどかし
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告白(2010年製作の映画)

3.6

松たか子も橋本愛もすごかったけど、ほぼ台詞のない芦田愛菜がゾッとするほど凄かった。
ある意味、原作より面白かった。
スローモーションがリアルさを増すなど、映像の演出や、色味が面白かったです。

夢売るふたり(2012年製作の映画)

3.6

そこまでやるか、松たか子。そこまでやっても汚らしくならないのが、凄いな松たか子。
夢を叶えるためなのか、夢を削ってるのかわからなくなってくる。
いくとこまでいって、真っ当なやり方で夢をきっと叶えるんだ
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悲しみが乾くまで(2008年製作の映画)

3.6

こんなことで死んじゃうなんて…から始まる。こんなことを、妻は友人はお互いをテコにして乗り越える、でも、安易な男女関係には堕ちない、ってとこが、いい映画だったなって気持ちにしてくれる。
最後は全面解決で
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アフター・ウェディング(2006年製作の映画)

3.6

目のアップや妙なカット割りの速さなどが、人が頭の中で考えや思考が飛んだり凝視したりしていることの映像化のように感じる。最初はイラッとする展開が、畳み掛けるように感動や感謝や愛に置き換わっていく。誰かを>>続きを読む

木洩れ日の家で(2007年製作の映画)

3.5

フィラの名演技!最後のフィラの表情が頭に残ります。
あと、全ての契約を終えてスッキリした顔でブランコを漕いでる老女も。
しかし、実年齢も91歳で、低いとはいえヒールを履いて背筋もシャキッと歩いてる姿は
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マリーゴールド・ホテルで会いましょう(2011年製作の映画)

4.0

軽い気持ちで観ることもできるけど、全編にある前向きな姿勢がじわじわと心に満ちます。いい映画です。
最初は自国をどこにでも持ち込んでそのままを突き進む欧米人の傲慢な話になっていっちゃうのかと思ったけど、
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ドラゴン・タトゥーの女(2011年製作の映画)

3.0

うーん。かっこいい。かっこいいけど、スウェーデン版の方がさらにかっこいい!武骨な格好良さは断然スウェーデン版です。

誰よりも狙われた男(2014年製作の映画)

4.1

最初、人物が複雑でわかりにくいかと思ったら、意外と整理されてきてわかりやすい相関図になります。国の思惑、各国の諜報部の思惑、手柄が絡む中、イッサの静かで純粋で多くを望まない姿勢だけが孤立していく。諜報>>続きを読む

しあわせな孤独(2002年製作の映画)

3.0

人は誰かと一緒にいると、相手も自分も傷つける。でも、誰かにそばにいて欲しい。幸せは誰かといることなのか、孤独でいることなのか。苛立ち、悲しみ、やり切れなさをぶつけることで繋がるのは、一時的なこと。
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LIFE!(2013年製作の映画)

4.8

あんまり期待しないで観たら、かなり良かった。軽くサラッと観られるんだけど、観終わった時に、しみじみと「いい映画だったなぁ」と感じました。ま、みんな終わりは無職だけどね(笑)
まぁ、あり得ねぇ〜ってこと
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レ・ミゼラブル(2012年製作の映画)

-

何度も寝落ちしそうになる。小分けにして何とか最後まで観た。これ、映画館で観たら「金返せ!」と暴れていたかも。ミュージカルでもなんでもないよ。たんにアップで歌ってるだけ。しかも、単調。どの歌もどのシーン>>続きを読む

チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)

4.1

これが実話をもとにされていることが哀しいが、きっと現実にはもっとたくさんのことがあり、マルコのようにこうやって映画になって何らかのものを誰かの心に残していけるだけでも、マルコの好きなハッピーエンドのひ>>続きを読む

インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌(2013年製作の映画)

3.0

とほほで自分勝手で独りじゃ生きていけない男の短い期間のロードムービーっぽい映画。キャリー・マリガンの歌声が印象に残ります。こうやって誰かのせいにしている限り浮かび上がることはできないんだろうなぁ、でも>>続きを読む

わたしを離さないで(2010年製作の映画)

3.2

カズオ・イシグロの原作を先に読んでいたので、どうかなぁ? と思ってたのですが、コンパクトにでも、原作の世界観を映画なりに描いていて良かったです。切なく、ただただ切なくなる映画です。いろんな意味や教訓>>続きを読む

17歳の肖像(2009年製作の映画)

3.5

いやもう、あり得ないほどキャリー・マリガンが可愛い。拗ねたり、笑ったり、はにかんだり、強がったりと、コロコロと変わる表情のどれもに惹きつけられる。この年頃って、こういう騙されちゃうことあるよなぁって、>>続きを読む

ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い(2009年製作の映画)

4.5

テレビドラマの「エイリアス」で、ブラッドリー・クーパーのファンになったので観た。格好良さまでもが笑いになる。壮大なバカバカしさでスカッとします。2、3とあるけど、これが一番おもしろいです。

ドライヴ(2011年製作の映画)

3.6

こうくるか! という展開。最初はこのままずっと台詞ないのかと思うくらい寡黙な映画。スピードあるし、音楽はガンガン押してくるし、台詞ないし、どうなるんだ?な映画ですが、印象に深く残ります。何がどう?で>>続きを読む

ある愛の風景(2004年製作の映画)

4.0

デンマークの映画やドラマ好きなので。ハリウッドのリメイク版「マイブラザー」も観たけれど、ハリウッド版は饒舌過ぎる。捕虜での拷問や心情など、映像でも台詞でも多くを語りすぎ。その点、さすが映像にも編集にも>>続きを読む

未来を生きる君たちへ(2010年製作の映画)

4.0

デンマークの映画やドラマ好きなので。重たい。子供は難しい。人生は楽じゃない。でも、未来がある。未来を感じさせる。容易くはないけど、険しいかもしれないけど、未来が光ってる。重たい中にそう感じさせる何を提>>続きを読む

愛さえあれば(2012年製作の映画)

3.0

デンマークの映画やドラマが好きなので。まぁ、でも軽めなイタリアン映画っぽく仕上がってます。なだけな映画なんだけど、なんかいいんです。観終わると楽しい気持ちで満たされるんです。明るい気持ちになれます。で>>続きを読む

麻薬密売人 プッシャー(1997年製作の映画)

3.0

デンマーク映画やドラマ好きなので。今や名優となったマッツ・ミケルセンのデビュー作品。主役は、「ブリッジ」のマーティンじゃないですか!二人ともおっさんっぽい若者ですが、実際には若者だったらしい。年取って>>続きを読む

偽りなき者(2012年製作の映画)

4.1

デンマーク映画やドラマが好きなので。デンマーク映画やドラマは本当に映像が好き。光と色がいい。舞台になってる町の自然の風景が印象に残る。ストーリーはやり切れなさでたまらないが。しかも、最後なぜそうなった>>続きを読む

結婚の条件(1988年製作の映画)

2.6

たんにケビン・ベーコン好きで観た。若いケビン・ベーコンがキュート! タイトルからだと結婚するまでのドタバタなのかと思ったら、結婚して本当の家族になるまでの話。軽い笑いと安心して観られるストーリー。ケビ>>続きを読む

インターステラー(2014年製作の映画)

4.0

絶対に映画館で観ろと勧められて久しぶりに映画館へ。観て良かった。予告編だけだと、いわゆるアメリカ映画にありがちな、超自然のパニックで、家族が大事〜!パパは娘を守るぜ〜!なやつなのかと思ってたら、話がデ>>続きを読む

her/世界でひとつの彼女(2013年製作の映画)

4.0

切なく哀しく、でも暖かい、いい映画。きっと次の一歩を踏み出せたと思える。未来を描くとあり得ない世界が設定されてるのに、ほんのちょい違うけど未来って世界観も良い。男性のズボンの股上の深さが野暮ったいはず>>続きを読む

バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)(2014年製作の映画)

4.0

入り込むまでに少し時間がかかる。カメラワークに酔いそうになるが、慣れたら大丈夫。カメラワークとドラムのBGMが印象に残る。「オールザットジャズ」みたいな映画なのかと思ってたら、違った。最後に胸がほわり>>続きを読む

セッション(2014年製作の映画)

-

とても後味の悪い映画。音楽に対する愛情が感じられない。誰も幸せになれない。音を楽しむと書いて音楽なのに、楽しむ楽しんでる心は全く伝わってこない。血が出るような叩き方は間違ってるし。何故、そうなのか? >>続きを読む

東ベルリンから来た女(2012年製作の映画)

4.0

淡々としたストーリー。台詞も多くなく、多くを語らず、謎が多い。映像がきれい。少しかすれたような色が東西分裂時の東側の空気を伝えてる。ロモで撮ったような色。風と光の描き方、捉え方が印象的。先がない展開の>>続きを読む

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