harkさんの映画レビュー・感想・評価

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王国(あるいはその家について)(2018年製作の映画)

3.8

最初にフィクションとしてのストーリーがすべて明かされた上で、役者たちの本読みやリハーサルの様子がドキュメンタリーのように何度も繰り返される。役が出来上がっていく過程をこんな風に見たことなかった。
同じ
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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

5.0

こんなに居心地の良い映画ってあるんだ……と驚くくらい、心地良さを感じた。しかも16mmフィルムで撮影されたシネコンでは掛からなさそうな映画でもあり、それを大きなスクリーンで観られたのが素晴らしい映画体>>続きを読む

ストップ・メイキング・センス 4Kレストア(1984年製作の映画)

5.0

40年前とは思えないレストア映像の美しさに驚く。今のライブと言われてもわからないくらい。ライブはもちろん最高なんだけど、映画として計算された編集も改めて素晴らしい。
発声可能スタンディング上映も楽しか
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傷物語-こよみヴァンプ-(2024年製作の映画)

3.8

めちゃくちゃ久しぶりにシャフトもの&物語シリーズを見たので「この過剰感久々!」と懐かしくもあり、でもちゃんと新しいかっこよさもあり。特にラストのバトルシーン楽しすぎ(?)た。

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

4.2

なんて良い実写化なんだ……すごいぞ。原作の面白さと、すごいギリギリのラインを外さずに、でもしっかりと描いていて参った。山下敦弘監督、野木亜紀子脚本、お見事!

ファースト・カウ(2019年製作の映画)

4.0

西部開拓時代に出会った男二人がドーナツビジネスを始めて……とシンプルな話なんだけど、細部まで慈悲深さに溢れた映画だった。良い。

窓ぎわのトットちゃん(2023年製作の映画)

3.9

クライマックスまでは予告の通りトモエ学園の話なのでまあ大方予想通りだが、クライマックスからの戦争描写はたしかにあまり見たこと無い。そしてこうぬるっと戦争って始まっていくんだなっていうのが一番怖かった。>>続きを読む

(2023年製作の映画)

4.0

おもしろかった!お金かかってそうですごい。加瀬亮、西島秀俊ファンとしては大満足。北野作品の加瀬亮、毎回最高では?役者陣みんないい。羽柴軍の3人のシーンは毎回コントだったけど。

ツィゴイネルワイゼン 4K デジタル完全修復版(1980年製作の映画)

3.7

やっと見られた。
夢と現の間。こんにゃく。眼球。桃。
原田芳雄の色気がすごいと聞いてたけど、個人的には大楠道代と藤田敏八がよかった。

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.2

かなり怖めのゴジラでVFXもよかった。けど、演技と脚本方面が自分には合わなさすぎた……。あの中で正気(?)を保ってた神木隆之介の演技はすごい。神木くんじゃなきゃ見てられなかったと思う。

白鍵と黒鍵の間に(2023年製作の映画)

4.0

おもしろ!!冨永昌敬監督作品にある、あの面白さ。1988年のある一夜を舞台にした、二人(?)のピアニストの話。これに原作があるというのも驚きだけど、どんな原作をこの脚本にアレンジにしたのか気になる。>>続きを読む

バーナデット ママは行方不明(2019年製作の映画)

4.0

最初会話劇メインでちょっと退屈かと思ったけど、後半の加速していくストーリーとケイト様が爆発していく感じにまんまとやられた(泣いた)。リンクレイターの映画、個人的にはマジで外れがない。シンディー・ローパ>>続きを読む

マイ・エレメント(2023年製作の映画)

3.8

移民の話だったし終盤まさに『パラサイト』だったし。ピクサー見るの久しぶりだったけど、シンプルながら唸らされるさすがのクオリティ。

エリザベート 1878(2022年製作の映画)

3.9

40歳になったオーストリア皇后エリザベートが旅をしながら辿り着く先を描く。この時代では平民女性は40歳が寿命、日々「永遠に美しい」と公務で歌われる身。全体に重々しいけど、ラスト思わぬ所へ着地した。フラ>>続きを読む

バービー(2023年製作の映画)

4.4

基本コメディで想像以上のメタさに笑ったし、途中こういう映画を見られることへの感動が押し寄せてきてボロボロ泣いてしまった……。ビリー・アイリッシュ遣いがズルすぎる。
アジア系バービーがいてほしかったとか
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ゲキ×シネ「薔薇とサムライ2 海賊女王の帰還」(2023年製作の映画)

4.0

天海祐希七変化にきゃーってなったし、早乙女友貴の殺陣に惚れ惚れしたし、石田ニコルがとてもよかった。ストーリーも優しい。シャルル出してくれてありがとう!

ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

3.9

おもしろすぎて途中笑いそうになるおもしろさ。最終的にめっちゃエンタメバディものになっていくの好き。続編かドラマ化して欲しい。

タワーリング・インフェルノ(1974年製作の映画)

4.0

午前十時の映画祭にて。
すごかった。2時間45分はちょっと長すぎるけど、それでも最後まで夢中になって観た。結構容赦なく人が死んで、火事の恐ろしさがしっかり描かれてる。スティーブ・マックイーンの隊長かっ
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.0

セルフオマージュ的な演出、描写が多かった。それにしてもテーマだとされる部分が全然好きではない。けど、宮崎駿ってこういう人なんだろうなという納得感はあった。これが最後なのか……という寂しさはある。

マルセル 靴をはいた小さな貝(2021年製作の映画)

4.1

映像作家がAirbnbで滞在した家で靴を履いた貝のマルセルと出会う。ストップモーションの可愛さと生活を語る貝にグッときた。吉村弘の曲が何曲か使われてて、音楽も良い。

スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

4.3

初っ端から前作と違ったテイスト出てきてすごい!と感心したのも束の間、マルチバースものなので怒涛の画の圧に圧倒される。
ストーリーは今回が前半なのでなんとも言えないけど、皆幸せになってくれ……。

はざまに生きる、春(2022年製作の映画)

4.0

これは見てよかった。発達障害の画家に恋をした編集者の話。そもそも他人の感情なんて理解/コントロールできない、それでも恋心を抱いてしまうのが片想いだけど、その解像度が更に高まっている設定。
恋愛における
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海を待ちながら(2012年製作の映画)

3.8

カザフスタンの監督、今回のユーロスペースの特集で初めて知った。
アラル海の消滅をモチーフに、かつて海だった干上がった砂漠の上を船で横断する。ラストが悲しくも美しい。
上映後のトークも勉強になった。

aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

4.1

20年前のホームビデオ映像から呼び起こされる、子ども時代に過ごした父との思い出。当時の父親が何を考えていたのかを探りたくなるけど、そこを考えるよりも映っている映像を素直に受け取った方がいいのかなと思っ>>続きを読む

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