haruさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

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ジャッジ 裁かれる判事(2014年製作の映画)

4.1

だいぶ長い時間、絶縁状態の親子。

父はその道40年以上のお堅い判事。
息子は金のためなら何でもやるぜのちょい悪弁護士。

そんな父に第一級殺人の容疑がかかる。

ただでさえ複雑な関係の親子は、弁護士
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タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら(2010年製作の映画)

3.8

まるでアンジャッシュのコントを見ているかのような、行き違いに次ぐ行き違い。

魚も殺せないのに、大量殺戮者だと誤解され、その誤解のせいで謎に次々人が死んでしまい、誤解に拍車がかかる。

ここまでいくと
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家族はつらいよ2(2017年製作の映画)

3.6

シリアスな場面に共存するコメディ感。

全員真顔のコメディシーン。

この作品の中によく出てくるこのミスマッチのような感覚がたまらなく好きで、やみつきになります。


今回のテーマは『高齢者ドライバー
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ドント・ブリーズ(2016年製作の映画)

3.6

崩壊した家庭環境から妹を連れ出したいがために、友人二人と泥棒を繰り返すロッキー。

ある日狙いを定めたのは、イラク戦争で失明した、盲目の退役軍人の家でした。
目が見えない上に、娘を事故で失った際の示談
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トップガン(1986年製作の映画)

4.4

以前、テレビで島田紳助が『昔好きだった音楽を今好む理由は、その音楽をリアルタイムで聴いていた時代のことを思い出せるから』みたいなことを言っていたのですが、映画も一緒だなぁと感じさせてくれる映画のひとつ>>続きを読む

家族はつらいよ(2016年製作の映画)

3.7

日本人がこの映画を観る視点と、欧米の人がこの映画を観る視点って全然違うんだろうなぁってことが、視聴中ずーっと気になった映画。


口が悪く、亭主関白な父親。
家族のために一生懸命働いてくれているからと
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陰日向に咲く(2008年製作の映画)

3.7

劇団ひとりの小説が原作ということで気になっていた作品。
原作は読まずに視聴。

ギャンブルで借金を抱えた、親との関係も絶縁状態の青年。
売れないアイドルの追っかけの青年。
売れない漫才師だった母親の、
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わたしを離さないで(2010年製作の映画)

3.7

ノーベル賞作家カズオ・イシグロ氏の作った物語はいかがなもんかと、そんなミーハー心だけで視聴した作品。

舞台は、不治と言われた病がなくなり、平均寿命が100歳を越えた世界。
その影には『提供者』と言わ
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そこのみにて光輝く(2013年製作の映画)

4.3

最近、何気なく観た映画にかなりの高確率で菅田将暉が出てる気がする。
ほんとこの役者さんは、やんちゃ坊主を演じさせたら右に出る人はいないんじゃないかと思うくらいハマってる気がします。

というかこの映画
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宇宙人ポール(2011年製作の映画)

3.7

クレイジーなSFオタク2人と宇宙人のドタバタ珍道中かと思いきや、なかなか心暖まるホットストーリーもあり、ほどよい?下ネタやコメディ感もあり、満足度高めの作品でした。

イギリスからアメリカまでコミコン
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くも漫。(2017年製作の映画)

3.7

脳みそ夫(笑)
芸名だけでキャスティングされたのではないかと思いましたが、これが意外とはまり役。原作の再現度も高めだったのではないでしょうか。

教師として挫折し、しばらくフリーターとしてくすぶったあ
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セトウツミ(2016年製作の映画)

3.9

放課後、いつもの場所でいつものように日常的にダベっている2人。
ただそのダベりを楽しむだけの映画。

2人の作り出す空気が何か癖になります。
なんといいましょうか。
漫才のように見ているひとを楽しませ
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ディストラクション・ベイビーズ(2016年製作の映画)

3.7

衝撃的なほどの暴力とドラムの効いた派手なBGMが脳から離れません。

ところ構わず、誰にでも殴りかかり、執念深く追い続ける。
理由は本人にしかわからない。
『楽しければええのや』は一体何を意味するのか
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オレンジカウンティ(2002年製作の映画)

4.2

トム・ハンクスの息子とジャック・ブラックによる、安定したザ・アメリカンコメディ。

作家志望のショーンは、学校側の手違いでスタンフォード大に落ちてしまう。
憧れの作家に教授してもらうため、どうしても入
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おとなの事情(2016年製作の映画)

3.7

スマホには秘密がいっぱい。
そんなスマホをみんなで机の上に置いて、届いたメールは公開、着信にはスピーカーで対応する。
そんな世にも恐ろしいゲームを始めた3組の夫婦と1人の独身男性。

ダメですよ、こん
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山形スクリーム(2009年製作の映画)

2.5

山形県民の私としては、いつかは観なくてはいけないという使命感にかられていた作品。

でも、山形全然関係なかった泣

竹中直人がやりたい放題の映画でしたね。終始、ワチャワチャしてました。
とにかくワチャ
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超高速!参勤交代(2014年製作の映画)

3.5

なんとも豪華な俳優陣。

福島から江戸までの参勤交代。
10日はかかる道のりを、なんと5日で来いと言う。それも江戸から戻ってきた直後に。

参勤交代には金がかかる。
大名行列というだけあって、かなりの
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アヒルと鴨のコインロッカー(2006年製作の映画)

4.3

なんとも切ない伏線の回収と、なんとも切ないボブ・ディラン。

前半に大量に散りばめられた伏線は、観ていて伏線とは全く気づかなかったため、完全なる不意討ちでした。

広辞苑が欲しいから、一緒に本屋を襲撃
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カラスの親指(2012年製作の映画)

3.9

とってもあったかい2段階のラスト。
『ほっこりするラストでいいな~』と思ったあとにやってくる、最後のエピソードにやられてしまいました。

阿部寛と村上ショージ。
2人の詐欺師が出会う、少女とその姉カッ
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グッドモーニングショー(2016年製作の映画)

3.4

評判があまりよろしくなかったので、ちょっと敬遠していた作品ですが、見てみたらそんなに嫌いじゃなかったです。

立てこもり事件の犯人の要求は、落ち目のニュースキャスター澄田。
生放送中に犯人のもとへ潜入
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サバイバルファミリー(2017年製作の映画)

3.3

ある日突然停電。
ただの停電ではなく、ガス、水道、電池すら使えなくなった日本。
もちろん交通機関もストップ。

食べ物や水の流通もおかしくなり、初めは楽観的だった人々も次第にパニック状態に。

根拠も
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百万円と苦虫女(2008年製作の映画)

4.1

100万円貯まったら次の町へ。
それを繰り返す若くてかわいい女の子。

気楽な放浪生活ではなく、ひょんなことから前科持ちになってしまった女性が、自分を探しをしないために続けている生活でした。

いろん
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JOY(2015年製作の映画)

4.2

デヴィット・O・ラッセル監督で、主演がジェニファー・ローレンス、そしてブラッドリー・クーパー。

『世界にひとつのプレイブック』のメンバーじゃん!と思ってテンションが上がりぎみで視聴。
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アメリカン・ハッスル(2013年製作の映画)

3.7

実話。
騙し合い。

好きなテーマが2つも並んでいたので視聴。

アメリカン・ハッスルという小川直也的なタイトルのせいでコメディ映画のようなイメージを日本人は持ちがちなようですが、コメディ要素は薄めで
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オー・マイ・ゼット!(2016年製作の映画)

2.9

視聴する前から漂う、このB級感に惹かれました。

主人公宅に迷い混んだゾンビ。
そのゾンビで金儲けをしようとする人々や、欲求を見たそうとする人、動画を撮りたい高校生、家から追い出したい人...などなど
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幸せなひとりぼっち(2015年製作の映画)

4.2

誰にでも好みの展開があるのだと思いますが、個人的にはコミュニティで孤立している『頑固じじい』や『意地悪ばあさん』がストーリーが進むにつれて柔らかくなっていく展開は鉄板で好きな流れです。

愛する妻に先
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ゴールデンスランバー(2009年製作の映画)

4.3

近所のTSUTAYAでいつも貸出中なので、それで気になっていた作品。
たまたまタイミングよく借りることができたので視聴。

謎にいきなり首相暗殺犯の冤罪をかけられた堺雅人が逃げて逃げて逃げまくる映画で
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キサラギ(2007年製作の映画)

4.2

1年前に自殺したアイドル『如月ミキ』の、ファン5人のオフ会。

なぜ、如月ミキは自殺してしまったのか。
5人はそれぞれの立場から意見(推理)をぶつけ合い、自殺の真相を明らかにしていこうとします。

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何者(2016年製作の映画)

3.9

表と裏
本音と建前
勝ち組と負け組
本物と偽物

対になるものがはっきりしている映画は面白い。


就活という舞台の中で行われる、やけに生々しいお話。

みんなで協力して就活を乗り切ろう!
が、スター
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秘密 THE TOP SECRET(2016年製作の映画)

3.3

死者の脳をスキャンし、脳から得たデータを映像化。その映像を元に殺人事件を解決していく。

要は殺された人の見ていたものが全部見れるので、そりゃ犯人映ってますよね、無駄に人をたくさん使って操作するより効
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インビジブル・ゲスト 悪魔の証明(2016年製作の映画)

3.5

パッケージで露骨にB級感を出していない(要はA級感を出そうとしている)アルバトロスの映画には過度な期待は禁物、という自分ルールに従い、期待をせずに視聴(じゃあ観るなよって話かもですが)

そのおかげも
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愚行録(2017年製作の映画)

4.0

愚行録。
素敵なタイトルだなぁと、視聴後に染々と感じます。

舞台は、未解決の一家惨殺事件。
主人公の妻夫木聡はそれを取材する雑誌ライター。

1年が経とうとしているその未解決事件の再取材の中で見えて
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暗黒女子(2017年製作の映画)

3.8

もう...清水富美加が怖くて怖くて。
千眼美子って表記した方が良いのかもしれませんけども。
なんかいろんな報道とかを思い出して、そっちの方ばっかり気になって怖くて怖くて。

いわゆるお嬢様学校の読書サ
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ボクの妻と結婚してください。(2016年製作の映画)

3.9

むちゃくちゃ賛否両論がすごそうな映画。

末期の膵臓癌になってしまった放送作家が、自分の家族に『未来』を残すために、自分のあとに妻と結婚してくれる人を探すストーリー。
いろんな人を巻き込んで、助けられ
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あと1センチの恋(2014年製作の映画)

3.6

こういう類いの恋愛映画は大好物の僕です。

幼馴染みのふたり。
ずっと想い合ってはいるのに、すれ違いを繰り返し続ける。
もう二人が一緒になるのは、すぐ目の前なのに、なぜかいつもすれ違う。

素敵そうな
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ペット 檻の中の乙女(2016年製作の映画)

2.8

久々に学生時代の憧れの人と再会。
運命を感じてストーキングしちゃって、更には監禁しちゃいましたーって話を想像して視聴。

が、実は理由がちょっと違う。
そして展開もちょっと想像と違う。

主導権を握る
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