harukapiさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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リベリアの白い血(2015年製作の映画)

3.5

リベリアのゴム農園での労働環境と生活、ニューヨークでのタクシー運転手としての出稼ぎ生活、そしてリベリア内戦の記憶。主人公の瞳が印象的な映画だった。リベリアでのシーンの、女性達が列になって歌いながら歩い>>続きを読む

オリエント急行殺人事件(1974年製作の映画)

3.0

ケネスブラナー版を観てからこちらを鑑賞。
映像の組み立て方がやっぱり違うのね。こちらは制作が古いだけあって、演出が面白いかも。冒頭のアームストロング事件の持ち出し方や証言シーンの効果とか。
ラストシー
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十年(2015年製作の映画)

3.5

「揺れ続ける〈香港の10年後の未来〉を問う」というキャッチコピー通りの作品だった。香港が置かれた今の現状から向けられる未来への眼差しが在り在りと伝わってくるようなオムニバス映画。最後に現れる「もう手遅>>続きを読む

世界中がアイ・ラヴ・ユー(1996年製作の映画)

3.0

女はみんな奔放だし、女はみんな幸せになりたがってるし、女はみんな愛されたがりなのだ。

天使のくれた時間(2000年製作の映画)

4.0

お仕事始めて数年が経ち、学生の頃のがむしゃらに働きたいって気持ちと、仕事ってやりたいことだけできるわけじゃないからもっと自分や家族との時間を大切にしたいって気持ちがせめぎ合っている今。この作品を見て、>>続きを読む

オリエント急行殺人事件(2017年製作の映画)

3.2

原作読んでなくて観たので、すごくよかった!
アガサ・クリスティーお見事。
ちょいちょい入るCGがちょっと微妙だったけど、美しい景色のシーンよかった。
ストーリー関係ないけど、イスタンブール行きたいし、
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東京ゴッドファーザーズ(2003年製作の映画)

4.0

現代社会の厳しい面を盛り込みつつも、ハートフルにまとめてあって、とても良い作品。ちょいちょい笑った。

ザ・サークル(2017年製作の映画)

3.0

現代版『1981年』。アカウンタビリティーや透明性という名目を掲げて、プライバシーを含めたあらゆる事々をSNSで大衆に可視化させようとする。全体主義にNOを突きつけようとするその姿が新たな全体主義にな>>続きを読む

ポリーナ、私を踊る(2016年製作の映画)

3.0

ロシアでの古典バレエから、フランス、ベルギーでのコンテンポラリーへ。
観客に苦痛を感じさせず優美な動きだけを見せることが望まれるバレエを長い間教え込まれたのちに辿り着いた、欲望と情熱、自分自身を見せつ
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私たちが誇るもの アフリカン・レディース歌劇団(2016年製作の映画)

3.5

メッセージが力強い映画だった。
演劇によるヒーリングという発想がオーストラリアとか欧州文化ならではな気が。内戦、暴力、レイプって言葉に集約される個々人のヒストリーが、生々しくずっと息づいて残っているの
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シリアに生まれて(2016年製作の映画)

3.0

戦禍を逃れた(或いは渦中にいる)シリア難民の子供たちの姿を描く。
トルコを経由して西へ西へと迫ってくる姿と受け入れ各国の要人の発言が織り交ぜられる部分が秀逸。欧州の苦悩は深いと思う。日本は知らん顔して
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サーミの血(2016年製作の映画)

4.0

ノルウェー、スウェーデン、フィンランドの北方とロシアの一部に広がる地域で狩猟採集を生業として暮らしているサーミ人のお話。1930年代のスウェーデンでは、サーミ人に対して分離政策をとっており、差別的な扱>>続きを読む

散歩する侵略者(2017年製作の映画)

3.0

ちょっと詰め込み過ぎ?
概念を奪っていく過程が示唆的だったけど。

エクス・マキナ(2015年製作の映画)

3.0

近未来的。AIは感情を持つのか。
AIが感じとる外の新しさへの純粋さやわくわく感と閉じ込められる人間との対比が何とも言えない。

ウォーク・ザ・ライン/君につづく道(2005年製作の映画)

3.0

薬から抜け出せたときのジューンとジューン家族の愛が深すぎた。

きょうのできごと a day on the planet(2003年製作の映画)

3.0

女の子たちが女過ぎた。
オールナイトでぼーっと観たい作品。

この国の空(2015年製作の映画)

3.0

食べ物が思ったよりも良いものな気が。そんなものかしら。
女としての華ある時期が戦争のせいで過ぎ去っていく、若い男の人も周りになんか残っていない、そんなじりじりとした女の焦燥が二階堂ふみと茨木のり子の詩
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キングスマン(2015年製作の映画)

3.0

ハリーの死に際が簡単すぎた(強いのにツメ甘そう笑)
「ルールが作る、人間を」らしいので私も淑女を目指します。面白かった。

ナイトクローラー(2014年製作の映画)

2.5

ブラック企業すぎなのと、主人公がくそ過ぎ(あ、失礼)。

チェイサー(2008年製作の映画)

2.5

怖すぎた。そして警察の頭の悪さよ。
こんな人がいたらと思うと外歩けない。

海辺の生と死(2017年製作の映画)

3.0

愛の物語だった。とてつもなく愛焦がれる(恋焦がれるではなく)女と、死と向き合う男のお話。
島唄や島言葉が、その時を生きた人たちのもののようですごくよかった。小屋に向かうトエさんがおめかしなワンピース着
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カリガリ博士(1920年製作の映画)

3.0

神戸・塩屋の旧グッゲンハイム邸にて「夏のサイレント映画と音楽の夕べ」で鑑賞。
ストーリーもまさかな展開で面白かったけど、1920年代という古い映画作品ってあんまり見たことなくて、ちゃんとセリフ出てくる
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カティンの森(2007年製作の映画)

4.0

緻密な構成が素晴らしかった。

「ポーランドが自由になることはない、もう二度と」
「犠牲者の傍にいたいの、殺害者ではなくてね」
「教えて、私はどこの国にいるの?ここはポーランド?」

こういった言葉に
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たぶん明日(2016年製作の映画)

3.0

映像が柔らかくて美しかった。
猫の仮面をつけた逃走シーンが素敵。
ジェスの心の移り変わりがいまいちわからなかったし、終わり方も何となくよくわからなかったけど、「たぶん明日」に込められてるんだろう。

僕の世界の中心は(2016年製作の映画)

3.0

親子、恋人、親友の関係の中で色んなお話の展開があって飽きさせない。フィルやお母さんの切ないような絶妙な表情がとても良かった。演出がグザヴィエ・ドランっぽい。

ライフ・イズ・ミラクル(2004年製作の映画)

3.0

1992年のボスニアの田舎。戦争が始まるか始まらないかの比喩表現が秀逸。「棺桶は沢山売れるのに」とか。
始まってしまった「我々のものではない」「誰かのため」の戦争。理論だけが世界を動かすわけじゃない。