礼さんの映画レビュー・感想・評価

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私たちが光と想うすべて(2024年製作の映画)

4.0

映画的というよりも写実的なリアリティに満ち溢れポツポツと語られるキャラクターの心情には観客を見透かすような芯をついた何かがあり、それが雄弁に物語る映像と共に綴られる。後半の途端にリアリティラインが揺ら>>続きを読む

X-メン(2000年製作の映画)

3.8

クラシカルなアメコミ映画の傑作として見事に金字塔を打ち立てた。
適度なテンポ感と重くなりすぎないコミカルな掛け合いの塩梅がちょうどよく、ミュータントたちも能力はわかりやすく大人数でもないため深掘って楽
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仮面ライダーカブト 20th 天を継ぐもの(2026年製作の映画)

2.7

本公開前なので詳細なレビューは省くが少なくとも自分の求めていたカブトの続編ではなかった

劇場版 仮面ライダーカブト GOD SPEED LOVE(2006年製作の映画)

3.3

作品自体はトーンが定まらず脚本も不明瞭な点が多すぎるが、それでも序盤の砂漠でのライダーバトルは映画らしいゴージャスな映像でコーカサスを始めケタロス、ヘラクスなど映画限定ライダーのデザインも見事。

面
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華麗なる賭け(1968年製作の映画)

3.5

小粋で軽妙洒脱なクライム映画でオープニングから見事な手際に魅入られるが中盤からはクライムは隅に追いやられ、二人の関係性にフォーカスしていくのはやや期待はずれ。
今に続くジャンル映画のベースを作った作品
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斬、(2018年製作の映画)

3.8

単体として見れば見事な出来だが三部作の前後「野火」「ほかげ」と比べてしまうとやや見劣りする作品。だが作品の持つエネルギーはそれら同様凄まじいものがあり、なぜ人は刀を振るうのかを哲学的に描き出す。
三部
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デッドゾーン(1983年製作の映画)

3.9

クローネンバーグのグロテスクな側面よりも冷静なストーリーテリングとキングらしさが噛み合った見事なサスペンス映画。未来を捻じ曲げるかどうかというSF映画的問いかけを、それを変えてしまっていいのかという人>>続きを読む

4分間のピアニスト(2006年製作の映画)

5.0

綺麗事が一切なく、偽善的な上っ面だけの歩み寄りもなく二人の違いは浮き彫りのまま進む美しくも冷めた映像が実に印象的で、人間味のあるキャラクターたちが映画全体にリアリティを持ち込んだ、痛々しくも切ないスト>>続きを読む

ゲキ×シネ 『髑髏城の七人』 Season鳥(2019年製作の映画)

4.0

劇団☆新感線らしさがより強く現れ、阿部サダヲの忍び属性の捨之介が本作に特有の雰囲気をもたらし他シーズンにはない空気感が漂っている。他の作品よりも本作ならではの設定が多く、中島かずきの特性が最も顕著に現>>続きを読む

バンテージ・ポイント(2008年製作の映画)

3.3

視点が変わるたびに巻き戻る作風が好みではなく、最後まで見てもあれは結局何だったんだとなるような粗が多く、序盤はワクワクさせられたがその高揚感を上回ることはない。
どんでん返しや伏線回収というよりかは後
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野火(2014年製作の映画)

4.2

まさに生きる無限地獄を画面上にまざまざと映し出す残酷さが戦争の緊張感と噛み合って常に気の抜けない緊迫感が走り、人間は戦争でこんなにも残酷になれるのかと恐ろしくなる。この映画の描写だけでも充分PTSDに>>続きを読む

スローなブギにしてくれ(1981年製作の映画)

3.7

尺が長くテンポの悪さも気になるが、この時代でしか作れない空気感が見事に映像の中に内包されており、映画というよりも時代体験に近いような。ただタイトルやポスターから推測されるような青春映画でなく、もはや中>>続きを読む

ソウ2(2005年製作の映画)

3.7

テンポよく人がポンポン死んでいく様はもはや軽快でまだ2作目は1作目同様リーワネルが脚本に残っているため、最後のオチなどもなかなか良い。
やはりゲームはルールをしっかり聞いて守ってやらないとね

各ゲー
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GOAT/ゴート 史上最高をめざせ!(2026年製作の映画)

4.0

ドストレートなスポ根バスケ映画ながらも、躍動感にあふれた美しいアニメーションと動物たちが暮らす世界観への細かなディテールが見事。各コートでの特徴的な試合も印象的。光と水の描かれ方に試合での細かなボール>>続きを読む

犯罪都市 PUNISHMENT(2024年製作の映画)

3.6

ITという明らかにマドンソク向けじゃない犯罪を取り上げ、IT側のヴィランと特殊部隊のヴィランと二人いるなら最初から特殊部隊側のヴィランだけにしてもう少しスッキリさせれば良かったのでは。アクション映画と>>続きを読む

ビジターQ(2001年製作の映画)

4.1

人間の持つ倫理観が全て欠如した登場人物しか登場せず、開幕から実の父親と娘の援助交際を描くという無秩序っぷり。なぜ2001年にこの映画が撮れたのかと疑問に思うほどの描写が相次ぐ。それでも画面全体に漂う得>>続きを読む

フォロウィング 25周年/HDレストア版(1998年製作の映画)

3.8

クリストファーノーラン初監督作品ということでノーランのクセやトリックが惜しみなく用いられた映画でそれが本作をややこしくし、時系列通りならもっと面白いのでは?とも思った。中盤の中弛みが玉に瑕だが、ラスト>>続きを読む

龍三と七人の子分たち(2015年製作の映画)

3.6

北野監督のコメディ映画らしく、随所に笑っていいのかと思うようなブラックユーモアもありながら時代に取り残された者による残された矜持を描いた軽快でコミカルな映画

脚本よりも出ている役者の即興的にもみえる
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映画 刀剣乱舞-継承-(2019年製作の映画)

3.3

完全ノー知識で見たがそれだけでは世界観を補いきれない強引さはあるものの、刀剣乱舞の入口としては最適な一作。

敵がほとんど個性がない雑魚敵なのが違和感に感じたが、最終決戦の流れはまんま特撮の系譜にある
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幕が上がる(2015年製作の映画)

2.7

稽古シーンの圧倒的不足から画面の中のキャラたちの焦りにも没入しずらく、前半部分はナレーションで何もかもを説明するクドさが勿体無い。細かな物語のディテールの浅さがかなり目立つ作品で、編集やムロツヨシの上>>続きを読む

秒速5センチメートル(2007年製作の映画)

2.7

全編通してクドさが目につき、登場人物の心理描写の何もかもをすべてセリフで表現してしまうせいでこちらが受け取って考えたいものがなく、オムニバス形式である必然性もなかった。

アニメーションの独特な絵の調
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ジャッジ・ドレッド(2012年製作の映画)

3.2

コミック原作映画らしく景気のいいゴア表現と小気味いいタイトな尺とテンポ感が丁度よいが、単調すぎるアクションと変わり映えのしない光景とチープな映像は退屈で盛り上がりに欠けるエンタメアクション映画。

タ
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メランコリア(2011年製作の映画)

3.7

家庭内の不和と地球滅亡が重なり、冒頭の自由奔放なパーティでの振る舞いとのコントラストが悲壮感を増している。見ていて「DIE MY LOVE」を連想したな。トリアーはおそらく手持ちカメラで撮っているから>>続きを読む

ハチミツとクローバー(2006年製作の映画)

3.5

原作既読で原作の持つ漫画でしかできない絶妙なキャラクター造形は実写になることで上手くいっていない面もあり、原作の主役不在の群像劇を2時間にまとめる苦労からかそれぞれの恋の密度が薄くはあるものの、原作の>>続きを読む

ルパン三世 GREEN vs RED(2008年製作の映画)

3.8

OVAの尺の短さとルパンの存在意義を問う哲学的な問いかけの噛み合わせは悪いが、ルパンとは一体なんなのか、誰がいつルパンになるのかを描こうとした意欲作。

ルパンの本質を描こうとするがあまりに本来のナイ
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パシフィック・リム アップライジング(2018年製作の映画)

2.0

前作の重厚感と怪獣への愛情は薄れ、多用される無意味なスローモーションとスタイリッシュではあるものの既視感のあるイェーガーのデザイン。

ドリフトのシステムもまったく効果的に描かれず、イェーガーは無機的
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パシフィック・リム(2013年製作の映画)

4.2

男の子の好きなものだけで構成されたアクション活劇の傑作

日本ロボットアニメへのリスペクトを感じる設定に始まり、デルトロの怪獣とイェーガーへのフェチズムらしさに溢れた美しい映像が設定の粗もツッコミ所も
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CURE キュア(1997年製作の映画)

3.8

日常に潜む悪が増幅するかのような露悪的で平凡な構図が恐ろしく、日常の中で人が無機物のように殺されるドライさが恐ろしい。本格クライムサスペンスかと思ったらメスメリズムなどオカルト要素が色濃く映し出される>>続きを読む

スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ(2026年製作の映画)

4.0

円熟したスパイダーマンのアクション、スウィングシーンを見やすいカットで見せてくれてアクション活劇として素晴らしかったし、パニッシャーの扱いには他作品とのブレは感じるものの男としてのピーターの等身大の悩>>続きを読む

インシディアス(2010年製作の映画)

3.5

ホラー映画としては平均的な面白さだが、あのジェームズワンとリーワネルのタッグ作品としては役不足な映画。

前半の細かに映し出される恐怖感は実に見事で無意味なジャンプスケアもなく、恐怖描写も生々しくて良
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デッド・サイレンス(2007年製作の映画)

3.9

観客の意識の死角をつくような見事なトリックと様々なギミックで怖がらせてくれる良作

「ソウ」の監督脚本コンビが続投しているだけあって適度に残酷で、ラストも全く予想外の展開で実に見事。タイトな尺でテンポ
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クリスティーン(1983年製作の映画)

3.7

話自体に捻りはないものの自力で修復するクリスティーンや燃え盛りながらも追いかけ回すクリスティーンなどフェティッシュさに溢れた映像が印象的。突拍子もなく不条理だがこれこそホラーだよなと

車が意思を持つ
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Cloud クラウド(2024年製作の映画)

4.1

気だるげな男の成り行きで生まれた乾いたハードボイルド映画

前半と後半の対照性が見事で、前半の無機質な主人公が後半の非現実的ですらある撃ち合いを通じて人間らしさを取り戻す乾いた過程がこんなにも魅力的に
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オブセッション 災愛(2025年製作の映画)

2.0

ホラー描写は一辺倒でニッキーの行動にも一貫性はなく、ゴア表現も不必要。どのキャラクターも好きになれず、音を大きくして耳をつんざくような描写だけで怖さを持続させるのは無理がある。
グロテスクな描写も、厭
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