ニーチェの馬(2011)、サタンタンゴ(1994)に続いて、タルベーラはこれで3作目。
150分ほどあるのに、わずか37カットという圧倒的な長回し。台詞をあとで吹き込んでいるのもあってか、ひとの見た夢>>続きを読む
盲点だった。若いピチピチのキアヌがたくさん見られるなんて…。
しかし配信が吹替しかなく、それがまさかのちびっこギャング笑
絶対そんなこと言ってへんやろという思い切りのいい吹替台詞も、90年代特有という>>続きを読む
アート系に振り切らない微妙なテイスト。面白い要素がたくさんあるのにうまく使いきれなかった感じ。
怖すぎた。
この高齢化社会にあって、いつか自分にも訪れる恐怖だな。
3人でのミニマルな舞台で、異様なほど緊張と集中が継続する。
賢明なはずの人が、小市民的な幸福のために現実を楽観視し、自己正当化を重ねていく。決して悪人ではないが、他人のために危険は犯せない。
圧倒的な>>続きを読む
映画自体がコロニアのプロパガンダという設定がおもしろい。
短編の『骨』はかなり好きなかんじ。
久しぶりに見たけど何もかも可愛い。フレンチミュージカルの独特なゆるさ。
予想以上に良かった。
雪の静けさ、樹々のざわめきや大河の水流の音に寄り添うような坂本龍一の音楽が、邪魔などころかいっそう作品を際立たせていて、これがプロかと思わされる。
自然の中で生と死に向き合う、も>>続きを読む
昔見た時よりも、幼少期の虐待描写が辛く感じられた。
破滅に向かう美しい男が嫌いな奴はおらん。
名作なのは分かってるんだけどどうしてもヒースクリフにむかついちゃってダメ。
今すぐ誰かと話したいような、けれど自分のなかに大切にしまっておきたいような、不思議な気分。
戦後を支えてきた人たちが、亡くなったり、こうして仕事のまとめに入ったりしていく先で、さあ私たち、どう生きてい>>続きを読む
思ったよりもコミカルで音楽もやや仰々しく感じたけれど、主役のロバの静かな瞳が良かったな(6頭いたらしい)。
手を中心に描かれる情念。電話や鏡越しに撮られる、直接交わらない男女。雨に輝く香港の街。
劇場で見れなかったので配信待ってました!
これはいい民俗系ホラー。
映像びっくりというよりしっかり脚本で唸らせてくれる。タイの田舎の気候も作風に合ってて最高。
アンダルシアの犬に次ぐコクトーの実験的映画。表現のために技巧を凝らしていて、こういう映画黎明期の作品はCG時代にはなお新鮮に感じられる。
ヴァルダは世界の余白を生きる人びとを撮るのがほんとうにうまい。彼女の視線がそのまま映画になっている。
原題はSans toit ni loi(家も法もなく)。
逃避の末に冬を彷徨う少女。
家や法から自由になりたいと彼女を羨みながら、自業自得と目を逸らす人びと。
自己責任論にすべて回収され、資本主義の網>>続きを読む