遥美沙樹さんの映画レビュー・感想・評価

遥美沙樹

遥美沙樹

以前は月70本、現在は年100本程度観る感じ。
基本的に節操なしです。劇場でもDVDでも観ます。
時間的余裕があれば、いつでも劇場に入り浸りたい派ですが、
そこから余韻を引きずって歩いて帰りたいので、
家の近所の映画館を主に利用。
小説を書くことや、脚本を書くことに興味があるので、
どうしでも内容が辛口になりがち(悪意はまったくありません。)。

映画(117)
ドラマ(0)

リップヴァンウィンクルの花嫁(2016年製作の映画)

4.0

小説のような映画。
黒木華をイメージして作られた本だけあって、彼女以外にこの役は思いつかない。そして痩せすぎCoccoを上手く生かした役柄、こういう役をやらせたら一番巧い綾野剛、みんなが皆、ピタッと役
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アメリカン・アサシン(2017年製作の映画)

3.3

メイズランナー観ていないので、主役でキャーキャーはないのですが、CIAってそんな簡単じゃねーぞというツッコミはさておき、この作品の情熱は海中のアレのシーンに集約されたんじゃないかと思うくらい、後半の熱>>続きを読む

ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

4.0

人を素直にさせる作品でした。
全員善人。みんないい子。なんでもかんでも斜め読みしてしまう癖が付いた厄介な私でさえ、ああ、良かったなあと胸があったかくなる映画でした。そして最も美しい時期を知っているジュ
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

4.7

これから観る方は、なんの概念も入れずに観た方がぜったいに面白い。そしてイライラしても最初のエンドロールで帰らないようにwここまで言えば大丈夫かと思う。


本当に、本当に映画でこんなに笑ったのは今世紀
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焼肉ドラゴン(2018年製作の映画)

3.9

レビューを書くのが辛いと感じる作品は以前にもありましたが、まずなんでこの作品を「万引き家族」と同時期に持ってきたかということです。家族の絆をテーマにした別作品として展開したかったんですかね?そこに広報>>続きを読む

空飛ぶタイヤ(2018年製作の映画)

3.8

勧善懲悪を得意とする池井戸潤先生の、初映画化なら観たい観たいと悦び勇んで行きましたが原作は10年以上の前のものなんですね。
結果、内容は面白かったし、キャスティングも文句なしなんですが、なんだか映画を
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羊と鋼の森(2018年製作の映画)

3.9

美しい映画でした。試写会を新宿御苑でやったらしいですが、きっと素晴らしかったろうなと思います。原作は未読ですが、既読された方にも評判が良いようです。ただ、山崎賢人氏の演技力の乏しさが逆に浮上してしまう>>続きを読む

犬ヶ島(2018年製作の映画)

4.0

初めてストップモーションアニメを観ました。いやぁ、想像しただけでも壮絶な仕事量、頭が下がります。にしてもこの監督の日本リスペクトがわかりやすく伝わってくるのがとても良かったです。他の作品にある結構な勘>>続きを読む

レディ・バード(2017年製作の映画)

4.0

いい映画でした。高校生の娘と母親との問題をとりあげた、良作でした。17歳から18歳に移り変わる多感な時期って、女子なら共感する場面がたくさんありました。思い返せば、自分の可能性を一番過信した時期でもあ>>続きを読む

万引き家族(2018年製作の映画)

4.3

これまでの是枝作品の中でダントツにこれが良かったです。それまではパルムドールも大人の事情じゃないのかとか猜疑心で観ていましたが、どうもすみませんでした、です。ただ、この作品に至ってはどこまでこの作品の>>続きを読む

ゲティ家の身代金(2017年製作の映画)

3.8

日本ではあまり馴染みのない、金持ちの血縁者を人質にしての身代金どうのこうのの作品。”金持ち“の桁が全然違うので、石油王と言われてもピンとこないけれど、人間、必要以上に金を持つとこういう末路なのねと感心>>続きを読む

(2016年製作の映画)

3.0

この監督、実はこれが初鑑賞。井浦新さんの主演とはと興味があって、原作も調べずに観ましたが…。私には合わないかな。なんだか激しい作品を見慣れているからなのか、またはミスキャストと思ってしまったからなのか>>続きを読む

友罪(2017年製作の映画)

3.8

難しい作品です。こちら側に「もし」を問いかけられる原作を、主役2人がよく演じたと思います。「もし被害者だったら」「もし加害者だったら」「もし被害者の家族だったら」「もし加害者の家族だったら」…。一度で>>続きを読む

のみとり侍(2018年製作の映画)

3.4

結構楽しみにしてた作品なんですが、役者に依存した部分が大きかったのか、それともこういう作品と意識したのかは解らないけど、コメディと思って観たら後半急に難しい話になるし、時代劇と思って観たらちょっとどう>>続きを読む

アイ, トーニャ 史上最大のスキャンダル(2017年製作の映画)

3.2

この当時の事件をよく知っていて、関心があった人ならこの作品は面白く感じたかもしれないけれど、私まったくノーマークで観ましたw
結果、うーん。という感じ。
貧富の格差社会は今でもどのスポーツにも残ってい
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女は二度決断する(2017年製作の映画)

4.3

『スリービルボード』が刺さった方なら、是非ともオススメしたい作品です。いやぁ…日本ではなじみが薄い移民と差別問題がテーマなんですが、描写が本当に繊細で、しかも主人公の心の動きによって、ホームビデオカメ>>続きを読む

孤狼の血(2018年製作の映画)

3.8

作品自体は安定の白石監督なので楽しませてもらいましたが、このジャンルの作品を劇場で観ると、決まって映画館に慣れていない老人たちに、意味不明のモラルを突きつけられて不快な思いをして帰ります。(ちなみに今>>続きを読む

ペット 檻の中の乙女(2016年製作の映画)

3.6

流し見していたら期待以上だった作品。いろいろな作り込みは一流映画にはほど遠いけれど、原作自体が面白かった。ちゃんと作ればちゃんとした作品になった気がする。サイコパスの面白さはきちんと伝わったので、ちょ>>続きを読む

サバービコン 仮面を被った街(2017年製作の映画)

2.9

コーエン兄弟の脚本を20世紀の色男ジョージクルーニが、どういじり倒したっていうのさと、興味半分、嫌な予感半分で観ましたが、後者でしたね。調べてみると1980年代にコーエン兄弟のボツネタをジョージクルー>>続きを読む

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

4.3

ずーーっと、ずーーっと満席が毎日続き、一番後ろで隣は空席で観たい私は、こんなにも待たされた映画はありませんでした。2018年アカデミー賞脚色賞を受賞し、主演・助演男優賞にもノミネートされていたし、海外>>続きを読む

ラプラスの魔女(2018年製作の映画)

3.5

読書しない人の家にも必ず1冊はあると言われている作家・東野圭吾が、狂人ピエール・シモン・ラプラスを魔女が何かしたとして書いただとうぉ?!と大いに勘違いして観た作品でしたが、なかなかに面白かったです。た>>続きを読む

ホース・ソルジャー(2018年製作の映画)

4.2

9.11のあと極秘裏にされていた真実を明かした原作を、CM畑のヨーロッパ人監督が、超大御所プロデューサーと超大御所の脚本家と共に、短期低予算で作り上げたと後で聞いて驚愕。素晴らしい作品でした。これは、>>続きを読む

さよなら歌舞伎町(2015年製作の映画)

3.3

まず、前田敦子は準主役じゃないし!から始まる感想ですが客寄せパンダなんか使わなくても十分なキャスティングだったと思う。染谷将太が勤務するラブホはよくお世話になっている所で、エントランス以外は別スタジオ>>続きを読む

最低。(2017年製作の映画)

3.5

AVの実際の現場に何度も立ち会わせて頂いていた立場上、クスクス笑うところもあれば、そうなんだよねーと深刻になってみたりと、私の立ち位置では正確にレビューできないかもしれない。でも悲観して観て欲しくはな>>続きを読む

ゲット・アウト(2017年製作の映画)

4.4

おーもしろーかったー!!2018年アカデミー賞脚本賞獲るだけのことはあります!超、本が面白い!なかなか最後まで解らなかった。いろんなものを観慣れている私たちみたいなのを騙すって相当ですよ。1回目は画面>>続きを読む

アンロック/陰謀のコード(2017年製作の映画)

3.1

個人的に善人顔のオーランド・ブルームが意外な配役で犬にアレされるのは見ていて楽しかったですが、キャスティングにかなり問題ありの作品。これでは誰が真犯人なのか解りすぎる。そこが全然つまらない。そしてパリ>>続きを読む

リメンバー・ミー(2017年製作の映画)

4.0

人に勧められて観ました。正直、圏外作品だったけれど。2018年アカデミー賞の歌曲賞を受賞した作品というイメージしかなかったのですが、個人的にグレイテスト・ショーマンを推していたので、なんで?と思ってい>>続きを読む

レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

4.1

スピルバーグはただのヲタやん!の一言で感想を終えたくなる作品w1980年代のポップカルチャーのクロスオーバーばっかりで、その時代を生きた人には、この作品自体がオアシスだろうと思う。私もオアシスに住みた>>続きを読む

いぬやしき(2018年製作の映画)

3.9

とにかくこれを表現するためには尺が全く足りなかったね!が感想。本を取ればは田島光二デザインが発揮できず、エンターテイメント性を取れば本が端折られる。監督、大変だったねと同情に値する。しかし演出も演者も>>続きを読む

愛のむきだし(2008年製作の映画)

4.2

園子温作品の中でも好きな映画。4時間の超大作ですが全く飽きない。実際の西島さんはぶるんぶるん女を振り回してしれっと捨てることが出来るタイプだろうと勝手に思い込んで居たけど、今回は逆の立場だったので、私>>続きを読む

恋の渦(2013年製作の映画)

3.8

低予算でも本が面白ければこんなにヒットするんだよの象徴のような映画。実際この脚本を担当した三浦氏も監督さんですしね。(これと同時期に愛の渦を発表してる)しかしこんなにピッタリな演者、よく見つけて来まし>>続きを読む

失楽園(1997年製作の映画)

3.6

渡辺淳一文学に久しぶりに触れたくて鑑賞、実際2回目。
この時期の黒木瞳さんの色っぽいことと言ったらもう!!!
「楷書の君」とよぶに相応しい上品な振る舞い、言葉遣い。
なのにベッドの中では淫乱とか、これ
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北の桜守(2018年製作の映画)

2.5

吉永小百合に思い入れがない人が、この作品を観てどう思ったかとしてレビューします。まずは推定38歳役で阿部寛との夫婦役には絶対に無理があります。お顔にCGかけて居てもそうじゃなくても、やはりもう吉永さん>>続きを読む

スプリット(2017年製作の映画)

3.7

これが3部作の2作目なんて知らずに鑑賞。前作のアンブレイカブルも観たはずなんだけど、いまいち印象が薄い。しかし今回はジェームズ・マカヴォイの怪演なくして語れない作品だと思う。おそらくモデルとしたビリー>>続きを読む

アトミック・ブロンド(2017年製作の映画)

3.4

劇場ではなんとなく観る気がしなかった作品。しかし自分の直感はだいたい外れない。既視感のある作品でした。途中で飽きてしまってレズビアンってなんで細身の女の子が多いんだろうとか考え出してしまった。しかしヒ>>続きを読む

ラブレス(2017年製作の映画)

4.1

一言でいえば、ロシアらしい。これがロシアなのかという作品。映像はグレーを主体に寒色で統一されており、ガラス越しに映る風景が印象的な美しいものなのに、脚本は恐ろしく体温を感じない親子と社会がテーマ。人生>>続きを読む

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