wtson322さんの映画レビュー・感想・評価 - 12ページ目

ヴェヴェ(バーバラのために)(2019年製作の映画)

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マヤデレンの素材とテキスト
このテキストを出すこと自体が暴力でありエクスキューズなのではないか?とドキッとするけどたしかに手法としては新鮮

シングルフレームの1ヶ月(バーバラ・ハマーのために)(2019年製作の映画)

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カラーリングとフレーミング。まさに死ぬ前に見る夢、なのにとてつもなくリアルだ

ミナリ(2020年製作の映画)

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アメリカンドリームの再構築、とても現代的な映画。父権の狂気から降りよう、しかしすがるのは先人であり家族の教え、みたいな感じの映画だった。

ウンタマギルー(1989年製作の映画)

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思ってたよりかなりセクシャル
劇中劇の使い方がすごい、好き

美しき仕事(1999年製作の映画)

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これはすごい。ファスビンダーのケレルが作為的な戯れなのに対し、こっちは本能とせめぎ合う欺瞞という感じ。

モキシー ~私たちのムーブメント~(2021年製作の映画)

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テーマソングがビキニ・キルのRebel girlだったんだけど、90年代のライオット・ガールムーブメントとジン文化をデジタルネイティブ世代が継承している、というのがよかった。"運動を立ち上げる"ことの>>続きを読む

明日へ(2014年製作の映画)

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推し(ギョンス)出演で前から気になってはいたけど、プライム配信が今日で終わるらしいので観た。このポスターでもわかるように非正規の女性たちによる連帯が素晴らしいし、でもやっぱり正社員の男性たちも加わった>>続きを読む

グッド・ストライプス(2015年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

現代的なマンネリカップルが「妊娠」や「結婚」を機に互いのルーツを知り、心情を知り、一緒に生きていく決意をする…というありがちな話に持っていかないところがいいし、ずっと平行線なままの2人の差を描いたいい>>続きを読む

お引越し(1993年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

田畑智子の存在感、躍動感は言うまでもなく、彼女のまわりの大人たちの「大人らしくなさ」が素晴らしい。彼らと直接やり合い、肉体がぶつかり合う前半から、物語はレンコが生まれ育ったであろう京都を、漆場家を離れ>>続きを読む

ラブホテル(1985年製作の映画)

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ラブホテルという皮肉なタイトルに沿って「愛」を描いたのかもしれないが、やはり男(相米)が思う「愛」のために作られた自己満足映画という側面も強く居心地が悪くなる。手放しでは褒められない。
といっても、山
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魚影の群れ(1983年製作の映画)

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ワンカットがいちばん効いている作品。
「あの」シーンはわかってても近年観た作品で最も怖かったかもしれない。話自体は悪い意味での相米節が効いているので嫌いです。

雪の断章 情熱(1985年製作の映画)

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あんな不穏な三角キャッチボールを知らない。
バイクの後部座席でのけぞって歌う松田聖子、ザ・セットという感じで不思議な構造の鏡張りスタジオ?でのコンテンポラリーダンス(ここのシーンの撮影も変ですごい)、
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ションベン・ライダー(1983年製作の映画)

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あまりにも破壊と衝動が寄せては返すのが過剰に思えてしまった。少年少女たちの等身から放たれるアイドルのエネルギー。

トラス・オス・モンテス(1976年製作の映画)

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キャメラの意義、断章の行方、いま-ここのアウラから、ベンヤミンが説いた歴史の旅とフラヌール(遊歩者)へと、わたしごととして考えながらみていた。