umakoronさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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丘の上の本屋さん(2021年製作の映画)

3.3

イタリアの坂の上からの
街並みの美しいこと

石畳の丘の上にひっそりと佇む本屋を舞台に
心温まる交流が繰り広がる


善に満ち溢れた
やわらかな作品だが
あまりに真っ当すぎて
心に残りにくいかもしれな
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aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

3.7

父と娘の心温まるストーリー
淡々とした中に
沢山の愛と優しさが詰まった優しい時間

家族が家族でいられる時間は
想像以上に短く
純粋に子供時代を楽しめる時間は相当短い

ある夏の父との思い出
忘れられ
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こわれゆく女(1974年製作の映画)

3.8

精神を病んだ母と子供達
夫婦や両家の親も含めた家族の話

かなり難しいテーマを
リアリティたっぷりに描いた作品で
見るものもその重さから覚悟が必要

愛する人が壊れていく‥‥
その状況を少なからず体験
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秘密の森の、その向こう(2021年製作の映画)

3.1

どうしてもファンタジーが苦手で
この双子の可愛さを持っても
心揺さぶられることはなかった

実は奥深くて
優しい作品なのだが
入り込めず‥‥

独特なペースが睡魔を誘い
巻き戻しては見るを幾度か繰り返
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おとなの事情(2016年製作の映画)

3.8

脚本が斬新
室内だけを舞台に
ここまで飽きさせないってすごい

大人の嘘は
罪なのか、それとも奥深いのか

うーん、何が善で何が悪なのか
よくわからなくなってきたが
面白い作品なのは間違いない

旅するローマ教皇(2022年製作の映画)

3.5

なんとなく気になっていた作品
ローマ教皇がとてもゆっくりと
お話になるので
イタリア語の勉強には持ってこい

穿った見方をすれば
キリスト教のイメージアップ
キャンペーンであり
旅という響きから想像す
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キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

3.8

非常に丁寧に作られた大作
地味なテーマだが
俳優陣の表情を眺めているだけで楽しい

悲惨な歴史を淡々と描いているが
この派手さのなさが好印象

利権がからんだ時の人間の醜さ
悪魔の声が聞こえた時の葛藤
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ひまわり(1970年製作の映画)

3.7

古い作品だけに味わい深い
下手な小細工がない分
音楽やシーンが強烈に焼き付く


戦争は愛するものを引き裂き
望まない道へと進ませる

それでも失わなかったものは‥‥

しんみりと泣ける良作

恋におちて(1984年製作の映画)

3.6

邦題がべたすぎて
見る気にならなかったのだが
デニーロ見たさでの初見

この関係の是非や
なぜ惹かれたかなんて細かい事は
さておき‥‥

二人の細かな演技がとても良い
癖のない人を演じるのは実は一番難
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P.S. アイラヴユー(2007年製作の映画)

3.5

昔見たことをすっかり忘れて鑑賞

夫婦愛だけでなく
母の愛
女同士の友情
異性の友達

色々な素敵な関係がたくさん詰まった作品
アイルランドの景色にも満たされ
前向き要素がたっぷり

ガツンとはこない
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釣りバカ日誌(1988年製作の映画)

3.6

こんなに有名なのに何故か初見
いやいや、このほっこり度合いが
なんとも良い感じ

まさか今更ハマりそうな予感

ヒット作にはヒットする
理由があるのですね。

肩の力が抜けるような
このレトロな雰囲気
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ダンサー イン Paris(2022年製作の映画)

3.8

落ち着いて見られる雰囲気の良い作品
誰かと競争したり出し抜いたりしないので
ひたすら気持ちが良い

ダンサーの鍛えあげた肉体美が美しすぎる
人間の関節って本来はこんなに細やかに
動くものなのね


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イコライザー THE FINAL(2023年製作の映画)

3.7

タイミングが合い見た作品だが
期待とは裏腹に充分楽しめた

ストーリーは単純で
いわゆる勧善懲悪なのだが
イタリアの背景が美しく
ペースが心地よいのであっという間

惨たらしく人が死んでいくし
暴力シ
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マッチポイント(2005年製作の映画)

3.4

ありがちな展開と思いきや‥‥

なかなかのホラーぶりで
想像とは違う方向へ進んでいく
楽しさと、不快さ

なんとなく安っぽい脚本や台詞回しは
ロンドンの街並みと
ヨハンソンで格上げした
不思議な均衡を
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レイヤー・ケーキ(2004年製作の映画)

3.4

たまにはハード系

タイトルと映像がオシャレ
この手の作品を沢山見ている人には
物足りない内容かもだけど
個人的には、結構楽しめた

俳優陣が贅沢で
それだけで満足

グランツーリスモ(2023年製作の映画)

4.0

エンターテイメント系を苦手としていても
圧倒的な迫力と現代ならではのテクニックに
すっかり魅了されてしまった

日本を海外から見るのも
なんだか新鮮で
誇らしくもあり
喜び溢れる作品であった

Nis
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髪結いの亭主(1990年製作の映画)

3.9

何といってもタイトルのインパクトよね
若い頃に見て、何のこっちゃ??
だったのだけど、
独特な雰囲気がずっと残っていた作品

大人になってみたら
なかなか奥深い作品で
ついに理解力が追いついた

静か
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ワン・デイ 23年のラブストーリー(2011年製作の映画)

3.7

もしもあの時
あの場所でこうしていたら
していなかったら‥‥

きっと誰もが
一度は思ったことがある感情であろう

友達以上恋人未満の友達がいる人には
ああ、わかるわー
が、沢山つまった作品


個人
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理想の彼氏(2009年製作の映画)

3.3

ちょっとほっこりできる
歳の差カップルのお話

良くも悪くもさらっと見られます
男性が15歳年上カップルは
そんなにレアでないけど
逆パターンだと映画の題材になってしまう
から面白い

なんだかんだで
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ヘカテ デジタルリマスター版(1982年製作の映画)

3.4

良い大人、しかも社会的地位のある男性が
沼に完全に落ちてしまったというお話

崩壊っぷりがすごい
そんな顔になっちゃうのねー
と、もがく姿を冷めた目で見つつも
どうにもこうにも行き着く先が気になる
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愛を綴る女(2016年製作の映画)

3.7

若い頃に見たらきっと意味不明どころか
怒りすら感じたであろう作品だが
年齢を重ねた今なら
この味わい深さを十分に堪能できる

妄想に生きる女と
現実に生きる男
二人が見ている世界の乖離が非常に面白い
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ローマの休日 4K レストア版(1953年製作の映画)

5.0

良い作品は何度見ても
何年経っても色褪せないを
完全に立証した時間であった

全く飽きを感じず
ひたすら高揚感に包まれ
一周回って新鮮にすら感じた


大好きな作品を映画館で見られる幸せ
こんな贅沢は
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間奏曲はパリで(2013年製作の映画)

3.7

フランスらしい大人の為の映画

夫婦の距離感や
恋愛観が日本とは違い
非常に面白い


倫理観とか
そんなの抜きにして
こんな形も素敵だなぁと
思えてしまう作品でありました

時には目をつぶり
目の前
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最後の初恋(2008年製作の映画)

3.1

諸々設定に無理があるが
リチャードギアとあんな出会い方をしたら
落ちない女はそういないか‥‥

ストーリーはさておき
結局のところ
リチャードギアに免じて
これでもよいかと思ってしまう作品

全てを超
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キングダム 運命の炎(2023年製作の映画)

3.7

キングダムお初
期待もせずに誘われるがままに映画館へ

日本映画と思い、なめておりましたが
なかなか壮大
セットも衣装も良い感じ
エキストラの数も相当気合いが入ってます

今をときめく役者さんが
これ
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SAINT LAURENT/サンローラン(2014年製作の映画)

3.0

長い 長すぎる

このシーンは本当に必要?と思う
無駄の多さで集中できず
気がつくと寝てしまうを繰り返す事3日
やっと終わった
が、第一の感想になってしまった


イヴを知ってもらいたいという愛は
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バービー(2023年製作の映画)

2.7

先に見た方々が口々に面白いと
おっしゃるので楽しみにしていたのだが
いやもうこれ完全にダメでした

バービーに愛着や思い出がないのが
根本の原因であるが
笑いのツボがもう???すぎて


アメリカ人ら
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The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ(2017年製作の映画)

3.8

評価はイマイチだが
深層心理をよくついた
なかなか楽しめる作品


女の園に突如男性がやってきたら‥‥
あらやだ
日常が一変しちゃう

ちょっと意地悪でシュール
この絶妙さは
コッポラならでは

マリー・アントワネット(2006年製作の映画)

3.6

装飾品、衣装、お化粧
どれをとってもビジュアルの満足度が高く
色味とインテリアが
素敵すぎてワクワクしてしまう

マリーアントワネットを
現代風にアレンジしポップでおしゃれ
いわゆるかわいいが満載
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欲望のバージニア(2012年製作の映画)

3.7

いやいやトム・ハーディ不死身ですか
もうセクシーだから
なんでも許しちゃう

実話ベースの話はやはり面白く
配役の良さもあり入り込みやすい

ストーリー自体は意外と単純だが
エグさとハラハラ感で
飽き
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レジェンド 狂気の美学(2015年製作の映画)

3.7

トム・ハーディの色気と男くささが
たまらない

しかも違うキャラで
2倍楽しめるこの贅沢さ
嫌いなわけがない

トム・ハーディ加点は
間違いなくあるが
実在した双子兄弟のお話だけに
吸引力があり
テン
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キャタピラー(2010年製作の映画)

3.1

戦争の悲惨さ
この作品の感想はこれに尽きる

日本が歩んできた道を
振り返る事も
忘れないという意味において必要であろう

寺島しのぶの女優魂に度肝を抜かれる
感情的にも肉体的にも
かくも難しい役を
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ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

3.4

ミッションインポッシブル ファンの皆様
ごめんなさい

でもね、もう鍵を見つけ出す
それだけのミッションなのに
大仕掛けで長いのよー

トムクルーズの俳優魂は
止まることを知らず、圧巻なのだけど
スト
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サヨナライツカ(2009年製作の映画)

3.0

うーん
ツッコミどころ満載

中山美穂が誰かを演じていてすら
中山美穂そのもので
その見た目のクオリティばかりに
集中してしまう

誰か一人でも飛び抜けて良い演技だと
もう少ししまるのだろうが
なんと
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トゥー・ウィークス・ノーティス(2002年製作の映画)

3.4

ありがちなストーリーながら
ヒューグラントの甘いマスクを
たっぷりと楽しめる作品

傍目には全くお似合いとは
思えないカップルだが
二人の息のあった演技が
後半に行くにつれてあまりに自然で
ついつい微
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7つの贈り物(2008年製作の映画)

3.5


彼の行動の理由はラストまでわからず
焦ったい時間が続く

そこを楽しめれば良いのだが
個人的には謎解きが長すぎて
フラストレーションが勝ってしまった

理由がわかれば
腑に落ちる点も多いがなんとなく
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