はるさんの映画レビュー・感想・評価

はる

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英国式庭園殺人事件(1982年製作の映画)

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升目の上に組み立てられた世界、貴族社会に紛れ込んだ皮を被った野蛮人、レイシズムと男性主義的、それでいて所有物こそが自分を表現するものという世界。途中に挿入されるバグみたいなカットとファンシーな世界がも>>続きを読む

人生タクシー(2015年製作の映画)

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タクシーがテヘランの街を走る内部からの映像、内部の映像がイランの街と人間を切り取って映し出してる。弾圧、死、強盗、暴力が日常化している街で現実で映されているものと、映画に写せないものの境界をぶち壊すよ>>続きを読む

暗殺の森(1970年製作の映画)

5.0

ここまで美しい映像ってなると、やっぱりノスタルジアと比較してしまうけど、ノスタルジア同様、人間の意図しないもの(潜在的な心象)が語られることなく記憶の挿入の編集や映像そのもので私に干渉してくるという点>>続きを読む

軽蔑(1963年製作の映画)

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ゴダールの他の作品と比べて明らかに男らしさがない男、その分物語がのっぺりとして面白くない。でもこの映画はそういうことじゃないと思った。最初にこの映画の立ち位置を示すようなカットがあることで視線を意識せ>>続きを読む

ダゲール街の人々(1976年製作の映画)

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カメラに向けられた眼と街並み、現実であろうとする振る舞い構えつつ、マジックショーを通して境目を曖昧にしているのがとても良かった。
集められた断片的な生活と手と会話、そして顔、時間がそのまま流れる訳では
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顔たち、ところどころ(2017年製作の映画)

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街と顔の記録を映画でしてきたアニエスと、壁に拡大された顔を貼り付けることで記録してきたJRの旅の映画。偶然が最高の助監督というアニエス、対話してみんなが自由に動いてそれを撮る様子がとても愛おしかった

ゆけゆけ二度目の処女(1969年製作の映画)

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屋上で起こるドラマ、車が走って、代々木体育館が見えてそこに確かに町はあるのに、何故か異空間のような特殊性を持った空間なんだと思った。2人だけに刺す三角形の光も、血のしみるコンクリートに最後に帰ってくる>>続きを読む

GIFT(2023年製作の映画)

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濱口竜介が、編集は光とか動きを見て一旦編集してもらってから、脚本を共有したって言ってて何となく納得した気になっている。石橋栄子の即興的な音楽とそのふたつが合致して揺れてひとつになってた。悪は存在しない>>続きを読む

セッション(2014年製作の映画)

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アンドリュー好きになれないまま、最後ジャズにあてられてた、すごい

ムーンライズ・キングダム(2012年製作の映画)

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ダージリン急行といい脚本ロマンコッポラ入ってるやつの方がウェス・アンダーソンの暴走を抑えながらしまってていいと思った、最高のボーイミツーツガール、それは違うと思う、だけど僕は君が好き

ノスタルジア 4K修復版(1983年製作の映画)

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4Kで蘇るって言葉が本当に似合う映画、細部まで描かれた抽象画、靄のかかり方も光の入り方もいちいち完璧で全く違う映画だと思った、途中寝てもいいから映画館に行くべき、

ひなぎく(1966年製作の映画)

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女の子的な記号を軽々と踏み倒していくのだけど、反面でそれを武器にすら変えてしまう自由さと勝手さ、レイヤーが分けられたような色使い、切り抜かれていく画面、

ストップ・メイキング・センス 4Kレストア(1984年製作の映画)

5.0

足元がずっと揺れてた、全ての曲を最高の状態で見せるための演出、左右に揺れるデビッドバーン、折坂悠太を思い出した

夜明けのすべて(2024年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

雨で繋がった日々、知らない街の風景なのに知っているみたいだった

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