はるなさんの映画レビュー・感想・評価

はるな

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アウシュヴィッツの生還者(2021年製作の映画)

3.5

今ホロコーストもの見るの皮肉だな〜気分としてはパレスチナ視点の作品見たいよな〜と思いつつ、戦争が起きている今をより深く理解するためにも、嫌になるほど観たホロコーストものをまた観るのもいいかもなと思い鑑>>続きを読む

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

記憶に残ったのはたったひと言。真人が「戻ったら火事で死んじゃう!」と告げたあとの母の返事「いいの!だって真人を産めるんでしょ!素敵じゃない」。もうそれだけ。あとはゆっくり消化します。

「僕の戦争」を探して(2013年製作の映画)

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はぁ…いい映画だったな。笑えて切ない人生みたいな。

完璧な色彩と構図に裏打ちされた異国情緒漂う映像。荒凉としていながらもどこか懐かしい海辺の町の風景は、ポスターにして部屋に飾っておきたいほどの美しさ
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主戦場(2018年製作の映画)

4.5

めちゃくちゃ資料的価値が高いうえ、テンポよく纏められた見応えある作品でもあった。

以下記憶にある限りのメモ。

・被害者20万人という数字には明確な根拠がなく、否定派による論破のポイントになっている
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キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002年製作の映画)

3.4

華麗なサギの手口を見るのがシンプルに楽しい作品だけど、なぜ彼が詐欺師になったかの背景として親との関係性が描かれているところが良かったなぁ。

はじめは、大好きな父親がしていたことを真似しただけなんだよ
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犬ヶ島(2018年製作の映画)

4.0

めちゃくちゃ面白かった。ナチスによるジェノサイドを彷彿とさせる社会風刺的要素、犬と人間の対立というおとぎ話的要素、少年と犬達のロードムービー的な要素、親犬派と嫌犬派の対立によるバトル要素がうまく作用し>>続きを読む

インターンシップ(2013年製作の映画)

3.0

40代?の営業マンふたりが職を失い、学生達に混じってGoogleのインターンシップに挑むお話。

ふたりとも価値観とか生活パターンとかガッツリおっさんで、作品内でオッサン的下ネタ登場率は多めなんだけど
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ターミナル(2004年製作の映画)

3.0

メインビジュアルだけずーっと知ってて、前情報なしで見たので、こんなにコメディ寄りの作品だと知ってビックリ笑

トムハンクスめっちゃ泣いてるし、もっとハラハラしたり悲しい気持ちになったりする系かと思って
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恋愛だけじゃダメかしら?(2012年製作の映画)

4.0

やー、気持ちのいい映画でした。妊婦におすすめの映画だとSNSで見かけて観てみたけど、まさに!

予期せぬ妊娠や望んだ末の妊娠もあり、妊婦してもめちゃくちゃ元気な人もいればマイナートラブル続きの人もいる
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きっと、またあえる(2019年製作の映画)

3.5

勝利とか成功とかに固執する世の中に「そんなもんなくたって、努力したって胸張れる人生なら良くね!?」ってシンプルなメッセージを投げかけてくる物語。

競争社会のインドでこういう映画が作られるってのはいい
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ワン チャンス(2013年製作の映画)

4.5

多幸感に溢れたサクセスストーリー。テンポも良く音楽の使い方もうまく、序盤からぐいぐい引き込まれた。キャラクターも、美女やイケメンはほとんど出てこないのに全員がとても魅力的で、見ていてすごく感情移入でき>>続きを読む

ゲッベルスと私(2016年製作の映画)

3.8

ゲッベルスの秘書のひとりだったポムゼルさんの語りをメインに、当時の記録映像を挟みながらナチスとドイツ国民の関係性に迫るドキュメンタリー。

「若い人たちは、『私ならそんな状況から逃げる』と言うけれど、
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バズ・ライトイヤー(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

新しい時代が来たな〜!というのが、見終わって感じた1番の感想。それはこの作品から伝わってきたメッセージが「人は皆不完全で失敗をするものだ。だから手を取り合おう」だったから。

冒頭の宇宙船で逃げるシー
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犬王(2021年製作の映画)

3.7

京都旅行の最中に鑑賞。舞台が京都なので見れて良かった。ほぼミュージカル映画かな。ライブシーンを楽しむ作品だと思った。アニメ『平家物語』を見てから見るともっとぐっとくるかも。私は順番が逆でしたが、続けて>>続きを読む

THE WAVE ウェイヴ(2008年製作の映画)

3.4

さすがドイツ。こういう、自国の失敗を繰り返さないためどうすべきかを多角度から考えるコンテンツ、日本にあんまないよなぁ。『教育と愛国』見た直後だからよりそう思うw

独裁というと何か特別なことのように感
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教育と愛国(2022年製作の映画)

3.3

“自国の伝統に誇りを持てる歴史教育”をモットーに、自国の失敗や他国への加害の歴史を消し去った育鵬社の教科書が、シェアを広めているらしい。

その執筆に携わる東大名誉教授へのインタビューで、「子供たちに
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FLEE フリー(2021年製作の映画)

4.0

デンマークで暮らすアフガニスタン移民・アミンへのインタビューをアニメ化したドキュメンタリー。実際に撮った映像を下書きにアニメを作ったのかな?と思うくらい映像的な表現が印象的だった。とはいえほんとのドキ>>続きを読む

プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

すごい作品を見たなという感想。

『82年生まれ、キムジヨン』を見た後だけど、同じフェミニズム映画としてはこっちのほうが痛快で好き。ちゃんとエンタメしてる。そしてエンタメなのにすごくリアルでゾッとした
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タレンタイム〜優しい歌(2009年製作の映画)

4.0

マレー系、中国系、インド系の人種が混在する多民族国家・マレーシアの学生達の青春にスポットライトを当てた群像劇。

起承転結は緩やかで結論という結論はないのだけど、要所要所でふふっと笑いが漏れるお茶目さ
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ボーダー 二つの世界(2018年製作の映画)

3.5

すごい作品だった。こんなストーリーは見たことがない。大人のおとぎ話という感じ。そんなキラキラしたものでもないか。

これ日本で作ったらすごいチープになるんだろうけど、さすが北欧というか、とても洗練され
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薬の神じゃない!(2018年製作の映画)

4.2

場面展開のテンポもいいし、緩急のつけ方も絶妙。

お金儲けが目的で始めて徐々に人助けへとシフトしていくストーリーは『シンドラーのリスト』を彷彿とさせたけど、
この作品は、買い手や仲間が徐々に集まり始め
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82年生まれ、キム・ジヨン(2019年製作の映画)

3.0

夢があり、自立したひとりの人間だったキム・ジヨンが「母親」「嫁」「女」という枠に押し込められて悩む様子を描いた作品。フェミニズムについてある程度知識がある層にとっては、分かりきった内容でもある(韓国の>>続きを読む

セブン・デイズ・イン・ハバナ(2012年製作の映画)

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火曜『ジャム・セッション』見た。クリストリッツァ本人が出てることにまずテンション爆上がりだが、あの15分の尺で、音楽と映像メインで(セリフ少なめで)世界的有名監督と運転手の友情を描いたのは凄すぎる!>>続きを読む

プライベート・ライフ(2018年製作の映画)

4.0

不妊がテーマなので重めの内容かと思いきや、意外に穏やかな気持ちで見られる。テンポの良さや軽やかで美しい音楽、コメディパートの塩梅のおかげかな。

体外受精に養子縁組、卵子提供など、七転八倒しながら取り
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ヒックとドラゴン(2010年製作の映画)

3.5

ドラゴンが猫みたいでかわいい。無知は争いの、知は平和の種。
物語はシンプルだけどワクワクドキドキできる作品でした◎

チャーリーとチョコレート工場(2005年製作の映画)

3.0

生意気な子供達への罰が重すぎるのと「家族っていいよね!」という単純なまとめ、
映画作品として見ちゃうとなんだかな〜という感じだけど、ディズニーアトラクション的要素が加わった教訓的な昔話と思えば楽しめる
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