Longsleeperさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

ジャンヌ・ダルク(1999年製作の映画)

3.0

過去鑑賞
リュック・ベッソン監督ならフランス語で撮っても世界中で観てもらえたと思う

SHERLOCK/シャーロック 忌まわしき花嫁(2016年製作の映画)

4.2

ドラマ本編では現代を生きているシャーロック・ホームズが、映画では元ネタの通りの時代を生きて、難事件に挑む。
本編をフィーチャーした場面があるので、ドラマを観てからの鑑賞がいいです。

表題の『忌まわし
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ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還(2003年製作の映画)

4.5

万感のラスト!
旅の仲間や二つの塔ではバラバラに展開した物語も、一つの結末に向かって収斂され、凝縮されていく。
仲間全ての思いが敵と激突した末に、胸が一杯になるエンディングだった。
みんなでこの結末を
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ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔(2002年製作の映画)

4.2

十数年ぶりに再鑑賞。
三部作の真ん中だけど、フロドとサム、メリーとピピン、アラゴルン・レゴラス・ギムリと三方に分かれるのでそれぞれ顛末が気になる。
緩慢になりそうな展開をゴラムが和ませる。笑
ハイライ
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ロード・オブ・ザ・リング(2001年製作の映画)

4.1

『ホビット』三部作から『ロード・オブ・ザ・リング』リバイバル上映に突入。
中学生の頃に映画館で観た感動が次々に蘇って本当に楽しかった笑
印象的なカットやセリフは、何年経っても覚えている。
『ホビット』
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スパイ・ゾルゲ(2003年製作の映画)

2.7

ゾルゲ役の俳優さん、GoTのサー・ジョラーだった。
なので全編を通して英語喋ってます。
『ジョジョ・ラビット』や『西部戦線異状なし』みたいに、ドイツを舞台にした映画が全部英語で撮られるのは別にいいと思
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コクリコ坂から(2011年製作の映画)

3.7

過去鑑賞。
みなとみらいができる前の、怪しさを内包した横浜の面影を感じる。
新橋のごみごみ感は、映ってる風景は今と全然違うのにどこか今に通じるものを感じる。

フェアリーテイル(1997年製作の映画)

3.8

過去鑑賞。
イギリスの田舎の風景がとにかく美しかった。
作り手が本当に美しいと感じたものを撮っているのがわかる。
実際にイギリスで巻き起こった妖精騒動を下地に、現代の御伽噺を描いた感じ。
世界のどこか
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ホビット 決戦のゆくえ(2014年製作の映画)

4.2

ビルボの成長、トーリンの執着からの解放、タウリエルとキーリの愛など、ドラマが盛り上がったなかで迎えるクライマックスの戦い。
戦闘の迫力はもちろん高クオリティなうえ、それぞれのキャラクターが想いを遂げた
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ホビット 竜に奪われた王国(2013年製作の映画)

3.9

森のエルフの城も、ラダガストの家も好きだけど、はなれ山の地下都市の壮大さがいちばん印象的。
カッパドキアも目じゃないというか、世界のどこにもない光景を圧倒的現実感と見たことのない迫力で作り上げている。
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ホビット 思いがけない冒険(2012年製作の映画)

4.0

『ロード・オブ・ザ・リング』の世界へもう一度旅ができる映画を世に送り出してくれて本当に嬉しい。
ドラマとしての深さや緊張感は前作の方が上だけど、平和を愛するビルボ(もといワトソン)が勇気ある旅人に成長
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フィオナの海(1994年製作の映画)

3.7

過去鑑賞。
原作の本とは少し違う話だった気がするけど、これもこれで優しいエンディングが好きだった。
こんな「海」を感じる映画や本にこの先も会いたい。

黄泉がえり(2002年製作の映画)

3.8

訃報を聞いて再鑑賞。
観たの大昔だったのでかなり忘れていた。
黄泉がえりの謎は最後まで解けないけど、ミステリやSFではなくヒューマンドラマだということを念頭に観てみてほしい。
死んだ人たちとの再会の群
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ブラックホーク・ダウン(2001年製作の映画)

3.9

大昔にみた。
虚しさを感じさせる戦争映画という意味で史上屈指の作品だと思う。
既にユーゴ紛争やこのソマリア内戦を経ていたから、ルワンダ内戦への介入が進まなかったんだとわかってしまう。
出発前にある人が
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新聞記者(2019年製作の映画)

4.0

現実の事件と緊密に絡み合った脚本が、どこをどう読んでもメディアや行政機関のあり方を考えさせる。
トップシーンで前川喜平と望月記者が出てくる時点でドキッとするね。。。
貴重な国会の期間を使って何をダラダ
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サンセット大通り(1950年製作の映画)

4.2

これは…歳を取るのが怖くなる映画
ノーマは若くして大スターになった分、歳を取ってからの落差は本当に激しかっただろう。
有声映画の世界についていく努力をしてれば、歳を取ることも経験の積み重ねになって人生
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バタフライ・エフェクト(2004年製作の映画)

4.0

切ないけど胸がいっぱいになる映画。
エヴァンのケイリーやレニー、母親を思う気持ちがいつまでも余韻を残す。
彼らに囲まれていても、エヴァンの闘いは終始孤独で、煩悶と葛藤ばかり。
懸命に悩む姿にいつの間に
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ディープ・インパクト(1998年製作の映画)

3.5

過去鑑賞。
安定の世界滅亡。
2005年以降の日本では競走馬としてしか認知されなくなる単語。

セントラル・ステーション(1998年製作の映画)

4.2

終始わざとらしさのない演出で、笑いも涙も露骨に誘う場面はない。
だけど、その分ラストシーンでドーラと一緒に泣いてしまう。
自分を励ますように笑っている顔が切ない。
口紅とワンピースも、自分を鼓舞するた
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十二人の怒れる男(1957年製作の映画)

3.9

殺人容疑がかけられた貧しい少年に対する陪審員たちのワンシチュエーション劇。
近頃のBLM運動に関する情報の中で、黒人であることは冤罪の確率を跳ね上がらせるというのがあって、確かに有り得そうだと感じてし
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西部戦線異状なし(1930年製作の映画)

4.5

派手さドラマチックさは抑えめだけど、間接直接に伝えられるメッセージがものすごく重い。
目を輝かせて志願した若者たちが、初めて砲撃を受けた時、塹壕で飢えに喘いでいる時、初めて人を殺した時、どんな顔になっ
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市民ケーン(1941年製作の映画)

4.4

名作と何度も紹介される意味を深く理解した。
もっと早くみれば良かったと思う一方で、若い時に観てもあまり理解しきれなかっただろうとも思う。
成功した後のケーンが「買う」行為に執着する理由が痛いほどわかる
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灰とダイヤモンド(1957年製作の映画)

4.5

独ソ分割占領のみならず、レジスタンスのなかでも東西陣営に分かれ、戦後もテロが続いていたポーランドを、風刺的象徴的に切り取った名作。
中盤までは「一体どこへ向かう話なんだろう」と思わせるけど、終盤の強烈
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ROMA/ローマ(2018年製作の映画)

4.0

余韻が染みる映画。
たぶんタイトルを忘れることはあっても何気ないカットがずっと記憶に残り続けると思う。
予備知識なしに見始めたのもあり、前半は突然の武術に心が掻き乱されたまま「これ何の話なんや」と思う
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ターミナル(2004年製作の映画)

3.7

過去鑑賞。
主人公をはじめ、出てくる人たちが温かくて元気になれる。
空港大好き人間としては見ておいて良かった作品。
旅は出会いと別れ。

幸福な食卓(2006年製作の映画)

4.2

北乃きいがめちゃくちゃ可愛い。
制服萌えの意味を今まで正しく理解していなかった。
大浦くんとの間の甘酸っぱさが尋常じゃない破壊力。
そこはかとなく不安定なお父さん、葛藤を抱える兄、お母さんとのさりげな
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キサラギ(2007年製作の映画)

3.9

ワンシチュエーションのミステリ。
伏線を押さえながら謎解きに参加するのが楽しかった。
キャラの個性はさすが古沢脚本という感じ。
テンポが良く飽きと無縁のまま一気見できる。
謎解きは割といい線行けたと思
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マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

4.0

人生のステージや状況について絞り込み細かく描写し切っているため、共感しやすさはやや低め。
登場人物を具体的に描けば描くほど観ている人と遠くなる、というジレンマを呑み込んで描いた話だと思った。
恋人だっ
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ムーンライト(2016年製作の映画)

4.0

映像がひたすら淡々と美しい。
魅力的な人間が目の前にいても決して触れられない主人公の距離感を投影しているみたい。
そんな中で幼なじみの優しさや、テレサの優しさが救いであり続ける。
第二部までかなり辛い
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女王フアナ(2001年製作の映画)

3.6

過去鑑賞。
もう一回観たい…
正直、脚本の一貫性というかパワーは今ひとつで、主演のピラールのビジュアル力でもってる感じ。
トラウマで書くという行動が一切できなくなったこととか、幽閉までの顛末が割愛され
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スピード2(1997年製作の映画)

3.0

過去鑑賞。
懐かしい。
サンドラ・ブロックを観るためだけに観たシリーズ。
海上じゃ特段障害物もないし、盛り上がらないのは致し方ないね。。。笑

ファウスト(1926年製作の映画)

4.0

過去鑑賞。
サイレントってこんなに引き込まれるんだーと感動したけど、他の方のレビューを見る限りサイレント映画史上屈指の名作っぽい。
悪魔とマルト嬢の掛け合いが面白かった…弁士さんによる世界の構築力を思
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メン・イン・ブラック2(2002年製作の映画)

3.8

過去鑑賞。
Kに記憶を取り戻してもらうまでの奮闘ぶりが面白かった。。。
コメディ観て笑いたいニーズを全力で満たしてくれるシリーズ。
ツイスターやってる時の「みんな強いの、背骨ないから」が好き。

殯の森(2007年製作の映画)

4.0

映像が語ってくるパワーがやはり段違いな気がする。
小説だったら地の文に託すところを、説明ゼリフに全く置き換えずにすべて映像に託し切っているよう。
セリフは少ないけど映像が雄弁だから、沈黙が多い作品でも
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