Longsleeperさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

羊と鋼の森(2018年製作の映画)

3.9

日本の北国をこんな映像にできるのか。。。
寒くて暗いイメージ確立してるのに、この映画では美しさに見入ってしまう。
厳しい寒さは伝えつつも、その中だからこそ感じる暖かさとか懐かしさが滲む。
春や秋も気を
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ボーイズ・ドント・クライ(1999年製作の映画)

3.8

ひたすら重くて辛い。
人間の根幹に関わるところでありのままでいられなくて、それが理由で攻撃されることに、救いがなさすぎる。
実話という衝撃も相まって、こんな悲しい気持ちを持って生きる人がいて欲しくない
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

卓越した余韻の残し方。
後味…!!としか言えない。
前半は『万引き家族』と『デスパレートな妻たち』を足して2で割って若干『アンダー・ユア・ベッド』した感じかなと思いながら観たけど、後半の緊張と絶望のゲ
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アンダー・ユア・ベッド(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

高良健吾のファンだから観るの辛いかもと思ってたら、主演が好きな人じゃなかったらとても観続けられないやつでした。
とても辛い。。。
途中で感じた違和感が全部回収されてた。
赤ん坊の実験の話に昔衝撃を受け
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笑の大学(2004年製作の映画)

3.6

登場人物ほぼ二人の密室劇。
舞台だったらどんな感じなのか観てみたい。
役所広司さんの役人感がめっちゃリアル。

スライディング・ドア(1997年製作の映画)

3.0

良くも悪くも特に痛快さはないが、二つのシナリオを混乱せず最後まで両方すっきり見られた。

ダウントン・アビー(2019年製作の映画)

4.4

ドラマファン歓喜!笑
生まれついての主人公メアリー、菩薩のコーラ、そしてキレキレのバイオレットが相変わらずの丁々発止の遣り取りを見せてくれる。
階下のメンバーは国王夫妻を迎えるロイヤルハイに湧く中、大
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ベルンの奇蹟(2003年製作の映画)

3.7

主人公のお父さんが悲しい思いや辛い経験に心を蝕まれた描写が痛々しい。
真のヒーローは、ラームでもなく主人公でもなく、お母さんだと思った。
家族が一つにつながるって普通のことじゃないとしんみりする。
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二宮金次郎(2018年製作の映画)

3.5

日本の自然、農村の風景が終始素朴さ美しさに溢れていて良かった。
やや淡白で寒々しい色合いも、江戸時代っぽさ北関東っぽさが出てる気がする。
もう少し全体に早口になっても良いから、仕法と他の農法について詳
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座頭市(2003年製作の映画)

4.0

遠い昔に鑑賞。
「かっこいい邦画」という概念を教えてくれた作品。

繕い裁つ人(2015年製作の映画)

3.3

神戸が舞台の映画はなんか遠くに行った気持ちになれる。
伝統は素晴らしいけど革新も素晴らしいし名作は名作だ!と単純に考えがちなので、主人公の葛藤はちょっと遠く感じた。
先代が映像で観られたら印象変わるの
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俺たちに明日はない(1967年製作の映画)

3.9

人めっちゃ殺してるし、盗みに罪悪感ないし、倫理観は破綻してるのに、痛快さと疾走感に目を奪われて最後まで見てしまう。
徹頭徹尾犯罪者だけど、胸糞悪さが湧いてこない不思議。
ボニーもクライドも何となく自分
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大学は出たけれど(1929年製作の映画)

3.8

ひたすら淡々としてるんだけど見入ってしまう。
都会に出てはみたけど、故郷に錦をって感じじゃなくて帰れない、ってほろ苦いな。。。
令和の世の、親世代を越えられない悲哀とはまた違う。

ラン・ローラ・ラン(1998年製作の映画)

3.9

同じ設定で何通りも描けてこそストーリーテラーだねって最近思う。

告白(2010年製作の映画)

3.9

原作の緊張感をかなり忠実に再現している。
甘えたゆとりかもしれないけど、引きこもりの彼の気持ちが何となくわかってしまう。
橋本愛がかわいい。

ボーン・アルティメイタム(2007年製作の映画)

4.0

かっこよさを突き詰めたエンタメ。
ラストまで隙なく良い。
身体能力も頭脳もメーター振り切ってる系主人公、邦画でも登場しないかな…

ボーン・スプレマシー(2004年製作の映画)

4.0

疾走感とテンポの良さが相変わらずの高品質。
マルチリンガルってやっぱりかっこいいよね。
結末も良かった。

母の眠り(1998年製作の映画)

3.9

ストリープとゼルウィガーという盤石体制。
子どもにとっての親が、ただの一人の人間になっていく過程を、母の闘病を通して描く。
こういう描写が沢山の作品にあるってことは、親を尊敬できる家庭に生まれた人は本
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バベル(2006年製作の映画)

-

記録
地上波でできないことをやりまくれば映画として突き抜けるってもんじゃないと思う。
悩んだ末に自分の体を大切にできなくなった日本の少年少女、命を断つ人への敬意は申し訳程度という印象。

アバウト・ア・ボーイ(2002年製作の映画)

3.9

肩の力を抜いて観られるコメディ。
目をつぶって歌うのは危ない。笑

トロイ(2004年製作の映画)

4.0

映画館で観て大迫力だった。とても懐かしい。
あんだけの木馬をあっという間に作る施工管理能力凄くないか。
スチームパンクよりサイバーパンクより神話パンクが好き。

教授のおかしな妄想殺人(2015年製作の映画)

3.9

La La Landで既に貫禄が先行しているエマ・ストーンの透明感あるカットが多数。かわいい。
テンポが良くて飽きさせないのと、思ってもない方向に話が進むので続きが気になる構成。
95分という短さも含
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愛がこわれるとき(1990年製作の映画)

-

愛がこわれるときってより壊れた後から話が始まってるので、原題のがいいと思う。

トップガン(1986年製作の映画)

3.6

ヒロインがスクリーン上で輝きすぎてて、初めて年上女性の色気たるものを理解した。
Danger Zoneは永遠の名曲。

イングリッシュ・ペイシェント(1996年製作の映画)

3.7

砂漠の映像のクオリティで持ってる。
どこを切り取っても美しい。
レイフ・ファインズの役の独りよがり感が強く、小説だったら(よほどの美文でなければ)多分途中でやめてる。
ジュリエット・ビノシュの役の包容
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三十四丁目の奇蹟/34丁目の奇蹟(1947年製作の映画)

4.1

スージーがだんだんと子どもらしい心を取り戻していく過程が微笑ましいしかわいい。
クリスの正体が最後まで問われつつも、安易な種明かしや露骨な魔法はなく、合衆国の司法との正面対決というところで大人も飽きさ
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ナイロビの蜂(2005年製作の映画)

4.0

主人公とテッサの関係性がいい。
打ち解けているけど独立した愛というか。

スターリングラード(2000年製作の映画)

3.8

伝説的ラブシーンと、呆気なさすぎる決着。
ターニャとの愛の交錯が、死ばかりの街の中で鮮烈に生きることを教えている。

ギャラクシー・クエスト(1999年製作の映画)

4.0

笑って元気になりたい時のための映画🎞
こんな映画にもっと会えたらいいなー

ロスト・イン・トランスレーション(2003年製作の映画)

3.9

スマホなし、観光立国政策なし、ラップトップもまだみんな持ち歩いてない頃の日本のドキュメンタリーみたい。
日本に来た欧米勢が驚くポイントがたくさん詰め込まれてたけど、海外帰りの日本人が帰ってきて違和感を
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