Longsleeperさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

ウォーク・ザ・ライン/君につづく道(2005年製作の映画)

3.8

実在の人物と知らずに観たからか、主人公にあまり共感できず終わった。
ジューンの強さ優しさに依存する体質にひく。
でもジューンが亡くなって四ヶ月後にジョニーも亡くなったというのは、やっぱり運命の二人だっ
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名探偵ピカチュウ(2019年製作の映画)

3.8

ストーリーはわかりやすいけどちゃんと伏線が張ってあって楽しかった。さすが世界の任天堂さん。
ポリコレに全力で応えようとしてるところもよきかな。
ピカチュウがモフモフしてた。

IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。(2019年製作の映画)

3.9

第一部から好きだったビバリーが今回も活躍。
彼女が試練を乗り越える場面は、自分の中にある女性性を受け入れられない、許せないことの暗喩が効いてて辛い。
同性から嫌われる自分も、虐待の標的になる自分も、ず
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IT/イット “それ”が見えたら、終わり。(2017年製作の映画)

4.0

ホラーってこういうストーリーの作り方ができるんだと新鮮だった。
怖くてハラハラする演出だけじゃなく、怖い気持ちに付随する登場人物たちの内面を描き出して、大切なもの失いたくないもの向き合わなきゃならない
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白バラの祈り ゾフィー・ショル、最期の日々(2005年製作の映画)

4.0

信念を曲げないゾフィーの誠実さが伝わってくる作品。
この年齢で冷静に信念を持って戦える人がいたって知れただけで良かった。

マネー・ショート 華麗なる大逆転(2016年製作の映画)

4.1

こんな説明の難しい話を2時間の映画にしようと思ったら心意気がまず凄い。
自分だったら「ドラマじゃなきゃ無理だよ」って言うと思う。
なので、各所で突然セレブが金融用語の説明をし始めるシーンも許しちゃう。
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あなたのために(2000年製作の映画)

3.8

ヒロインに優しくて元気の出る映画。
お腹の子以外に何も持たなかったヒロインが、恋人を失い、母親もいないことを改めて思い知らされても、周りの親切な面々に助けられて逞しく生きていく。
大変な状況でもスレて
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雨に唄えば(1952年製作の映画)

4.0

スカッとする王道のストーリーも、古風なヒロインも、誇張しすぎなくらいのリーナの声も、作品全体の輝きを盤石の体制で支えている。
なんか楽しかったし明日も頑張ろう、と思わせてくれるの良いな。
映画ってほん
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マレフィセント(2014年製作の映画)

3.8

血の通う心を持ったマレフィセントの行動がいちいち説得力あった。
結末も温かい。
尊い愛は男女の恋だけじゃないという強い訴えを感じて目が覚める感じ。
描かれ尽くしたパートナーとの絆だけじゃなく、もっと広
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LIFE!(2013年製作の映画)

4.2

外国で旅をすると普段使わない考えを使って、普段話さない人と話して、普段しないことをする。
その中で自分の中にあった知らない神経を通わせていく過程が、温かくコミカルに描かれていて楽しかったし、あるあるー
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誰よりも狙われた男(2014年製作の映画)

3.7

レイチェル・マクアダムスがひたすら美しい。
後味全然すっきりしないので、万人受けはしなさそう。

西という希望の地(2013年製作の映画)

3.7

東ドイツ時代を描いた映画で、西側への脱出は大体希望を持って描かれるけど、この作品はすごく現実的だった。
願ってた自由のある世界に飛び込むことは、なんの後ろ盾もない世界に放り出されることでもある。
少し
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ベルリン、僕らの革命(2004年製作の映画)

3.9

どことなく浮世離れした隠匿生活が不思議な雰囲気。
序盤で車に傷をつける場面の気持ちがなんか懐かしく、学生感がめっちゃある。
JuliというバンドのRegen und Meerの動画がこの話に似てる。

シンデレラ(2015年製作の映画)

3.9

『スリーピー・ホロウ』と同じく美しい悪役が印象的だった。
リリー・ジェームズ綺麗。
『ダウントン・アビー』シリーズと同じく輝いてる。
あと『GoT』のロブに再会できて嬉しかった。

ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章(2017年製作の映画)

3.5

町のロケーションがどこであってもハードル高すぎる。
テーマパーク一個作るくらいしないとそれっぽい空間作れない気がする。
岡田将生の俳優力を思い知らされたことが収穫。
あと小松菜奈ちゃん、由花子さんぽく
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関ヶ原(2017年製作の映画)

3.0

日本史履修してない人は見ちゃだめなやつ。笑
背景の説明がしきれなくてひたすら早口長台詞が続くんだけど、だったら初音の存在を削ってメンズのドラマに集中した方が良かったのでは。
戦いの命運にそれほど深い関
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ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士(2009年製作の映画)

4.0

法廷サスペンス要素を加えて、世界で最も面白い小説の映像化作品が華々しく完結。
リスベットの提出した証拠が悲惨で、短かったが観ているのが辛い。
リスベットのストックホルムの部屋羨ましい(再掲)

ミレニアム2 火と戯れる女(2009年製作の映画)

4.0

相変わらずかっこいい。
リスベットがストックホルムで住んでるマンションがたまらなく好き。
絶対無理だけど自分も住みたい…

ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女(2009年製作の映画)

4.0

黒髪長身のリスベットもノオミ・ラパスがオーラで演じ切ってました。
ミカエルもハリウッド版の方が外見のイメージは近いし、映像作品としては米国版の方がかっこいいんだけど、彼らの生まれた国スウェーデンで作ら
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羅生門(1950年製作の映画)

4.1

この映像の美しさを理解するためだったと思うと、学生時代モノクロ写真に多少なりとも触れ合った意味があるかも。
白の柔らかさも、黒の引き締めも、灰色の階調も、観てて全部隙がないというか、どこを切り取っても
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トレインスポッティング(1996年製作の映画)

3.7

記録。
退廃と青春を足して2で割ってスコットランドで撮るとこうなる。のかな。

萌の朱雀(1997年製作の映画)

4.2

純粋に映像が綺麗。
同じ森でも山奥でも、熊野とも山陰とも違う吉野にしかない温度湿度みたいなものを感じる。
観てるだけでその場所に連れて行かれそう。
森の緑が美しいのは言わずもがなで、その他の色合いも全
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ナッシング・パーソナル(1995年製作の映画)

4.0

何のために戦ってるんだろう、何のためにアイルランドは引き裂かれたんだろうという問いが痛烈に投げかけられる作品。
戦争でなく内戦であることのえぐさが容赦ない。
凄惨な背景で流れるアイルランド民謡の切なさ
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エール!(2014年製作の映画)

3.9

最後の主人公の歌素晴らしかった。
フレンチジョークがひたすら続くので日本の地上波で流されることはないであろう。

君の名は。(2016年製作の映画)

4.0

遅ればせながら備忘。
伏線と展開の密度はこのくらい高いのがいい。
普段アニメ観ない人にもとっつきやすくて良かったと思う。
あと東京ってこんなに美しく描けるんだっていう驚き。

スイミング・プール(2003年製作の映画)

3.7

解説レビュー読むまで意味がわからなかった。
でも時間が経つのを忘れるくらいすっと頭に入ってくる映像というオゾン力。
シャーロット・ランプリングってすごい存在感だなあ。

人生スイッチ(2014年製作の映画)

3.5

物語の構成に見えるのは一番最初の『おかえし』と中盤のBombitaかなあ。比較的納得しやすい。
レビュー観たら「良かった!」って人と「何なんだこれ」という戸惑いに割れてて面白い。
南米映画を見慣れてる
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スラムドッグ$ミリオネア(2008年製作の映画)

3.9

何度打ちひしがれても立ち上がった主人公が、乗り越えた辛さに思いを馳せながら一問一問回答していく構成が、感動的かつわかりやすい。
描き出されるインド社会の場面場面が色々としんどく、冒頭からキツイけど、最
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17歳のカルテ(1999年製作の映画)

4.0

破れかぶれになりながらも、生きたい気持ちを抱えて懸命にもがく少女たちの群像劇。
若すぎる主人公には自分にされたことの不当さを訴える知識や手段がないけど、本能は傷つけられたことを知っている。
だから抱え
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クレイマー、クレイマー(1979年製作の映画)

4.2

親だって一人の人間であり、個人の幸せを追求する自由があるけど、まったく同様に子どもだって一人の人間であって幸せを求める心がある。追求する自由はないけど。
とビリーの泣く顔を見ながら考えてしまった。
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エリン・ブロコビッチ(2000年製作の映画)

4.1

何で健康診断の書類がここにあるのか、という些細な疑問から史上最高額の損害賠償訴訟につながったのは驚き。
一人の人間として生活がいっぱいいっぱいでありつつ、法学の知識はなくても被害者のために全力で戦う姿
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レインマン(1988年製作の映画)

4.0

ドラマとして丁寧に作り込まれた作品なのに加えて、「同じ人間としてのこの人たちのことを知ってほしい」という真摯な向き合い方が伝わってくる。
医療関係者の間にも実態を知らない人がいる中で、当事者や家族はと
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