ジャック・ターナー監督による古典ホラーの代表作。
B級映画に分類されるのだろうが、刺激的なグロ描写はなく、「見えない何かが迫りくる恐怖」に主軸を置いた作品。
白眉は妻が、夫と仲のいい同僚に嫉妬して>>続きを読む
画家グスタフ・クリムトの作品を解説するドキュメンタリー。高校生以来、クリムト好きでありながら不勉強だった私には多くの情報を吸収できたが、一通り知っている人には物足りないかもしれない。
一方で、本作の>>続きを読む
ジョセフ・コシンスキー監督×アーレン・クルーガー脚本のコンビ、ブラピという大スターの起用、コースを疾走するレースマシンの迫力に満ちた映像と音響。ワーナーの公式HPにもあるように、本作は地上版『トップガ>>続きを読む
チャック・ノリスものを観たことなかったので、有名なやつを。
チャック・ノリスもリー・マーヴィンもキャラクターに深みがなくドラマがない。敵側の怖さもなく大きな裏切りもなく、アクションが淡々と進む。12>>続きを読む
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○「俺たちはあの数時間だけ自由だった」(スタック)
○「ブルースは俺たちの身体に脈々と受け継がれている。それは押し付けの宗教とは違い、魔法であり、神聖な何かだ」(デルタ・スリム)
心に染み入る大傑作>>続きを読む
○「我々が避けてきた暴力わ下劣さ、無作法に今や支配されかけている」(パーティの参加者)
上流階級が夜会を楽しんだあと、参加者がみななぜか帰れないという気持ちに支配され、邸宅から出られなくなってしまう>>続きを読む
なんて素晴らしい映画なんだ。見終わったあと、こんなに晴れ晴れとした気分で映画館を去ったのは久々かもしれない。
WW2でドイツ軍捕虜となったフランス軍の伍長らは、休戦協定が締結されたにもかかわらず捕虜>>続きを読む
以前、劇場で予告編を見て一目惚れした作品。日本映画にここまでときめき、公開日を今か今かと待ちわびた体験はかなり久々。
公開して日が空いたがやっとこさ観賞できたのだが、残念ながら総括としては、「こんな>>続きを読む
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試写会で観賞+早川監督のトークショー。
シナリオよりもショットの連続性がストーリーを紡いでいくタイプの作品である。早川監督自身も「どういう映画になるかわからないまま撮影していった」とのこと。撮影し終>>続きを読む
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学生のころに一度見て、今回2度目。脚本がミッション・インポッシブルシリーズのクリストファー・マッカリー監督だったとは露知らず。
内容はほぼ記憶になく、結末のどんでん返しも新鮮な気持ちで観られた。とは>>続きを読む
悪趣味映画として高名な本作を、初めてのシネマート新宿で観賞。
カニバ、スカトロ、変態性欲、獣姦、去勢、殺人なんでもありのお下劣映画。
しかし、即物的な下品が売りなだけかと思っていたが、映像や会話もち>>続きを読む
○「バカを殴ったら、殴った人もバカになるのよ」(ライリー・ノース)
『96時間』のピエール・モレル監督、ジェニファー・ガーナー主演のアクション映画。
モレル監督は『96時間』もそうだが、事件が起こ>>続きを読む
BBとCC、豪華共演のウエスタンなのだが、まるで気の抜けた炭酸水のように生彩を欠いている。2人のお色気シーンと、間抜けな保安官(マイケル・J・ポラード)の癒し的存在だけが救い。2人とも惜しげもなく豊か>>続きを読む
多くのB級映画を手掛けるトロマ社の記念すべき1作目。「悪魔の毒々モンスター」。うーん、思わず口にしたくなる、ワクワクする名邦題。
スポーツジムで働く青年が、有毒廃棄物を浴びてモンスターになる。ユニー>>続きを読む
デッド・レコニング1,2を観た後に原典たる本作を観ると、ド派手なアクション映画というより、スパイや工作員の駆け引きや裏切りがスリリングなサスペンス映画としての色が強めである。監督がデ・パルマなのもかな>>続きを読む
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『サブスタンス』で一目惚れしたマーガレット・クアリー目当てで。
イーサン・コーエン初の単独監督作品というのもフックになり見つけて即観賞したが、なんとも気の抜けた炭酸飲料のような脚本で残念。箱の中身は>>続きを読む
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感想を一言で言うならば、「もう二度と観たくない傑作」。二度目があるとしたら、それはスクリーンではなく悪夢の中だろう。
後半のえげつねぇグロは予告編になかったじゃないか!と観ながら抗議しても後の祭りで>>続きを読む
◯「運命を司るのは人間だ。定めなんてものはない」(ルーサー)
パート1を駆け込み予習して、観賞。
前半(水中シーンまで)はちと入り込みづらかった。一緒に行った友人曰く、(MIシリーズにしては珍しく>>続きを読む
友人に公開中のファイナル・レコニングに誘われたので、緊急予習。
160分越え×前後編にわけるとは、並々ならぬ気合いが伺える。しかし、ストーリーの密度的にはここまでの尺は不要な気がする。とにかくアクシ>>続きを読む
評価低めなコナン映画をもう一度見直してみる。
正直、探偵事務所・阿笠邸・少年探偵団・園子のフルメンバーが離島に遊びにきてワチャワチャしてるだけでコナンファンとしては楽しい。それを観たくて劇場版を見直>>続きを読む
U-NEXTに転がってるオーストラリア映画はなぜかくも珍奇で香ばしい映画ばかりなのか。ジョージ・ミラーとかバズ・ラーマンが出てくるまでのオーストラリア映画界って、どんな感じだったんだろう。
ヴェネツ>>続きを読む
ファスビンダー作品だったのにノリきれなかった。室内で人生や恋愛に関するガールズトークが延々つづき、途中で集中力が事切れた。ファスビンダー作の戯曲の映画化なので当たり前だが演劇っぽい台詞回しなのも要因と>>続きを読む
50年代ハリウッドにおいて、女優から監督業にも進出した稀有な存在、アイダ・ルピノ監督作品。
『めまい』同様、サンフランシスコの坂道ってなぜこんなに蠱惑的なんだろう。養子の仲介人のおじさんが坂道の中腹>>続きを読む
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アイオワ州の片田舎に住む主婦フランチェスカ(メリル・ストリープ)が、夫や子供のいない4日間、余所から来たカメラマン・ロバート(クリント・イーストウッド)と恋に落ちるお話。
不倫モノと思いきや純愛モノ>>続きを読む
フィルマークスのタイムラインに急にこんなナイスなタイトルが流れてきたら、観ないわけにはいかなかった。
監督のチャーリー・バワーズはチャップリンやキートンと同時代のコメディアンで、主に無声映画の短編作>>続きを読む
オリヴェイラ監督はなぜオペラという形式を採用したんだろう。全セリフが朗々と歌い上げられるため、マルガリータが子爵と出会い、彼の正体を知るまでの前段部分が異常なまでに引き延ばされ、情報の密度は希薄になり>>続きを読む
○「私がこの土地の一員になるには、500年の陰謀、戦争、牢獄、歴史が足りないのだ」(エマ)
あまりに高貴で優雅なショットの連続、『ボヴァリー夫人』を翻案したシナリオやナレーションから、この映画を芸術>>続きを読む
ティーンの少女の生きづらさ、周囲の理解の得難さが詰まった作品。
厳格で性に保守的な母親に抑圧され、全く頼りにならない父親に放置され、鬱々とする姉妹、その中でも隠しきれないキルスティン・ダンストの妖艶>>続きを読む
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ホラー映画の大スター、ボリス・カーロフとベラ・ルゴシの初共演作品。監督は『恐怖の回り道』のエドガー・G・ウルマー。
大衆の人気を二分した2人だが、1931年『フランケンシュタイン』のタイトルロールを>>続きを読む
劇場でコナン最新作を観て、過去作観たい欲が出てきたので、1回しか観てない本作をチョイス。
比較的最近の作品だと思っていたけど、もう9年前?!
ラムってこんな前から存在してたっけ?!
などと時の流れの>>続きを読む
何といってもエピソード3が一番好き。GW最終日に劇場で。
ジェダイ評議会は共和国の繁栄にあぐらをかき、シスの脅威を防げず滅んだ。
腐敗し、議長の傀儡となった元老院の決議は共和国を解体し、銀河帝国が誕>>続きを読む
1に続き日比谷で観賞。一番前の席だったのもあり、目と首と肩が疲れた…
1から10年後、クローン戦争の端緒となるジオノーシスの戦いと、それに至るまでのオビ=ワンの単独調査、パドメとアナキンのロマンス、>>続きを読む
日比谷の特別上映。チケット完売する前に滑り込めた。DVDで2~3回観てるけど、劇場は初。
改めて、本作は16年ぶりのスター・ウォーズシリーズ新作だったにもかかわらず、「貿易摩擦が引き起こした、通商連>>続きを読む
マッドマックスのような荒廃したディストピア、主人公のビジュアル(スーツにメガネ、武器がギター&日本刀)、個性的な敵の面々など世界観やキャラクターはかなり好き。
しかし、アクションがしょぼすぎるしリアリ>>続きを読む
セルズニックの熱烈なオファーによってスウェーデンから招かれた、イングリッド・バーグマンのハリウッドデビュー作。
オープニングクレジットのキャストパートで、and introducing(そしてご紹介す>>続きを読む
世界史の勉強を始めたので、前から観ようと思っていた作品をチョイス。
紀元前5世紀のペルシア戦争におけるテルモピュライの戦いで、クセルクセス一世率いるペルシアの大軍勢を、スパルタ王レオニダスがたった3>>続きを読む