橋本さんの映画レビュー・感想・評価

橋本

橋本

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Mank マンク(2020年製作の映画)

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少し前に「市民ケーン」を観て、衝撃を受けていたところだったので、渡りに船的な映画でした。過去の名作に光が当たるのは素晴らしい事だと思いますが、観る前に予習が必須な映画というのもどうなんだろう。という複>>続きを読む

ロード・オブ・ドッグタウン(2005年製作の映画)

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70年代中盤、スケボーカルチャー黎明期の話。かっこいいのは解るが、スケボーやサーフィンに全く縁のない人生を歩んできたので、いまいちピンと来ませんでしたが、ヒースレジャーは良かった。ワイルド系のイケメン>>続きを読む

オーソン・ウェルズのフォルスタッフ(1966年製作の映画)

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役者としてのオーソンウェルズの魅力は出ていたと思うけど、シェイクスピア原作という事もあってか、「市民ケーン」のような先進性は感じられず、凡庸な作品に観えました。まだオーソンウェルズは2作目なので、決め>>続きを読む

マーダー・ライド・ショー(2003年製作の映画)

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初めてのロブゾンビ。もっとB級な感じかと思ってたんですが、結構ちゃんとしてました。個人的にはあんまりピンと来ませんでしたが、ハマる人にはすごくハマりそうな感じもした。美術スタッフが大変そうだけど、楽し>>続きを読む

ザ・ハント(2020年製作の映画)

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昨今のポリコレ層と反ポリコレ層、またはリベラル層と保守層の対立を、極端化してエンタメに落とし込んだ映画。
全体的に勢いがあったし、ここまでで政治的なアクション映画も珍しいので、個人的には楽しめましたが
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酔いどれ天使(1948年製作の映画)

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劇中の闇市や風俗街など、すべてセットで行ったそうなんですが、戦後3年でよくぞここまで。。映画とはいえ、戦後間もない市井の人々の、暮らしと風俗が垣間見えて興味深い。
ラストの醜さを前面に押し出した命のや
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抵抗(レジスタンス)-死刑囚の手記より-(1956年製作の映画)

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シンプルかつミニマムな脱出劇。余分な要素が排除され、研ぎ澄まされた緊張感が漂う良作でした。
役者は全員素人、ロケーションもかなり限定的な作品でこの完成度。面白い映画に必要な要素って、必ずしも有名人やお
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隠された記憶(2005年製作の映画)

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中終盤の自決シーンのインパクトがやばい。コミュニケーションの不可能性や、先進諸国の人々が抱える原罪を追求したテーマ性、緩急織り交ぜた独特で緻密なリズム感の編集、不条理で不確定な世界観、など実にハネケら>>続きを読む

欲望(1966年製作の映画)

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おしゃれで退廃的な雰囲気は伝わってきましたが、雰囲気だけ。って感じがしてしまい、個人的にはいまいちでした。。完全に偏見ですが、美大の予備校生とか、こういうの好きそう。

ランブルフィッシュ(1983年製作の映画)

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たぶん「BAD」のPVの元ネタ。あまり詳しくないですが、国内でやたら作られるヤンキーものの源流って、この辺りにあるんじゃないだろうか。そうであれば「ゴッドファーザー」といい、コッポラが日本のヤンキーカ>>続きを読む

世界最速のインディアン(2005年製作の映画)

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ただのレースものかと思いきや、意外とロードムービー的な要素が色濃く、楽しめました。「ストレートストーリー」しかり「野いちご」しかり、おじいちゃんのロードムービーは安定感があり、面白いものが多い。
早朝
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悪い奴ほどよく眠る(1960年製作の映画)

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最後の最後まで、何か起こるんじゃないかと期待させる脚本が見事。上質な社会派サスペンスで、ドラマの要素が凝縮されているような映画でした。好みの問題かもしれませんが、邦画は昔の方が面白いものが圧倒的に多い>>続きを読む

1900年(1976年製作の映画)

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長い。。長さに見合うだけの内容を感じられなかったので、非常に辛い鑑賞でした。。ただ、共産主義の熱狂の原因と過程はよく解ったし、ドナルドサザーランドの悪役っぷりも良かったです。

海よりもまだ深く(2016年製作の映画)

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キャスティングや内容から「歩いても歩いても」に近い作品に感じました。
どちらも家族の愛憎劇ですが、本作の方が、人生における理想と現実のギャップがクローズアップされており、切な哀しい印象。誰しもが良くも
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パトリオット(2000年製作の映画)

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メルギブソン主演だし、敵も英軍で、全体的に米国版「ブレイブストーリー」な感じでした。
ヒースレジャーはじめ、脇役に好きな役者さんが多かったのが良かった。

サイモン・バーチ(1998年製作の映画)

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最近お気に入りのジョンアーヴィング原作の映画。あざとさをあまり感じない障害者ものの話で、素直に感動できました。コメディ要素も満載で、これぞハートフルコメディといった感想。
あくまで映画ですし、現実のア
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博士と狂人(2018年製作の映画)

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辞書編纂の物語に、殺人者の贖罪と赦しの話が絡むという、実話ならではの奇妙さ。宗教的な背景からか「赦す」という寛容さは、アジア人より西洋人の方が秀でているように思います。
ショーンペンとメルギブソンは、
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異端の鳥(2019年製作の映画)

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悲惨な状況が立て続けに起こる割には、印象が弱いというか、重さに欠ける気がしてしまい、イマイチでした。。ショッキングなシーンを淡々と続ける事に意味があったのかもですが、観慣れたせいか、途中から何も感じな>>続きを読む

ニーチェの馬(2011年製作の映画)

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ベルイマンを彷彿とさせるような、神の不在感。生きる事が虚しく哀しいものに思える150分。ドラマ性は皆無であり、絶対に退屈な内容のはずなのに、何故か見入ってしまう、不思議な映画。重厚さと緊張感だけで観客>>続きを読む

最終目的地(2009年製作の映画)

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キャスティングに惹かれて鑑賞。原作小説は未読なので、なんとも言えない部分はありますが、映画は非常に文学的な仕上がりでした。亡き作家を中心に、登場人物達の関係性や心情の微妙な変化を積み重ねて行く感じの構>>続きを読む

ハンターキラー 潜航せよ(2018年製作の映画)

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目新しさが無い。という理由で批評家からは酷評されているそうですが、これまで潜水艦映画をちゃんと観たことが無かったので、普通に楽しめました。
この手の映画の大統領は、ピンチになると迷わず銃を乱射する。ま
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サイダーハウス・ルール(1999年製作の映画)

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「ガープの世界」が面白かったので、同じくアーヴィング原作の本作を鑑賞。
監督の違いからか、こちらの方がトーンや全体のまとまりとしては美しい映画で、「ガープ」の方が個性的で勢いがあり、面白い映画でした。
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張込み(1958年製作の映画)

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先日「七人の侍」を久しぶりに観て、橋本忍と宮口精二の偉大さを再認識したので、こちらを観てみました。
長距離移動をしっかり撮った長大なプロローグ。ひたすら待ち続ける張り込み。繰り返す尾行。派手さの全く無
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ソフィーの選択(1982年製作の映画)

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正にタイトル通り「ソフィーの選択」が最大の見せ場。前半は胸やけする程、甘い展開で、後半とのギャップに味覚がおかしくなりそう。
基本的には自死には反対で、嫌でもいつか死ぬんだから、死ぬまで生きた方がお得
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どですかでん(1970年製作の映画)

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黒澤初のカラー作品で、ある貧民窟の群像劇。クズ過ぎる登場人物達を通して、人間の愚かさ、醜さ、哀しさなどの負の側面を、ユーモアを織り交ぜつつ、不快になる程生々しく、徹底的に撮られた映画。人間や社会の薄暗>>続きを読む

善き人のためのソナタ(2006年製作の映画)

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主人公がなんで心変わりしたのかがイマイチはっきりしてなかったので、たぶん最後にその辺をクリアにして終わるんだろう。と色々想像しながら観てたんですが、結局明かされないままだったので、なんだかモヤモヤした>>続きを読む

ガープの世界(1982年製作の映画)

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タイトルのフォントやパッケージの写真から、穏やかで上品なお話なのかと勝手に思ってたんですが、予想外に物騒でぶっ飛んでいたので、非常に楽しめました。ジョージロイヒルの演出も流石で、原作も読みたくなった。>>続きを読む

gifted/ギフテッド(2017年製作の映画)

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セレブな家系の超天才児をめぐるお話。という庶民には1ミリも共感出来ないような設定でしたが、強引に庶民的な問題に持ち込んでいる事もあり、割とすんなり感情移入できて、楽しめました。
ピントの使い方が印象的
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バッド・エデュケーション(2004年製作の映画)

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アルモドバルらしい設定に加え、劇中劇を織り交ぜた構成と、最後まで読めない展開が見事な、上質なミステリー映画でした。割と似たようなキャストで撮りがちな監督ですが、本作はそうでもなかったので、新鮮な気持ち>>続きを読む

素晴らしき哉、人生!(1946年製作の映画)

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ベタにいい話。だけど、少し視野を広げて考えれば、ジョージがいない世界の方が幸せになる人も、きっとたくさんいるはずなので、いまいち説得力に欠ける。とか思ってしまう自分は、たぶん生まれ変わってもクリスチャ>>続きを読む

ひまわり(1970年製作の映画)

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イタリアの恋愛映画って、ちゃんと成就しないものが多い気がします。陽気な国のイメージがありますが、職人気質だし、案外根暗な国民性なんですかね?それとも、自由で豊富な恋愛経験から導き出された答えが、実らな>>続きを読む

タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら(2010年製作の映画)

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主演の2人がいい奴だったのと、ヒロインの娘も可愛かったので、グロ要素あるのに、終始ほっこりできて良かったです。敵役の大学生も、最初からすごくイヤな感じで、色々解り易く、楽しめました。

お嬢さん(2016年製作の映画)

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日本語がすごく重要な要素として、頻繁に使用されますが、それにしては発音があまりにも。。子供の学芸会を観ているような気持ちにしかなれず、いまいちでした。。ここまで無理して日本語を使うからには、ストーリー>>続きを読む

市民ケーン(1941年製作の映画)

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オーソンウェルズ、初めて観ましたが、ビビリました。。主人公の死亡シーンから始まり、物語のあらすじを説明してから、主人公の知人らを訪ねていく形で本編が進行する。という逆進的な話の構成が素晴らしく、とても>>続きを読む

歩いても 歩いても(2007年製作の映画)

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愛情はあるものの、微妙にすれ違い、かっちりとは噛み合わない「家族」のリアリティ。決して明るくはなく、閉鎖的で、極めて日本的な情景ですが、とても愛情深く撮られており、その庶民的で、日本的な人間関係が美し>>続きを読む

地下幻燈劇画 少女椿(1992年製作の映画)

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これぞエログロ。アニメーターの原田浩さんが私財と4年の歳月をかけて、ほぼ一人で製作されたという怪作で、画面から執念や情念が滲み出るような、素晴らしいアニメ作品。過激な表現が含まれるので、大々的に上映す>>続きを読む

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