Hamanさんの映画レビュー・感想・評価

Haman

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海がきこえる(1993年製作の映画)

3.5

スクリーンで観られるってから観たけど大人になってから観る映画じゃねえなこれな!ンだこの出来の悪いこころみたいな話はァ!痛ぁい!ヒロインが痛ぁああい!音無響子に通じるもんがある!男がみんなみんな音無響子>>続きを読む

ショック!生きていた怪獣ガーゴイルズ(1972年製作の映画)

3.5

羽が生えてるのに馬に乗って移動するのギャグセン高いし、着ぐるみ感を隠そうともしないから婦女を拉致する時の変態性が凄まじくて、ガーゴイルさん達が画面に出てくるたびに元気がでる!序盤に繰り返される「ナカタ>>続きを読む

リンダはチキンがたべたい!(2023年製作の映画)

3.2

これで大団円のツラしてるの色彩と歌パート含めかなりラリってる。みんなそれぞれ単色カラーで塗りつぶされてるのに猫ちゃんだけ2色使いのキュートなアナルで僥倖でした。

ザカリーに捧ぐ(2008年製作の映画)

3.9

ドドドドドドドドド鬱ドキュメンタリー。人間社会ってたまに終わってるムーブかますよな

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.5

「原爆の父」を主人公にしてる映画なので色んなバイアスがかかるもんではあるが、あっちからこっちから知ってる俳優が出現してくるので単純にエンタメ伝記映画として超ゴージャス。アホの語彙で言えばハリウッド界の>>続きを読む

デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

3.8

おん→たん→のイントネーションのキモさだけが絶絶絶絶対の解釈不一致と思ってたら、いにお準拠だったらしくて白目むいた。サブカル少年時代だったらグッズ売場にあったひろし兄の顔面メジャーをそそくさと買ってた>>続きを読む

ゴーストバスターズ/フローズン・サマー(2024年製作の映画)

3.5

フィービーが可愛い以外は猫の金玉を眺めてたほうが有意義だったまである

マリリンとアインシュタイン(1985年製作の映画)

3.1

退屈な会話劇の最後に超ド級のトラウマ幻視が用意されてて、しかもそれが惚れ惚れする映像美で撮られてるの目がとろけちゃうよ。原作の戯曲はモンローの遺品にアインシュタインのサイン入り写真が見つかったことから>>続きを読む

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.0

PART1がなにかの刑罰かと思うくらい肌に合わなかったのでリンチ版を観返して鑑賞するという暴挙にでてやった。そしたらまさかのイルーラン姫の脳内直接語りかけボイスから始まったので「?…リンチ版が始まった>>続きを読む

他人の顔(1966年製作の映画)

3.9

アバンギャルドだ!事故で顔を失った包帯男のおどろおどろしいビジュもX線透過された口元アップのお喋りも主治医のオフィスがSF映画のそれなのも顔のない群集が闊歩してくるシーンもおぞまし美しい。ルッキズムの>>続きを読む

ホンジークとマジェンカ(1980年製作の映画)

3.4

露悪的なおとぎ話世界でのボーイミーツガール。小人妖精のおっさん達が動物に化けたり好きな女の子のためにデビルマンに変貌したりとメタモルフォーゼ要素が多くて眼福。切り絵アニメだからか変身の境い目みたいなビ>>続きを読む

GUZOO(グズー) 神に見捨てられしもの(1986年製作の映画)

3.8

生首まるかじりもできる触手系異形クリーチャーのキモいビジュよりも、開腹女体から蠢くサナダムシみたいな触手がわんさか出てきたことよりも、地下に降りると同時に時空間移動した瞬間のめちゃダサな異次元演出にと>>続きを読む

FLEE フリー(2021年製作の映画)

3.8

ドキュメンタリーのアニメって猫の犬歯くらい脳が一瞬たじろぐ単語だけど、人物の特定をさせないためアニメーションに描き起こしたという前提だけである種の凄みを感じる。なんでもない実写の風景を映したラストカッ>>続きを読む

氷の微笑 4K 30周年記念レストア版(1992年製作の映画)

3.9

押見修造の「おかえりアリス」を読んだばかりだったので性差について複雑な感情を持ち合わせてたのに、シャロン・ストーンとマイケル・ダグラスの吐きそうなくらいのゴリゴリ男女セックスを目の当たりにさせられて情>>続きを読む

ミッション:8ミニッツ(2011年製作の映画)

3.5

列車爆破テロを止められないと強制的に爆破8分前に転送されるループもの。
観客とジェイク・ギレンホールはなんの説明もなく置いてきぼりのまま爆発してはデスルーラで戻って軍服女性に叱られながら8分前に送り帰
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麻薬密売人 プッシャー(1997年製作の映画)

3.6

オープニングのキャラ紹介画面の陰影がつよすぎて最早ちびくろサンボみたくなってたけど超かっこよかった。
レフンの監督デビュー作が観られて嬉しいよりマッツのデビュー作が観られて嬉しいが勝っちゃう。どんなに
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ペトラ・フォン・カントの苦い涙(1972年製作の映画)

4.2

まさかのワンシチュエーションものなんかい。「ソウ」や「キューブ」で育った身からするとワンシチュって単語だけで興奮するよう調教されてるのでファスビンダーのワンシチュってなるならそらもうあれよ

ペトラ・
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ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語(2023年製作の映画)

3.7

いつものすぎて最早なんの新鮮味もないけど流暢な舞台装置とマシンガン台詞読み気持ちよすぎだろ。原作がロアルド・ダールだからウェス・アンダーソン版チャリチョコがある世界線に生まれつきたかったなど思ったりし>>続きを読む

FALL/フォール(2022年製作の映画)

3.9

まんま「海底47m」を上下逆さまにしたバージョンでおっぱいがすごい。こっちは死別ではあるけど「海底47m」も失恋旅だったしメリケン女子の傷心の癒しかたってアップダウン激しいやつしかないんですかおっぱい>>続きを読む

マリア・ブラウンの結婚(1978年製作の映画)

3.7

脆い心を魔性で武装したはずのマリア・ブラウンに向けられた愛情がどれも本物だったから耐えきれない反動でどでかい愛のしっぺ返しを喰らう。ゆらゆらと安定しない精神に過度な圧力がかかっての大爆発。まるで生卵を>>続きを読む

不安は魂を食いつくす/不安と魂(1974年製作の映画)

4.0

差別的な視線で遠くから冷徹に見つめるカメラワークは苦しくあるのにうっとりともしてしまう。他人が存在しなければ二人だけの世界も存在しえない哀しみ。それでも冷ややかな他人の視線よりもおもむろに居心地の悪く>>続きを読む

スランバー・パーティー大虐殺(1982年製作の映画)

4.0

パジャマパーティーを殺人鬼に襲われるだけ。飾り気のないストーリーは数多ある80'sスラッシャーの中でも究極的にシンプルな気がする。だのにめちゃ面白い。ショックシーンに置けるゴア描写の仕事人的な手腕もさ>>続きを読む

ONCE ダブリンの街角で(2007年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

シングストリートもはじまりのうたも大好きなのに出世作たるこれを観てなかったなと思いそそくさと鑑賞したけどめちゃくちゃ刺さった。というか十代とかに観ずに年齢を重ねた今観てよかったなと思った。プラトニック>>続きを読む

ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア(1997年製作の映画)

4.2

二人がプリティでキュアキュアなのを差し引いても随所に散りばめられた映画的な嘘が醸してるさいつよエンタメ映画臭がすごい。死へのセンチメンタルジャーニーなのに良い感じに軽薄だから何度だって観られちゃう魔力>>続きを読む

ボーはおそれている(2023年製作の映画)

3.8

ここで終わってくれたら満足だよってあからさまなチェックポイントが5ヶ所くらいあったのに、なおエンドレスで魘夢へ引き摺りこまれて「もう一回遊べるドン!」が木霊するし、そのたび襟を正しながら辛酸をなめる思>>続きを読む

ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

3.6

実際のアモルト神父がどうだったのかは知らないけど移動手段が常に原付なの萌える。ヴァチカンからスペインまでの長距離移動も当たり前に原付。でもよく考えたら田舎の坊さんとかも原付で法事に乗り付けてたし原付っ>>続きを読む

ヘル・レイザー 4Kデジタルリマスター版(1987年製作の映画)

4.5

フェチズムの権化たるピンヘッドさん御一行をスクリーンで観られる日が来るとは!アジアンホラーとはまったく違うのに終始画面が湿気った雰囲気に支配されてる!まるでブルーチーズの臭いがするような(大方フランク>>続きを読む

アイスクリーム殺人事件(2007年製作の映画)

2.8

人間ドロドロ溶解映画として中の下の上。溶けてないわけじゃないからあまり無下にもできないけど、もっとこう、さ…。あと10分は人体がドロドロに溶けてもらわねえとおら満足できねえ

オール・アバウト・マイ・マザー(1999年製作の映画)

3.5

発色が穏やかじゃなくて大変よろしい。アルモドバル映画の感想はいつもペネロペクルスかわよいしか出てこない気がする。飲み屋で一度だけ会ったおっさんがこの映画をベストムービーに挙げていて、次にそのおっさんが>>続きを読む

ザ・クロッシング(2021年製作の映画)

3.7

油絵アニメーションの受難物語。シャガール、ゴーギャン、マティス辺りの色彩で魅せるタイプの表現なので動き回るだけで脳汁が垂れる。全裸の野ション描写が完全に不必要だったけどあれなに。性癖?

グリーン・ナイト(2021年製作の映画)

3.0

生首と狐とバリー・コーガンが不気味に喋ったので百点満点

死霊のはらわた ライジング(2023年製作の映画)

3.9

はらわた2が大好き人間マンなので今回の真面目すぎる作風には排便中の猫みたいな顔しかできないんだけど、容赦ないキルカウントと景気の良い血糊量だったので結局はとってもグルーヴィー!OPクレジットのシェイキ>>続きを読む

マイティ・ソー(2011年製作の映画)

3.7

マーベル映画且つ、北欧神話の世界観に浅野忠信が存在するの酢豚に入ってるパイナップルみたい

インクレディブル・ハルク(2008年製作の映画)

3.5

緑の巨男に興味が持てなくてわりと死んだ目で見てたら、唐突に必殺技を詠唱してきてキュンとしちゃった。しかも技名がハルクスマッシュって。車両を装備品にしがちなのも可愛げがあるし後半にかけてハルクさんの評価>>続きを読む

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