Jumblesoulさんの映画レビュー・感想・評価 - 38ページ目

Jumblesoul

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フォエバー・フレンズ(1988年製作の映画)

2.5

ベット・ミドラーが歌手役というと、ジャニス・ジョプリンをモデルにした大凡作『ローズ』があったが、これは本来の本業のままのスタイルなので良かった。
前半のニューヨークでの駆け出し編は実に面白い。ミドラー
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地下に潜む怪人(2014年製作の映画)

1.5

怪人みたいなのが出るのは一瞬だけ。怪物や怪獣も出てこないのに何でこの邦題?
地底探検ホラーのPOVなので、やたらせせこましい感じ。でも、地底なのに黒電話が鳴ったり、登場人物の子供の頃に弾いていたピアノ
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わたしを離さないで(2010年製作の映画)

4.0

カズオ・イシグロ原作によるSF恋愛もの。
冒頭から寄宿舎学校の青春ものの雰囲気。ところが新任女教師の授業で、生徒全員が臓器提供目的のクローン人間だと判明するとガラリと雰囲気が変わる。
若いけれど、母親
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クワイエット・プレイス(2018年製作の映画)

3.0

音に反応するモンスターvsエミリー・ブラント一家。
このモンスターが音に過敏すぎて面白さを半減させている。これじゃあ自然音にいちいち反応して忙しすぎないか?でも滝の中では大丈夫とか変な理屈で会話してい
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アウトブレイク(1995年製作の映画)

2.5

吹替え版で久々の再鑑賞。
名優ダスティン・ホフマンには珍しい、パニック&アクションもの。
ウィルス感染を主体にした前半は面白い。ところが後半になると軍部の生物兵器に関する内部機密のゴタゴタ話になり、ヘ
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暗黒街のふたり(1973年製作の映画)

4.0

運命に翻弄される人達を描いた悲劇で、当時では珍しい死刑批判のメッセージが込められた傑作である。
ちなみに保護司と元銀行強盗が主役。ギャングの話ではないのでこの邦題は適当すぎる。
ジョゼ・ジョヴァンニ監
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インフェクション/感染(2014年製作の映画)

1.5

一応ウィルス感染ものの設定だが、ゾンビは出てこない。
ひたすら群像劇が続いていくだけなので退屈極まりなく、非常事態時なのにいちゃつくカップルのエピソードなんか見せられてもなぁ。
新しい観点によるパニッ
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デッド・サイレンス(2007年製作の映画)

3.0

『ソウ』『死靈館』シリーズのジェームズ・ワン監督の人形ホラー。
アナベルと違って男の子の腹話術用人形のせいか、全然怖くない。最初から終盤まで凡作の雰囲気だったけど、ラストのどんでん返しは見事!
とはい
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デビル(2010年製作の映画)

3.5

ナイトシャマラン監督の原案・製作による作品。
エレベーター事故のバニックものからオカルト色が少しずつ強くなり、ラストはもはや宗教ものの雰囲気。
こんな怖い思いをして死んでいく罪人達の罪状が詳しく描かれ
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マルホランド・ドライブ(2001年製作の映画)

3.0

一人の女優の夢(願望)と現実を繋げた作品。
前半の夢のパートは普通のサスペンスとして観るとなかなか面白く、このままの雰囲気で最後まで行っても良かったくらい。
だが後半の現実編になると、いつものリンチ節
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欲望の谷(1954年製作の映画)

3.0

中盤までは良くある西部劇。ところが後半からそれまでの悪役側が主役になるという意外な展開。
特に悪役の親玉の奥方バーバラ・スタンウィックの悪女っぷりが凄い。エンタメ西部劇で堂々と不倫はするわ、足の不自由
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シャロン砦(1955年製作の映画)

2.0

ジョン・フォード監督『荒野の決闘』でドク・ホリディ役だったヴィクター・マチュア主演作。開拓時代末期で南北戦争も終わった時期の、北軍と先住民の戦いがテーマ。なのでカウボーイが出てこない西部劇になる。
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永遠に美しく…(1992年製作の映画)

3.5

美容整形やエステといった業界を痛烈に皮肉った、ロバート・ゼメキス監督の傑作ブラック・コメディ。
どんなにお金をかけても、生きている以上は老いて新鮮味が無くなっていくのが自然の摂理というものだが、むしろ
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ダークネス(2016年製作の映画)

2.0

ケヴィン・ベーコン主演のB級オカルト・ホラー。
定番ネタ満載で新鮮味が無い為、全く怖くなかった。怖い系初心者には丁度いいかも。
除霊師の娘の方が無駄に綺麗だった。見どころはそれくらいか(笑)
それにし
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スウィート・ホーム(2015年製作の映画)

3.0

ネトフリ配信のスペイン制作80分スブラッター。
職権乱用して、無断でボロアパートに侵入したカップルの災難話。
中盤までは悪人が小物で迫力不足だが、処刑人登場から面白さが加速する。
凍らせてハンマーで粉
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DOOM ドゥーム(2005年製作の映画)

2.5

ドウェイン・ジョンソンがザ・ロックとして現役プロレスラーだった頃の主演作。ちなみにWWEではリング上で生ギター弾きながら自作の歌を歌うが、スティーブ・オースチンが登場すると逃げ出すヘナチョコ・レスラー>>続きを読む

エクス・マキナ(2015年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

どこかで読んだSF短編小説のようなロボットもの。なので、結末も予想通りだったけどなかなか面白かった。
凄いと思ったのはロボットが人間をナイフで刺殺というシーンで、アシモフのロボット三原則をあっさり無視
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人狼ゲーム マッドランド(2017年製作の映画)

1.0

2013年から毎年作られているアイドル女優主演の和製シチュエイション・スリラー。
『ビーストサイド』は土屋太鳳のブッ飛んだ演技が良かったが、この2017年版はどうもなぁ。
やたら芝居が大袈裟で学生演劇
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スワンの恋(1983年製作の映画)

1.5

『チェイサー』に続くアラン・ドロンとオルネラ・ムーティの共演と思ったら、二人の絡みは殆ど無し。
フランスの社交界の裕福な人々の恋愛話。いくら豪華で美しい衣装や美術を見せられても、関心の無い世界なので眠
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ワンダとダイヤと優しい奴ら(1988年製作の映画)

2.5

アメリカ制作のイギリスを舞台にした泥棒コメディ。
劇中、英国人を茶化した場面が沢山あり、映画の最大の目的はそれかいと思ってしまう。
主演のワンダ役のジェイミー・リー・カーティスがどうも好みでないため、
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6才のボクが、大人になるまで。(2014年製作の映画)

2.5

6歳の男の子が髭を生やして大学に入学する18歳までを12年間リアルタイムで撮り続けた、ある意味究極の青春映画。もちろん同じ俳優のまま。
頭はいいけど男運が無い母親役にパトリシア・アークエット。女性なの
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失われた少女(2018年製作の映画)

1.5

ネトフリのオリジナル作品で、アルゼンチンとスペイン合作による失踪もの。
とはいうものの、事件が10年以上前に発生したもので、失踪した少女の親友が女性刑事になって捜査を続けているという設定のためリアルタ
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博士と彼女のセオリー(2014年製作の映画)

3.0

『リリーのすべて』と同じく、実在した人物の難役に挑戦したエディ・レッドメインの驚異の熱演が全て。
若い頃のホーキンス博士ソックリな演技は、実写のドキュメンタリーを観ているのかと錯覚しそうになるほど。
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ターミネーター:新起動/ジェニシス(2015年製作の映画)

3.0

劇場公開以来の再鑑賞。
007のように主演俳優が代わってもシリーズは永久に続いていくかと思われるものとは違い、『ターミネーター』はシュワが出なければ成り立たない。
もう見事だった上半身の裸を見せる事も
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ブラッディ・ツイン(2016年製作の映画)

3.0

ネトフリ配信の掘り出し作品で、久しぶりのスプラッター。美形のヒロインは血みどろになっても綺麗!
死んだはずの双子の片割れが自分の中で生き返るというエグい話。ストーリーの細かいところは気にせずに楽しめば
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ガールフレンド・エクスペリエンス(2009年製作の映画)

2.5

ソダーバーグ監督というと『オーシャンズ』シリーズみたいなエンタメ・アクションのイメージが強いが、こんなアートっぽい作品も作るとは少し意外。
一人のコールガールの生活をドキュメンタリー風に描いたものでこ
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アメリカン・パロディ・シアター(1987年製作の映画)

2.5

ショート・コントのオムニバス集。
一番笑ったのが最初のアーセニオ・ホールが自宅の家電等に酷い目に遭うやつ。ドリフのコントみたいな定番のものだけど、お約束ネタ満載で面白かった。
そして、あのラス・メイヤ
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マローダーズ 襲撃者(2016年製作の映画)

1.5

主演扱いのブルース・ウィリスがさっぱり出てこないし、刑事でも強盗でもなく銀行の頭取役なのでアクションも無し。ちなみに本来の主役はクリストファー・メローニのFBI主任捜査官。
冒頭の銀行強盗シーンはなか
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ゴールデンボーイ(1998年製作の映画)

3.0

ホロコーストその後もの。原作はスティーブン・キングの連作中編集の一編で、『ショーシャンク』と『スタンド・バイ・ミー』の間に入るらしい。大作を完成した余力で書いたような作品集で、キングの本質とは別物と考>>続きを読む

アタメ(1989年製作の映画)

2.0

一見変化球ではあるが、本質的にはド直球の恋愛映画。
『デスペラード』以前のアントニオ・バンデラスが若々しい。
製作中だった映画がその後どうなったのか気になるが。

オール・アバウト・マイ・マザー(1999年製作の映画)

4.0

冒頭で事故死する女性主人公の息子以外は主要キャストに普通の男性が一人も出てこない、いわば徹底した女性映画といえる傑作。
主人公のマヌエラ以下、登場する女性が皆個性的で生き生きと描かれる脚本が素晴らしい
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スミス都へ行く(1939年製作の映画)

3.5

本来は日本風で言えば『スミス霞が関に行く』といったところの、フランク・キャプラ監督の社会派作品名作。
選挙無しで指名されて地方議員になれ、今では広告の詰まった資源ゴミと化した新聞が絶対メディアだった時
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アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年製作の映画)

1.0

今となってはカビの生えたようなと言っていい、古臭いタイムトラベルもの。
わざわざこんなSFじみた手法を使ってまで伝えたい事が全く分からない。むしろこんなズルをしてまで、幸福を手にして楽しいのか?という
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テンペスト(2010年製作の映画)

3.0

シェイクスピアの復讐劇の映画化作品。主役の男性である大公をヘレン・ミレンの女性にしたという大胆な演出のせいか酷評も多いが、初めてこの物語に触れるせいか結構面白かった。
ヘレンの熱演はもちろんの事、ベン
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ホーンテッド・サイト(2016年製作の映画)

1.0

理屈っぽくて何が何やらさっぱり分からんオカルト・ホラー。
むしろカルト宗教ものにしてシンプルな話にした方が良かったのに。
ヒロインは美人だったけど、見どころがそれだけじゃねえ。

ターミネーター4(2009年製作の映画)

3.0

公開時の劇場以来の再鑑賞。
それぞれの一作目がSF映画史に残る金字塔と思うので、『エイリアン』と『ターミネーター』の正規の関連作品は必ず観るようにしている。『スターウォーズ』は、その全く逆だけど(笑)
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