Jumblesoulさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

Jumblesoul

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死霊館 悪魔のせいなら、無罪。(2021年製作の映画)

3.5

外伝やスピンオフが色々あったが、やはり本来の主人公ウォーレン夫妻が登場した方が面白い。
今回は実際にあった事件が元ネタ。宗教が生活に根付いていない日本人には理解できないけれど、こんな出来事も笑い事では
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AVA/エヴァ(2020年製作の映画)

3.0

前半はテンポよい展開で面白いが、主人公の家族のエピソードが入ってくるとトーンダウン。そのまま特に盛り上がらずラストまで、というのが惜しい。
脇のジョン・マルコヴィッチは渋い名演。すごい久しぶりに見るコ
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透明人間(1992年製作の映画)

2.5

ジョン・カーペンター監督の、コミカル版透明人間。
カーペンター監督らしいグロい演出が全く無いので、別人が監督したのかと思う位。
ツボは押さえているとはいえ、やはり透明人間は悪い人じゃなきゃね。
『キル
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さすらい(1975年製作の映画)

2.5

3時間を超える、物語のないロードムービー。
途中大した事件も起きないし、主役は薄汚れた格好の二人の男。台本が無く全てアドリブだったらしく、会話が何度も途切れるのが辛い。
最後の女性映画館主の言葉が一番
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プリティ・リーグ(1992年製作の映画)

3.0

戦中から約10年間存在した全米女子プロ野球の話。
ユニフォームがスカートだったとは驚き。かなり怪我に苦しめられただろう。
選手達がお婆ちゃんになった、現代編のエピローグがいい。最後の審判に詰め寄るシー
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サウンド・オブ・サイレンス(2001年製作の映画)

2.5

中身はB級サスペンス。主演のマイケル・ダグラスも美女に囲まれてるだけで、あまりパッとしない。
本作の見どころはやはりプリトニー・マーフィーの好演。40代、50代になってからの演技を見たかった。

遠い空の向こうに(1999年製作の映画)

3.0

ロケット工学技術者の卵達の話。本来は親子愛がメインテーマ。主人公の自伝小説が原作。
ハリウッドのこの手の作品にありがちな、邪魔な恋愛要素が殆ど無いので展開がスムーズで見やすかった。
最後のコンクールの
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東京画 2K レストア版(1985年製作の映画)

3.5

小津安二郎監督作品で垣間見える昭和初期の風景を求めて、1983年に東京にやってきたヴェンダース監督のドキュメンタリー作品。
新宿ゴールデン街にヒコーキ台中心のバチンコ屋、まだピンボール台が沢山あったゲ
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雁の寺(1962年製作の映画)

3.0

寺の住職が妾を囲っていても特に非難もされない、良き(?)時代の話。原作は水上勉。
誰もが感じるであろう最後のカラーパートはやはり余計で、こんな小細工をするなら全編カラーにして欲しかった。
せっかく若尾
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突然炎のごとく(1961年製作の映画)

2.5

トリュフォー監督最大のヒット作の、おフランス式恋愛作品。主演の我儘女役はジャンヌ・モロー。
二人の親友の文学青年に一人の自由奔放な女性が加わり三角関係になるが、誰も相手を憎んだりしないという不思議な若
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未来は今(1994年製作の映画)

2.5

ガチなビジネスものかと思ったら、終盤になると完全なファンタジー。
第一、フラフープとフリスビーは個人が発明したものではないというのが通説。モデルになったワームオー社というオモチャ屋は、商標登録して大儲
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ザ・クリーナー 消された殺人(2007年製作の映画)

2.0

S・L・ジャクソン主演のB級サスペンス。
死亡現場処理の場面は興味深いが、本編が変にややこしくしたせいか今イチ。真犯人も途中でバレバレ。
他には色っぽいエヴァ・メンデス位しか見どころ無し。

ハンナとその姉妹(1986年製作の映画)

1.5

ウディ・アレンによる、名優無駄使い映画。
生活感のあまり感じない一族とその周辺の人々の話で、だからどうなのよ?という感想しか出ない。
『ローズマリー』や『ジョンとメリー』の頃、妖精のような魅力があった
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ダーティ・セブン(1972年製作の映画)

2.5

『ナヴァロンの要塞』と『荒野の7人』を足して割ったような、南北戦争ものマカロニ・ウェスタン。
B級感満載だが、ジェームズ・コバーンが出ているだけで、絵が引き締まる。テリー・サヴァラスの見せ場が、最後の
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パニック・イン・スタジアム(1976年製作の映画)

3.0

主演の警部役チャールトン・ヘストンが殆ど活躍しないバニックもの。
おそらく、SWATが主役級の活躍をする最初の作品。隊長役がジョン・カサヴェテスなんて最高。
終盤、スタジアムを逃げ回る10万人近い観客
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真実の瞬間(とき)(1991年製作の映画)

3.5

50年代ハリウッドを襲った赤狩り騒動を舞台にした社会派もの。
主演のロバート・デ・ニーロが、いつもと違った抑えた演技で好演。業界の理不尽に巻き込まれ、結局その後20年近くも干されてしまう映画監督役。騒
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日曜日が待ち遠しい!(1982年製作の映画)

2.5

ヒッチコック・マニアで有名なトリュフォー監督のクライム・コメディで、遺作となる作品。
正直なところ、ヒッチコック監督が出来が今イチで公開を没にしたような作品のクォリティ。比べる方が悪いのかもしれないけ
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ザ・キープ(1983年製作の映画)

2.0

オカルト・ホラーにホロコーストをプラスしたといった雰囲気の、マイケル・マン監督初期作品。
切り口は面白いけど。悪魔(?)が最近のヒーロー・キャラのような造形のせいか、全然怖くない。やたらドライ・アイス
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コロニア(2015年製作の映画)

3.0

8年前の作品で、エマ・ワトソンがもうハーマイオニーの面影が殆ど無く、大人の女性になっているのに驚く。彼氏に「浮気したらタマを切ってやる」なんてセリフを言わせる脚本が凄い。
その彼氏役、どこかで見た顔だ
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ラ・ポワント・クールト(1955年製作の映画)

3.0

動く写真集のような映画の、先駆けといっていい作品。
冒頭のカメラワークがまるでドローンを使って撮ったような動きで、50年代の作品とは思えない斬新さ。湖の漁村のモノクロ映像も美しい。
ただし、どうしても
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エディット・ピアフの 9人の少年・心はひとつ(1948年製作の映画)

3.5

エディット・ピアフが歌手として絶頂期の頃、主演女優として出演したクリスマス・ファンタジー。
フルで歌っているのは3曲だけだが、ラストに歌う代表曲「ラ・ヴィアン・ローズ」は圧巻の素晴らしさ!このシーンだ
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オールド(2021年製作の映画)

3.5

『ヴィレッジ』以外は凡作ばかりと思っていたシャラマン監督作品だが、これはシンプルな話で面白かった。巨大化した腫瘍を取り出すシーンは、なかなかグロかったが。
ちなみにマーロン・ブランドとジャック・ニコル
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ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

4.0

久しぶりに邦画の良作を観た気分。
音楽の一切無いドキュメンタリー的な演出。邦画にありがちなベタベタな恋愛も無ければ、感動の押し売りも無い。
最近の邦画で不要と思われる要素を省くと、映画らしい映画にな
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7月4日に生まれて(1989年製作の映画)

2.5

公開時に劇場で観て以来の再鑑賞だが、メキシコの路上で車椅子のトム・クルーズとウィレム・デフォーが、ツバ飛ばして喧嘩しているシーンしか覚えていなかった。
いわゆるベトナム後遺症ものなのに、戦場のシーンが
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あなたを抱きしめる日まで(2013年製作の映画)

3.0

実話を元にしたジュディ・デンチ主演の人探しミステリー。
50年前に生き別れになった息子を、母親とジャーナリストが探す話だが、中盤であっさりと息子はエイズで亡くなった事を知る。本作の本来のテーマは後半の
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キングコング対ゴジラ(1962年製作の映画)

2.5

カラーになったせいか、迫力が少し落ちたゴジラ三作目。
一作目の最大のテーマだった反核や環境問題といった要素は全く無くなり、怪獣相撲大会になってしまった。
ドラマ部分は製薬会社宣伝部長の有島一郎劇場と化
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彼岸花 ニューデジタルリマスター(1958年製作の映画)

2.5

中流家庭の年ごろの長女が、結婚相手を自分で決めて家を出る話。映画タイトルは彼岸花(曼珠沙華)の花言葉の一つである、「独立」から取ったのだろう。
60~70年代のテレビ・ホームドラマの原型のような作品で
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歌え!ロレッタ愛のために(1980年製作の映画)

3.5

有名ミュージシャン実録ものの先駆けになった作品。
昨年亡くなったアメリカの国民的カントリー歌手ロレッタ・リンが、炭坑の町の娘から歌手として大成するまでを描いたもの。途中で、全盛期に事故死したパッツィ・
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眠狂四郎 悪女狩り(1969年製作の映画)

3.5

市川雷蔵版狂四郎最終作。
翌年に亡くなる雷蔵さんは激痛に耐えての撮影だったらしいが、映像では多少精彩が無いとはいえ、いつもの狂四郎を演じている。代役のパートは殆ど分からない。
剣豪のライバル役は偽狂四
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ロゼッタ(1999年製作の映画)

3.0

アル中の母親とオートキャンプ場のトレーラーに住む少女の、超貧困生活を描いた辛く重い作品。
仕事をしてまともな生活を望むが、横取りされてクビになる繰り返しで、ついに自分が同じ事をしてしまう。
こんな物語
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腑抜けども、悲しみの愛を見せろ(2007年製作の映画)

3.5

作家の本谷有希子が主宰する劇団の演目を、自身で小説化した原作の映像化作品。
のどかな田舎の裏側での、ドロドロした世界が描かれる。特に義理の兄妹の近親相姦めいた関係なんて、いかにも実際ありそう。
ただし
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42〜世界を変えた男〜(2013年製作の映画)

3.0

MLBを舞台にした人種差別問題をテーマにした作品。なので、野球映画とは少し趣向が違う。
数々の暴言や嫌がらせがロビンソンにされるが、中でもチーム全体の宿泊を拒否したホテルが酷い。あの後、彼等はどこに泊
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眠狂四郎 人肌蜘蛛(1968年製作の映画)

3.5

シリーズ中、最もドロドロして暗い雰囲気の第11作目。舞台が江戸ではなく、終始どこかの寒村というのも珍しい。
狂四郎が毒矢で負傷し、最大の危機に陥る。「最後に見る空か」と弱気に呟くのも、これまでにない場
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ワイルド・ストーム(2018年製作の映画)

1.0

こんな中途半端な泥棒アクションにするより、ガチなバニックものにしたらいいのに、と久しぶりにツマラないC級映画だったのでガッカリ。
特に終盤の、兄弟愛の押し売りみたいな展開は勘弁してくれよって感じ。アメ
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地球の静止する日(1951年製作の映画)

3.5

地球を攻めに来たのではなく、警告しに来た宇宙警察(?)の男が主人公のSF映画古典。
この頃のSFものは無理な設定のものが多く特撮も未熟なものが多いが、本作は自然な作りになっている。ロボットのゴートと宇
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恋をしましょう(1960年製作の映画)

2.5

モンローは女っぷりがいいし、イヴ・モンタンは中年の渋い魅力があるし、ビング・クロスビーとジーン・ケリーも本人役で出ている豪華さだが、話がありきたり。
ミュージカル場面もモンローの色気主体のせいか、パッ
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