『アマルコルド』は「私は覚えている」、つまりフェリーニ監督の少年時代の回顧録を映像化したもの。
イタリア北部の田舎の自然の中で良く言えば陽気で明るい、悪く言えば能天気な町の人々の色々なエピソードを一年>>続きを読む
40分近く短縮されたBSの吹替え版で鑑賞したので評価できるものではないが、終始こんな淡々とした雰囲気の作品とは思わなかった。
僅か6年前のものとは思えないほど特殊メイクが雑。そして何といっても、主演の>>続きを読む
後に2回共演するアラン・ドロンとジャン・ギャバンのノワールもの。
ただし本作については日本のイメージのようなW主演ではなく、あくまでもギャバンが主演でドロンは助演である。
ギャバンはこの3年後にジャン>>続きを読む
ありそうで無かった(と思われる)、小学生の子供を主人公にしたスプラッター作品。
親子揃ってのホラー映画ファンという設定で、レンタルして観るのはVHSテープのものだから20年位前の設定か。
クライマック>>続きを読む
ボクシング業界の人間模様を描いた、ジョン・ヒューストン監督作品。
落ちぶれたボクサー役にステイシー・キーチ、新人で伸び盛りのボクサー役に若きジェフ・ブリッジス、その女房役にキャンディ・クラークと個性派>>続きを読む
戦争の話のようだけど物語の背景の状況が全く描かれないので、良く分からない作品。
主人公の女の子は自分の身を守るため、友人を助けるために敵を殺すけど結局復讐はしていないので、この邦題は明らかに間違い。>>続きを読む
チャールズ・ブロンソン主演作のリメイク作の続編。前作との繋がりはあまり無し。
ストーリー、アクション共に変化球を使わず直球勝負のオーソドックスなものにした王道路線がなかなか良かった。
ゲストがミシェル>>続きを読む
公開当時は地元の田舎映画館で2ヶ月以上のロングラン。切符売場前のポスターが日に焼けてカピカピになっていたのを思い出す。
大ヒットしたのはいいけど、エアロビクスのスクールでレオタード着たオバさんを大量生>>続きを読む
シュワの実質的なデビュー作になるファンタジー・アクション。
ロン毛シュワは最初違和感あるが、見ている内に慣れてしまう(笑)
お馴染みの見事な肉体美なので、剣やハンマーよりも素手で戦う方が凄みがあってい>>続きを読む
ハーディ・クリューガー主演の独り大脱走。
「将校というものは脱走するのが当たり前」と言っているように何度も収容所から脱走するが、3度目でやっとアメリカに亡命する。
南米やメキシコを経由してドイツに帰国>>続きを読む
ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督作品で、本格ミステリーの傑作である。
完成度が高いだけに細かいところが気になってしまう。失踪した2人の子供の内、黒人の女の子は何故脱走できたのか。ヒュー・ジャックマンを見て何故>>続きを読む
普通の会社員父ちゃんケヴィン・ベーコンが、家族を殺した町のゴロツキ達に復讐する話。
どこかで観たような話だと思ったら、原作はチャールズ・ブロンソンの『狼よさらば』と同じブライアン・ガーフィールドだった>>続きを読む
ゴジラ・マニアの友人は辛口評価だったけど、クズ映画『シン・ゴジラ』に比べればまだマシ。ていうか、意外に面白かった。
前半のワケ分からない専門用語の羅列が無ければもう少し高得点だったが、88分という尺な>>続きを読む
あまりにも退屈なので、何度寝落ちしたか分からん(笑)
チームに子供を入れたので御家族映画度が増した2作目。
今回のヒロイン、ケイト・キャプショーが何の役にも立たずギャアギャア喚いているだけなのもウザい>>続きを読む
久しぶりに観たけど、こんなもんだっけ?という印象。
ハリソン・フォードがスターウォーズのキャラのまま冒険家になったという感じなので、まだ味わいのある芝居が出来ていない様子。
第四作で再登場するヒロイン>>続きを読む
フェリーニ監督初期の名作を、最高画質版で久しぶりに鑑賞。
何度か観ているが、悲劇のヒロインのジュリエッタ・マシーナや、野性の男アンソニー・クインはもちろんだけど、一番印象に残っているのは綱渡り師の青年>>続きを読む
さっぱり怖くない家ものホラー。Netflixもたまには外すことあるのね。
死者と交信できる、豪華な短波ラジオみたいなのは欲しいw
「俺が思うには死ぬってことは、自然の一部になるってことなんだ。」
テイッピー・ヘドレンの娘メラニー・グリフィス主演のB級SFアクション。時代設定は何と2017年(笑)
大好きなベテラン俳優ベン・ジョン>>続きを読む
定番の家ものホラーかと思ったら、最後はせつないオカルト風味のミステリーだった。
細かいところはあちこち無理があり強引な展開だが、上手くまとめたという感じ。ダニエル・クレイグ、ナオミ・ワッツ、レイチェル>>続きを読む
いわゆるテレビ業界もの。主人公が苦労する前半までは面白いが、色々と調子良くなっていく後半がつまらなくなるパターン。
ハリソン・フォードとダイアン・キートンが上手い。このベテラン二人の芝居だけでも観る価>>続きを読む
ロバート・レッドフォードとジェーン・フォンダ4度目のカップル役。
まさかフィルムでもビデオでもない配信の作品で、老人になってから共演するとは夢にも思わなかっただろう。
久しぶりに見たジェーンはスタイル>>続きを読む
いかにも70年代前半らしい、ニューシネマ後期の作品。
不真面目な三人の海兵隊のロードムービーで、自動車ではなく列車による移動というのが面白い。
時代が変わればドタバタ風味のコメディになるところだけど、>>続きを読む
ビージーズのマネージャーで、所属するレコード会社の社長であるロバート・スティグウッドが製作した、ビージーズ本人達が出ない長尺MVみたいな作品。つまり先に音楽ありきのものなので、映画としては評価できるシ>>続きを読む
アン・ハサウェイが航空事故被害者担当セラピスト役のミステリー。
結末は良くあるものなので、それほど驚くものではないけれど演出を工夫したらもっと面白いものになった気がする惜しい作品。
中盤の患者とのカビ>>続きを読む
川端康成の原作は3年前にKindleで読了済。
新潟県湯沢町の温泉芸者駒子を主人公にし、足掛け10年以上で完成したものだが長編小説としては短めのものである。
有名な冒頭の「国境の長いトンネルを~」より>>続きを読む
身内の承諾があれば、クローン人間作成は合法な世界のSFもの。
試験管等ではなく、人口受精的な方法でクローン人間を「産む」というのは斬新だけど、何やら簡単過ぎる感じもする。
物語の大きなミスは、クローン>>続きを読む
『アニー・ホール』を初めて観た時から、ウディ・アレン監督の作る映画の登場人物には誰一人として共感できる者はいない。これもそう。
途中から出演のペネロペ・クルスがイイ女だなと思ったくらいで、話はああそう>>続きを読む
グレゴリー・ペック主演、朝鮮戦争の実録もの。
実在した兵士を実名で登場させたとの事だが、日系人の兵士が数多く参戦していたのは知らなかった。
全体の四分の三が高台の戦闘シーン。こう長いと、さすがに疲れる>>続きを読む
今も沈没中のタイタニック号を引き揚げる夢のある話。
爆弾を仕掛けて浮き上がらせるなんて簡単過ぎるし、船自体が壊れるものじゃないかと思うけれど、CGを使わない特撮による浮上シーンは美しかった。
クリント・イーストウッドの長編主演作で未見だったのはこれ一作だけだったので、ほぼコンプリート。
クリント& カイルのイーストウッド親子の共演作。カントリー歌手が甥と行くロードムービーで、自由だけど貧し>>続きを読む
この豪華キャストでこの程度のものしか作れないのは、やはり監督がヘボだからか?
SFもどきのラストは安易としか言いようがない大凡作。
俳優として円熟味の増したハリソン・フォードと、若手のトップだったブラピの共演作。サスペンスとしては少し弱いが、主役二人の魅力がカバーしている。
今ではテロリストというとアラブ系だが、この頃はIRAが過>>続きを読む
基本はアクション俳優だが、演技もしっかりとできるハリソン・フォードの見せどころ満載の作品。
頭部と肺に被弾したが奇跡的に命が助かり、記憶喪失と左半身に障害が残った弁護士が主役。後半から調子良すぎる展開>>続きを読む
無名の俳優達で作った『フランシス・ハ』が傑作だったノア・バームバック監督が、最近売れっ子のアダム・ドライバー以下有名俳優を揃えて作ったニューヨークもの。
ドキュメンタリー映画製作というあまりメジャーで>>続きを読む
菊池寛の戯曲を原作とした衣笠貞之助監督作品で、大映初の総天然色映画。
映画化については大映社員全員が反対したが、ワンマン社長永田雅一が強行した結果、見事カンヌ映画祭のパルムドールやアカデミー賞の衣装デ>>続きを読む
大好きなロバート・アルドリッチ監督の砂漠遭難ものの名作。
実はかなり地味な内容で、脱出するまではそれほど大きな事件があるわけでもないのに、2時間20分を飽きさせずにいるのは何といっても名優達の競演があ>>続きを読む