Jumblesoulさんの映画レビュー・感想・評価 - 64ページ目

Jumblesoul

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針の眼(1981年製作の映画)

4.0

ジョン・ル・カレ等を原作にしたスパイ映画は複雑すぎて地味な展開のものが多いが、これは時代は大戦時だがシンプルなストーリーで実に面白かった。ドナルド・サザーランドのクールな主人公も格好いい。
終盤の「全
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オデッセイ(2015年製作の映画)

1.0

リドリー・スコット監督には珍しい大凡作。
嵐のために火星にとり残された宇宙飛行士の救出劇だが、宇宙船内に芋畑をつくる辺りまでは面白いけど、割りと早い段階で地球と連絡が付いちゃう辺りから退屈。一度離れた
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錆びた鎖(1960年製作の映画)

3.0

冒頭の「青春だ~♪」の歌があまりにも酷いので、お気楽青春ものかと思ったが、会社乗っ取りをテーマにしたハードな作品で見応えがあった。横浜港の湾岸作業員達と一緒に喧嘩するトニーが格好いい!
西村晃とその仲
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バイオハザード II アポカリプス(2004年製作の映画)

3.5

この二作目からゾンビよりもシューティング中心になり、ホラー映画ではなくなったのが惜しい。
最初のゲーム版の主役ジルが登場。アリスの出てこない、ジルだけのバージョンも作って欲しかったところ。
手持ちのD
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コードネーム:プリンス(2014年製作の映画)

2.0

リーアム・ニーソンのあのヒット作を、少し設定を変えたような感じ。ラストは一人で正面玄関から乗り込んでドンパチってのも、芸が無さすぎる。
ブルース・ウィリスは完全な悪玉で、ジョン・キューザックは顔出しに
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スコルピオ(1973年製作の映画)

3.5

アラン・ドロンとバート・ランカスターの『山猫』コンビ再共演作。
スパイものらしく前半は地味で退屈だが、中盤のランカスター逃走シーンは派手ではないが迫力あり。
ドロンが保健所みたいなところで白い子猫を貰
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太陽が知っている(1968年製作の映画)

3.0

恋愛ものにミステリー要素を加えたせいか、全体的に中途半端になったような印象。
それでもドロン、モーリス・ロネ、ロミー・シュナイダーにジェーン・バーキンが揃っただけで絵になるから納得してしまう。

フリック・ストーリー(1975年製作の映画)

3.0

年間3本以上の主演作を量産していた頃の、アラフォーになったアラン・ドロンの刑事もの。
悪党役のジャン・ルイ・トランティニャンは『男と女』のイメージが強くて、どうも凄みに欠ける。
ヘビースモーカーの平
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ボルサリーノ2(1974年製作の映画)

2.5

前作から5年後の製作のせいか、続編というよりはスピンオフっぽい雰囲気。コメディ色は全く無くなり、殺伐とした復讐劇の凡作になってしまった。
ドロンの側近の部下フェルナンが、ジェイソン・ステイサムにソック
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ビッグ・ガン(1972年製作の映画)

3.0

妻子を殺されたスナイパーが組織に復讐する話。
イタリア製作という事か、かなり残酷な描写あり。女性の顔をグー・パンチで殴るわ、生きた人間を入れた車をスクラップ工場で処理するわと、ハードコアな演出。
この
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仁義(1970年製作の映画)

3.0

『サムライ』に続くジャン・ピエール・メルヴィル監督とアラン・ドロン主演の二作目。本作のドロンは宝石泥棒役。
イヴ・モンタンにジャン・マリア・ヴォロンテと、渋い男優達が揃っているが、雰囲気が淡々としすぎ
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山猫(1963年製作の映画)

3.5

貴族社会の斜陽していく様を描いたルキノ・ヴィスコンティ監督の大作で、イタリア語・完全復元版を鑑賞。上映時間は3時間6分。ちなみに最初の劇場公開版は2時間位だったらしい。
初見はテレビ地上波吹替版だった
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オリエント急行殺人事件(1974年製作の映画)

4.5

原作は古典ミステリーの代表作なので、あらすじも犯人も分かった上で何度観ても面白い名作。
探偵ポワロ役のアルバート・フィニーが原作のイメージ通りなのがいい。原作の映像化で最も重要な点を抑えている。
客室
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黄色いロールス・ロイス(1964年製作の映画)

3.0

独立した三つの恋愛ものを一台のロールスロイスで繋げたオムニバスといっていい作品。
第一部はジャンヌ・モロー&レックス・ハリソン、第二部はシャーリー・マクレーン&ジョージ・C・スコット+アラン・ドロン、
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フローズン・リバー(2008年製作の映画)

3.0

ニューヨーク州最北部の町が舞台。
気温は零下20度になり、大きめの河が凍り、その上を車で走行して不法入国の手伝いをするという凄い話。
こんな寒い地域でレンタルのトレーラー・ハウスに住んでいれば新しい家
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ダーティハリー5(1988年製作の映画)

1.5

シリーズのファイナルにしてはショボい作品。犯人も小物で、一番の見せ所がラジコンとのカーチェイス(笑)
さすがに当時50代後半のイーストウッドは老いが目立ち、ハリーも数年後に定年退職したのかと思うと寂し
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ダーティハリー4(1983年製作の映画)

2.0

復讐劇のためなのか少し暗いトーンの第4作目。ソンドラ・ロックが出ていた位しか印象が残っていない
ロバータ・フラックが主題歌を歌っていたのは知らなかった。

ダーティハリー3(1976年製作の映画)

3.5

シリーズの中では一番好きな3作目。
「泣ける」と何度もボヤくハリーが人間味があっていい。サラリーマンの鑑みたいな上司の課長も笑える。
新米女刑事ムーアは良いキャラなので、もう一作くらい出て欲しかった。

ダーティハリー2(1973年製作の映画)

2.0

真犯人がわざわざ私設処刑隊を作った動機が今イチ分からない。
クライマックスの対決シーンで、ハリーが原題にもなっているマグナムを使ってないのはダメでしょ。

ダーティハリー(1971年製作の映画)

2.5

シリーズ第1作目のせいか、敵が小物すぎるのが物足りない。
ラストの犯人狙撃シーンは、西部劇のヒーロー・テイストが少し残っている感じ。 

フランケンシュタイン対地底怪獣(バラゴン)(1965年製作の映画)

2.0

東宝特撮班オールキャストによる日米合作。海外公開版は、山の中なのに大蛸が登場するというカオスな作品らしい。
フランケンシュタインが戦うのは秋田出身怪獣のバラゴン。全体の姿は格好いいけど顔はマヌケ顔(笑
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孤独な場所で(1950年製作の映画)

1.5

前半は殺人犯人探しの本格ミステリーの雰囲気だが、後半はベタなメロドラマ。
ハンフリー・ボガートがやたら短気な映画脚本家役。殺人事件を絡めずに、普通の恋愛ものにしたほうが良かったような。

この世界の片隅に(2016年製作の映画)

4.5

やっと先週末から地元の映画館で上映。
すでに昨年、絵柄が気に入って電子書籍で丁度半額セールだったのを利用して購入した原作を全巻読了していたため、話の内容は分かっていた上での鑑賞。
原作の世界観を忠実に
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ギルダ(1946年製作の映画)

2.0

ダンサー出身のリタ・ヘイワースの二つのステージ・シーンは、本領発揮という感じで魅力たっぷり。
だが、お話はベタな三角関係メロドラマで会話が中心のため退屈だった。

大いなる遺産(1946年製作の映画)

3.0

文豪ディケンズの原作をディヴィッド・リーン監督が映画化したもの。色々な伏線が絡み、最後はハッピーエンドという流れに見入ってしまう傑作。
若手時代のアレック・ギネスとジーン・シモンズが、最後のクレジット
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地上より永遠に(1953年製作の映画)

2.5

太平洋戦争直前の米軍ハワイ駐屯地の話。
軍隊なのに緊張感がまるでなく、日本軍の真珠湾攻撃でやっと戦中の話だったと気がつく。
痩せていた頃のフランク・シナトラや、お馴染みの乱暴者キャラのアーネスト・ボー
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王様と私(1956年製作の映画)

3.0

舞台中継を見ているような引いたカメラアングルが続くので、ちょい退屈。もう少し映画的な演出があったら違ったかもしれない。
もちろん最大の見どころは僅か5分ちょいの「Shall we dance?」のダン
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フェーム(1980年製作の映画)

1.5

MTV全盛になる直前の頃の作品で、劇映画というよりは当時人気絶頂だったアイドル歌手アイリーン・キャラの長尺PVみたいな作品。
芸術学校生徒の父ちゃんのタクシーから流れる曲で、学生達がストリートで踊りま
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オール・ザット・ジャズ(1979年製作の映画)

3.0

ボブ・フォッシー監督が予想される自分の死に際をミュージカル仕立てにした自伝的作品。
ミュージカル向きとは思えなかったロイ・シャイダーは意外な好演。ジェシカ・ラングの役どころが、やや不明。
最後の遺体用
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白い恐怖(1945年製作の映画)

2.5

ヒッチコック監督の記憶喪失もの。
ストライプ模様に恐怖するなど前半は面白いが、記憶を取り戻してからはややトーンダウン。ミステリーとしてはやや強引な展開があるので今イチか。
バーグマンはさすが絶頂期なだ
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天国から来たチャンピオン(1978年製作の映画)

3.0

公開時に劇場で観て以来の鑑賞。
似たような話のものがこの後に何本も作られたせいか、今見ると残念ながら新鮮味は薄い。
ジェームズ・メイソン、ジャック・ウォーデンにバック・ヘンリーの天国案内人など、ベテラ
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イングリッシュ・ペイシェント(1996年製作の映画)

2.0

戦時中の不倫ものメロドラマ。ドイツ人みたいな名前だから、ドイツのスパイだと決めつけられるオチは無理やりっぽい。
長尺すぎてダレるが、時々映るアフリカのサハラ砂漠の美しさが眼の保養になる。

ミシシッピー・バーニング(1988年製作の映画)

3.0

60年代の高度経済成長期の頃が舞台。
僅か50年前の先進国アメリカにこんな古臭い過激な人種差別者達がいたという事実が怖い。こんな異常な人間達の街ではヒスパニック系や我々アジア系はどう見られるのだろうか
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重犯罪特捜班/ザ・セブン・アップス(1973年製作の映画)

3.0

『ブリット』『フレンチ・コネクション』のプロデューサーが監督した、ロイ・シャイダー主演の特捜刑事もの。
前二作はカー・アクションが素晴らしかったが、本作も中盤の市街地のド真ん中を走りまくる10分近いカ
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カイト/KITE(2014年製作の映画)

1.0

和製アニメの実写化らしく、こんなもんでしょという程度。
サミュエル・L・ジャクソンの正体も前半で分かっちゃうし、薄っぺらな中身を過剰なスブラッター演出で誤魔化している凡作。
ファニング姉妹やクロエ・グ
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16ブロック(2006年製作の映画)

3.0

ブルース・ウィリス主演作というとワケ分からない難解なものから中途半端なコメディと色々あるが、これは『ダイ・ハード』のマクレーンを思わせる癖のある刑事役で面白かった。
本業はラッパーのモス・デフが好演で
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