風の旅人さんの映画レビュー・感想・評価

風の旅人

風の旅人

映画館主義者。
可能な限り映画館で観ます。
過度に難解な芸術作品も大衆に媚びた娯楽作品も評価しません。
評価基準は内的なモチーフをエンターテインメントとして昇華できているか否か。
映画を一回的な「出来事」として捉え、作品に「驚き」を求めています。
好きな監督はアサイヤス、ヴィルヌーヴ、レフン。
レビューは加筆修正しています。
since2017

映画(255)
ドラマ(1)

劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-(2018年製作の映画)

1.0

「これは映画ではない」

なるほど、タイトルにわざわざ「劇場版」という断りがあるように、製作者は端から映画を作る気などさらさらなく、テレビドラマの延長のつもりだったのだろう。
最初にこれまでの「コード
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ひるなかの流星(2016年製作の映画)

3.7

移ろう季節の中で変化していく登場人物の心象が見事に捉えられていた。
馬村(白濱亜嵐)と獅子尾先生(三浦翔平)の間で揺れ動くすずめ(永野芽郁)が、恋のライバルだったゆゆか(山本舞香)といつしか友人になる
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イコライザー2(2018年製作の映画)

3.5

『その男、最強につき2』

マッコール(デンゼル・ワシントン)の社会的弱者に対する優しい眼差しと悪党に対する容赦ない仕打ちのギャップに萌える。
同じ人間のなせることとは思えない。
宣戦布告してからの暴
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PERFECT BLUE パーフェクト ブルー(1998年製作の映画)

4.0

原作はラジオ番組「誠のサイキック青年団」のパーソナリティとして知られる竹内義和(ただしかなり改変されているらしい)。
アイドルから女優へと転身した未麻は、満足な仕事を与えられず、ストーカー被害に遭う内
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若おかみは小学生!(2018年製作の映画)

4.0

伝統と革新が共存する不思議な世界観だった。
おっこが働く古色蒼然とした旅館<春の屋>とピンふりを跡取り娘とする豪華な秋吉旅館の対比。
ライバル関係にある二人が時にいがみ合い、時に協力し合う様が面白かっ
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KINGSGLAIVE FINAL FANTASY XV(2016年製作の映画)

3.0

確かにCGのクオリティは突出しているが、さして魅力的でもない物語を延々と見せられる苦痛に耐えられなかった。
「映画のようなゲーム」を目指してきたFFが映画になるのは必然だと思うが、これ面白いですかね?
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ミッション:インポッシブル3(2006年製作の映画)

3.7

2作目で大きく逸れた路線を軌道修正し、見事に原点回帰を果たした。
監督はスパイドラマ『エイリアス』のJ・J・エイブラムス。
オープニングのつかみもよかったし、チームワークを駆使したミッション、仲間内に
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きみの鳥はうたえる(2018年製作の映画)

4.0

どこにでもいる「終わりなき日常」(宮台真司)を「まったり」生きる若者たちの青春の日々が切り取られていた。
私にとっては「懐かしさ」を感じさせる映画だった。
行く当てもなく街を彷徨い、茫漠とした「現在」
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劇場版 STEINS;GATE(シュタインズ・ゲート)負荷領域のデジャヴ(2013年製作の映画)

4.0

よくできた設定なので、新しいストーリー(世界線)を語ろうと思えばいくらでも語れてしまう。
だからこれ単体で評価するのは難しい。
あくまでもファン向けの映画だろう。
しかしゲームやアニメを知っている者に
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寝ても覚めても(2018年製作の映画)

4.5

冒頭、朝子(唐田えりか)と麦(東出昌大)の馴れ初めのシーンに、「んなわけあるかい!」とツッコミを入れたのは岡崎(渡辺大知)だけではないだろう。
いささか長いプロローグの後のタイトルコール。
舞台は大阪
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3D彼女 リアルガール(2018年製作の映画)

3.7

五年後に階段で再会するつっつん(佐野勇人)と色葉(中条あやみ)の姿を見て、『君の名は。』の瀧と三葉を想起した。
意識的にか無意識的にか知らないが、英勉監督は『君の名は。』の「批評」として今作を作ったよ
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仮面/ペルソナ(1967年製作の映画)

3.7

仮面劇「エレクトラ」の舞台上で突然話せなくなり入院することになった女優エリザベート(リヴ・ウルマン)に対して、一方的に話しつづける看護婦アルマ(ビビ・アンデショーン)。
職業柄普段は聞き役のアルマだが
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センセイ君主(2018年製作の映画)

3.5

実写には不向きなタイプの漫画原作を職人芸的な技でそれなりのものに仕立て上げる。
監督の手腕が光る作品。
スラムダンク、ミスチル(「名もなき詩」)、ドラゴンボール、ジュディマリ(「Over Drive」
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ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション(2015年製作の映画)

4.2

スパイの悲哀。
出てきて早々悲劇的な最期を遂げるレコード屋の店員を装った連絡員(ハーミオーネ・コーフィールド)が印象的で記憶に残る。
「ボックス」に閉じ込められ、彼女を救えなかったイーサン・ハント(ト
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ミッション:インポッシブル2(2000年製作の映画)

3.5

情熱のフラメンコ。
愛する女性を助けるために、単独で敵のアジトに乗り込むヒーローの物語。
もはやスパイ映画でも何でもなく、大味なアクション映画に成り下がっている。
序盤から不必要なロッククライミング(
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ペンギン・ハイウェイ(2018年製作の映画)

4.0

子供の頃、年上の女性に憧れる経験は誰もがしたことがあると思う。
子供にとって年上の女性は謎めいていて、とても魅力的に映った。
この映画を観て、私はあの頃の感覚を思い出した。
もう二度と会えないお姉さん
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ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル(2011年製作の映画)

4.5

シリーズ最高傑作。
何と言っても、レア・セドゥの魅力に圧倒される。
恐らくハナウェイ(ジョシュ・ホロウェイ)は前から歩いてくるモロー(レア・セドゥ)に思わず見惚れてしまったのだろう。
それは不幸である
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

4.5

ゾンビ映画の撮影中に本物のゾンビが現れるというありふれたあらすじからは想像できない面白さ。
何を書いてもネタバレになるので、内容については触れないが、一度でも創作に携わったことがある者なら感動間違いな
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リアリティのダンス(2013年製作の映画)

3.7

「死は生の対極としてではなく、その一部として存在している」
(村上春樹『ノルウェイの森』)

当初息子アレハンドロのものと思われた物語は、中盤から父ハイメのものへと転化する。
ハイメは無神論者の共産主
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オーシャンズ8(2017年製作の映画)

3.5

女優陣の存在感に対し(中でもケイト・ブランシェットの「女王様」感が素晴らしい)、物語は平板で退屈だった。
オープニングの仮出所したデビー(サンドラ・ブロック)が返品と称して万引きする手口に感心したのも
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ミッション:インポッシブル(1996年製作の映画)

3.7

大ヒットシリーズの記念すべき第一作。
その後の作品の派手な展開からすると、非常に地味。
アクション要素は少なく、スパイ映画の王道的展開を踏襲している。
イーサン・ハント(トム・クルーズ)も若く、現在の
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ラストミッション(2014年製作の映画)

3.7

どんなに凄腕のスパイでも娘の前では一人の父親に過ぎない。
娘とのコミュニケーションは敵を殺すよりも難しい。
本作は脳腫瘍で医師に余命三ヶ月と診断されたCIA諜報員イーサン(ケヴィン・コスナー)のパーソ
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君がいた夏(1988年製作の映画)

3.5

映画としての出来は決していいとは言えない。
父親の交通事故死とケイティ(ジョディ・フォスター)の自殺を並置したために、散漫な語り口になっている。
しかし一つ一つのエピソードは印象深く、ノスタルジーを感
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複製された男(2013年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

誰もが別の人生を歩みたいという潜在的欲望を持っている。
もし自分と同じ顔と声を持つ者がいたら、入れ替わることが可能なのではないか。
結婚生活に飽き、浮気願望がある男は、もう一人の自分を複製する。
秘密
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ミッション:インポッシブル/フォールアウト(2018年製作の映画)

4.5

シリーズ集大成。
「世界を救う」任務と「目の前の一人を救う」ことを天秤にかけ、後者を優先させるイーサン・ハント(トム・クルーズ)はスパイとして失格かもしれない。
しかしそれがイーサンの人間的魅力になっ
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Mr.インクレディブル(2004年製作の映画)

4.0

スーパーヒーロー保護プログラム(その強大過ぎる力故に、国家の脅威になりかねないスーパーヒーローの活動を禁止する法律)が施行された後の世界という設定で、「善悪の彼岸」を描いた傑作(『ダークナイト』『ウォ>>続きを読む

インクレディブル・ファミリー(2018年製作の映画)

3.7

現実では前作から14年の月日が流れた。
当時子供だった者も大人になった。
しかしフィクションは時間を超越し、前作と地続きの作品を作ることを可能にする。
そこには懐かしい世界が広がっていた。
前作はタイ
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DEMONLOVER デーモンラヴァー(2002年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

産業スパイの話と思いきや、一筋縄ではいかないのがアサイヤスの映画で、デーモンラヴァー社の違法な拷問サイト「ヘルファイア・クラブ」の秘密を知ったディアーヌ(コニー・ニールセン)が、しだいにアイデンティテ>>続きを読む

ビューティフル・デイ(2017年製作の映画)

4.2

幼い頃に父親から虐待を受け、軍隊時代に戦場で過酷な経験をしたジョー(ホアキン・フェニックス)は、トラウマとPTSDを抱え幻覚に悩まされていた。
ある日ジョーは失踪した議員の娘ニーナ(エカテリーナ・サム
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灼熱の魂(2010年製作の映画)

4.0

現代の神話。
母ナワル・マルワン(ルブナ・アザバル)の遺言により、公証人ジャン・ルベル(レミー・ジラール)から、姉ジャンヌ(メリッサ・デゾルモー=プーラン)には父に宛てた手紙、弟シモン(マキシム・ゴー
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レディ アサシン(2007年製作の映画)

3.7

うなじに「23(enigma)」という数字のタトゥーを彫ったサンドラ(アーシア・アルジェント)の登場シーン。
ただならぬ色香を漂わしたサンドラに、マイルズ(マイケル・マドセン)は目を奪われる。
二人は
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フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法(2017年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

フロリダの魔法の国ディズニー・ワールドのすぐそばにある安モーテルで、その日暮らしをする親子の日常を描いた映画。
紫色をしたその名もマジック・キャッスルと名づけられた安モーテルは、サブプライム住宅ローン
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フローズン・リバー(2008年製作の映画)

3.7

貧困から犯罪に手を染めざるを得なかった二人の母親の物語。
二児の母であるレイ(メリッサ・レイ)は、ビンゴ会場で新居の購入費用を持ち逃げした夫の車を発見する。
しかしそれを運転していたのは、原住民(モホ
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ブリグズビー・ベア(2017年製作の映画)

4.0

誰もが唯一の同じ「物語」を信じ、それ以外の物語を排除する社会は生きにくい。
「ブリグズビー・ベア」は決して完成度の高い物語ではないし、そのキャラクター・デザインは「パクリ」と言われても仕方がないレベル
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静かなる叫び(2009年製作の映画)

4.0

無駄を削ぎ落とし、必要最小限の情報で、理工科大学(原題『Polytechnique』)で起きた銃乱射事件の全容を加害者と被害者と第三者の視点から浮かび上がらせた傑作。
加害者の男性(マキシム・ゴーデッ
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チャイナ・ムーン(1994年製作の映画)

3.5

「魔性の女 白い肌に秘められた殺意」という火曜サスペンス劇場のようなサブタイトルが安っぽいが、なかなか面白かった。
レイチェル役のマデリーン・ストーの美しさに魅了される。
「チャイナ・ムーン(血の月)
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