風の旅人さんの映画レビュー・感想・評価

風の旅人

風の旅人

映画(410)
ドラマ(6)

映画ドラえもん のび太の新恐竜(2020年製作の映画)

4.0

のび太の分身のようなキュー。
逆上がりができないのび太は、羽があるのに飛べないキューに自分を重ねる。
キューとミューを育てる過程で、成長していくのび太の姿に感涙。
相変わらず、劇場版のジャイアンはいい
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白ゆき姫殺人事件(2014年製作の映画)

4.0

「人の記憶ってのは捏造される。
人は自分の都合のいいようにしか記憶を語らねぇ」

人は誰もが幼い頃から自分と他人を比較し、あるいは比較されて生きてきた。
しかしどうあがいても人は自分以外の誰かにはなれ
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おとなの恋は、まわり道(2018年製作の映画)

3.0

キアヌ・リーヴスとウィノナ・ライダーの会話劇。
この作品を観ると、「ビフォア〜」シリーズやウディ・アレンの作品がいかに優れているかがわかる。
それらと比べて、本作は圧倒的に会話がつまらん。
哲学風でイ
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レイニーデイ・イン・ニューヨーク(2019年製作の映画)

3.5

今をときめくティモシー・シャラメとエル・ファニング主演。
しかし二人がいっしょに映るシーンは少なく、大半は別行動を取る。
著名人の気まぐれに翻弄され、一夜の冒険に出ることになったアシュレー(エル・ファ
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ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 - 永遠と自動手記人形 -(2019年製作の映画)

3.0

姉のエイミーとヴァイオレットの交流を描いた前半部と、妹のテイラーとC.H郵便社の面々の関わりを描いた後半部。
正直前半部だけでよかったような気がする。
前半部はそこそこ楽しめたが、後半部は退屈で死にそ
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渇き(2009年製作の映画)

3.0

サンヒョン(ソン・ガンホ)はワクチン製造のためにウイルスの実験台になり、唯一人生き残るが、その代償としてバンパイアと化す。
幼馴染のカンウ(シン・ハギュン)と再会したサンヒョンは、その妻のテジュ(キム
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悪女/AKUJO(2017年製作の映画)

4.5

「ヨンスさんは、演技は上手だけど、ウソは下手ですね」

驚きの一人称視点で始まる本作。
オープニングの怒涛のアクション。
しかしアクション映画だと思って観ていたら、まさかの胸キュンラブストーリーが展開
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ラン・オールナイト(2015年製作の映画)

4.0

殺人現場を目撃して命を狙われた息子のマイク(ジョエル・キナマン)を守るため、ジミー(リーアム・ニーソン)は自分が仕えるマフィアのボスの息子ダニー(ボイド・ホルブルック)を射殺してしまう。
ボスのショー
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クローサー(2004年製作の映画)

4.0

群衆の中で一際目立つ赤い髪の女に男は目を奪われる。
女も男に気づき、視線を交わした次の瞬間、女は交通事故に遭う。
近寄った男に女は、
「Hello stranger(ハロー、見知らぬ方)」
と第一声を
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回転(1961年製作の映画)

3.5

家庭教師として採用されたギデンズ(デボラ・カー)は、屋敷の中で存在しないはずの人間を目撃する。

映像的な怖さというより心理的な怖さ。
ホラー映画が苦手な人でも観られる。
フローラ(パメラ・フランクリ
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シングルマン(2009年製作の映画)

4.0

恋人のジム(マシュー・グード)を交通事故で失い、失意のジョージ(コリン・ファース)が自殺を決意した日に起こった予期せぬ出来事。

1962年、同性愛が今以上に認められていなかった時代、それを知られるこ
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女ガンマン・皆殺しのメロディ(1971年製作の映画)

3.0

「女は強くない。男が弱いんだ」

馬を奪うために牧場を訪れた三人の銀行強盗に夫を殺され、レイプ被害にあったハニー(ラクウェル・ウェルチ)は、賞金稼ぎのプライス(ロバート・カルプ)に師事し、復讐の旅に出
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ビフォア・ザ・レイン(1994年製作の映画)

4.0

マケドニアを舞台にマケドニア人とアルバニア人の民族紛争をテーマにしたオムニバス形式の作品。
美しい山岳地帯の風景と人間の残虐行為が対比される。
三部構成で、一部〜三部がメビウスの輪のように繋がっており
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SHAME シェイム(2011年製作の映画)

3.5

セックス依存症の兄ブランドン(マイケル・ファスベンダー)と恋愛依存症の妹シシー(キャリー・マリガン)。
ブランドンは心の隙間を埋めるようにセックスとオナニーに明け暮れ、シシーはブランドンの上司デイヴィ
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袋小路(1965年製作の映画)

3.5

序盤からテレサ(フランソワーズ・ドルレアック)によって女装させられるジョージ(ドナルド・プレザンス)は、去勢されたように男性性が稀薄である。
反対にテレサは自由奔放に振る舞い、リチャード(ライオネル・
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思い出のマーニー(2014年製作の映画)

3.5

上質の材料を使いながら、調理に失敗した料理のような作品。
夢とも現実ともつかない「夢現(ゆめうつつ)」の世界は魅力的で、私も杏奈のようにマーニーに恋をした。
しかし和彦にマーニーを取られてから、私のテ
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Re:LIFE リライフ(2014年製作の映画)

3.0

アカデミー賞脚本賞を受賞したこともある落ち目の脚本家が、過去の栄光から解放され、今の自分にできることを見つけるまでの物語。
機知に富んだ会話、脚本の授業は面白かったものの、ストーリーに起伏がなく、あま
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オンリー・ユー(1994年製作の映画)

3.5

子供の頃の占いで、「デイモン・ブラッドリー」という男性が運命の人だという啓示を受けたフェイス(マリサ・トメイ)は、結婚式の十日前、同姓同名の人物からの電話を受ける。
フェイスは運命の人を追いかけて、ウ
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ラブソングができるまで(2007年製作の映画)

4.0

落ち目の元スター歌手と元作家志望のエステ経営者の恋物語。
アレックス(ヒュー・グラント)とソフィー(ドリュー・バリモア)のやり取りがコミカルで、相性のよさを感じさせる。
一つの「ラブソング」を二人で共
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PとJK(2017年製作の映画)

2.5

カコ(土屋太鳳)の実年齢がわかった瞬間、豹変する功太(亀梨和也)が怖かった。
しかもあんなに怒っていたのに、その数時間後には結婚を申し込む急展開に引いた。
廣木監督はカメラワークが巧みなので、原作さえ
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ReLIFE(2017年製作の映画)

3.5

高校生の中に一人大人(異物)を混ぜるという実験の被験者になった海崎新太(中川大志)。
27歳から17歳へ、経験はそのままに身体だけ若返る。
設定の雑さに目をつぶれば、なかなかの良作。
ただ新太が簡単に
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伊藤くん A to E(2017年製作の映画)

4.0

「何遍も恋の辛さを味わったって 不思議なくらい人はまた恋に落ちてゆく」
(Mr.Children「シーソーゲーム〜勇敢な恋の歌〜」)

伊藤くん(岡田将生)を巡る女性たちの成長譚。
自意識過剰で傷つく
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去年の冬、きみと別れ(2018年製作の映画)

3.5

途中まではかなり面白かった。
しかし後半大失速。
種明かしに時間を割き過ぎて、映画の運動が止まってしまった。
説明過多も甚だしい。
イニシャルの献辞を何回映したら気が済むのだろう?
どれだけ観客を信じ
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高台家の人々(2016年製作の映画)

3.5

人の気持ちがわかるってどんな気分だろう?
心が読まれてしまうのも嫌だけれど、読めてしまう方がもっと辛いと思う。
知りたくもないことも知ってしまうし、人間不信になりそう。
片想いの相手が、顔は笑っている
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ハッピーメール(2018年製作の映画)

3.5

マッチングアプリを使った出会いを描いた恋愛映画。
まだまだこのジャンルは開拓の余地がある。
厳密に言えば、出会い系サイトとマッチングアプリは違って、前者が遊び目的なのに対し、後者は真剣な交際が目的らし
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ただ、君を愛してる(2006年製作の映画)

3.5

誠人(玉木宏)と静流(宮崎あおい)のやり取りは微笑ましく、面白かったのだけれど、静流が誠人のもとを去ってからの展開に鼻白んだ。
別にこの物語は難病の設定がなくても、同じ強度を保てたのではないかと思って
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ぼくは明日、昨日のきみとデートする(2016年製作の映画)

3.5

小松菜奈が小松菜奈たる所以を余すことなく発揮した作品。
福寿愛美を小松菜奈が演じていなかったら、目も当てられない映画になっていたのではないかしら?
とにかく小松菜奈が可愛い。
あんな目で見つめられたら
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桐島、部活やめるってよ(2012年製作の映画)

4.0

桐島という不在の中心を巡る群像劇。
トップの桐島がいなくなることで、高校のヒエラルキーに変化が起こり、勝ち組負け組の価値観が揺らぐ様が爽快だった。
それまで勝ち組にいた運動部と帰宅部が自身のレーゾンデ
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鬼灯さん家のアネキ(2014年製作の映画)

3.5

「少しでも人の気持ちとか考えたことあるの?」

以前水野(佐藤かよ)と同じ台詞を片想いしていた女性に言われたことがある。
愛とは「自分より人のことを大切に想うこと」(オラフ『アナと雪の女王』)だとすれ
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紙の月(2014年製作の映画)

3.5

梅澤梨花(宮沢りえ)は別に平林光太(池松壮亮)のことが好きだったわけではない。
この退屈な日常から脱出できるなら、誰でもよかった。
それは確かに偽物だけれど、まだこちら側の関係だった。
しかし梨花が光
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退屈な日々にさようならを(2016年製作の映画)

3.5

私は君のことをどれだけ知っているのだろう?
私と知り合う前の君はどんな人生を送ってきたのだろう?
私は君の人生の一部しか知らない。
私は嫌いになる程君のことを知らないし、知ることもできない。

「日常
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パンとバスと2度目のハツコイ(2017年製作の映画)

4.0

今泉監督は触れたら壊れてしまいそうなガラス細工のような繊細な感情の揺らぎを見事に表現する。
今泉監督の映画は恋愛映画に分類されるのだろうが、そこで描かれているのはいわゆる「恋愛」ではなくて、「好きとは
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色即ぜねれいしょん(2008年製作の映画)

3.5

決して華やかな青春ではなく、文化系男子の悶々とした青春。
高校生の頃は年上の女性に憧れるもので、オリーブ(臼田あさ美)のようなエロいお姉さんに出会ったら、一発で好きになってしまうだろう。
臼田あさ美は
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四月は君の嘘(2016年製作の映画)

3.0

原作既読。
原作ファンからすると、広瀬すずは宮園かをりのイメージに合っていない。
自由奔放・天真爛漫な宮園かをりを演じるには、広瀬すずは色々知り過ぎているように思う。
ここはフレッシュな新人女優を起用
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ピースオブケイク(2015年製作の映画)

4.0

綾野剛の大人の色気、多部未華子の背中の美しさ。
流されやすく、恋愛体質の梅宮志乃(多部未華子)は、引っ越した先の隣に住む菅原京志郎(綾野剛)に一目惚れする。
恋に落ちる瞬間を「風が吹いた」と表現するの
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ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY(2020年製作の映画)

3.5

ハーレイ・クインのジョーカーからの解放を「女性の自立」というテーマで料理した作品。
ジョーカーの庇護のもと、好き放題をやってきたハーレイ・クインは、後ろ盾をなくしたことで、街中の悪党から狙われるように
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