はやしさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

5.0

内容云々ももちろん大事だろうけど、542人キャパのスクリーンを満席にするほどの社会現象で、昨今の映画産業の救世主になれそうなことを考えたらもう星5つ。

弱き者を助けるのは強く生まれた者の責務、という
>>続きを読む

星の子(2020年製作の映画)

3.1

信じていたのに裏切られた、みたいなニュアンスで使われる「信じる」って難しいなということを感じた。舞台挨拶が何かで芦田愛菜も言っていたんだけれど、「信じる」というのはその人自身を信じているのではなく、そ>>続きを読む

映像研には手を出すな!(2020年製作の映画)

2.2

乃木坂46×英勉ということで、「あさひなぐ」路線になるか「ぐらんぶる」路線になるかドキドキしていたけど後者になってしまった。
ラスト5分の展開がなければ劇場に見に来たこと後悔したと思う。浜辺美波の使い
>>続きを読む

TENET テネット(2020年製作の映画)

3.5

「お前は理由も分からず戦っている。仲間を信じず情報も貰えない」という台詞がある。初見の観客はまさにこの台詞の通りで、少しでも見逃せばノーランに置いていかれる。まだ観ていない人は、「エントロピー」と「反>>続きを読む

喜劇 愛妻物語(2020年製作の映画)

2.5

夏帆演じる由美の魔性感が良かった。こういう女性に惹かれるようでは将来の自分が心配。
あとは豪太が想像以上にダメ男過ぎてなかなかほーん、という感じだった。濱田岳が大久保佳代子の谷間ガン見してる予告見た時
>>続きを読む

ミッドウェイ(2019年製作の映画)

4.1

戦闘シーンは圧巻だった。もちろんアメリカ視点ではあるけれど、エメリッヒは日米の立場を割とフラットに描こうとしている。日米どちらも国を愛し、誰かのために戦ったという描き方。ミッドウェイを題材にしながら、>>続きを読む

ソワレ(2020年製作の映画)

3.6

逃避行をかけおちと呼ぶタカラと、
逃避行をかくれんぼと呼ぶ翔太。
生きるのが辛い、でも生きるという人間性。

2人の心情を影の動きだけで描くカット凄過ぎた。体張ってる芋生悠の体格の良さにも思わず引き込
>>続きを読む

人数の町(2020年製作の映画)

3.3

個人が単なる人数としてしか扱われない管理社会を通して自由を考えさせる映画。設定が面白いからこそ、性に制限がなく自由な世界でどう愛が生まれるのかの過程があればたまらなく好きだったと思う。

宇宙でいちばんあかるい屋根(2020年製作の映画)

4.4

なんでもない夜景とバンジョーのメロディが心地良くて10分で引き込まれた。清原果耶も桃井かおりも魅力的すぎるのよ。役柄とはいえ清原果耶の会話のテンポの心地よさ。持ってると思う

ビキニ・カー・ウォッシュ(2015年製作の映画)

2.0

題名通り、ネバダの夏空とおっぱいを楽しむ映画。一番見たい人が見せてくれないのもお約束。

映画 としまえん(2019年製作の映画)

2.0

ありがとうとしまえん。
石神井川が物理的に良い仕事してた。

青くて痛くて脆い(2020年製作の映画)

3.5

このストーリーに青くて痛くて脆いと名付けた住野よるがものすごいと思うのです。楓…気持ち悪いけどその疎外感めっちゃ分かる。

君が世界のはじまり(2020年製作の映画)

4.6

この夏は爽やかで甘酸っぱい「のぼる小寺さん」と、無力感と混沌の「君が世界のはじまり」の2作が青春映画2代巨頭だと思う。今年のベスト2になるかもしれない。10代で観たかったけど、10代で観たら当たり前の>>続きを読む

17歳のウィーン フロイト教授人生のレッスン/キオスク(2018年製作の映画)

3.8

ナチス・ドイツのもとでファシズムの波が押し寄せるウィーンが舞台。前半は「アルマの恋愛妄想」的な青春コメディだっだけど後半一気にテーマが重くなった。こういう展開は好き。
反抗し殺されるリベラリスト、ウィ
>>続きを読む

ポルトガル、夏の終わり(2019年製作の映画)

1.5

シントラの景色は綺麗だけれど、無音の時間が苦痛で2時間ぶっ通しの会話劇は自分には合わなかった。フランス映画はこうってわけでもないと思うけれど…

泣きたい私は猫をかぶる(2020年製作の映画)

3.6

エンディングが良過ぎた。「花に亡霊」聴いて泣きたかったので映画館で観たかった。

カセットテープ・ダイアリーズ(2019年製作の映画)

3.8

オレゴン留学中に橋から川に飛び込んだとき、友人に「You became Real Oregonian, mate」と言われた。マリクの台詞で思い出した。人種なんてこれくらいいい加減でいい。出自なんて関>>続きを読む

おばけ(2019年製作の映画)

3.0

銀河鉄道の最後尾の食堂車でとり天うどんを食べたくなる映画。映画のなかの映画館で映画を見る不思議な感覚。
金属バットのボケとツッコミはゆるくて聞きやすくて好き。人と関わらずに映画を撮る監督、映像に人が写
>>続きを読む

(2020年製作の映画)

5.0

葵が差し出してくれたサビオと、8年間切れなかった漣のミサンガ。

坂を駆け下りる自転車、駆け上がる自動車など上下の映像が多い中で、山頂から麓へ向かうロープウェイと離陸してゆく飛行機を同じ画角に閉じ込め
>>続きを読む

ぐらんぶる(2019年製作の映画)

2.2

拷問。
急な君の名は。急なここさけ。
急な大きな古時計。あのお化けは結局何。

訳の分からなさに窒息しそうになったところで与田祐希登場で延命、また窒息しそうになってを繰り返した。その結果与田ちゃんファ
>>続きを読む

劇場(2020年製作の映画)

3.9

宇野維正が評していた通り、客観的なままではいられない映画だった。7年という時間軸を感じさせない描き方。セックスどころかキスすらも描写しない描き方。

永田のクズっぷりと沙希の尽くしっぷりを「共依存」と
>>続きを読む

コンフィデンスマンJP プリンセス編(2020年製作の映画)

4.7

すっかり忘れてた伏線ばっちり回収されたり、相変わらず騙されたりもう大好き。GACKTと長澤まさみの英語綺麗だったなー。いや、英語なんて伝わればいいので関水渚も良かったけれど!広瀬すずかと思って見てまし>>続きを読む

ドラえもん のび太の大魔境(1982年製作の映画)

3.0

傍若無人、後悔、勇気、向こうみず。ジャイアンの魅力が詰まったジャイアンのお話。

WAVES/ウェイブス(2019年製作の映画)

3.8

海でのキスシーンが印象的だった。
ネイルの蛍光色と夕焼け空と轟く雷鳴。

プレイリストムービーと言われているらしいので、音楽に注目して鑑賞した。Mamma Miaのように音楽と物語が互いにリンクしなが
>>続きを読む

チア・アップ!(2019年製作の映画)

4.1

おばあちゃん版のウォーターボーイズといった感じなので、急に夏を感じられるようになった今日の気候にぴったり。It's never too late to chase a dreamの言葉のもと、お>>続きを読む

ドラえもん のび太の宇宙開拓史(1981年製作の映画)

3.0

長編2作目。静香ちゃんはのび太をのび太くんって呼ぶのね。いつからのび太さんになるのか楽しみ。

ドラえもん のび太の恐竜(1980年製作の映画)

3.0

最近ではジャイアンが自転車用ヘルメットを被ったりしているけど、ポリコレなんて気にしませんという時代なので良くも悪くも昔のドラえもん映画。きびだんご無敵やなあ。

Vtuber渚(2019年製作の映画)

3.1

人の才能とか魅力って本人の気づかない思わぬところにあるよね。

一生で一番長い九分(2018年製作の映画)

3.1

futureと書いてふつれちゃんってすごいセンス。検索したら湘南新宿ラインでも常磐線でも産気づいた妊婦さんが車内出産をした例があったようだけど、それ以外にあまり例がないのはなんでなんだろう。陣痛の制限>>続きを読む

MOTHER マザー(2020年製作の映画)

4.5

2014年3月、埼玉県川口市で少年による祖父母殺害事件が起こった。当初は非行少年による凶悪事件として報道されたが、この事件の背景には母親による虐待とネグレクトがあることが明らかになった。「祖父母を殺し>>続きを読む

コンフィデンスマンJP ロマンス編(2019年製作の映画)

4.3

吹っ切れたコメディで2時間があっという間。長澤まさみもいいし、小日向文世も素敵。髭男もいい。俺は騙された、騙されなかった、その辺の議論がどうでもいいくらいに楽しい。

アカリとマキコ(2020年製作の映画)

3.6

吃音の人は伝えたいことを自分なりに言いやすい言葉に変える必要があるから頭を使うよなー。友人も固有名詞には苦労していた印象がある。最近吃音症のラッパーの動画をみて息を呑んだので見てみて欲しい。
http
>>続きを読む

水曜日が消えた(2020年製作の映画)

4.1

図書館は休館、お店も定休で退屈な火曜日しか知らない中村倫也が初めて図書館に足を踏み入れた嬉しさはコロナ禍でどこにも行くことが出来なかった自分たちの状況と被った。しかも司書が深川麻衣だなんて。しつこい程>>続きを読む

サウンド・リザバー(2019年製作の映画)

3.8

モナが抱える不思議な病。耳に届いた音が「音の貯水池」を経由して意識にたどり着くので会話が噛み合わない。相手の音が聞こえるまでのラグは最長で1年。その間モナの耳は世界中でひとりぼっちの場所にいる。
コミ
>>続きを読む