おがちさんの映画レビュー・感想・評価

おがち

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ゲット・アウト(2017年製作の映画)

4.0

現代社会を浮き彫りにしているかのように、一見対等に見ているようでも、腹の中では自身の利益の一部としか考えていないのが、胸糞悪さを感じる。

それを象徴、暗示するような描写が、至る所に散りばめられている
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キングスマン:ゴールデン・サークル(2017年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

前作に続く疾走感のあるアクションシーンは、非常に心躍らされる。
また、惨殺的だが、それを上回るポップさが、この作品の良さだと改めて感じた。

一度は失われたかに思えた最強タッグ復活には感動的だった。

君の膵臓をたべたい(2017年製作の映画)

4.5

二人の主人公の考え方に共感できる部分が多く、今ある全てがかけがえのないものであると改めて気づかされる。

誰かと心を通わせる素晴らしさ、大切さを強く感じた。

ミッション:8ミニッツ(2011年製作の映画)

4.1

主人公が、自身の末路を知りつつも、周りを生き生きとさせ、未来を変えていく姿に心を打たれた。

現実とはまた異なる現実があり、それぞれの未来の中で、人々が運命的に巡り合っていくところにもこの作品の良さを
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ゼロ・グラビティ(2013年製作の映画)

3.9

果てしなく続く宇宙空間に放り出される孤独感と恐怖があらゆる場面で感じられる。

普段生活している地球が目に映るのに、それをも包み込み、凌駕する宇宙の広大さに圧倒された。

スラムドッグ$ミリオネア(2008年製作の映画)

4.2

育った環境やそこで経験した出来事など、良くも悪くも全てが運命として描かれていて、生き抜く厳しさを痛感させられると同時に、人と人とのつながりの美しさを強く感じた。

それでも夜は明ける(2013年製作の映画)

4.3

手紙一通を出す自由もない世界で、人が人として扱われない苦しみが終始痛いほど伝わってくる。

今の私たちは豊かさを求めて生きているが、当時の人たちはいかに生き残るのかを考えていたこと、肌の色や生まれた時
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トレインスポッティング(1996年製作の映画)

4.2

描写の仕方が独創的で吸い込まれるような感覚に陥る。

仲間達とどうしようもない生活を送っているが、ナレーションで心の内を表現しているところがどこか俯瞰さがあって、印象深かった。

そして、シーンを加速
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レオン 完全版(1994年製作の映画)

4.4

一見隙もなく、冷徹な印象の殺し屋であるが、人を思いやる気持ちが人一倍強く、時折見せるジョーク等の温かい一面もあり、殺し屋も一人の人であるのだと感じる。

大人になり得ない少女との出会いが、彼の感情を豊
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ブラック・スワン(2010年製作の映画)

4.1

完璧を手にするために失われていくものが多く、複雑な感情になる。

現実と仮想との狭間で揺れ動き、それに向かっていく姿には、狂気の中にも華麗さがあり、圧倒された。

河童のクゥと夏休み(2007年製作の映画)

4.1

あらゆる場面で、現代に生きる苛酷さや好奇心ゆえの人間の狂気が滲み出ていて、印象的だった。

そんな世の中でも無邪気で心優しい人の心に触れ、生きる希望を持ったクゥは、幸せだったのかなと感じた。

ロスト・イン・トランスレーション(2003年製作の映画)

3.9

異国に来て、自身の満たされない感情や憂鬱さがより浮き彫りになり、それを埋めるかのような東京の空気感がいい感じだった。

アルゴ(2012年製作の映画)

4.0

実話に基づく作品ということもあり、当時の様子が忠実に再現されていて、一触即発の雰囲気がよく伝わってくる。

複雑な事情を抱える国民の怒り、それに怯える他国民との対比が、より一層緊迫感を生み出している。
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パッチ・アダムス トゥルー・ストーリー(1998年製作の映画)

4.1

医者になる前に人間に。

この言葉は、人が何かになろうとするときに皆に共通して当てはまることだと感じる。
人の目を見て話す、ないがしろにせず相手の話を聞くなど、できてるようで実はできていないことの大切
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クラッシュ(2004年製作の映画)

3.9

今なお根強く残る人種差別。

時にそれは、恐怖となり人間を虐げる行動になる。
しかし、人種を超えたとき、際立つ人間の美しさを強く感じた。

エクス・マキナ(2015年製作の映画)

3.9

洗練された人工的な研究室とは対照的に、壮大な自然の映像美が印象的だった。

シング・ストリート 未来へのうた(2016年製作の映画)

4.5

不況、家族分裂、上手くいかない恋。
そんな環境でも必死にもがき、未来へ突き進む幼い少年の姿に心を打たれる。

少年たちが奏でる音楽と独特な世界観のMVは、その時々の願望や切なさなど、あらゆる心情が表現
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ブルーに生まれついて(2015年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

天才ゆえの栄枯盛衰。

薬に溺れ、光り輝く舞台から消えたチェット・ベイカー。
それでも一人の女性と共にお互いの夢に向けて奮闘していく姿には、彼のジャズ・トランペット奏者としての意地とプライドが見受けら
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グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(1997年製作の映画)

4.6

人には隠したい過去があり、知られたくないこともある。
人と向き合うのは、全てを曝け出さなければならない。

本当に心を開けられる相手に巡り会えた今この時は、本当にかけがえのないもの。
恩師、親友、恋人
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孤島の王(2010年製作の映画)

4.2

矯正という名の理不尽な行いの数々。

一度は非行に走った少年たちだが、思慮深く仲間を思いなところに純粋さを感じた。
その一方、権力を振りかざし、暴力で物事を解決しようとする大人には失望させられる。
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メリー・ポピンズ(1964年製作の映画)

4.0

スプーン一杯のお砂糖で物事が変わる。

見方を変えれば、しんどくて嫌なことも鮮やかで楽しいものになることを教えてくれる作品だった。

戦場のピアニスト(2002年製作の映画)

4.3

戦争がもたらす理不尽な仕打ちや差別が蔓延る世界でも、必死に生き、音楽に生きた姿は感慨深かった。

残酷な人間もいれば、中には救う人間もいて、人間の危うさと素晴らしさが表現されていて、人の本質を考えさせ
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ノーカントリー(2007年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

初めから答えがきまっているようなシガーの冷酷な振る舞い。
かと思えば、運に委ねることもするシガーの行動に、次を読めない恐ろしさを感じた。

人の運命を握っているかのようなシガーだが、彼も予期せぬ事故に
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ヒトラー暗殺、13分の誤算(2015年製作の映画)

3.9

自由に生きるのが許されない時代に必死に生きた人がいることを忘れてはならないと感じた。

今の生活が当たり前ではないことを今一度思い出させてくれる作品だった。

LIFE!(2013年製作の映画)

4.4

あまり冴えない上に空想癖があるウォルターだが、シェリルおかげで積極的に行動するようになっていところが、とても印象的だった。

その彼の行動と世界中の壮大で綺麗な景色が、マッチしていて、爽快感と疾走感を
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プライベート・ライアン(1998年製作の映画)

4.1

ジョン・ミラー大佐の最期の言葉は、皆が大切にするべきことだと感じた。

帰る理由があり、思う人がいる中で命が簡単に散っていくのには、考えさせられるところがある。
まっすぐに生を全うする大切さを改めて感
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