オリオンの息子さんの映画レビュー・感想・評価

オリオンの息子

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フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン(2024年製作の映画)

3.8

もう半世紀を過ぎたけれど、昔アポロ宇宙船にあこがれた宇宙少年が、アポロ11号の話と聞けば見ない訳にはいかない、それに推し女優スカヨハも出ているとあって早速に鑑賞。

見終わって、良い意味で期待を裏切ら
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ドライブアウェイ・ドールズ(2023年製作の映画)

3.7

相変わらずコーエン兄弟(あっ、今度は弟だけだった)のやりたい放題。
お下劣で、分かる人にだけわかるぶっちゃけコメディー。

今回はワンハリから注目しているマーガレット・クアリーが見事にこなしている、彼
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ザ・シューター/極大射程(2007年製作の映画)

2.8

スワガーシリーズはかつて相当読み込んだ小説であるが、原作のスワガーはストイックそのものの生き方をしているのが魅力的。

元ヤンのウォルバーグが演じるには、相当無理があるのでは。

フワーク監督の作品は
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ロキシー(2016年製作の映画)

2.0

CSにて鑑賞。
最近見た作品の中でも際立ってアホな一本、登場人物のキャラがさっぱりわからず、右往左往、出てくる人物がアホにしか見えない。
でも一番アホなのは製作者かもしれない。

あまろっく(2024年製作の映画)

2.9

着想は良いのだが、おそろしくテンポの悪い喜劇に仕上がった。
ストーリー展開が遅く、途中で映画館を出たくなることが暫し。

江口のりこの芸達者は予想通りとしても、中条あやみもなかなかの好演。

父親の役
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鬼平犯科帳 血闘(2024年製作の映画)

3.5

あまり邦画は見ないのだが、『鬼平シリーズ』だけは好きなので、鑑賞。

松本幸四郎の平蔵もなかなかのもの、吉右衛門と比べてはいけません。
吉右衛門も最初はあれっと思っていたら徐々に貫禄が出てきて一世一代
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荒鷲の要塞(1968年製作の映画)

2.9

CSにて鑑賞。
この手の戦争・冒険アクション作は殆ど見たはずなのに、この作品は記憶にない理由がわかった。
本作は、当時『女王陛下のユリシーズ号』で躍り出たアリステア・マクリーンがその後『ナバロンの要塞
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355(2022年製作の映画)

3.0

これだけ個性的で、魅力的な女優陣を揃えたら面白い作品になりそうなものだけど、どこかちぐはぐでピリッとしない出来上がり。
脚本がかなりご都合主義だけれど、本当の理由はrejendaryが資本を出しており
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ゴーストバスターズ/フローズン・サマー(2024年製作の映画)

3.3

旧作の遺産で食いつないでいる感が満載の作品。
アメリカ人お得意の家族愛なんてテーマを振りかざしているが、未だに初回作品のぶっ飛び感に到達できない。
いっけん意味のありそうな科学理論なんて聞きたくもない
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.9

anatomieは解剖学と訳して良いのだろうか?

前評判に釣られて鑑賞、始めはミステリーかと思っていたが、徐々に法廷劇に入っていく。
前段は冗長なので、若干退屈だがここをしっかりと把握しておかないと
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善き人のためのソナタ(2006年製作の映画)

3.7

CSにて視聴、全く知らなかった作品がこんなに素晴らしいとは。

東西冷戦末期の東ドイツ、閉塞感漂う当時の描写が秀逸。

ある芸術家を検束・破滅に追い込もうとするシュタージ。

冷酷非情な尋問を得意とす
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ゴジラ-1.0/C(2023年製作の映画)

4.2

カラー版を2回見た後、話のタネにでもとモノクロ版を鑑賞。

これがとんでもなく凄い。

子供の頃母親にねだって見に行ったのは1954年の初回版だと思うけれど、幼児期

体験はしていないけれど、戦争に対
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ティル・デス(2021年製作の映画)

3.5

公開時に見逃し、CS視聴。
惹句に『ミーガン・フォックスのシチュエーション・スリラー』とあったが正に彼女の真骨頂!
トランスフォーマー以来、路線が定まらなかった彼女はどうやらこのパターンがよろしいよう
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炎のデス・ポリス(2021年製作の映画)

3.1

CS視聴。
邦題からB級アクションと思っていたら、思いっきりB級だけれどこれがなかなか面白い。
脚本が荒いので、おやっと思わせるシーンは多いのだけれど、出演者のキャラが濃くて、見せ場が多い。
どいつも
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

3.9

役所広司ってこんなにうまい役者だったんだということを思い知らせてくれる快作。
ヴィム・ヴェンダースと役所広司のコラボってどうなるのだろうと思っていったら想像以上に素晴らしかった。

クルマのカセットデ
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ゼロの焦点(2009年製作の映画)

2.5

BSにて視聴、清張原作も過去の映画化作品も見てきたが、最悪の出来!

脚本家が原作者の意図を読み取れず、シナリオを描いた悪い見本のようなできばえ、松本清張が描きたかった戦後のわが国の混乱がもたらす悲劇
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.8

ゴジラ映画は陰鬱でなければ!

本作は久しぶりに暗いなかにも、かすかな灯りが見える作品に仕上がっている。これは原点回帰だ。

我が国のバブル期やアメリカに行ったゴジラは明るくて軽快に仕上がっていた、こ
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春画先生(2023年製作の映画)

2.7

日本画、浮世絵が好きなのでこのタイトルに興味をそそられて鑑賞。

脚本も演出も、いったい何を主張したいのかがさっぱりわからない作品であったが、中途退館を思いたどまった理由は、時々ドラマの助演などで見か
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ニールジャー(2016年製作の映画)

3.8

CSにて視聴。
 全く予備知識を持たず、取り貯めした作品から引っ張り出す。
 例によって冒頭から歌とダンスが始まり、いつものインド映画かと思って見ていたら何と旅客機ハイジャックサスペンスが始まる。
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ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

3.1

始めはなかなか面白い復讐譚だったジョンウィックがどんどん進化いや変態化してくる。
前作辺りからストーリーはどうでもよい、いかにスタイリッシュなアクションをどれだけ見せられるかだけの作品になってきた。
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ロスト・キング 500年越しの運命(2022年製作の映画)

3.7

こんな地味な作品を見る人がいるのかな? と思いつつ映画館に足を運べば、平日の昼間というのに70%近い観客の入りに驚いた。

リチャード三世の遺体をある英国人が執念を持って発見したという話題はその当時耳
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モーリタニアン 黒塗りの記録(2021年製作の映画)

3.2

2011.9.11ニューヨークテロ事件の後、ちびブッシュ政権の下、人権など全く無視した違法捜査に敢然と立ち向かう弁護士にジョディ・フォスター、政府を代表して容疑者を告発する使命を帯びるもあくまで法の下>>続きを読む

インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(2023年製作の映画)

3.9

おいおいインディも未だやるのかと思いながら、鑑賞したが、ここぞという落としどころに結び付けた脚本を一番誉めたい。

ハリソン君の衰えは周知の事実、過激なアクションは冒頭に集約しておりこれは相当スタント
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1秒先の彼(2023年製作の映画)

3.5

清原果那推しということで鑑賞したが、原作が台湾初のラブコメとかクドカンの脚本だということも全く知らなかった。

『アバウトタイム』以降、タイムスリップを活用した出来の良いラブコメ。

岡田将生、清原果
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リトル・シングス(2021年製作の映画)

2.0

CSにて視聴。
デンゼル扮する訳あり捜査官がサイコキラーを追うサスペンスと聞けば触手を誘う作品なのに、何故か本邦未公開?

見ているうちにすぐに理由が判明、とにかくテンポが遅く、何を表現したいのか意味
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死神の骨をしゃぶれ(1973年製作の映画)

3.3

題名からしてどうせB級ホラーと思って録画していたが、再生したらびっくり、イタリア製の刑事ドラマだった。

でも見せ場はたっぷり、イタリアらしくヴァイオレンス満載。
特に冒頭のカーチェイスが凄い、アルフ
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メグレと若い女の死(2022年製作の映画)

3.5

シムノンの名作をなんとルコントが監督。               主演はドパルデューとくれば見逃すわけにはいけない。

オールドファンにはメグレ=ジャンギャバンが定着しているが、ドパルデューも年齢を
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人間の証明(1977年製作の映画)

2.5

公開当時見たはずだが、全く印象に残っていなくて、CSにて再鑑賞。

再見して印象が薄い理由がよくわかった。

原作がいつもストーリー構成に難のある小説を書く森村誠一、それに輪をかけてご都合主義の脚本構
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秋刀魚の味(1962年製作の映画)

3.9

若い頃はそうでもなかった小津作品が楽しめるようになってきた。

低い位置から殆ど動かないカメラワーク、意表を突くことのないありきたりの台詞回し。
笠智衆のうまいのかへたなのかわからない飄々とした演技。
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聖地には蜘蛛が巣を張る(2022年製作の映画)

3.7

えっ? ここまでイスラム原理思想を批判するなんてと思ったら。
やっぱり西欧諸国の合作作品だった。

ただし監督、俳優はモスリムなれど原理思想に反対の人たちのようだ。

『娼婦は不浄だから、抹殺すること
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コリーニ事件(2019年製作の映画)

3.6

CSにて視聴。
なかなか骨太なリーガルサスペンス。

ドイツいや旧西ドイツで施行されたナチス戦犯の救済を徹底的に批判、即刻本法律の施行停止を打ち出した原作を忠実にトレースしている。

若手弁護士の出自
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ラン・ハイド・ファイト(2020年製作の映画)

2.6

我が国では到底ありえない、学校における銃乱射事件が頻発しているアホなアメリカ。

このような不条理に敢然と立ち向かう女子高生の活躍…しかもCSでは初放映ということで期待値高目で視聴するも…やれやれとい
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生きる LIVING(2022年製作の映画)

3.9

あの黒沢の名作『生きる』を英国でリメイク!
しかも脚本がカズオ・イシグロ、主演をビル・ナイとは!
とにかく見るしかないと公開初日の一番上映時に駆け付けました!
観客は若い人たちは殆ど居ず、同年配の老人
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シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

2.4

子供の頃、テレビで見ていた『仮面ライダー』は世界征服を企む悪の軍団に立ち向かうといった壮大なストーリーだった、ところがアクションシーンになると近所の空地で遊ぶ子供たちのしょぼいプロレスごっこになってし>>続きを読む

シャイロックの子供たち(2023年製作の映画)

3.1

元金融機関勤務経験のある筆者からはありえないグダグダの脚本。

数ある伏線から回収できていないものがたくさんあると思うのだが、分かりやすいところだけ取り上げて後は知らんふり。

だが、これでわかりやす
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ワース 命の値段(2019年製作の映画)

3.7

9.11テロも逸失利益の計算も、筆者のかつての仕事に経験があるので実に興味深く鑑賞した。

9.11テロの犠牲者に対する補償プログラムを実施した弁護士の苦闘の記録、実話である。

すべてを数字で割り切
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