原作を読めていないまま見ましたが、多分原作はもっとゆったり成長や関係性が築かれるさまを描いているんだろうなぁと思うほど、展開が雑に見えた
黒人の肌の色っぽさが何より印象的だった。
大きなストーリーがあるわけではなく、かつキャラクターの視点に入れ込めなかったのでさらっと鑑賞してしまった。
映画好きのための映画という気がして、自分はその恐らくこだわり抜かれた構図や散りばめられる心情表現を読み取りきれず、そのまま終わってしまった。
表現の新しさ・かっこよさにおいてだけでも観る価値があった。こんなにも視聴者をおいてけぼりにする作品に、ここまで多くのファンがいる日本が愛おしくもなった。
バランス、というのが話全体のテーマだったように思う。
どのシーンも非常に美しく、明るいような暗いような、石橋英子による音楽が映画の世界観を形作り、見入ってしまう会話劇も素晴らしかった。
退屈すぎてびっくりした
大豆田とわ子や最高の離婚での坂元裕二を期待したのが良くなかった。彼の今の気分はこっちらしい。
愛と憎しみの混ざりあった曖昧な感情を尖った演出で表現していて見入ってしまった。
監督の前作が与える印象が上手くミスリードに繋がっている。
演技と音楽とビジュアルの世界観が最高。フェミニズム映画として心に残る作品になった。