へちょりーのさんの映画レビュー・感想・評価

へちょりーの

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スパイの妻(2020年製作の映画)

4.0

前提として個人的に戦前〜戦後の作品が好きなので、こちらももれなくお気に入りに入った。

シナリオが面白く、蒼井優も高橋一生もとても演技が素晴らしかった。
音楽もとても映像にマッチしており、さすが長岡亮
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フューリー(2014年製作の映画)

4.1

“フューリー”
それは5人の男たちが乗り込んだシャーマンM4中戦車の愛称。
1945年4月、敗戦が濃厚だったドイツの大群を相手に、生き残りをかけフューリーに乗り込み、戦いを繰り広げた5人のアメリカ軍の
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STAND BY ME ドラえもん(2014年製作の映画)

3.3

やっと水田版ドラえもんの声にも慣れてきたので観ることができた。

まあ、泣けるよね。
「帰ってきたドラえもん」も脚本の中に組み込まれているんだもの。
泣けないはずがない。

3Dに関しては流石日本が誇
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身体を売ったらサヨウナラ(2017年製作の映画)

2.1

予告を見て気になったので見たものの、正直ピンと来なかった。
鈴木涼美の実体験が映像化されているが、「ノンフィクション」の方がまだリアルを感じるように思えた。
ただ言えることは、人は心の繋がりを求めてい
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罪の声(2020年製作の映画)

4.2

“きょうとへ むかって 1ごうせんを 2キロ”

昭和の未解決事件の1つ「グリコ・森永事件」がモチーフ。
この事件に使われた”カセットテープ”の声をめぐるミステリー。

戦後最大の劇場型犯罪といわれた
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ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

5.0

見終わる前から涙がずっとが止まらなかった。
ただのトランスジェンダーの映画ではない。
1人の人間が「母親」になりたくて、大きく羽ばたこうとする1人の少女と寄り添いながら、生きていく。

ただそれだけ。
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82年生まれ、キム・ジヨン(2019年製作の映画)

4.0

同じ韓国映画の「パラサイト」とはまた違ったベクトルで重たい映画。
男性では気付けない、いろんな立場・場面での女性のしんどさを、1982年生まれの韓国女性で最も多い名前を持つ、どこにでもいそうな女性「キ
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クレヨンしんちゃん ブリブリ王国の秘宝(1994年製作の映画)

3.5

「クレヨンしんちゃん」の劇場映画版シリーズの第2作目。

クレヨンしんちゃんといえば、アクション仮面とぶりぶりざえもんの2大ヒーロー。
前作はアクション仮面がピックアップされ、今作はぶりぶりざえもんが
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クレヨンしんちゃん アクション仮面VSハイグレ魔王(1993年製作の映画)

3.6

「クレヨンしんちゃん」の劇場映画版シリーズの第1作目。

めちゃくちゃ懐かしい!
作画といい、声といい。
ひまわり体操が聞けた瞬間、涙。
自分の年齢をひしひしと感じてしまった。笑

クレヨンしんちゃん
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モンスター・ホテル クルーズ船の恋は危険がいっぱい?!(2018年製作の映画)

3.7

モンスターホテルシリーズの3作目。
今回は父、ドラさんの恋がテーマ。
これまた心温まるストーリー。

全作品を通して、映像と音楽のバイブスが良すぎてテンアゲ。
非常に美しく、そして音楽はセンスが良い。
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モンスター・ホテル2(2015年製作の映画)

3.9

モンスターホテルの続編。
前作同様テンポが良く、笑いながら気付けばエンディング。
何も考えずに、家族一緒に楽しめる素敵な作品。

メイヴィスとジョニーの間に生まれた男の子デニス。
果たしてこの子はドラ
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モンスター・ホテル(2012年製作の映画)

3.8

90分間気軽に楽しめる3DCGアニメ。
笑いあり涙ありのストーリーも、音楽も普通に面白い。
そしてこれは吹替で見てほしい。

山寺宏一の安定感。
川島海荷も良い。
そしてオリラジの藤森!
ジョナサンと
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劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン(2020年製作の映画)

5.0

「Sincerely」

ネタバレさせたくないので、抽象的なことしか書けないが頑張って綴ろう。
アニメシリーズを観てから、観に行かれることを強くオススメする。

序盤からずっと涙が止まらなかった。
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ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

4.5

めちゃくちゃ泣けるし、めちゃくちゃほっこりできる素敵な作品。

トリーチャーコリンズ症候群が原因で27回顔の手術を受けた、オーガスト・プルマンことオギーが容体が安定したことで学校に通うようになり、そこ
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映画クレヨンしんちゃん 新婚旅行ハリケーン ~失われたひろし~(2019年製作の映画)

3.7

久しぶりにクレヨンしんちゃんの劇場版を鑑賞。
昔と変わらず安心して楽しめることがすごく嬉しかった。

今作は初の「野原一家の新婚旅行」がテーマになっており、舞台はオーストラリア。
新婚旅行がテーマなの
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名探偵コナン 江戸川コナン失踪事件 史上最悪の2日間(2014年製作の映画)

3.0

今作品は映画「鍵泥棒のメソッド」を見てから見た方が間違いなく楽しめる内容となっている。
上記作品で監督脚本を担当した、内田けんじ氏が今作の脚本を担当しており、「鍵泥棒のメソッド」の後日談的な内容になっ
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ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

4.2

スター・ウォーズ EpisodeⅧでの大失敗で戦犯に挙げられたライアン・ジョンソン。
あまり期待していなかったからこそ、すごく楽しめた。
この人はSFよりもこういう人間ドラマを撮る方が向いているように
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q(2012年製作の映画)

3.4

「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」4部作の第3作目。
序盤から??の連続が続く。
あらすじを読んでから見ても、??となってしまうのだが、あらすじを読んだ方が間違いなく頭の整理はできると思う。

作品時間が9
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インターステラー(2014年製作の映画)

4.1

「重厚感・難解・愛情」
クリストファー・ノーラン作品はこの3つが非常にウェイトを占めている。

映画館、しかもIMAXで鑑賞すればもっと違う印象を得るのだろうが、自宅で鑑賞するには限界を感じてしまう。
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search/サーチ(2018年製作の映画)

3.9

PC画面上や携帯端末上の画面だけで進行していく、新しい技法の作品。
あたかも自分がそこでSNSやPCを駆使して、捜査しているような新感覚で楽しめる。

ストーリーは父子家庭で行方不明になった娘を探し出
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破(2009年製作の映画)

3.7

「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」4部作の第2作目。
いよいよアスカ、弐号機の登場。
今回の主役はアスカと言っても過言ではないでしょう。

後半からの戦いが衝撃的。
そのシーンに「翼をください」をBGMとし
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君の膵臓をたべたい(2017年製作の映画)

3.9

あまりこの類の青春映画は見ないのだけれど、地上波でやっていたので試聴。
厳かに始まる出だしでグッと世界観に引き込まれてしまった。
そこはさすが松谷卓。音楽と映像が完璧にマッチしていた。

ストーリーは
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序(2007年製作の映画)

3.5

「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」4部作の第1作目。
劇場版という限られた時間の中で、テレビ版でいうところの第1〜6話をギュッと詰め込んでおりかなりテンポが早い。
それ故ワンシーンも見落とせないので、見終わ
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イエスタデイ(2019年製作の映画)

4.0

The Beatlesが消えてしまった世界で、唯一彼らの楽曲を知る存在となったSSW:ジャック・マリックの活躍を、TheBeatlesの数々の名曲に乗せて描いた作品。

もしも、そこに間違いなく売れる
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借りぐらしのアリエッティ(2010年製作の映画)

3.5

「思っていたよりも面白かった。」
というのが僕の正直な感想だ。

アリエッティと翔は小人と人間との共存を願ったのかもしれない。
しかし、その願いを崩したのは人間の愚かさ。
ストーリーにもののけ姫に通じ
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LION ライオン 25年目のただいま(2015年製作の映画)

4.6

実話。
そのことにまず驚かされる。

あらすじはこうだ。
インド生まれの主人公サルーが、5歳で兄とはぐれ迷子に。
そして、孤児院収容を経て、オーストラリアで養子となる。
成人を迎え、幸せな生活を送れば
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2分の1の魔法(2020年製作の映画)

4.3

そんなに期待値高くなく鑑賞したが、予想以上に感動する作品だった。
さすがPIXAR。

「2分の1の魔法」よりも「Onward(前進、先へ進む)」の方がタイトルとしてはしっくりくる。
何をするにしても
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激動の昭和史 軍閥(1970年製作の映画)

4.3

東宝が制作した平和への祈りを新たにしたい戦争映画「東宝8.15シリーズ」。

2.26事件を契機に軍部が台頭し、戦争への道を一途にたどった日本の激動の昭和史を、東條英機を主人公に据え、記録映画を随所に
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ナルニア国物語/第3章:アスラン王と魔法の島(2010年製作の映画)

3.5

ナルニア国物語の第三作。
第一作・第二作からするとスケールダウンしてしまった印象が否めない。
(Disney資本の凄みを痛感させられた。)

しかし、本作は本作で楽しめる要素はもちろんある。
ルーシー
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ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛(2008年製作の映画)

3.4

ナルニア国物語の第二作。
今作もしっかりとファンタジーとして世界観を大きく描いてある。
大きくなったペペンシー兄妹にまず驚く。

そしてアスランの力が驚きを超えて笑ってしまうぐらい人智離れしてしまった
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ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女(2005年製作の映画)

3.5

原作未読で鑑賞。
あまり期待せずに鑑賞したのだが、なかなか見応えのある良い作品だった。
これは原作が非常にしっかりとしており、脚本が原作に忠実だったのだろう。
いい意味で家族で楽しめるぐらいの内容と表
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マン・オブ・スティール(2013年製作の映画)

3.6

DCエクステンデット・ユニバース、始まりの作品。
ワーナーブラザーズのMCUに対する対抗心と本気度を窺えた。

「ソー」のような壮大な世界観を持ちながら、どこか重厚感と人々の恐怖の描き方に特色があるな
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県警対組織暴力(1975年製作の映画)

4.5

「全員悪人」
この作品を一言で表すに相応しい言葉だろう。

大ヒット映画「仁義なき戦い」のキャスト・スタッフをほぼ引き継いで製作したところから、深作欣二監督・東映のこの作品に対する本気度が窺える。
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鍵泥棒のメソッド(2012年製作の映画)

3.7

貧乏役者の男と伝説の殺し屋が銭湯でのひょんな出来事から、互いの生活が入れ替わってしまうストーリー。

ベタな内容だけれども、実力派俳優が演じるからこそ面白くなった作品だと思う。
この作品での共演があっ
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バーフバリ 王の凱旋(2017年製作の映画)

4.7

全2部構成の叙情詩的映画「バーフバリシリーズ」の第2作目。
いよいよクライマックスへ向かうこともあり、熱量が何倍もアップ。
そしていよいよテーヴァセーナの願いが成就へ。

圧倒的に1よりも2の方が面白
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バーフバリ 伝説誕生(2015年製作の映画)

4.2

全2部構成の叙情詩的映画「バーフバリシリーズ」の第1作目。
ボリウッド作品の進化がめざましい昨今、この「バーフバリ」は間違いなくインド映画において革新的な作品だろう。

わかりやすい表現を借りると「イ
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