生殖家族と定位家族、という概念を大昔に大学で習ったけれど
親にとっては子どもはいつまでも家族だけれど、子どもは自分の子どもや配偶者ができればそちらが新しい家族になるということらしい、そんなことを思い出>>続きを読む
生の舞台だとおそらく勢いで持ってかれるのだと思うけれど、映画で見てしまうとさすがにストーリーの捻りのなさが目立つなと、、(特にラストとか)
ただ、こういう内容の作品が必要とされた時代があったことはわか>>続きを読む
ループの設定を上手く活かした登場人物の心情の機微の描き方や、後半明らかになる事柄の伏線の貼り方などなど、上手いな面白いなー、と思いながら見ていたのです、が。終わり方は割とチープだったのがやや残念でした>>続きを読む
「ディズニーランドのすぐ近く」という舞台であることが、作中のあらゆる点で非常に効果的に効いているのだけど、しかしこれは設定ではなく、事実から始まっている話なのだからなんともはや。。
登場人物たちが、>>続きを読む
ミッドセンチュリーの時代が夢見た、未来的な郊外の住宅や工場と、19世紀から変わっていないような街並みと その2つを行き来するのは無邪気な子どもと犬、そしてユロ伯父さんだけということかな
どちらが良い>>続きを読む
クズかわな親父さいこーだな、
音楽を扱った映画を見ると、音楽そのものを聴くより、自分は音楽が好きなことを改めて思い出せるから不思議だ
この世の中、何も起きていないようで、何かが変わっていく(逆もまた>>続きを読む
ヒロインが分不相応な場に入り込んでしまうも、持ち前の明るさとキャラクターでその場にいる人たちを巻き込み、彼らが抱える問題まで解決してしまう、という極めて王道のプロットに、
ディオールというブランドの>>続きを読む
成功とは虹に似ている、遠くから見ると綺麗だけれど麓に行くとそこには何も無い、ただ雨が降っているだけーー
的なことを言ったのはユーミンだったか、ソースは見つけられないのですが。。
芥川の「藪の中」じ>>続きを読む
これ系の設定が好きなので、とりあえず鑑賞
マイク・ミルズ監督の作品はこれを含めて2作しか見たことがないけれど、人と人との距離感が通底しているな それこそ作品にも出てきたフレーズだけれど、どんなに親し>>続きを読む
テーマの社会性や重たさが目立つけれど、一方でとても、よくできた(言ってみればわかりやすい)映画だなと。
主人公たち家族の間で交わされる愛情がどこまでも親密で暖かいのに対して、それに差し向けられる差別>>続きを読む
会話劇のような感じかな
監督の自伝的要素が強い作品と知って、それはとても納得しました
日本だろうがアメリカだろうが、ティーンエイジャーの自意識は変わらないんだなあ それによる悲哀や歓びも
「忘れていたことを思い出させてくれる」という表現はよく聞くけれど、それはすなわち「忘れていないこ>>続きを読む
途中まで一見軽めな話に思えるけれど、終盤である種の叙述トリック(とでも言うべきか)が解けた瞬間、これまでの内容が一気に伏線として立ち上がってくる。テーマこそ普遍性の高い内容だけれど、構成はなかなか凝っ>>続きを読む
この、甘いんだけど苦い感じ、ウェスアンダーソン作品独特の妙味だなと
シアーシャローナンの使い方が贅沢すぎるし、ただの贅沢な遊びじゃなくて必然性があるのが素晴らしい
実際の子供番組を下敷きにしているので、全体的に音楽や演出はかわいくて見心地(造語)が良い◎ が、内容そのものは自己啓発的というかなんというか…トムハンクスのロジャース氏が繰り出す至言の圧倒的な肯定感と>>続きを読む
もったいなくてなかなか見られなかった作品ですが、やはり素晴らしかったですね、、その後の作品のエッセンスの全てが詰まったラフスケッチ。ままならない人生にもどこかに必ず美しい瞬間があって、その時必ず傍には>>続きを読む
スケボーのシーンが本当に綺麗だった。もっと社会的なテーマが中心と思いきや、ベースにあるのは家族関係や私的な領域の話で、その分日本人の我々でも感情移入できる。聞き役に徹する(=観客と同化してるはずの)監>>続きを読む
アウトラインは、同監督のゴッズオウンカントリーと同じ感じかな。自然を背景に、静かなトーンながら熱量のある、極めてシンプルな恋愛にまつわる感情が描かれる映画。ストーリーに目新しいものはないけれど、圧倒的>>続きを読む
小説→映画、と見てしまったので、どうしても小説に比べるとこまやかな心理描写が抜け落ちてしまっている印象が、、、たとえば「わたし」の自意識過剰な程の劣等感や怯え(ひいてはそこからの成長と変貌)であったり>>続きを読む
イノセントで綺麗な映画、しかし見る側の気持ちが安定しているのも大事なファクターではある
徹頭徹尾雰囲気モノ。何かが起きそうな、そんなミステリーな空気を楽しむ、という姿勢で見るのが正解。結構面白かったです。
なんとなーく頭をよぎったのは、ツインピークス、恩田陸の小説、中井英夫の『虚無への>>続きを読む
よくできたミステリー小説のような感覚。多少腑に落ちないところもあれ、時間内でキッチリ楽しませてくれる内容でした。
一方で、乾いたサスペンスものというだけでなく、言葉少なに観客に委ねる心理描写が意外に>>続きを読む
なるほどMy Rembrandt。見る人、買う人、売る人、研究する人、発見する人…様々な立場から画家に関わる人を描き、それを通してレンブラントという巨匠の魅力を掘り起こす。基本的に個々のエピソードは淡>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
社会的で重たいテーマが全体を貫く中で見えづらくはあるけれど、ダイナーのシーンから終盤に至るまでの流れ、こんなにロマンティシズムが横溢した演出があるだろうか…という感じ。料理してる時、絶対にこの十数年を>>続きを読む
憎むのは容易く、赦すのは難しい。と言うのであれば、その難しさをもっと丁寧に描いて欲しかった。序盤のヒロインの登場シーンからお約束展開の応酬で、あまり真に迫った感じがなく。後半からは実話ならではの、まま>>続きを読む
変わっていくサンフランシスコへの哀惜を、1人(2人?)の黒人男性の目を通して描いた作品。恐らく、かなり制作者個人的な心情の反映なんだろうなー、と思っていたら、まさかの本人役だったという…。
とはいえ>>続きを読む
ウエットに行き過ぎそうなところを上手く抑制した、良い映画だったな
(いや、十分感傷的だと思う方もいると思いますが。笑)
家族関係メインの内容かと思いきや、アメリカと中国という国の違い、その2つの国の>>続きを読む
(めちゃ乱暴に言えば)「ちょっとワルいことをして大人になる」的な感性にはあまりついていけず、どちらかというとルーカス・ヘッジズ演じる兄貴に感情移入してしまったなー。弟相手にイキリ散らかしてるけど、、、>>続きを読む
恐らく自分が大衆趣味というか、この手の作られ方の映画に対するリテラシーが無いのだろうなと思うのですが、正直少し眠くなりまし…た。
あまり、登場人物たちの背景や物語を追おうとか、ソ連崩壊間際における西>>続きを読む
長い再現ドラマ見てる感じかな。面白くないとは言わないけれど、人物の感情の掘り下げが…弱い。特に終盤にかけての現代パートは、まるで何かがバッサリカットされているようですらあり。恐らくラストは、「彼女の人>>続きを読む