デッカー丼さんの映画レビュー・感想・評価

デッカー丼

デッカー丼

映画(135)
ドラマ(4)
アニメ(0)

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

年間100本以上見ている上で、間違いなく人生ベストでした。最高。本当に素晴らしい!ここまで全方面にぶちまけてる映画は今までに無い!5億点!!!!
個人的ベストな理由とアカデミー最有力と言われる理由、あ
>>続きを読む

LAMB/ラム(2021年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます


<自然の摂理を壊すことの報復>


物語は3編で構成される。
1:不可解な何者かによってクリスマスに身籠る羊と厩舎で生まれたのは人間と羊のハイブリッド。
奇跡の子供を自分たちの子供として育てる事にす
>>続きを読む

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

さすがはコメディアンの顔を持つジョーダンピール。SFホラー的なUFOジャンル映画の側面と、社会派映画としての側面を持たせたビッグバジェットの映画を作ってしまった。
おそらく日々何も考えずテレビを流し見
>>続きを読む

ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(2021年製作の映画)

2.3

このレビューはネタバレを含みます

共存がテーマ。
ジュラシックワールドと言いつつもメインの課題は巨大なイナゴによる食糧飢饉の回避。
今回のスピルバーグのお説教は、"お前ら人類は利便性を手に地球を破壊しているが、前に進むことだけを考えて
>>続きを読む

ライトハウス(2019年製作の映画)

5.0


ギリシャ神話ベース。
非常にうまい。プロメテウスが火を盗み、怒ったゼウスが罰として生きたまま鳥に臓物を食わせる話を灯台守に置き換え、トキシックマスキュリニティを交えながら40年代映画のようなざらつい
>>続きを読む

THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ティムバートン版のバットマンへの敬意を感じられるシーンが随所にありながらも、カートコバーンを意識したという苦悩だらけのブルースウェインという新しいモデル、初期バットマンのようなちょっとアホっぽさとかも>>続きを読む

私ときどきレッサーパンダ(2022年製作の映画)

3.9

想定より遥かに面白くて驚いた。
エンタメ作品ではこれまでタブーとされあまり描かれてこなかった生理の表現、移民が自国のアイデンティティと今の国のアイデンティティの狭間に苦しむ様(フェアウェルで語られたテ
>>続きを読む

ドリームプラン(2021年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

ドリームプランという邦題でハッピーな夢物語を想像させるし邦題をイメージしたままだとそのように受け止めてしまうが、
原題KING Richardというタイトルを見ると分かるが、シェイクスピアの戯曲リチャ
>>続きを読む

フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

祖国を去ったもの、そして文化のイデオロギーの話


本作はまるでマガジンのページをめくってみていくかのような、
多くの要素とイデオロギー、大量の情報のごった煮を
ものすごいスピードで浴びせら
>>続きを読む

リトル・シングス(2021年製作の映画)

2.4

オスカー俳優陣を揃えて90年代ニューシネマにしたかったんだろうけどストーリーがつまらない……

ニュー・ミュータント(2020年製作の映画)

2.8

期待しすぎたか。
話がこじんまりしすぎなのとCGがちょい残念で興醒めした。

タイラー・レイク -命の奪還-(2020年製作の映画)

3.8

脚本がルッソみたいだけどルッソ感はあまり無い。そんなことはどうでもいいくらいのアクションてんこ盛りで体を鍛えたくなること間違いなし。これは劇場で見たかったなあ。

スーパーバッド 童貞ウォーズ(2007年製作の映画)

4.8

ジョナヒルは多分ゲイだったんだろうな〜
そして最近やったグッドボーイズの原点を感じた。多分製作にセスローゲンがいるからだろうな。あとmid90sの原点もあったね。とてもいい。

MOTHER マザー(2020年製作の映画)

2.4


近年日本でも他人ごとではなくなってきている社会的格差。
フランスやアメリカはかねてより失業率が高く、身近な話題としてあったが、日本ではまだまだ肌で感じることは少ないのではなかろうか。

大森監
>>続きを読む

シカゴ7裁判(2020年製作の映画)

4.7

アカデミー賞とって欲しいな。
個人的には今年度ベスト5に入ります。
昨今マイノリティが社会に対して声を上げていく事が風潮としてあり、それは大いに良い事で、またどれだけ大切なことかを思い知る事ができる。
>>続きを読む

エノーラ・ホームズの事件簿(2020年製作の映画)

2.7

自分には全く合わず。
まずメタフィクションとして第四の壁を越えて我々に語りかけるスタイルがあまり好きではない。というか乱用しすぎである。
メタフィクションは通常マンネリ化したストーリー、通説一般的な物
>>続きを読む

めまい(1958年製作の映画)

2.7

すごい昔に見て再び見たのだけどやはり感情移入は出来ない。主人公が落ちかけていた時に助けてくれた同僚がおっこちて死んだ次のカットで、杖を手のひらでバランス取って遊んでて、こいつ本物のキチガイか?と思いま>>続きを読む

悪魔はいつもそこに(2020年製作の映画)

4.2

ジェームスディーンばりのトムホの横顔に惚れ惚れしつつクソ人間だらけでうんざりする胸焼けムービー。アメリカ内陸部のキリスト教至上主義が正義として存在する時代、やれ祈れだ、やれキリスト様が、と当時当たり前>>続きを読む

TENET テネット(2020年製作の映画)

4.9

二回鑑賞し概ね理解。
クリストファーノーランという男は本当に緻密で計算高い天才である。007大好きっ子がここまでスパイ物をエンタメ性を持たせながら綿密に織りなすとは。
まず各方面より言われている通り非
>>続きを読む

mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

5.0

あの頃の憧れの先輩たちみたいに、今俺はなれているか?


全てにおいてうんうん分かるよジョナヒル、、と言いたくなる。
兄貴のCDリストをメモって(しかもfat joe!)聴いてみたりキャップかぶって悪
>>続きを読む

聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

4.1

個人的にはとてもインランドエンパイアとかロストハイウェイを思い出しました。まあ終始不穏で息をするのも躊躇するような空気感が似てるんでしょうね。コリンファレルとニコールキッドマンという大ベテランを前にし>>続きを読む

ハスラーズ(2019年製作の映画)

3.0


ウーマンパワー、メンバーは全人種、打倒男!
ハーレイクインスピンオフとエッセンスは基本的に同じ。
尚こちらも女性監督。
女性の長年蓄積された怒り心頭はまだまだ収まる事はないでしょう。

>>続きを読む

二ツ星の料理人(2015年製作の映画)

4.4

私は小さい頃から料理人になるのが夢でしたがその夢は叶わず全く関係ない仕事をしています。なので料理映画となると多少の擁護が入ってしまうのでフェアな評価ではないと思います。
この映画を観て再度料理人にはな
>>続きを読む

スキャンダル(2019年製作の映画)

4.2

マネーショート、ヴァイスのアダムマッケイが如く、痛烈な切り口と緩急のはっきりした見応えのあるカットの数々。
あのジェイローチがだ。銀河ヒッチハイクで鬱病のAIが宇宙を救う、とんでもストーリーを撮った男
>>続きを読む

蜘蛛の巣を払う女(2018年製作の映画)

3.5



デビッドフィンチャーの前作はマスターピースである事は言わずと知れているが、今回の続編蜘蛛の巣を払う女では、低予算と限られた条件で最大限に面白いとして話題となったドントブリース
>>続きを読む

バイス(2018年製作の映画)

4.1



アダム・マッケイは本当に悪い男である。
マネーショートを監督した際、真っ黒なゴールドマンサックス金融街崩壊を淡々とコミカルに描き、テンポよく見る者を策にはめていく手法は実に素晴らしいも
>>続きを読む

ライオン・キング(2019年製作の映画)

3.3


もうね、リアルすぎてディスカバリーチャンネルかナショナルジオグラフィック観てるのかと錯覚しますよ。アニメではああでしたけど現実はもっと過酷ですみたいなナレーションが渡辺謙の声で
>>続きを読む

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

4.5


1960年代--その言葉を聞けばまず浮かぶのはカウンターカルチャーという言葉。
誰も望まないベトナム戦争が勃発し、若者の政治への不信感と地球を大事にする精神、逸脱する為のドラッグとフリ
>>続きを読む

>|