今年は本作の世界公開30周年、健さん没後10周年というキリの良さ?でこの間NHKで放送されましたが、デコピンブームが起きた今年に本作を観ると犬の一生も本当に色々だなと強く感じます。
気候温暖なLAでマ>>続きを読む
1969年、ニューヨーク州ブロンクスにある病院を舞台にした実話に基づく医療ヒューマンドラマ。
その病院に入院している難病の嗜眠性脳炎の患者達20人の治療にあたる医師(ロビン・ウィリアムス)の物語で、い>>続きを読む
もう凡そ15年も新作の便りが無いジョン・カーペンター。痺れを切らした私はこの度彼の旧作である本作を観に映画館まで足を運びました。
私がカーペンターの作品を劇場で観たのは『遊星からの物体X』(1982)>>続きを読む
盆暗二世ローマ皇帝(ホアキン・フェニックス)によって将軍職を追放されたうえに殺されかけ、更に愛する妻子を殺されて人生を文字通りメチャクチャにされた男(ラッセル・クロウ)の復讐劇。
全編を通して男のコン>>続きを読む
大谷翔平選手三度目のMVP受賞おめでとうございます。
今年のロスアンゼルスは大谷翔平によってお祭り騒ぎでしたが、今から40年前の1984年はターミネーターによって違う意味でお祭り騒ぎだったという物語>>続きを読む
2024年10月29日(日本時間午前9時)に行われたドジャース対ヤンキースのワールドシリーズ第三戦。
ドジャースは本拠地ロスアンゼルスで幸先よく二連勝したが第二戦で左肩を負傷した大谷翔平が気温の低い敵>>続きを読む
1977年(昭和52)の本作封切り当時、東銀座にあった映画館の"東劇"はまだ全席自由席制でした。大ヒットしていた本作の開場前にはロビーに人が溢れていて、席取り争いに敗れた私は床に座るスペースも無い狭い>>続きを読む
一級建築士として働く男(堤真一)には美しい妻と高校受験を控えた娘、そして高校生の息子がいる。一家四人はTV番組「渡辺篤史の建物探訪」に出て来そうな、男自らが設計した凝った作りの家に住んでいて一見して裕>>続きを読む
背中から両肩にかけて広範囲に夜叉の彫り物がある大阪ミナミの男(高倉健)は「骨の随まで極道」と言われる。
しかし彼はその道から足を洗い北陸は敦賀の港町で家族を持ち漁師として過去を隠して穏やかな第二の人生>>続きを読む
リチャード・アッテンボローがこんなにオッカナイサイコキラー役を演ってたなんて知りませんでした。
『羊たちの沈黙』(1990)のアンソニー・ホプキンス、『コレクター』(1965)のテレンス・スタンプ、『>>続きを読む
ジャームッシュのヤクザ映画。洋画なので普通ならギャング映画だけど、かなり日本人を意識しているので敢えてヤクザ映画と呼ばせてもらいます。
ジャー...だってゾンビ映画(『デッド・ドント・ダイ(2019)>>続きを読む
観客の「怖いもの見たさ心」(以下、KMK)をあれやこれやと見事にくすぐって来る作品でした。
元来ホラー映画にはこうした要素は必ず含まれているものですが本作にはそれが非常に濃厚です。
舞台は70年代の>>続きを読む
元保安官の男(イーストウッド)が無法者の一団に身に覚えのないことで集団リンチを受け木に吊るされる。急死に一生を得た男が奴らへの復讐心に燃えるという西部劇。
大袈裟なマイナー調の音楽と、やたらと絞首刑>>続きを読む
国連機関が発表した2024年世界幸福度ランキングで7年連続堂々の一位の国フィンランド。そこのスモーキン・パラダイス都市ヘルシンキで暮らす不機嫌で無愛想な表情の男女二人の物語。
男はゴミ収集の仕事を女>>続きを読む
アバターによるキャラクター変換という仕掛けが大変面白かった前作ウェルカム・トゥ・ジャングルでしたが、二回繰り返すとやはり面白味が半減します。
本作は昔ながらの続き物の常道を行っていて、とにかく前作から>>続きを読む
米国内で起きたとされる政府軍対反政府軍の内戦。その最中にニューヨークにいるフォトジャーナリスト四名がワシントンにいる大統領にインタビューに行く為におよそ300kmを自動車で行く。途中に遭遇する戦闘や市>>続きを読む
英国の施設で暮らす老夫婦。夫(マイケル・ケイン)は第二次大戦中には英国海軍に属しノルマンジー上陸作戦(D-デイ)に従軍した。
ある日、D-デイの70周年記念式典がその海岸近くで行われることになり、夫は>>続きを読む
CG全盛の最近の映画界において失われつつある「本物で撮る力」が本作は観客に迫って来ます。
戦闘機も船も本物の迫力で、その昔にデビット・リーンの作品などで馴染んでいたスクリーンで本物に接するという感覚が>>続きを読む
結構多作の映画作家クリント・イーストウッドと共に、最近ご無沙汰だなぁと思っていた一人ティム・バートンの新作がやっと来ました。
異形さん大量出演でアッチの世界とコッチの世界を行ったり来たりして、正真正>>続きを読む
ニューヨークの路上にある電話ボックスを舞台に男が衆人環視の元にそこに閉じ込められるというワンシュチュエーションサスペンスで、頑張ったらこんなの作れるんだという場面設定が勝因の作品。
今ではもう見かけ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
※オトボケQuiz(その1)
次の四人の男優を、手のひらで頭頂部をペシペシしたくなる順に並べよ。
1. ユル・ブリンナー
2. ウェズリー・スナイプス
3. テリー・サバラス
4. ドゥ>>続きを読む
物流業界の事をあまりよく知らなかった私は本作を観ていて、本当に物が川のように流れて行く業界なのだなぁと感じました。
川は上流は細い流れで下流に行くにつれて太くなって行くので、川というよりむしろ血を運ぶ>>続きを読む
『激突!』(1971)に引き続いて29才の若きスピルバーグが作ったサスペンスの傑作。
両作共にピーカンのピクニック日和の青空の元に展開させたサスペンス。明るく開放的な空間に息詰まる展開を詰め込んだ恐る>>続きを読む
インパクトのあるネーミングで良く覚えていますが、大正製薬がかつて販売していたゴキブリ駆除製品に「ゴキブリゾロゾロ」というのがありましたが、本作には「エイリアンゾロゾロ」という名前を付けてもよさそうなぐ>>続きを読む
ダンサーとして成功を目指して仲良しの女友達と一緒にニューヨークに住むフランシス(グレタ・ガーウィグ)。
明るくヴィヴィッドに日々を送る彼女の日常を淡々と写して行きます。
取り立てて大きな事件が起きる訳>>続きを読む
本作はスピルバーグが2005年にリメイクをしていてそちらの方はもう何度も観たのですが、オリジナルのこちらの方もTV放映されたのを若い頃に少しだけ観た事がありました。地球に落ちてきた宇宙船の中から蛇の頭>>続きを読む
急峻な山道が続く中国の山間部の村々を歩いて郵便を配達する仕事をしている男は、郵便物を配るだけではなくそこに住む人々の心を繋いでいた。
長年その仕事を続けて来た彼だったが、左膝に痛みを抱えながら223k>>続きを読む
こんなに簡単に発生するものか?と感じる次から次へと強烈な竜巻の連続発生!
ついこの間、現在公開中の『ツイスターズ』(2024)を観たばかりなのでアメリカという国は本当に竜巻大国なのだなぁという感想を抱>>続きを読む
9〜10世紀の北欧が舞台の復讐劇。
ある国の王(イーサン・ホーク)を殺しそのお妃(ニコール・キッドマン)を連れ去ったのはその王の弟。
殺された王にはまだ幼い男の子がいたが彼は危ないところをかろうじて逃>>続きを読む
ニューヨークで起きたある殺人事件の捜査を進めるNY市警は、犯人はゲイであると目星をつけ異性愛者の警官(アル・パチーノ)をゲイのテリトリーの中に潜入捜査させることにした。
1600人もの本物のゲイをエ>>続きを読む
久々のディザスタームービー(D.M.)の快作でした。
竜巻多発地帯のオクラホマを舞台に竜巻と戦う人々の活躍を描く。
オクラホマ州は米国の中南部に位置し天然ガスや石油の採掘と農業が盛んで、特にオクラの>>続きを読む
毎日カツカツの生活を送るピッツバーグに住む黒人の一家。この家の主人(デンゼル・ワシントン)は酒浸りで女好きで独善的。妻や息子二人の事を考えていなくは無いのだけれど、ある日道に外れた事をしてしまい家族の>>続きを読む
本作は劇伴に大事な役割を任せている。
中低音のストリングス中心のそれは観客を眠りの淵に誘い易く「いかん!眠っちゃイカン!フレディが襲って来るぞ〜!」、ではなく「レンタルDVD代金損しちゃうぞ!レビュー>>続きを読む
我が愛する広島カープにかつて在籍した天才打者前田智徳は完璧なスウィングでホームランをかっ飛ばしたのに、苦虫を噛み潰したような顔でダイヤモンドを一周することで知られていました。
「苦虫を噛み潰したよう>>続きを読む
東京に住む者にとっては小田急ロマンスカーはとても魅力的な特急列車です。富士山の麓の湯の町箱根まで、下町の北千住から120分の快適な旅情を感じさせてくれる。
同じく北千住から乗車出来て日光まで一直線(9>>続きを読む
土砂降りのドブ川開会式からどうなることやらと始まったパリ五輪でしたが、先日見所たっぷりで幕を閉じました。
その街からプロヴァンス地方にやって来て一夏を過ごすことになった三人の兄姉弟。そこは彼らが初めて>>続きを読む