広島カップさんの映画レビュー・感想・評価

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オフィサー・アンド・スパイ(2019年製作の映画)

3.8

1894年にフランスで起きたドレフィス事件を映画化。

ドレフィス事件って何?
リチャード・ドレイファスなら知っていますが...

日本史さえ覚束ない私がフランス史上のこの事件など名前すら、ましてやこ
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眠狂四郎 勝負(1964年製作の映画)

4.0

「剣とは人殺し、それ以外のものではない!」

Oh!Hard Boiled!

劇中で「キョウシローさん!」というセリフが出てくる度に、私の大好きな忌野清志郎さんの事を一瞬連想してしまい、どうもコソ
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アイヌモシリ(2020年製作の映画)

3.9

この作品を観るには三つのアイヌ語の意味を知らなくてはなりません。
一つはタイトルになっているアイヌモシリ。これは彼等が住む土地つまり北海道のことを指します。
もう一つがイオマンテ。これはヒグマなどの動
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私は告白する(1953年製作の映画)

4.0

サスペンスというよりはヒューマンドラマの色合いが強いヒッチコック作品。

モンゴメリー・クリフトが殺人犯の男の告白を受けた神父という良い役を演っています。
神に忠実なその男はその職責を果たす為に苦悩し
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ライトニング・イン・ア・ボトル 〜ラジオシティ・ミュージックホール 奇蹟の夜〜(2004年製作の映画)

4.0

2003年2月7日にラジオシティ・ミュージックホールで行われたブルースミュージシャンの大饗宴。なにやらブルース誕生から百年が経ったとか。
さぁ、左人差し指にボトルネックを嵌めヨ!!!

私がブルースに
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男はつらいよ 夜霧にむせぶ寅次郎(1984年製作の映画)

3.8

う〜ムゥ...何故に寅はいつも最後には恋に臆病になってしまうのだろうか?
と、思わせる感じの強い作品がシリーズの中には幾つかありますがその中の一つ。「俺がお前を幸せにしてやる」って、寅よ何故言わないっ
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シング・ア・ソング!~笑顔を咲かす歌声~(2019年製作の映画)

3.8

本作は2019年の製作で日本公開が今年。カッタネオ監督のファンとしては随分とおあずけを食らった作品。

イギリス軍兵士が戦地に赴く間、彼等の奥様達が合唱団を結成するという実話に基づく物語。
戦場の夫達
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生きちゃった(2020年製作の映画)

2.4

最初に言う事ではないかもしれませんけれど、本作をTSUTAYAから借りて来て家で寝転がって観ていたら大変な不便を感じました。
それは「音量レベル」の問題。

うちのTVは普段夜にNHKのニュースなんか
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ビロウ(2002年製作の映画)

4.0

1943年の大西洋の海の中を往く米軍の潜水艦。その狭い艦内に不吉なものを二つ放り込んで来た本作。それは幽霊と女...
理由は分からないが潜水艦に女性を乗せるのは不吉なことらしい。
潜水艦映画としてもホ
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地球の静止する日(1951年製作の映画)

2.9

ある日突然、いかにもの空飛ぶ円盤に乗って英語ペラペラで地球人そっくりのカーペンターという名前の宇宙人が星空の遥か彼方からワシントンにやって来た。なんだか星新一の小説に雰囲気が似ています。

1950年
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あぜ道のダンディ(2010年製作の映画)

4.0

妻を亡くし、大学受験を控えた二人の子供を抱えた男。
居酒屋でビールを煽りながら、フラストレーション満タンでイライラしている50歳の男(光石研)の様子から始まる本作。
のっけからいいですねぇ。
妻も子供
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自由を我等に(1931年製作の映画)

4.0

「我等に自由を...」というメッセージがかなりストレートに伝わる1931年製作のフランスのコメディ映画。

チャップリンの『モダンタイムス』(1936)を何度も観ている私からすると、こんなに似ていて
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寫眞館(2013年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

時は明治、東京の何処かの町の丘の上にポツンと建つ一軒の寫眞館に、軍人に伴われてその妻となった女が写真を撮りにくるところから物語は始まる。

写真を撮る際に緊張して女はなかなか笑えない。寫眞館の主人は工
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ぶあいそうな手紙(2019年製作の映画)

3.8

視力の低下した一人暮らしの老人はついに自分の家に届いた手紙を読む事もできなくなっていた。そんなある日偶然知り合った若い女に代読を頼んだ事をキッカケに二人の奇妙な同居生活が始まる。

年齢を重ねて来ると
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夜空の大空港(1966年製作の映画)

3.5

映画ファンには『新幹線大爆破』(1975)『スピード』(1994)などでお馴染みのパターン。
乗り物に爆弾を仕掛ける犯人との対決を描く話で新幹線...に先駆けること9年前の作品。

ロスからNYへ
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奇談 キダン(2005年製作の映画)

2.6

日本の誇る漫画家、諸星大二郎の作品の雰囲気が果たしてどこまで再現できるかな?
興味はその一点でした。

阿部寛の演った妖怪ハンター稗田礼二郎は、目元は確かに似ていますがトレードマークの長髪は一体何処に
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ミッドナイト・スペシャル(2016年製作の映画)

3.3

目から青白い強烈な光線を発する不思議な能力のある少年をめぐる物語。

彼の正体を明かすのに少し勿体をつけ過ぎな気もします。
随分と勿体をつけたのは良いが、そこまでする程のものか?の落とし方。
ラストの
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

3.5

ヤング・ウーマンの復讐劇。
サラ金から幾らか借りている...?と咄嗟に思ってしまった英語に疎い私が辞書を引くと、"プロミッシング"という単語には「有望な」という意味がある。

ヒロインの親友が殺され
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インベージョン(2007年製作の映画)

3.8

『ボディ・スナッチャー/恐怖の街』(1956)
『SF/ボディ・スナッチャー』(1978)
『ボディ・スナッチャーズ』(1993)に続くジャック・フィニー原作のSF小説「盗まれた街」の四度目の映画化。
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梅切らぬバカ(2021年製作の映画)

3.7

老障介護がテーマの作品。
一つ屋根に暮らす年老いた母親と知的障害者の息子が地域でいかに生活していくのか?、それと同時に主人公の障害者(塚地武雅)とその母親(加賀まりこ)の絆の強さを描いている。

「桜
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男はつらいよ 寅次郎紙風船(1981年製作の映画)

3.4

寅、真人間になる....の巻。

真人間ってどういう人の事をいうのだ?偽人間ってのもあるのか?
そんな言葉は辞書には無いかもしれないと思って念のため引いてみたら、ちゃんと載っている。
【真人間】まじめ
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9人の翻訳家 囚われたベストセラー(2019年製作の映画)

3.8

ミステリー小説"本"の匂いがプンプンする作品。
あるミステリー小説の全世界同時販売を企画した出版社が、発売前に内容の流出が絶対に起きないように9人の翻訳家をひと所に"幽閉"して仕事をさせるが、ある事件
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X-ファイル:真実を求めて(2008年製作の映画)

3.0

1960年代に人気を博した米国製TV番組シリーズ「ミステリー・ゾーン」の正統派後継TV番組ではないでしょうか?1993年からアメリカで製作された「X-ファイル」。
ミステリー...に較べると大人向けに
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カムバック・トゥ・ハリウッド!!(2020年製作の映画)

2.7

高齢男優三人(ロバート・デ・ニーロ77歳、モーガン・フリーマン83歳、トミー・リー・ジョーンズ74歳、※2020年当時)の若干悪ノリ気味のコメディ。
本人達にはそのつもりは全く無いのでしょうけど、なん
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バトル・オブ・ザ・セクシーズ(2017年製作の映画)

3.7

バトル・オブ・ザ・セクシーズ(性別間の戦い)といわれている1973年9月20日にヒューストンで行われた女性vs男性のテニスの試合。

男女間での賞金格差に抗議し、また男女同権運動でリーダーシップを取っ
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バベットの晩餐会(1987年製作の映画)

3.9

嵐の夜、デンマークの寂れた海沿いの村で暮らす敬虔なキリスト教徒の姉妹の元に一人の女が転がり込んでくる。女は二人に頼み込んでその家に住み込みで働く事になる。
パリから流れて来たミステリアスな一文なしの
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老後の資金がありません!(2020年製作の映画)

2.7

作品全体にTVドラマサイズの笑いが被います。
社会的にも私的にも深刻な老後生活費問題なのに、初っ端からそれに対して正面から向き合うつもりが無いような安い笑いが続くもので、こちらも切り替えて違った視点で
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男はつらいよ 寅次郎わが道をゆく(1978年製作の映画)

3.7

二人の俳優が光っていました。
一人は木の実ナナ。
本作のマドンナである木の実ナナと私の出会いは1970年の読売巨人軍のファン感謝デーでのこと。その時小学生だった私は彼女の名前のインパクトが強かったので
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暁の7人(1975年製作の映画)

3.5

ヒトラーのナンバー2にあたる将軍暗殺の任についた連合軍特殊部隊の若者達の活躍を描く史実に基づく物語。
やたらにドラマチックに描こうとはせずに実在した若者達に敬意を込めて描いている印象がある。

着々と
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黄色いリボン(1949年製作の映画)

2.7

退役間際の騎兵隊の老大尉(ジョン・ウェイン)は最後の仕事として隊を率いてカスター将軍を打ち負かした最強インディアン達と相対する。

夷狄に対する正義の味方というわかりやすい構図。そして正義側の頼もしい
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海峡(1982年製作の映画)

2.9

着工から開通まで27年かかった大プロジェクトの青函トンネル工事物語。
様々な人が自分の人生を犠牲にしてこの難工事に携わる様を描く哀しみイッパイの作品。

四畳半フォークの名作"神田川"の南こうせつが
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リリーのすべて(2015年製作の映画)

4.0

本作の主人公は性同一性障害。
人の心と身体が違うというのはとても生き難いことだと思う。私は一致をしているし性同一性障害の親戚や知人もいないのでこうした作品などを通して「辛いだろうなぁ」とその辛さを感じ
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百日紅 Miss HOKUSAI(2014年製作の映画)

3.8

「百日紅(さるすべり)って奴は縁起が悪いんだ」

黒澤明の『野良犬』(1949)の中にこんなセリフがあって以来百日紅が咲いているのを見るとその木肌からもなんとなくそんな気がして...

江戸の末期。
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男はつらいよ 翔んでる寅次郎(1979年製作の映画)

3.0

当時大ヒットしていた漫画、柳沢きみお作「翔んだカップル」(1978)から貰って来たと思われるタイトルの"翔んでる"かどうかは怪しい今回の寅でしたけど、失恋した男に対しては相変わらず優しい寅の面目躍如で>>続きを読む

真夏の夜のジャズ 4K(1959年製作の映画)

4.0

出演しているアーチストも観ている客もこのレイドバックした雰囲気が堪らなく良い。
ロードアイランド州のニューポートという、日本でいえば新湊?という町で行われたジャズフェスティバルの様子。この海沿いの町の
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エクソシスト/ディレクターズ・カット版(2000年製作の映画)

4.4

公開当時、本作の怖さは衝撃性満点の悪魔に取り憑かれた少女の様子、つまり首が180°回ったり、体操選手のように裏向き四つ這いで階段降りたり、青汁状嘔吐物を吐いたりするフリードキンが作り上げたパワフルな彼>>続きを読む

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