スティーブン・キング原作のSF作品。
エイリアンが登場しますがどちらかというとUMAという気配ですし、ホラーの巨匠の原作にしてはホラー風味は控え目で『スタンド・バイ・ミー』(1986)のような男の友情>>続きを読む
スピルバーグのスの字も知らなかった11歳か12歳の頃、ある夜日曜洋画劇場でバッタリ出会ってしまった本作。
自宅のSONYトリニトロン14inhTVで観ていた当時劇場未公開作品だった本作は、一緒に観てい>>続きを読む
大谷翔平よろしくエンタメ路線、シリアス路線の本格二刀流メガホンを操るスピルバーグ。
メガヒットシリーズのインディ・ジョーンズ三作目を撮り終えジュラシック・パークに着手する狭間に手掛けたシリアス路線の傑>>続きを読む
スコットランドのヘロイン中毒の若者達の物語。
私は危ない薬関係の経験は一切無いので登場人物達の心情が完全には理解できないのですが、上手く生きられない若者達の日常という側面に限って言えばかなり共感でき>>続きを読む
マイケル・J・フォックスという俳優は言い表すのになかなか難しい俳優です。
なんとなくコメディっぽく演(や)ろうとしている感じがいつもこそばゆい。
そしてあの永遠に若い顔貌。あなた何時になったら歳をと>>続きを読む
鶴亀製菓という会社のサラリーマンであるクレイジーの面々。
無責任なメンバー達が無責任な会社上司に"クタバレ!"とやる物語。
会社が"ハッスルコーラ"という新商品を売り出しますがこれがかなり怪しい商品>>続きを読む
私の勤め先の近くには高度成長期に建設されたエレベーター無しの大規模団地があります。
住民はほとんどが高齢者で本作の老夫婦同様にエレベーターが無いことを生活の大きな不便と感じ暮らしています。
本作の主>>続きを読む
半分はヒッチコック先生のお陰で飯が食えている感じのデ・パルマ監督。
先生と差別化を図る意図があるのかないのか、私からすると付けなくてもよいのではないか?という"色"を付けてくるので損してると思われる>>続きを読む
自分の兄(サム・ロックウェル)が殺人の罪で刑務所に収監されたが、その罪には疑問があり妹(ヒラリー・スワンク)が不可能と思われたその濡れ衣を晴らすことに挑戦する実話ベースの物語。
妹は大好きな兄の為に>>続きを読む
ゴッホに関する映画は『炎の人ゴッホ』(1956)が真っ先に頭に浮かびますが、黒澤明の『夢』(1990)の中で寺尾聰がゴッホの絵の中に迷い混むシーンがあったのを思い出しました。
本作は全編が動くゴッホの>>続きを読む
大気 : 地球を取り巻いている気体の層
気象 : 大気の状態。また、大気中に生じる雨、雪、風などの緒現象
大気の表現にかなり力を入れていて素晴らしい。大気の存在のスケール感が見事です。
それ>>続きを読む
Filmarksさんがスリラーと分類打ってあるので「ヴェンダースのスリラー?これは観に行かねば」と思いイソイソと劇場に出かけて行きました。
久しぶりにちんぷんかんぷんな映画を観ました。
何が言いたいん>>続きを読む
一流レストランで働く腕も人物も申し分のないフレンチのシェフ(ジョン・ファブロー)。
彼の評判を急落させたのがSNSの持つ恐ろしいインチキ力。
その影響で彼は店を辞めることになります。
物語のこの前半だ>>続きを読む
生れたばかりの頃に牧師の家の前に捨てられていた過去を持つLGBTの男(?)。彼の母を探して三千里物語。
コメディなのか?シリアスなのか?ボーダーラインに座っている感じの作品。
なんといってもLGBT>>続きを読む
暑くて疲れてたので横になって肘枕で観始めたら、オープニングでいきなりテレビの向こうの植木等が肘枕で横になっていてこっちを向いていたのには笑いました。
冒頭、肘枕で留置場に横になっていた植木が出所をし>>続きを読む
サム・ロックウェルがい~い役やってます。
内気で冴えない男の子のひと夏の物語。
海の近くにある母親(トニ・コレット)の恋人(スティーブ・カレル)の別荘に嫌々連れてこられた男の子。
よく喋る地元の大勢>>続きを読む
春の海ひねもすのたりのたりかな
『かぐや姫の物語』(2013)を観た際に感心した作画手法ですがその14年前に本作で試みられていました。
古の時代の庶民の話から一転してこれは現代の庶民の話。発表順では>>続きを読む
色々な家族の形を描く映画作家、是枝監督。
本作の家族は万引きを常習する下町の五人の家族。経済的に貧しいのは確かだが子供にも平然とさせているのを見ると「ひどいなこの家は」と思う。
虐待を受けているとおぼ>>続きを読む
"アーティスト脳"というワードでググっても出てこないのでそんな言葉は無いのでしょうが、芸術家の行動パターンみたいなものが幾つかあるような気がして、その一つが周囲と上手にやって行けないというものではない>>続きを読む
残念なタイトルです。こういう時こそ邦題は独自のものにすべきです。
127時間経つと何かしらの結末が来てしまうことを観る前にタイトルが予告してはいけません。
この過酷な状況が一体いつまで続くのか?気を揉>>続きを読む
人体の水分含有割合は約60%。それは歳をとるにしたがって低下していく。
水滴、水飛沫、水溜まり、プール、海等の水の表現がなかなか良かったし登場する若者達の身体もかなり水分を含んでいるような感じがして、>>続きを読む
真面目にお務めをしていた囚人のデ・ニーロとペンが意図せず脱獄に巻き込まれ、逃走中にまたまた意図せず牧師に間違われてしまい、牧師のふりしてそのままカナダに逃げ込もうとする話。
彼ら二人が予期しない周囲>>続きを読む
宇宙空間で正体不明の敵と戦う、例えば『エイリアン』(1979)や『ライフ』(2017)などのような作品群の劣化版かなと思います。
6ヶ月の任期で火星の上で調査の仕事をし地球帰還まで後20時間というとき>>続きを読む
"やれ打な蝿が手をすり足をする"
いきなりオープニングタイトルバックで本物のハエちゃんが手を擦ったり足を擦ったり、一茶の描写したそのままのクローズアップショット!
女性の中にはこれだけでもうリモコン>>続きを読む
岩合光昭さんが火を着けた昨今のネコブーム。
てっきりそれに乗っかった作品かと思いきや、本作は2011年東日本大震災の年の製作。
あの年にこんなにのんびりムードの作品は見向きをされたのでしょうか。
今で>>続きを読む
原題はSUSPICION(疑い)でCLIFF(断崖)ではありません。
邦題通り断崖のシーンが沢山出てきます。
本作以降火曜サスペンスの今日迄、崖の上をサスペンスのお決まりの舞台としたのはこれかな?な>>続きを読む
全編から豊潤なスコッチウイスキーの薫りが漂って来ます。
第二次大戦中のスコットランドの島で起きたウイスキーを巡る実話ベースの騒動を描いています。
この島の大人達は皆が皆ウイスキー無しでは生活ができ>>続きを読む
太平洋戦争の映画、フィリピン奥地での過酷な兵隊達の映画という感じがなんだか薄いのですが何故でしょうか。
あの時代のあの時の匂いというものが市川崑版『野火』(1959)で頭に焼き付いているからでしょうか>>続きを読む
顔が活きている作品。
登場人物の表情がどの俳優も良いというのが第一印象。
俳優の頑張りもあるでしょうけど、頑張らせてるストーリーと演出という側面もあるかと思います。
やる気の出る役割を平等に与えている>>続きを読む
先日、全英女子オープンで見事に優勝したのが弱冠二十歳の渋野日向子選手。
苦境でもいつも爽やかに笑っているのでスマイルシンデレラの称号を与えられ一躍時の人になりました。
見ているだけで皆を笑顔にしました>>続きを読む
タイトルからなんとなく戦争批判の話なのかなのかと思って観始めたのですが違いました。
昭和6年に岡山の歩兵連隊に入隊したある男(渥美清)の物語。
生活が苦しかったこの男。上官にしごかれはするが三食付い>>続きを読む
ルイ・マルが少年時代に観ていたと思われる本作。
彼の自伝的作品『さよなら子供たち』(1987)の中で少年時代のマルがこれ観て笑っているシーンがあります。
私ももし小学生の時に観ていたら多分ひっくり返っ>>続きを読む
バオバブの樹が生えるアフリカの大地を舞台に、クリムゾンレッドのベレー帽の似合うイギリスの傭兵四人が要人救出のギリギリの任務に当たる物語。
四人が少しずつ集結していく序盤、困難を克服して行ってミッショ>>続きを読む
少女漫画の世界に疎い私の推測なのであてにはなりませんが、これは少女が憧れる少女漫画風恋愛ストーリーではないでしょうか。
男性目線だと「そんなバカな」的に夢みたいな、女性目線からしたら「素敵だわぁ」的>>続きを読む
チャップリン、天下一品の酔っ払いを堪能あれ。
酔っ払い meets 回転ドア。
酔っ払ったチャップリンが回転ドアに近づいて行くシーンが出てきた途端に高まる期待感。
それに見事に応える考えられる限>>続きを読む
ティム・バートンの劇場公開第一号作品のコメディ。
主役のピーウィーを演じたポール・ルーベンスには色々な人の影を見てしまいます。
ヘアスタイルは昔の久米宏で前髪はTinTin。顔付きはアズティック・カ>>続きを読む