今日は子供の日なので、昭和の当シリーズをワクワクしながら観ていた頃に戻ってみようと思いました。
しかし当時まだアメリカ映画版キングコングを観た事が無かった子供の頃の私には充分通用したと思いますが、齢を>>続きを読む
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ロープで結ばれた三人の人間が険しい山を登って行く。
仲の良くない夫婦(小沢栄太郎、若尾文子)とその妻の愛人(川口浩)。
崖から夫婦が落ちて愛人がロープで崖の上から二人を支えることになる。
ぶら下がる夫>>続きを読む
何かが人に憑依するのも人に入ると言いますが、そうではなく科学の力で小さくなった人が人の体内に入るという話。
そんな話の草分けである『ミクロの決死圏』(1966)は人が人の体内を冒険する話でしたが、19>>続きを読む
青春は不器用で汚くてクサイ!
映画界の悲願だったテクノロジーが遂に商業映画で実現しました。本作はその画期的な作品です。
そのテクノロジーとはスクリーンから匂いを出すこと。映画界初のスクリーンから出た匂>>続きを読む
ゴジラ以来でしょうか?今シン・ナントカというタイトルを付けるのが流行っていますが、ロウ(老)・ナントカというタイトルがあってもいいと思うほど最近はかつてのヒーロー達が歳を重ねてからの話によく行き当たり>>続きを読む
ロバート・ライアンが正義感の強い保安官を演る西部劇。
町の悪党どもが彼に対して圧力をかけ亡き者にしようとするが彼は怯まず立ち向かう。
西部劇に付き物の早撃ちや一対一の決闘、疾走する馬、垢の強い悪者キャ>>続きを読む
ポール・W・S・アンダーソン監督が「バイオ・ハザード」シリーズより前に撮った作品で、SFホラーサスペンスという触れ込みでしたがホラー要素は弱い。
観ていて色々な作品がチラついてしまいますが中でもやはり>>続きを読む
北欧フィンランド出身の監督というと私はアキ・カウリスマキ監督を思い出します。
彼の作品を観るに彼の国出身の映像クリエイターは繊細という印象を受けます。
しかし、同じくフィンランド出身のレニー・ハーリ>>続きを読む
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「電流戦争」(The current War)
その戦争に参戦した兵隊は銃ではなくライトセーバー様の剣を持ち、相手を斬るのではなく通電させビリビリとシビレされて倒すという近未来の戦争。(ウソ)
18>>続きを読む
700万ドルの遺産を相続するには今夜7時迄に結婚をしなくてはならなくなった男の奮闘記。
チャップリンが『黄金狂時代』(1925)を作った年のキートンの作品。
1920年代のサイレントの喜劇役者と>>続きを読む
一体どうやって終わらせるつもりなのか?
不死身の殺人鬼マイケル・マイヤーズは最期をどのように迎えるのか?興味津々で劇場に向かいましたが、あまりにも呆気ない終焉にガッカリしました。
このデヴィド・ゴー>>続きを読む
近代以降の日本の軍隊(敢えて)が外国と交戦する映画作品はほぼ第二次世界大戦中の話しか観て来なかったのに気付き、本作は実に新鮮に写りました。
台湾有事が2025年あるいは2026年にあるのでは?と一部>>続きを読む
"恋人たち"というタイトルからスウィートな恋愛映画と思いきやそこは流石樋口監督、三組の男女?の恋愛模様と言っていいんだか?悪いんだか?、そのかなり特殊な関係に苦しむ人々を描く。
その苦しみが三組共に>>続きを読む
「さぁ、お次はナンダ!」
主人公がこのセリフを連発することでも分りますが、次から次へと危機が連続する豪華客船内のサバイバル物語。舞台は今では中国が好き勝手にやっていて危険な香りが漂う嵐の南シナ海。
ク>>続きを読む
あえて庶民という言い方が良く似合う、私達庶民の直ぐ近くにいる人達が大勢出て来る作品で、私達の周囲に起きるよくある"ぐるりのこと"があれこれ色々と良い事も悪い事も描かれている。いい事ばかりはありゃしない>>続きを読む
彼の作品の舞台となりイングマール・ベルイマン監督の愛したフォーレ島は、スウェーデン本土の南東のバルト海域に浮かぶリゾート地。
そこの様子を初めて見ましたが北の植栽に囲まれた南の島の楽園のような感じが>>続きを読む
リーチ・マイケル選手の太った兄貴みたいな変な人が初めの方に登場して来て、いきなり少し嫌な予感がしました(?)。
私は『鳥』(1963)で初めて経験した、訳のわからないうちに始まり訳のわからないうち>>続きを読む
私のfilmarksベストムービーの作品の中でリメイクされたのは『十二人の怒れる男』だけ。その他にも5点満点を付けた私の大好きな作品がリメイクされることは滅多に無く、それだけでも嬉しいのに加えて本作オ>>続きを読む
夜のタクシーというお題で世界各地の街の人々の様子を描くというアイデアバッチシ!の作品。
夜のしじまに沁みていくそれぞれの話の余韻が素晴らしく、全五話が連なると地球上の夜にはコレだけの素晴らしい人間>>続きを読む
「なんとかかんとカァ...ギリィ〜〜〜(斬りィ〜〜〜)」
と日本刀に見立てたギターでやるのは波田陽区ですが、本物の日本刀で義理(ギリ)を通すのは我らが高倉健、映画の東西を問いません。
立ち回りの際に>>続きを読む
ニコニコしながら観れる魚釣り映画の秀作です。
私が小学生の頃に少年マガジンでよく読んでいた釣り漫画の先駆け「釣りキチ三平」の実写版。もっと早くに映画になってもよさそうな漫画だったのに随分と遅いなぁ>>続きを読む
可愛い少女のオメンを被ったサイコ女がジワジワと正体を現す一作目が大変面白かったので、期待を胸に劇場に向かいました。
多くの娯楽映画作品のパート2がパワー勝負に振れるように、本作もジワジワというよりギリ>>続きを読む
ルーブル美術館内やパリの街中のあちらこちらに散りばめられたヒントを拾い集めて歴史を変える巨大な謎解きに挑む男と女。
コレはまるでつい先日私が娘と一緒に挑んだ「地下謎への招待状」※と同じスタイルではない>>続きを読む
金持ち実業家の男が急死し妻と二人の子供に遺産が引き継がれた。
娘には加えて謎の鍵が渡されたがそれは広大な敷地の林の中の地面に掘られた地下室の鍵だった。彼女は誘われるようにそこに足を踏み入れると、そこに>>続きを読む
ヤクザをもう廃業したいと思う親分(北野武)の話ですが、その世界について良く知らないしそんな人の気持ちなど元から理解できないので全く訳の分からない作品でした。
加えて、何故たけしは作品の流れに棹さす>>続きを読む
太古の昔から両者はライバルだったんだってぇ?
えええっ〜ッ聞いてないヨォ〜!、少なくともゴジラの母国の日本人は。コングの母国アメリカではそういうことになっているらしい?
いきなり怪獣バトルのトーナメ>>続きを読む
自分には変えたくても変えられない、どうしようもない物を背負って人生を行く男がいる。
「嗚呼、もうイヤッ!こんな人生!」となった男の話。
多かれ少なかれ誰もが一度は感じるそんな感覚をミステリアスに組み>>続きを読む
東京の下町荒川区に暮らすケイコ(岸井ゆきの)は生まれつき耳が聴こえない。
彼女はプロボクサーのライセンスを持ち日々仕事とジムを往復している。
ある日そのジムの閉鎖が決まり自分の人生について考える始める>>続きを読む
スティーブン・キング原作でキャシー・ベイツ主演のサスペンスというとなんといっても名作『ミザリー』(1990)が思い出されますが、本作もなかなかのもの。
脚本にジェイソン・ボーン:シリーズのトニー・ギル>>続きを読む
アメリカの映画館ではおそらくゲラゲラ来ているようなシーンでも日本ではシーンとしてしまうという、セリフで笑わせるタイプのアクションコメディ。アクションの部分は楽しめてもコメディのパートはどうも...
こ>>続きを読む
アメリカ南西部モハーベ砂漠にあるガソリンスタンド兼モーテル兼ダイナーの「バグダッドカフェ」に一人のドイツ女が流れ着く。
バグダッドカフェに集う人々と彼女の交流を描く。
色々な要素の取り合わせが不思>>続きを読む
巨匠三人がニューヨークを舞台にして作った短編を繋げたオムニバス映画。
何故この三人でこうした企画が実現したのか?よくわからないし作品もやはり小品という感じ。全体の印象もそれぞれ勝手に話を作って並べただ>>続きを読む
スピルバーグの子供時代からいよいよ彼が映画界に仕事を得る瞬間までが描かれています。
複雑な家族関係における苦悩、ユダヤ教徒であった故の苦悩、映画に興味を持ち始めた背景などについて描かれています。
彼>>続きを読む
ついに「映画秘宝」(双葉社)的作品がオスカーを受賞しました。画期的な事だと思います。
今居るここは何処?あなたは誰?さっきのあなたは何処に行ったの?いま何してんの?私は誰?今日は昼飯は何だっけ?俺は映>>続きを読む
本作は2000年製作なので誕生から『スペース・カウボーイ』までのイーストウッドのヒストリーを描いているドキュメンタリー。
ドキュメンタリーに教えられるトリビア的な驚きも沢山ありましたが、これを機に改め>>続きを読む
米軍の硫黄島攻撃を描いた『硫黄島からの手紙』(2006)と二本でワンセットの、両作合わせて273分という大作。
硫黄島という戦場の酷い惨状を二本で伝える。夥しい数の米軍艦が硫黄島に迫り摺鉢山へ雨あら>>続きを読む