ひーちゃんさんの映画レビュー・感想・評価 - 13ページ目

ひーちゃん

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(2017年製作の映画)

4.5

健常者が人の目を見て、感情を読み取るのに対して、視覚障がいを持つ人はダイレクトに心を読み取れるし、言葉も絶妙な選択をするので私達はハッとさせられますよね。それがちゃんと映像化されてました。
もちろん、
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バクマン。(2015年製作の映画)

3.9

知らないと思うけどお前らよりいい青春してるんだよっていう2人の感じ最高でしたね。
あのおじさんの作者コメント出てくる度にウッ...となりました。
相変わらずエンドロールの手の込みようが素晴らしい。

マルタのやさしい刺繍(2006年製作の映画)

3.8

マルタ婆ちゃんの哀愁漂う表情よ...
老後に新しいことができるって素敵ですよね。できるできないじゃなくて、そんな気力がわくかなんでしょうね。
話の中のちょっとしたイライラも全部解消されるので、見ていて
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団地(2015年製作の映画)

3.6

びっくりする展開でしたね。まさか団地とそれを組み合わせるとは。
よく見ると団地って異様に規則性が高くて、例えば玄関の鍵、窓の右上のよくわからない仕切られているスペース、正方形のバスタブの なども特徴的
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スポットライト 世紀のスクープ(2015年製作の映画)

3.5

すごくドキュメンタリーっぽく撮られてたから評価いいんですかね?いやただ長いって思ってしまいました、、
今僧侶の研究をしていて、無神論者の私から言わせれば聖職者ってその地位だけで権力握れるからずるいなっ
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風の谷のナウシカ(1984年製作の映画)

3.8

ジブリ初期作品になればなるほど、テーマが露骨なんだけど、カリオストロの城とか名探偵ホームズのドタバタ感が挿入されていて、そのレトロっぽさが良いです。
ナウシカがジブリ史上、一番魅力的だっていう人が多く
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淵に立つ(2016年製作の映画)

5.0

1時間見てああ、大体展開わかったなと思ったのに、あのセリフから全然予想してもなかったことが次々起きて...
人間の慈愛って身勝手なんでしょうね。神でさえも皆を平等に幸せにできないのに。

ゼロの焦点(2009年製作の映画)

3.7

もうそろそろ松本清張あたりも近代文学になりそうだということを聞き、震えています。でも、戦後の記憶史としては大切な一員なのですからね。
出演している俳優さんが間違いない方ばかりなので普通に楽しめました。
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サタデー・ナイト・フィーバー(1977年製作の映画)

3.4

アメリカってすごいダンス国家なイメージで、だから童貞の比率が日本と違うんだろうなとか思ってしまいます。
あれ、you should be dancing なんか最近聞いたぞ?と思ってたら、『怪盗グルー
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くちづけ(2013年製作の映画)

4.5

障がい者の理想と現実とがきっちりと描かれていて、本音が全て詰まってたような気がしました。
結局、何が正解かはわからないけど、いっぽんの愛してるは1人にしておけないってことだったんでしょうね。
本当に泣
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レナードの朝(1990年製作の映画)

4.0

レナードが大人になってから最初に出会えた人は確かに最高の友人だと思うし、最後に出会えた人は本当に心のきれいな女の人だと思う。
彼は確かに可能性のあることに願いを込めて行動したんだし、今も責任を持って医
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マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年製作の映画)

4.0

なんだろう、虚無溢れる世界観なのに砂漠の色と空の色の神秘さが強烈に残るこの感じ。やっぱり自然だけは誰も支配できないってことでしょうか。
マックス、マジイケメン。血を分けるとかいうもうセックスの50倍く
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ワイルド・スピード ICE BREAK(2017年製作の映画)

3.9

相変わらず、大量の予算とIQの低い感じとセクシー満開でよろしかったです。もはや8までいく作品はやっぱりファンのことをよく分かっているなと。
まあ、子守りしながら戦うジェイソンステイサムの可愛いこと。あ
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怪盗グルーの月泥棒 3D(2010年製作の映画)

3.6

ピクサーの作品とは違って、ハチャメチャで面白さ重視のアニメです。久しぶりにカートゥンネットワーク見たくなりました。
隠れたテーマとしては独裁者の家族の不在みたいなところかなと思っています。まああの国を
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17歳のカルテ(1999年製作の映画)

3.8

『カッコーの巣の上で』のオマージュ作品でした。ただ、あれよりかは患者側の立場を主張していましたし、終わり方もきれいに思えました。
こういう作品見るたびに、知り合いの精神科の看護婦さんのことが頭よぎるの
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おと・な・り(2009年製作の映画)

3.2

花屋の麻生久美子、写真家の岡田准一、喫茶店マスターの森本レオ、なんか配役贅沢過ぎじゃない?と思いました。
しかし、この映画、風景とか綺麗な分、出てくるキャラクターや話の展開にリアリティがないというか。
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真夜中のカーボーイ(1969年製作の映画)

3.9

主人公は夢を持っていただけだし、すごく優しかったのに。こんな悲劇になるなんて。
カット数がとにかく多くて、めまぐるしく頭痛くなりそうでした。音楽も超よかったです。

殿、利息でござる!(2016年製作の映画)

3.5

経済は大きく回さないと回らないというのは昔からなんですね。私達も自分のためだけじゃなく、他のことにお金を使わねば!
ただ、顚末が見えるタイプの映画なので、90分くらいでいいなと。「転」の部分が少し長く
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Love Letter(1995年製作の映画)

3.5

最近、母校が同じ初対面の人と出会ってグッと距離が縮まったし、同姓同名なんてもっとテンション上がるんだろうな。
パラレルワールドなのに、SFぽくなくて、ロマンチックに映してるとこがやっぱり岩井俊二。

トレインスポッティング(1996年製作の映画)

4.2

この映画3度目なんですが、1度目はなんだこの低俗映画は!?(通算30本くらい)2度目はクスリの描写エグくね?(通算100本くらい)3度目はユアン・マクレガーがこの時代の若者の幼さ、危うさ全部表してるじ>>続きを読む

パレードへようこそ(2014年製作の映画)

3.7

差別を取り扱っている映画にしては、ものすごく辛い描写は少なかったと思いますし、「パンとバラを」のような美しい結束力を見せてくれました。
ただ、原題が『PRIDE』っていうLGBTに密接に関係する良い題
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ハッシュ!(2001年製作の映画)

5.0

自分の体験と今まで出会った人との関わりがなんとなく滲み出ているのが橋口さんの映画の良いところ。『恋人たち』より好きかもしれない。
何がすごいかってこういう新しい関係を15年前に考えつくってこと。同性愛
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ムーンライト(2016年製作の映画)

3.8

今までの中で一番ハッピーエンドなゲイ映画でした。あの裏切られる場面が大体最後に来るからだと思います。
ちゃんと自分でアイデンティティ持てる人はいいんですが、彼みたいに誰かが居てくれるから自分を持てる人
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胸騒ぎの恋人(2010年製作の映画)

4.4

ずっとやきもきさせられる。嫉妬っていうのは良くないと思うんだけど、この手の嫉妬は許せてしまう。
終盤のフランシスのベッドシーンの色、マリーの火がつかないタバコ、失恋の描写がどぎつかったです。でも、ああ
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四月物語(1998年製作の映画)

3.8

新社会人とはまたちょっと違うあの大学1回生の初々しさ。一番うまく表現するとしたらサイダーを開けた直後のシュワシュワ?っていうか。
一時間と短めですが、だからこそあのシュワシュワの期間だけを見せてくれて
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さようなら(2015年製作の映画)

3.7

そっか、あのアンドロイドが選ぶ詩は全部ターニャが求めているものなんだと気づかされた時の切なさ。彼女は幸せを求めて外に行きたかったのか、ただ正岡子規のように寂しさと病苦を我慢するゆえの吐露だったのか。>>続きを読む

ダウン・バイ・ロー(1986年製作の映画)

3.8

極端に表現されているけど、この浮き沈みが人生なんですよねー。さすがジム・ジャームッシュ。
何にもしてない一日の中でこういう映画見ると本当に優雅な学生生活過ごしてるなーと思う。

スティング(1973年製作の映画)

4.5

登場人物は多いものの、フッカー・ロネガン・警部の三人がクローズアップされるので、この鼎立状態に注目しちゃうんですが、まあ見事にやられました笑
昔の人ほどフォーマル姿が似合いますよね。ハットとかほぼ皆被
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ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

3.8

こんなに映画ごっこしたくなる映画、シャイニングぶりじゃないですかね?とりあえずロングコート道端でひらひらさせました笑
パリは幻想的だからこそ、マジックが解けたときの空虚感たるや...
あの2人が最初め
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人のセックスを笑うな(2007年製作の映画)

3.7

みるめは結局、もうちょっとあの恋を引きずるんだろうけど、良い童貞卒業ができたと思います。
やきとりおかあさんとか、猪熊さんの逆にしんどくなる優しさとか、ロバがいるビッグボーイとか、自然に日常の幸せがか
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彼らが本気で編むときは、(2017年製作の映画)

4.2

彼らは小さい世界で、ひっそりと編み物に想いを託して慎ましく生きてました。だから、誰も邪魔しないで欲しかったです。
荻上さんの作品は起伏があまりなくスーッと終わるのが多いんですが、今回はちょうど真ん中で
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カッコーの巣の上で(1975年製作の映画)

4.2

白に囲まれることの異常さがとにかく感じられました。黒よりも暴力的なのかも。
字幕が戸田奈津子で、やはりギリギリのラインで翻訳してくれているので嬉しかったです。最近、字幕の癖でなっちゃんのものか判断でき
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アメリカン・ビューティー(1999年製作の映画)

4.5

価値観の合わない人と一緒に暮らしてると自分を抑えなきゃいけなくなるんだなというのが全体の印象。でも、最後の10分でやっぱ愛ってなんだろうって分からなくさせてきます。
また、ニックは父親をどこまでコント
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キングスマン(2015年製作の映画)

3.8

すごく躍動感があって面白かったんですが、人がポップに死にすぎじゃないですか笑?キック・アスの監督と知って納得したけども。
劇中で後ろ姿しか見えなかったあやつは誰だったんでしょう?続編に期待です!

アフタースクール(2008年製作の映画)

3.8

役者全員のそのままの演技と「演技」の演技がすごく良かったです。
久々に伏線回収系観てやっぱりええなあと。ただ、2回目があまり楽しめなくなるのが悪いとこなんでしょうが...

ぼくたちの家族(2013年製作の映画)

3.5

前半30分たった頃かな、自分達の突かれたら弱いところを悪意はなく他人に突かれてる一連が見ていてすごく辛かった。