ひでりんstarさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

麻雀最強戦 the movie(2022年製作の映画)

4.7

表情の気迫、吠える実況、牌の息遣い…決勝オーラスはマジで“映像”としての完成度が高すぎる。雀士16人それぞれに16通りのドラマがあって胸アツ。ラストが最高に微笑ましくて好き。

7 Billion(原題)(2016年製作の映画)

4.2

タイトルは言うまでもなく世界人口のメタファー。うさぎが増えるだけの奇妙なMVだが、人間の実態も案外この程度だよなと思うとかなりブラックな作品に見えてきて若干怖さは感じる。

The Balloon Catcher(2020年製作の映画)

4.2

異形頭でしかも刃物とか風船とかってセンスにかなりに惹かれる。画も水彩っぽい淡いカラーにしては影の部分にドス黒さが感じられたりして雰囲気や世界観がやけに良い。

めかくれ(2019年製作の映画)

4.5

凄まじい表現の爆発なので短編ホラーアニメの枠を超えてただただ純粋に絵に見入る瞬間がある。

お化け騒動(1942年製作の映画)

4.0

お化けにビビり散らかすトム、怖がってる時の作画も相まってめっちゃ疲れて見えるのが笑える。

アリタの試練(2016年製作の映画)

3.8

主人公のふてぶてしい表情から引き画の多いスピード感あるアクションで一気に心掴まれるが、その後は何かよく分からないままに終わった感じが。やっぱ5分は短すぎるんよ〜…。

リンガマニア(1997年製作の映画)

1.9

安くて拙い映像なので面白みが入ってこない。右手が赤いちんぽこ(!?)なのに造形を見せるよりも単なる道具としてしか使われてなくて残念。変に真面目ぶったりしなくていいから。

“それ”がいる森(2022年製作の映画)

4.6

出オチB級みたいな企画でも真面目にやり切る天才。逃げるな!という分かりやすく簡潔なテーマ、意外と人が残酷に死ぬのも素晴らしい。やっぱ中田秀夫って腐ってもホラー映画監督ですわ。

カラダ探し(2022年製作の映画)

3.4

振り向いたらアウト、放送室の声、赤い人の歌、その辺の映画映えしそうな設定が原作から悉く削られてて悲し。ゲーム性の欠如を暴力ゴリ押しとそれっぽい青春描写で強引に纏められた感ある。

貞子DX(2022年製作の映画)

2.9

演出ウザすぎて無理だった。ホラーでもないしうるさいだけ。同じテーマを掲げながらスカシではなく真っ当に怖くて面白い『シライサン』を見習えよ。こんなのギャグとしてもありえないから。

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

4.7

現実の日本と真摯に向き合った結果、あまりにもセカイが適当すぎて凄い。ボーイミーツガールをやり尽くした新海誠の新境地だろう。ラスト、未来から過去への直球すぎるメッセージで超泣。

UFC -アルティメイト・ファック・チャンピオンシップ/性技世界一決定戦(2011年製作の映画)

1.8

UFCのパロAVとか言うから何やんのかと思ったら、リングの上で裸になってただただSEXしてるだけだった。アホくさ。

想い出の中で(2015年製作の映画)

3.4

人のウザさと地元の嫌さ加減がよく描けてるだけにラストの適当なオチでかなり脱力。裸ん行の祭りがどういう心境の変化に繋がってるのかよく分からないのはまあまあ問題だと思う。

CASTLE(2019年製作の映画)

4.6

尋常じゃね〜〜〜!!!自在なカメラワークのワンカット風演出を水墨画アニメでやってんのマジで凄い。

そこにいようとおもう(2022年製作の映画)

4.1

四人出てるのにほぼ一人だけを追い続けるカメラワークが新鮮。過去が容易に想像できるのがまたやるせない。

可愛かった犬、あんこ(2022年製作の映画)

3.8

犬が死んだ話だからこそってのがよく分かる作劇。人でも猫でも鳥でもなく犬が死んだ話だからこその姉妹の噛み合わなさとそこまで踏み込まない冷めた空気感が面白い。

サウネ(2022年製作の映画)

3.8

引いて見るとシュール。いろんな感情がこもっていて最後も切なげな雰囲気。

INTELLIGENTIA(2022年製作の映画)

3.9

オチも一捻りあってまあまあ引き込まれる会話ベースのSF。対話相手のAIのビジュアル、良い感じにレトロフューチャーなところが短編のスケール感としてもベストでまた良い感じに怖かった。

ママ イン ザ ミラー(2022年製作の映画)

4.1

土下座がここまで怖く見えたのは初めて。人間の嫌な部分満載だが、分かりやすくデフォルメされていて不思議と観やすいのも良かったと思う。ラップはもうちょい弾けててもいいかな。

絶滅危惧種(2022年製作の映画)

4.4

ゾンビの前で食うカレーや最後の絶滅危惧種などポップな世界観でもモノがちゃんと気持ち悪くて抜かりない。序盤の単調なカメラワークをブチ破る大胆な血の吐き出し方が最高に痺れた。

B級⽂化遺産(2021年製作の映画)

3.8

その名の通りのB級映画。自販機の前で屈むショットが好き。

充電⼈(2021年製作の映画)

3.8

ビジュアル面でも分かりやすいアイデア勝負の短編。オチまで綺麗にキマってて普通に面白い。

INSIDE(2021年製作の映画)

4.0

シチュエーション系っぽい感じありきたりな内容でオチまで見ても予想を超える展開には乏しいが、撮影や演出は的確。特に音と画角に関してはかなり上手い。まあ嫌いじゃないよこういうの。

暴れる、⼥(2021年製作の映画)

3.7

そもそも短編の中で完結してないし、ビジュアルとキャラクター全振り、ストーリーでは評価しづらい。キャストはまあハマってると思う。

Oh!透明人間(2010年製作の映画)

4.2

期待通りの中身スカスカお色気映画で逆に清々しい。ヒロインが乳首出さないこと以外ほぼ理想的な実写化。ラストまで観ても何の感動も得られない辺り本当こういうのでいいんだよ感ある。

生まれつき(2014年製作の映画)

3.2

撮影はまあまあ。差別や偏見が悪いのに主人公の成長でオチをつけようとしたりはイマイチ納得できない。結局問題提起としても他人事感溢れる題材になってしまってる印象。

ヘイトフル・エイト(2015年製作の映画)

4.8

戦争で争った黒人と白人が互いに手を取り悪党をブチ殺す素晴らしい展開!!!!!銃撃で豪快に吹き飛ぶキンタマと吹き出す大量の血飛沫には涙を禁じ得ません!!!!!

ジャンゴ 繋がれざる者(2012年製作の映画)

5.0

凄まじい早撃ちに対して炸裂する肉片は驚くほどねっとり撮る。悪趣味なカメラワークの極み。奴隷制度もクソ野郎も全てが映画的に景気良くブチ殺されるのであまりにエンタメ純度が高い。

イングロリアス・バスターズ(2009年製作の映画)

4.9

ユダヤ人がナチ野郎をブチ殺すという現実の文脈込みでの復讐、それを圧倒的映画力で実現するタランティーノ、超絶と言わざるを得ない。初っ端から息を呑む緊張感に溢れてて最高。

シン・シティ(2005年製作の映画)

5.0

オールタイムベスト。究極。超絶大傑作。フランク・ミラーのセンスと美学を完璧なまでに実写に落とし込んでいて全てが格好いいし、差し色の使い方や構成の的確さはもはや原作を超えてる。

ジャッキー・ブラウン(1997年製作の映画)

3.3

タランティーノの中でも相当に微妙。サミュエル・L・ジャクソンがキレると面白いが、他はノリがユルすぎる。ダラダラ観るにはよくても、流石に155分も長くある必要性は感じないな。

フォー・ルームス(1995年製作の映画)

4.2

1話目のカルトっぽくて怪しげな雰囲気が好き。3話目はオチへの加速具合と流れるようなゲロが見事。緩めのノリに始まってロドリゲスとタランティーノで緊張感高める構成が上手いと思った。

パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

4.6

台詞の会話劇は無駄の極みだが、画には全く無駄がない。キャッチーなセンスが度を超してるし、ショットの印象深さは前作以上にキマってて最高。唯一無二の傑作。

レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)

4.8

センス神すぎて最高。無駄な会話ばかりな印象だが、無駄ばかりの中でも100分で綺麗に纏まってるから大好き。

無題(2021年製作の映画)

1.2

シチュエーションが突飛すぎてメタファーにすらなってないのに、それで映画だ芸術だを語るのマジで終わってんだろ。本当に最悪。ボケが映画と芸術を舐め腐ってるようにしか思えない。

れっしゃだいこうしん2019キッズバージョン(2018年製作の映画)

4.2

すみかちゃんクッソ可愛いじゃん!めっちゃ良いキャラデザしてる。趣味が出てんね…。解説がワイワイ楽しくて興味深いし、列車の映像こんなんでいいのかってレベルにテンポ良すぎ。