【樹木希林すごい】
ほんとにすごい。
こんな素晴らしい演技を観ることができて幸せだ。
過去に起こした事件で妻と別れ慰謝料を立て替えてもらっているオーナーに借りた小さな店舗で無言でどら焼きを売る>>続きを読む
【ここでの村本は評価しよう】
言わずと知れた司馬遼太郎の有名歴史小説の二度目の映画化。
箱館で最後を迎える前の土方の回想に沿ってストーリーが進むが、特に新解釈があるわけでもなく急ぐように進展し>>続きを読む
【ジュリアン役のジャン=ルイ・トランティニャンのケビン・コスナーっぽさといったら】
ドイツ軍の侵攻から逃れるために身重の妻と娘とともに列車に乗り込んだジュリアンだが、自分は別の貨物車両に乗ること>>続きを読む
【カラフルに彩られたモーテルと街を抜け出して行く先は…】
「フロリダ・プロジェクト」とは、ディズニー・ワールドの開発段階における名称。
生活に苦しみモーテルで暮らすシングルマザー親子をめぐって>>続きを読む
【6,000ドルで制作された1stノーランワールド】
自称作家のビルは尾行が趣味で、自ら定めたルールの中で日々誰かの後をつけていたが、ある日尾行していた男コッブに気付かれてしまい、カフェで話しか>>続きを読む
【少女の涙で動き出すピタゴラスイッチ】
いい夢を見たいマッドサイエンティストにさらわれた食いしん坊の「弟」を救出すべく少女と助け合いながら心優しい怪力男がアジトに乗り込む。
ジュネとキャロの才>>続きを読む
【時代劇版『マクベス』】
戦果を挙げて城に凱旋する武時に謎の老婆が予言し、予言の通りになってからは妻の煽りでダークサイドに転じ主君殺しへの道を突き進む。
三船敏郎が黒澤明に激おこで散弾銃を掴ん>>続きを読む
【これも最後の最後に泣かせるフレンチ】
『仕立て屋の恋』とかもそうだけどそれなりのストーリーが流れて最後にジワッと泣かせるのフレンチに多いよね。
商業的に成功し人権擁護活動の先頭に立っていたマ>>続きを読む
【日本人的には投下後の講演のところで終わった方がよかったんだろうけど】
ノーランとしてはシーツの出し入れを描きたかったはずなのでそういうわけにはいかない。
ドイツに原爆を使わせないようアメリカ>>続きを読む
【ハルコンネン家の動向がまた楽しい】
砂に覆われた星の荒涼ながらも妖しく漂う美しさ。
呼び出しスイッチで猛然とやって来てサーフィンヴィークルになってくれる砂虫。
プラモが出たら作りたくなりそうな>>続きを読む
【男8人寒食物語】
実録エッセイを原作に、第38次南極地域観測隊の調理担当隊員の視点から極寒生活をユニークに描いた作品。
隊員たちのワガママで作らされた伊勢海老フライは奇怪な造形だったが、出演>>続きを読む
【愛する人のため、父から逃げる、フィアンセから逃げる、ジェリコの壁を崩す】
後の『ローマの休日』『卒業』はもちろんその後の数多くの作品にオマージュされている1934年の名作。
コメディの宝石が>>続きを読む
【ピアノは声の代わりであり、愛情のシンボルであるが、運命を共にはできないもの】
4Kデジタルリマスター版の公開により、VHSビデオレンタルで観た当時以来の鑑賞。
愛せぬ夫よりも自分の声であるピ>>続きを読む
【誰が生きていて誰が死んでいるのか、今は生と死のどちら側にいるのか】
伝説の大楠道代による原田芳雄の眼球をネットリと舐めるシーンが忘れられない。
鈴木清順の巧みな技術で観る者は常に翻弄され、大>>続きを読む
【満を持して出てきたラストキャラの活躍()】
アルフィー、あんな目に遭うくらいならダンカンに唆されて姿現さないほうがよかったね。
馬車からちょっと降ろすことも許さなかったゴッドが、ちょっとベラ>>続きを読む
【チェコスロバキア最後の女性死刑囚はうら若き病める22歳のオルガだった】
実在の女性苦しみと憎しみと蛮行、そして最期を描く衝撃作。
彼女を痛めつけた精神の病が家族や社会との結びつきを失わせ、つ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
【都市型ミステリーかと思って観たらまさかの横溝正史】
前者を期待していたのに後者だったので残念感が…
田舎集落の集団ヒステリー的呪いネタって今でもウケるんだろうか。
自分を殺そうとしたのかもし>>続きを読む
【主人、次の肉はいつだ?】
職を探してデリカテッセンを訪れた男ルイゾンは店の主人から格好の餌食として狙われるが、なぜか好いてくれた主人の娘ジュリーが屠殺からの脱出を謎の地底人たちと協力して企てる>>続きを読む
【死期近い二人の男が最後に目指した場所】
精密検査を受けるため偶然同じ列車の向かい合わせの席に座り、同じ病院でそれぞれ脳腫瘍と骨肉腫の告知と死期近い宣告を受け、同じ病室に入ることになったルディと>>続きを読む
【寝ているシーンが多いことに象徴されるように穏やかな雰囲気の作品】
並み居るベテラン俳優陣に混じってなお小関裕太の演技がいちばん素晴らしいのはどういうことだ。
20才になる夏生を天が待っていた>>続きを読む
【本気で待てば、きっと来る】
女への恨み(妄想?)で刑務所に入った男が女を助けて刑務所に戻る。
うなぎは彼にとっての愛妻。
妻を殺してから桂子と絆を結ぶまでの間、
山下に寄り添っていた。
U>>続きを読む
【先生による図解説明付き時空移動学園ドラマ】
あ〜こういう作品好きだわ。
5バカ+2マドンナ(?)がせっかくタイムマシンを手にしたというのにその利用目的がクーラーのリモコンだなんて小さいこと小>>続きを読む
【少女…少女はどこに…】
なんて言わないの〜
オープニングはマッチ工場の製造工程(なかなかにエモい)でそこに勤める一言でいえばうだつの上がらない女性の日常が映される。
夜の街に出ても男性から>>続きを読む
【大ヒットスパイ小説シリーズのストーリーと現実がシンクロ!?】
ネコちゃんバックパックから忙しく活躍。
あぶないあぶない。
面白いプロットなので展開をワクワクしながら観ていけたのだが、クライマ>>続きを読む
【二つの録音テープをめぐって二重に追われる青年の行く末は】
聴きに来る人のためだけに歌いたいとレコードを出さない美しいオペラ歌手。
彼女の大ファンでこっそり歌声を録音して、偶然暴露テープも手にし>>続きを読む
【殺し屋アルバイターが狙う下剋上】
殺し屋レギュラーのちさととまひろは経済苦と組織の掟に悩まされながら仲良く暮らしているが、下剋上を狙う神村兄弟に理不尽に命を脅かされる。
今回もキレキレアクシ>>続きを読む
【愛した女は殺せない、助けない】
若き頃に犯した罪の後悔ともに、同監督の作品『暗殺のオペラ』と同様に主人公はファシズムの思想とアイデンティティに振り回され、さらに愛した女への情からもと暗殺という>>続きを読む
【解剖されたのは、家族関係】
息子が犬と外出、妻も階下で寝ていた間に夫が転落死しているのが発見される。
第一発見者は視覚障害のある息子、次いで妻。
前日に夫婦が口論していた録音音源が見つかったこ>>続きを読む
【嗚呼これぞアキ・カウリスマキ節】
貧しい労働者男女が日常ありそうな形の出会い方をして、ありえない形で恋に落ちる。
そして決して裏切らないバディとともに目的に向かって脇目もふらず行動していく。>>続きを読む
【彼を眠らせたのは大杉漣、彼を目覚めさせたのも大杉漣】
黒澤清監督としては異色の作品。
若々しい西島秀俊と綺麗に年輪を重ねたりりぃが眼福である。
今では顔つきも変わり基本的に真面目な役柄が回っ>>続きを読む
【ロウソクの火を委ねた彼は自らの身を火に委ねた】
長回しが多くゆっくりと映像美を堪能できるがついていくのはちょっとしんどかった。
総じて個人的には通訳女性の美貌とクライマックスのキャンドルウォ>>続きを読む
【ボーが何か悪いことをしたか?】
なので彼の周りに起こる様々な出来事が現実か幻覚かメタファーかわからなくなる事象の数々。
ラストシーンは母親の産道を遡って子宮内に還ってきたように見えたのは自分>>続きを読む
【アルカトラズに戻るなら死んだ方がマシだ】
ケヴィン・ベーコンの演技力が凄まじい。
「アルカトラズに戻るなら死んだ方がマシだ!」という叫びは、そこでどれほど残酷なことが行われていたかを示唆し、>>続きを読む
【で、名前は教えてあげたの?】
アキ・カウリスマキ監督第三作。
恵まれない労働者同士の恋を軽妙に描くが、ストーリーや演出にスパイスが効いてくるのはまだ先の作品になるかな。
それでもツンデレの>>続きを読む
【編集たいへんだっただろうなー】
何年ぶりかに観賞。
豪華キャストのごった煮だけど脚本も面白いしキレイな終わり方するし自分としては文句つけようがなかった。
【殺し屋ギャル達のバイト派生私闘大立ち回り】
「国岡」シリーズ2本が気に入ったので本作を観賞。
社交性真反対の凸凹コンビがメイドバイトでの騒動に端を発する鉄鎚と復讐の徒手・銃撃バトルへ踏み込ん>>続きを読む