hikumahikaさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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仕立て屋の恋(1989年製作の映画)

4.0



【切ない切ないフレンチラブストーリー】

世間から嫌われているがボウリングはやたら上手くて向かいに住んでいる美女を覗くのが趣味のハゲた仕立て屋が、若い女性を殺害した疑いをかけられる。

稲光のおか
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家族ゲーム(1983年製作の映画)

4.0



【東京湾から進出して来るゴジラが壊すのは東京の街、同じようにやって来る吉本勝が壊すのは…】

封切り時は茂之や慎一に近い年齢だったのでそっちの目線で観たせいかあまり面白いと思わなかったが、それ以来
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アウトサイダー コレクターズ・エディション/アウトサイダー ディレクターズ・カット版(2005年製作の映画)

3.5



【STAY GOLD】

フランシス・コッポラ監督がブラット・パック(80年代ハリウッド青春映画に出た若手俳優たち)を大挙出演させた青春巨篇。

『ダンスに夢中』レイフ・ギャレットはあんな悲惨な役
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ザ・スイッチ(2020年製作の映画)

3.5



【大量殺人鬼と女子高生の身体が入れ替わってる〜!?】

グロ場面はなかなかにグロい。
そのグロい場面とコミカルな場面が巧みに入れ替わり、一風変わったホラー作品になっている。

男女が入れ替わった作
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バッドマン 史上最低のスーパーヒーロー(2021年製作の映画)

4.0



【仏版『シティーハンター』スタッフが今度はMARVELをパロりまくる下ネタ満載の爆笑痛快ヒーローコメディ】

おちんちんネタが多いぞ!(歓喜)

何も考えずに観て、MARVELのオマージュ・パロデ
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狂った野獣(1976年製作の映画)

3.5



【心筋梗塞の運転手とパニクった銀行強盗と視力低下した渡瀬恒彦のハンドル捌きによる爆笑カーアクション巨篇】

銀行強盗に失敗した二人組が京都の路線バスに乗り込んでジャックし逃走しようとするが最後部座
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池沢さとしと世界のスーパーカー(1977年製作の映画)

2.5



【こども向けスーパーカー短編映画】

ランボルギーニ カウンタックLP400
フェラーリ365GTBB
ポルシェ930ターボ
マセラッティ ボラ
ポルシェ カレラ
ブリックリン SV1
ロータス 
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WeWork/470億ドル企業を崩落させた男(2021年製作の映画)

3.5



【糾弾集会になるのもやむを得まい】

肝心のアダムとレベッカが出演を辞退したため、終盤は破格の退職金を手にして去った彼らへの糾弾集会になってしまったのも宜なるかな。

孫さんしっかり出てきて12分
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アポカリプト(2006年製作の映画)

3.5



【知力・体力・運を駆使した逃走劇】

都市に虐げられた村の人々が今こそ力を結集して反撃に転ずる…というテンプレ作品ではなく、妻子との約束を守るために生き延びようとひたすら逃げる男の物語。

緊迫感
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悪魔の手毬唄(1977年製作の映画)

3.5



【金田一は石坂がやはり良い】

西田や渥美もいいけど金田一っつぁんはやっぱり石坂浩二。
女優陣も仁科明子、高橋洋子がとても素敵。

石坂と若山の丁々発止の掛け合いもお見事。

犯人は中盤あたりで当
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.0



【ヒューマン要素を多めに入れてみました】

『永遠の0』、『海賊と呼ばれた男』、『アルキメデスの大戦』の系譜で戦いの中にヒューマン要素をふんだんに盛り込む山崎貴節で展開される呉爾羅(ゴジラ)。
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ディナーラッシュ(2000年製作の映画)

3.5



【お…お前そんな映画だったんか…】

冒頭であんなシーンがあったとはいえ、後の『ボイリング・ポイント』のような作品と思って観ていたら何から何まで仕組まれていた…

SISU/シス 不死身の男(2022年製作の映画)

3.5



【「不死身」じーちゃんはともかく添い遂げていたワンコ🐶の運命やいかに】

タランティーノばりのチャプター分けとランボーばりの身体裁縫とドントブリーズばりのタフネスキラーじいちゃん。

ついに金鉱を
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傷だらけの勲章(1986年製作の映画)

3.0



【ヒデキ銃撃!そして濃ゆいちあきなおみ】

単なるアイドルアクションものかと思いきや大物俳優が脇を固めて海外ロケもがっつり。

開始まもなくのカラミシーンで「アイドル映画じゃないっすよ」を叩き込み
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ブラッド・ダイヤモンド(2006年製作の映画)

3.5



【ダイヤモンドは武器もになり生き残る理由にもなり】

シエラレオネ内戦で血を流し合う資金となる紛争ダイヤモンド。

ダイヤ横取りを画策する本傭兵と息子奪還に燃える元漁師のタッグの行く末は…

キン
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対峙(2021年製作の映画)

4.0



【高校銃乱射事件の被害者と加害者それぞれの両親が第三者同席なしで向かい合う】

ドキュメンタリーではなく、架空の事件をテーマとした物語だが、事件そのものは米国で頻繁に起きている校内銃乱射。

和や
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八つ墓村(1977年製作の映画)

3.5



【渥美金田一の青空教室】

祟りのようで祟りじゃないと思ったら祟りもあるような展開。

渥美清演じる金田一耕助はそれそのものの存在感はあるがオオッというような活躍は少なく整理役進行役解説役に専念し
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007/慰めの報酬(2008年製作の映画)

4.0



【復讐に燃える男は途中の誰をも生かしておかない】

チャップリンの孫娘がチョイ役で出てるのね。

前作『カジノ・ロワイヤル』と比較されたり上映時間が短かったりして評価はあまり芳しくないようだけど、
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スターマン/愛・宇宙はるかに(1984年製作の映画)

3.0



【もしボイジャー2号に積まれたゴールデンレコードを宇宙人が拾って誘われるがままに地球にやって来たら】

・なぜか宇宙人が地球人に追われる
・愛する人と二度目の別れが訪れる
・しかしとても素敵な置き
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ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます



【派手にやりすぎて感動が薄まるパターン】

予告編の最初の文句から大ウソだし。

クライマックスは同じギャレス作品の『ローグ・ワン』まんまと思わせるし。

ハウエル大佐の心優しい母親・妻と思わせて
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劇場版 火の魚(2009年製作の映画)

4.0



【広島発ドラマ 室生犀星原作 渡辺あや脚本 原田芳雄 大崎上島】

東京での絶頂から転落し田舎の島に帰った偏屈男性作家と、ある秘密を持つ真面目な女性編集者の交流を描いたNHKドラマ。

何度も言う
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白い巨塔(1966年製作の映画)

4.0



【ゴロ助ちゃんの出世物語】

腕だけでは教授になれない。
それ以外のものの方がはるかに重要…
そしてまだまだ患者側が医療裁判で勝つことが難しかった時代。

クールガイ田宮二郎の魅力もさることながら
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アイダよ、何処へ?(2020年製作の映画)

3.5



【家族を救うため文字通り奔走するアイダ】

ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争におけるスレブレニツァの虐殺を描いた作品。

元高校教師で国連職員という立場を利用して夫と息子たちをトラックに乗せまいとアイ
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幸福路のチー(2017年製作の映画)

4.0



【台湾の現代史をチーの成長とともに】

『ニュー・シネマ・パラダイス』のような始まり方で、『この世界の片隅に』のように厳しい生活を覆い隠す無邪気さで、その国で女性として娘として妻として友として生き
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X エックス(2022年製作の映画)

2.5



【意外性に乏しかった】

ヒロインと婆さんがアレだということ、どういう手段で殺すかということ、爺さん婆さん実はアレだろなどなど、予測しやすくて困った。

ラストのTVとの絡みもびっくりってほどじゃ
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殺し屋たちの挽歌(1984年製作の映画)

2.5



【何を考えてるのかわからない4人の謎ロードムービー】

これだけの個性を際立たせた4人を使っておきながらこのストーリーにとどまったのはとてももったいない。

さんざん痛めつけてやった女に向けてウィ
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スペースボール(1987年製作の映画)

3.0



【スター・ウォーズの壮大なパロディ】

絶対つまんないだろと思って観たらところどころクスッと笑えてまあいいんじゃないのという作品。

SWのみならずエイリアンやスタートレックなど多くのSF作品をパ
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トゥルーノース(2020年製作の映画)

4.0



【北朝鮮の真実をプレゼンする若者は彼ではなくて彼だった】

強制収容所での非人道的虐待はユダヤ人-ナチスを取り上げた作品で数多く見てきたが、ここで描かれるのは正に今起こっていること。

当局はこの
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戦場のピアニスト(2002年製作の映画)

4.0



【ホーゼンフェルトの悲しい物語でもある】

2回目の観賞。
シュピルマンに対しては本当に生き延びることができてよかったね、正に芸が身を助けたね、と喜ぶばかりなのだが、一方で彼を最終的に救い合わせて
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ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

5.0



【初志貫徹 牧野】

美意識を詰め込んだ音、カット割り、セリフ、そして格闘。

やはり中でも格闘シーンは手を変え品を変え場所を変えここに極まったようにも見える。

大阪ですでにお腹いっぱいになるか
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バンブルビー(2018年製作の映画)

3.5



【80s名曲が気持ちを代弁】

チャーリーがとても可愛い。
ベタなストーリーではあるけれど二人👬(?)の友情愛情にホッコリする。

あっという間に消滅させる遺体も残らない殺し方は好きではないけども
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舟を編む(2013年製作の映画)

3.5



【電車男→下町ロケット、そしてホロリ】

実力派俳優陣がさすがの演技を見せてくれるが、この作品が引き締まったたのはオダギリジョーあってこそ。
持ちたい先輩No. 1なのである。

名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊(2023年製作の映画)

3.0



【母と娘、父と息子それぞれの悲劇】

探偵を引退したはずのポワロが旧知の友人からの依頼は断れず、そこで怪しい霊媒師の呪術に端を発した連続殺人事件に出くわしてしまう。

自分の命まで狙われる状況とさ
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さいはて(2023年製作の映画)

2.5



【おててつないで】

冒頭シーンが必ずラストシーンに繋がると思って観ていたら…ふーん…
あたかも冒頭でバッドエンドを匂わせて
おいてあのエンド…という監督兼脚本の狙いなのか。

ベッドシーンがあそ
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シャドウ・イン・クラウド(2020年製作の映画)

3.0



【口だけの男ども、これくらいやってからほざきな!】

クロエの出演作はこれまで縁がなく、初めての観賞。
吹き替えだったのでまだどんな声なのかは知らないままだけど。

ある任務を背負って男ばかりの戦
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狼たちの午後(1975年製作の映画)

3.5



【実際の銀行強盗事件を基にした三谷風クライムコメディと熱い暑い電話劇】

計画ガバガバの銀行強盗から犯人たちも予期せぬ劇場型犯罪へ。

ストックホルム症候群などでは決してない人質と犯人のほのぼのし
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