うえのひろむさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

ゾンビランド:ダブルタップ(2019年製作の映画)

3.5

ノリと勢いと、ご都合主義とエマ・ストーンの(壮大な)無駄づかいの金のかかったB級映画。
正直、前作のあらすじはほとんど覚えてなかったけど、逆にそれで楽しめたと思う。
ゾンビ映画にありがちな悲壮感もない
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鳩の撃退法(2021年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

大層なあおり文句をつけているけど、実態はなんのことはない私小説。
確かに主人公の作家は大した推理力ではあるものの、それと「書いたことが現実になる」のは隔たりがある。
主人公の視点からだけで物語を追って
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ザ・フォーリナー/復讐者(2017年製作の映画)

3.0

ジャッキーあってのジャッキー映画。
5代目『007』のピアース・ブロスナンが出てるから、アクション対決があるかと思いきや、小悪党の政治家だった。
全体的にシリアス路線で、珍しくジャッキーはニコリともし
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劇場版シティーハンター 新宿プライベート・アイズ(2018年製作の映画)

4.0

「大丈夫かなー」と不安で見てなかったけど、蓋を開けたら、ちゃんと『シティーハンター』だった!
しかも、いつもの『シティーハンター』!!
『マジンガーZ INFINITY』みたいだったら、どうしようと思
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スノーピアサー(2013年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

あまりポン・ジュノらしくない気がする。
特段、社会問題に切り込むとかではないし。
グラフィックノベルが、原作らしいから、その影響もあるのかな。
どちらかというと、ソン・ガンホの出てるハリウッド映画の感
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ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

『ラブ・アゲイン』とまったく同じカップリンクながら、設定が違うだけで全然別の人に見えるから、やっぱりプロすごい!
ライアン・ゴズリングは『ラブ・アゲイン』の時は、モテモテのプレイボーイだったのに!
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ファンタジア(1940年製作の映画)

3.2

この映画の恐ろしいところは80年以上前の作品だということ。
なにしろ戦前の映画。
そりゃあ戦争負けるわ、って思う。
同年公開がチャップリンの『独裁者』。
『カサブランカ』でさえ、この2年後。
それなの
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ラブ・アゲイン(2011年製作の映画)

3.7

いくつになろうが、文化圏が違おうが、時代が変わろうが、恋というのは厄介なものだと思う。
まさしく教科書通りのロマンティックコメディど真ん中のストーリー。
こんな風にいけば、楽なのに。
主人公は見たこと
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おんなのこきらい(2014年製作の映画)

2.0

全体的に薄い。
物語も浅いし、登場人物も軒並み薄い。
登場人物の誰にも共感できないし、向こう側が透けて見えそうなくらい薄い。
血肉の通ったキャラクターというより、ただの記号にしか感じられない。
あんま
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フリー・ガイ(2021年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

『マトリックス』と、『グランド・セフト・オート』を足して二で割ったような世界観とストーリー。
どこかの国のスタントマンの街のCMを思い出した。
主人公が何物であるのかは、割とすぐ推察できるけど、それで
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アメイジング・スパイダーマン2(2014年製作の映画)

3.2

正直、2本目は微妙。
グリーン・ゴブリンはフリが長いわりに、取って付けたような感じがする。
最後のオチのためだけに、ご都合主義で登場な感じ。
エレクトロと共闘で良かったんじゃないのかな?と思う。
いろ
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アメイジング・スパイダーマン(2012年製作の映画)

3.5

思っていたより面白かった!
ライミ版の方が好きだけど、これはこれでアリかなと思う。
バージョンは違っても、やっぱりベンおじさんのエピソードは涙なくして観られない。
他のヒーローと違って、ピンチの時に市
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モダン・タイムス(1936年製作の映画)

4.0

笑えるだけのコメディかと思いきや、なかなかに深い内容!
チャップリンは、機械が人間性や雇用を奪うって言ってるけど、今だったらAIに置き換わるのかなと思う。
話はわかりやすいし、一つ一つのネタもわかりや
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BanG Dream! FILM LIVE 2nd Stage(2021年製作の映画)

3.2

Roseliaを観に行く。
他のバンドを、初めてちゃんと観て新たな発見もあった。
ハロー、ハッピーワールド!・Pastel*Palettesの2バンドは、本当に合わない。
3D空間にカメラを持ち込むっ
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宇宙戦争(2005年製作の映画)

3.0

ものすごく“ストームトルーパー”効果について考えてしまった。
トム・クルーズ演じるの主人公の身勝手さが、鼻につく。
せっかく助けてもらったのに、自分と考えが合わないからって、その態度はどうなの?と。
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子供はわかってあげない(2020年製作の映画)

4.2

特に大きな事件がおきるわけじゃないけど、独特のほのぼのというか、ゆる〜い感じで安心して観られた。
上白石萌歌も、とりたてて美人というわけじゃない、普通の子って感じでリアリティがあって良かった。
トヨエ
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ランボー(1982年製作の映画)

3.6

実は見てない名作映画シリーズ。
単純にランボーが暴れまわる映画かと思いきや、実際かなり重いテーマの作品だった。
ランボーがやっていること自体は、ほとんどテロだけどPTSDが絡んでるとなると、うーんって
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ゴジラ対メガロ(1973年製作の映画)

2.2

全体的なテンポの悪さが目立つ。
途中まで『ウルトラマン』を観ているのかと思う。
ストーリーはあってないようなもの。
本当に単なるプロレス。
戦闘シーンは正直観ていてダルい。
まさかのストーリーに、まる
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スイス・アーミー・マン(2016年製作の映画)

3.0

なんともジャンル分けしづらい映画。
コメディといえば、そうだけど個人的には笑いにくい不条理劇。
ナンセンスな展開についていけない人には向いてないと思う。
やっぱりポール・ダノは、今ひとつパッとしない役
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劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん(2019年製作の映画)

3.5

良い話なんだけど、個人的にオンラインゲームが大変苦手なので、今ひとつ入り込めなかった。
話の内容より、家の間取りとか、PCのスペックが気になってしまった(笑)
FF3からFF14って、だいぶ時間が飛び
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白雪姫と鏡の女王(2012年製作の映画)

3.3

滅法強い白雪姫。
“可愛いは正義”を地で行くリリー・コリンズ。
とにもかくにもリリー・コリンズが可愛いし、そりゃあ文句なしで付いていく7人の小人の気持ちは、良くわかる(笑)
『白雪姫』を現代風に脚色し
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ビューティー・インサイド(2015年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

大人のためのファンタジー。
「だいたい、こうなるだろうな」というところを押さえていながら、それでもジーンとしてしまう。
思わず落涙。
こういう素敵な女性に出会いたいし、愛されたい。
ものすごくホッとし
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ジャックは一体何をした?(2017年製作の映画)

3.0

文字通り絵に描いたような不条理劇。
面白いかどうかは人それぞれかなぁ。
アングラ芝居が受け入れられればいけるはず。
『アンダルシアの犬』とかに繋がる系譜だと思う。
短編だから観てられるけど、長編だった
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人狼(2018年製作の映画)

2.7

このレビューはネタバレを含みます

やりたいことはわかる。
オリジナルの『人狼』から、ラストシーンを変えたいのもわかる。
やるせないラストは辛いから。
ただなぁ、もっと他にやりようがあったんじゃないかと思う。

舞台設定を変えてしまった
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翔んで埼玉(2018年製作の映画)

4.0

余すところなくバカ映画(笑)
バカなことは全力でやるべきだって教えてくれる(笑)
都市伝説どころか、普通の物語になってるし(笑)

東京の街並みは、ほぼ『ブレードランナー』なのに、埼玉は竪穴式住居とか
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イエスマン “YES”は人生のパスワード(2008年製作の映画)

3.2

映画としては面白いんだと思う。
ただ自己啓発とかでで開眼しちゃった人を見たことがあるので、素直に楽しめない。
そりゃあ、映画の中では良い方向に向かって転がっていくからいいだろうけど。

無闇矢鱈に目覚
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コンテイジョン(2011年製作の映画)

4.2

今の社会状況を考えると、本当に怖い。
下手なホラーより、よっぽど怖い。
たぶんコロナで大騒ぎしていなければ、フィクションとして受け入れられたと思うけど、あまりにもリアルで背筋が寒くなる。
根拠のない情
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オクジャ okja(2017年製作の映画)

4.0

とりあえず今回も、今ひとつパッとしない役のポール・ダノが良い(笑)
リリー・コリンズも、大変に綺麗!
『パラサイト』より、こっちの方が好き。

生産者と食肉業界と動物愛護団体と、それぞれの正義があって
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劇場版 マジンガーZ / INFINITY(2017年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

素材としては悪くない、、、はず。
なんというか今の『ルパン三世』を見ている気分。
ともかく作品の中でも外でも、前面に出てくるおとなの事情が鼻につく。
なんで『マジンガーZ』なのに、走ってる車が日産車だ
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ブルーアワーにぶっ飛ばす(2019年製作の映画)

2.7

全体的に馴染めなかった。
感性に訴えていると言えば、そうなのかもしれないけど、どちらかというと素人っぽさが目についた。
ストーリーも、だいたい結末が読めてしまって「そうだよね」ってなる。
主人公に共感
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トレマーズ(1990年製作の映画)

3.2

ザ・B級モンスターパニック。
地底を移動するモンスターの表現を地表をなめるように撮るっていうのが、妙に『シャイニング』っぽかった。
モンスターも雑(笑)
雑とはいえメイキングを見ると、ものすごく苦労し
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あと1センチの恋(2014年製作の映画)

3.5

もっとベタ甘のラブストーリーかと思いきや、わりとラブコメ要素強し。
まぁ、すれ違いまくる。
新海誠レベルのすれ違いっぷり。
むしろ新海誠作品が好きな人にはオススメしたい。
リリー・コリンズくらいの美人
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ゴジラの逆襲(1955年製作の映画)

3.2

1作目とは、だいぶ気色の違う2作目。
結果的に怪獣プロレスが当たったから良いような物の、内容的には前作と比べるべくもない気がする。
なんだかゴジラの着ぐるみも、チープになってしまった気がするし。
避難
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東京ゴッドファーザーズ(2003年製作の映画)

3.7

もっと泣ける話なのかと思っていたら、落語みたいなストーリーだった。
ちょっと拍子抜け。
演出も、ストーリーも、今敏ど真ん中って感じがする。
あまり今敏とは、相性が良くないらしい。
年末に観たくなる映画
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ドクター・スリープ(2019年製作の映画)

3.5

むしろ、こっちの映画を『シャイニング』ってタイトルに変えた方が良いと思う。
確かにストーリーは『シャイニング』の続編ではあるものの、内容的にはホラーというよりバトル物に近いと思う。
『シャイニング』と
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シャイニング 北米公開版(1980年製作の映画)

3.8

実際、もっと怖いのかと思ってたら、そうでもなかった。
演出は気持ち悪いのが多いけど。
血のエレベーターは見ていて、嫌だなぁと思う。
後半のジャック・ニコルソンが壊れてからは、ほとんど顔芸の世界だと思う
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