ヒロさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

ライダーズ・オブ・ジャスティス(2020年製作の映画)

3.3

シリアスなハングオーバー。
様子がおかしいおバカ3人組+キレやすい軍人が悪に立ち向かう復讐劇。

ちょいちょい笑いを誘う演出してくるが、全然笑えず少し期待ハズレ。

キレるお父さん系映画観たいなら、「
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俺を早く死刑にしろ!(2022年製作の映画)

3.6

早く死刑になりたい男と教誨師の女性との恋愛ストーリーと思いきや、予想外の展開に。

出演者が皆劇団員っぽい演技で、舞台演劇のように限られた空間だけで話が進んでいく。
中盤以降尻すぼみのどんでん返し映画
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隣人は静かに笑う(1999年製作の映画)

3.5

仲良くなった隣人には秘密が...。

オープニングから引き続き、隣人の違和感が序盤からプンプンしてて、不穏さばかり続いていき、この時代の映画の中では珍しい結末。

鑑賞後の胸糞の悪さはまだ甘口。

ヴォイジャー(2021年製作の映画)

3.4

閉鎖された空間での宇宙SFとして設定は面白いんだが、ただの抑圧された青少年の反抗ってだけの話でひねりも無く、高校生くらいの時に観てたら面白かったのだろうが、数々の映画を観てきた猛者達には刺さらない陳腐>>続きを読む

オットーという男(2022年製作の映画)

4.5

妻に先立たれ、仕事も定年で辞め生き甲斐を見失った初老の男・オットー。
将来に絶望して何度も自殺を図るが、なかなか死ねない。
そんな中、近所に引っ越して来た外国人のファミリーと交流していくうちに人間らし
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エルヴィス(2022年製作の映画)

3.5

ソロで最も売れたミュージシャン、エルヴィス・プレスリーとそのマネージャー、トム・パーカーの生涯。

数あるミュージシャン伝記映画同様、前半ピークで、失速して退屈しがちで長く感じられた。

他の映画でも
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ヒメアノ〜ル(2016年製作の映画)

3.7

「稲中卓球部」の古谷実×吉田恵輔監督作品なのにあまりぶっ飛んでなかった。
サイコキラーの森田剛は予想以上にエグくて見応えあり。めっちゃいい俳優じゃん。

ストーリーはもっと胸糞悪いの観たかったなぁ。
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

4.1

配管工映画No.1!

子供向けかな?とあまり期待せずに見始めたら、ドンキーコングやマリオカートなど往年のアクション・小ネタ満載で一切飽きずに楽しめた。
あれ、ヨッシーは?

てか、ピーチ姫強すぎ笑

シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

3.7

仮面ライダー原作を観てないから、違いを比べようはないが、なんだこれ感がずっと続き長く感じた。
別のシン・シリーズが好きだったから期待し過ぎてしまった。


これがシン・シリーズの一作目じゃなくて良かっ
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ビリーバーズ(2022年製作の映画)

3.6

カルト教団の映画で、狂ってたりエグいストーリーかと思ったら安っぽくはないエロ映画だった。

俗世から離れるつもりで無人島で暮らしてるのに、俗世まみれで展開が読めなくてそれなりに楽しめた。
洗脳が怖いと
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ある人質 生還までの398日(2019年製作の映画)

4.3

ほぼ一年間シリアで人質になっていたデンマーク人写真家の解放までの物語。

ストーリーとしては、写真家として危険な紛争地域に行って、テロリストに捕まって莫大な身代金を要求され、政府は一切手助けしないって
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グリード ファストファッション帝国の真実(2019年製作の映画)

3.7

ファストファッション界のドンの栄枯盛衰劇。

ファストファッションと言えば、H&Mやユニクロを想像するが、アジアや発展途上国での低賃金での労働問題や難民問題を一応風刺してるんだけど、なんか無理矢理感あ
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あの頃。(2021年製作の映画)

3.7

ハロプロ愛に青春を捧げた男達のただのコメディかと思ったらなかなかいい話で、この仲間達をずっと観ていたいと思った。

初期のモー娘。しか知らない自分も含め、ハロプロオタクじゃなくても、30〜40代には懐
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.2

マルチバースを超えた家族愛の物語。

世界観が独特過ぎて初めはついていけないので、序盤に挫折しかけたが最後まで飽きらめず観て良かった…ともならない見応え無いストーリーだった。
超高級なB級映画って感じ
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FALL/フォール(2022年製作の映画)

3.9

女子二人が600mの古びた鉄塔登ったら、トラブって降りれなくなっちゃいましたって話。

いつ地上に落ちてもおかしくないハラハラドキドキの展開で、高所恐怖症気味だからスリルをしっかり味わえた。

山で滑
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ハリエット(2019年製作の映画)

3.6

黒人奴隷解放運動家の女性・ハリエットの伝記映画。

奴隷農場から逃亡し、自由になった後家族や仲間達の奴隷解放に尽力し、南北戦争では兵士も率いたジャンルダルク的な英雄。

主人公が予知能力みたいな、ちょ
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告発(1995年製作の映画)

3.8

アルカトラズ刑務所で3年間地下牢に閉じ込められ、虐待を受け続けた殺人事件の被告と、正義感溢れる新人弁護士との友情物語。

裁判シーンがメインの後半から一気に面白くなり、囚人ヘンリーの「刑務所に戻るなら
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ブラインドネス(2008年製作の映画)

4.2

突然失明するウィルスが蔓延した世界。

その病気にかかった人は次々と隔離施設に運ばれ、初めは秩序が保たれていたが収容者が増えるにつれて暴力と恐怖で支配しようとする輩が現れ、食糧を巡る争いが始まってしま
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クーデター(2015年製作の映画)

3.9

とある東南アジアの国でクーデターが起きる。
仕事の赴任先として訪れてたアメリカ人家族は暴徒にホテルを襲われ、他の客は皆殺され逃げ出すが、街は暴徒達に囲まれ頼みの綱のアメリカ大使館も占拠され絶対絶命のピ
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パターソン(2016年製作の映画)

3.9

パターソンという街に住むパターソンという男による、誰にでもある平凡な一週間。

仕事して、妻と話して、犬の散歩して、バーで飲む。
毎日似たような事の繰り返し。
でも全く同じ日は無く、わずかな変化が心地
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RRR(2022年製作の映画)

3.7

久しぶりの映画観での鑑賞。

3時間はとにかく長い、マジで長い!
2時間でまとめてくれてれば飽きずに楽しめたかも。 

序盤はイギリス統治時代の民衆への差別だったり歴史的な背景を絡めてたので、重めの内
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愛しのアイリーン(2018年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

人身売買まがいの国際結婚と姥捨山の風習を掛け合わせた、放送禁止用語連発のカオスな内容。

雪国特有の方言のクセが強くて、特に主人公イワオがたまに何言ってるかわからないw

異国から嫁いで来た人にはみん
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手紙(2006年製作の映画)

3.7

加害者家族と周りの人にも伝播する差別や、一生拭えぬ傷と苦悩がテーマの作品。

東野圭吾原作の映画あるあるで、原作はすごい良いのに映画はだいたい残念。
今作も豪華俳優だけ揃えて話題作り感強めの商業映画で
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ロストパラダイス・イン・トーキョー(2009年製作の映画)

3.3

サラリーマンの兄と知的障害者の弟と地下アイドルの夢が諦められないデリヘル嬢の奇妙な共同生活。

白石一彌作品だからもっとバイオレンスな激しい作品かと思いきや、障害者の性処理をテーマに絡めたやや重めのヒ
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ドント・ブリーズ2(2021年製作の映画)

3.4

前作同様、悪人達がじっちゃんの家を襲う。

前作はビビりの若者達だったが、今作は元軍人の悪党達の凶悪さがグレードアップし、銃バンバン撃って苦戦の連続。

じっちゃんの素性を知ってるので、前のような不気
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ドント・ブリーズ(2016年製作の映画)

3.8

ホラー超苦手なので、怖さを抑える為に朝7時から鑑賞。

全然、ホラーじゃ無かった!
スリラーだった。勝手にジャンル勘違いしてた。

でも退役軍人の盲目のじっちゃんはちゃんと怖くて、朝からハラハラして眠
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犯罪都市 THE ROUNDUP(2022年製作の映画)

3.5

前作と比べると、ハラハラ感や主人公の無双感は控えめ。
日本の刑事ドラマシリーズぽくて、映画じゃ無くてもって気持ちになった。

犯人グループの殺害シーンは韓国スリラー映画特有のグロめ。
拳銃はほぼ使わず
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ローガン・ラッキー(2017年製作の映画)

3.7

「オーシャンズ11」の有名監督・全員主役級の豪華キャストだから期待は高まっていたが、テンポが悪くてB級感甚だしかったりで+-0のありふれた強盗映画。

と思いながら観てたら、ちゃんといいオチを持って来
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ノッティングヒルの恋人(1999年製作の映画)

4.0

一般人と人気女優のラブストーリー。

とんとん拍子でうまい事進む展開が非現実的だけど、終盤の記者会見シーンは王道ストーリー系の中ではかなりお気に入りかも。

雑誌記者になりすまして、観てもいない映画の
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犬猿(2017年製作の映画)

3.6

兄弟喧嘩ムービー。

喧嘩する程仲がいい。
コミュニケーションだから。

喧嘩出来ない程疎遠で無関心な兄弟も世の中にはいっぱいいるしね。

そして、人はどんな事があってもちょっとやそっとじゃ本質は変わ
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チワワちゃん(2018年製作の映画)

3.3

ただのパリピ映画。

若者が馬鹿騒ぎしてるシーン多めで、青春って感じ。
エモさが伝わりにくい自分含め、おじさん世代には刺さらなそう笑

他の人のレビューにあるように、「時計仕掛けのオレンジ」のオマージ
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エンド・オブ・ザ・ワールド(2012年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

地球消滅までの数週間、偶然出会った男女のロードムービー。

主人公の男の人柄の良さや、のんびりした雰囲気のせいで緊張感の無いシーンがダラダラ続く、いい意味で。
そのダラダラ感がラストの感動的なシーンを
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バスキア(1996年製作の映画)

3.9

彗星の如く現れ、盟友アンディ・ウォーホールの死を乗り越えられずヘロイン中毒で散った永遠の落書き少年・ジャン=ミシェル・バスキアの伝記作品。

アンディとの心の交流や、奔放な彼の生き様が描かれていて、彼
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善き人のためのソナタ(2006年製作の映画)

3.4

東ドイツが舞台の盗聴モノ。

公安当局の諜報員が政治思想主義者を監視・盗聴してたら、その対象者の芸術家達に共感し思い入れしちゃう内容。

時代背景に詳しく無い事もあって、緊迫感は無く淡々と進んでいき、
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ブラック・レイン(1989年製作の映画)

3.3

海を越えた警官バディ映画。

もっとハードなストーリーをやワクワク感を期待したが、あまり好みでは無かった。

松田優作はまぁほっといて、高倉健の渋さというか存在感も含めて、濃さが際立ってて米国俳優2人
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飢えたライオン(2017年製作の映画)

3.5

SNSの怖さや、他人事や無責任な人間達を描いた虚しさだけが残る作品。

登場人物皆クズ人間の映画が観たいならオススメ。
内容はまぁ普通。
リアルぶってるけど、大袈裟感出ちゃってるかな。