Hiroeさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

Hiroe

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ザ・ピーナッツバター・ファルコン(2019年製作の映画)

3.0

人生うまくいかない男・タイラーと、22歳の青年ザックのバディムービーなのですが、ザックがダウン症というのがちょっと違う。お互い別の意味で人に追われていて、ザックは古いビデオで見たプロレスラーの学校に行>>続きを読む

グッドライアー 偽りのゲーム(2019年製作の映画)

3.0

ヘレン・ミレンとイアン・マッケランという名優によるところが大きい。どちらが何の嘘をついているのか、知っていて知らぬ振りをしているのか、というところが読めなくて、最後まで面白く見られました。

Uボート:235 潜水艦強奪作戦(2019年製作の映画)

2.8

大昔によくあったジェットコースタームービーを踏襲するような次々起こる困難に立ち向かう物語。その点は面白かったけれど、登場人物の描き方がやや雑で、あまり感情移入できないのが残念。タイトルから当然のごとく>>続きを読む

マイ・スパイ(2020年製作の映画)

3.8

レオンの焼き直しと思っていたのですが、これが全然違う。スパイが主人公なのに、爆笑コメディ。笑いどころはそれほど目新しさはないものの、ソフィを演じるクロエ・コールマンの聡明な可愛らしさと、JJ役の元プロ>>続きを読む

彼らは生きていた/ゼイ・シャル・ノット・グロウ・オールド(2018年製作の映画)

3.1

観客が第1次世界大戦末期にイギリス兵となって放り込まれる映画。そこには盛り上がりや感動なんてあるはずもなく、ただひたすらその日を生き抜き、なんとか帰ってきた人たちの証言で前線の様子が描かれる。彼らの話>>続きを読む

9人の翻訳家 囚われたベストセラー(2019年製作の映画)

2.8

吹雪の山荘系だと思ってたんですよね。そんな古臭い設定ではありませんでした。そもそも何が起こったかもわからない観客を置いてけぼりにして、「どうやったか」に固執する出版社の社長に付き合っていると、なんかと>>続きを読む

リチャード・ジュエル(2019年製作の映画)

3.0

アトランタ五輪の際の爆破事件で、爆弾を見つけて周りから人を遠ざけたとして英雄扱いされた男が、3日後に「真犯人は英雄視されている彼だ」とメディアに名指しされたためにどん底に陥った実話。クリント・イースト>>続きを読む

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

3.5

これはいい。こういうの大好き。時代背景は暗黒の時代。でもその中で人間は懸命に生きている、というのをお涙頂戴ではなく、コメディタッチで描いたのが本当に最高。ジョジョは可愛いのし、お母さん役のスカーレット>>続きを読む

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

3.9

勝手な想像で暗いイメージの映画かと思っていたのですが、まさかのコメディ(結構ブラックな)でした。このテーマで、勧善懲悪でも、ただひたすら社会派でもない、こんなストーリーができるんだと思いました。素晴ら>>続きを読む

エクストリーム・ジョブ(2018年製作の映画)

3.3

王道をいく正月用初笑い映画。張り込みのために偽装で始めたチキン店が繁盛しちゃうという設定からして王道だし、それぞれのキャラも立ってて、とにかく笑える。案の定唐揚げがめっちゃ食べたくなり、帰りにスーパー>>続きを読む

インビジブル・ウィットネス 見えない目撃者(2018年製作の映画)

3.4

話は殺人の疑いをかけられている男と、その弁護方針を立てようとしている女性の会話だけで成り立ち、少しづつ流される回想シーンによって真相が明らかになるというもの。スレたミステリ読みには途中で全体構造が見え>>続きを読む

燃えよスーリヤ!!(2018年製作の映画)

2.5

随分前にニュースの特集でこの病気(先天性無痛症)のことをやっていて知ってはいたけれど、非常に深刻なこの病気を笑いにもっていくところがさすがインドという感じ。ある意味タブーがないからこその面白さ。ただ、>>続きを読む

テッド・バンディ(2019年製作の映画)

3.1

あえて当時のTVの向こう側に置かれていた人を体験できるように作っているのか、予備知識なしに見ていると、本当にテッドは冤罪だったのではと思えてくるところが凄いし、よくできてると思う。この人の話はWiki>>続きを読む

幸福路のチー(2017年製作の映画)

3.6

彼女と私はまさに同世代で、社会がどんどん変わっていく最中に生きてきたので、そこにすごく共感。大地震による人生の選択、ばあちゃんが彼女が生まれたときに残したモノなど、日台の近さを感じることもあって、自分>>続きを読む

THE INFORMER/三秒間の死角(2019年製作の映画)

3.0

情報屋の主人公が、凄いサバイバル術持ってるんだけど、その背景があまり描かれてないのが残念。ただ最後までスピード感あって、見終わったあとは爽快でした。

ターミネーター ニュー・フェイト(2019年製作の映画)

3.0

これはもう「ターミネーター」というシリーズとして見るものじゃなくて、「サラ・コナーが最強の高齢者になるまで」という物語として見たら良いと思う作品。後者としてみれば非常によかった。ヒロインがメキシコ内で>>続きを読む

盲目のメロディ~インド式殺人狂騒曲~(2018年製作の映画)

3.0

盲目のピアニストが実は目が見えてた、というところから始まるドタバタ喜劇(いや悲劇?)。話がどこまでも拡散してくと思いきや、ちゃんと最後収束していくところは見事。ちょっと長いかなーと思うのだけれど、見終>>続きを読む

オーバー・エベレスト 陰謀の氷壁(2019年製作の映画)

2.0

カトマンズ素敵なまちだなあと思ったのと、きっとこういう国際的な民間救助チーム本当にあるんだろうなあというところまではリアルでよかったのですが、いくらなんでもデスゾーンであのアクションは超人的すぎ。ヒマ>>続きを読む

ホテル・ムンバイ(2018年製作の映画)

3.0

2008年11月にムンバイで起きた同時多発テロ事件の最中に、犯人たちに占拠され、多数の死者を出したタージマハルホテルの中の物語。この事件の直前2006年にもインドでは列車テロ事件が起きていて、印パの関>>続きを読む

50人の宣誓(2019年製作の映画)

3.4

#東京国際映画祭2019 2本目。シーンはほぼバスの中で、多くの大人がそれぞれガヤガヤ喋って、全体像が見えてくるミステリ。タイトルでミスリードされるとは思ってなくて、面白かった。ラストも秀逸。これは普>>続きを読む

フォックストロット・シックス(2018年製作の映画)

2.8

インドネシア映画は初めて見たかも。おそらく日本で映画館にかかることはないと思うので、ここで見てよかった。いやもう、わたしの好きな系統の真面目にバカバカしい映画(褒めてます)。正直映像は荒いし、CGとか>>続きを読む

ボーダー 二つの世界(2018年製作の映画)

3.7

美しいグロテスク。今までに見たことのない映画で、すごく不思議な体験でした。不条理というわけではなく、ストーリーは面白いし、目が離せないのです。「衝撃を受けた」ってつい軽々しく使ってしまうのだけれど、こ>>続きを読む

イエスタデイ(2019年製作の映画)

3.0

誰もビートルズを知らなかったら、という設定のもとに描かれるビートルズ礼賛映画。本当に英国人はビートルズ好きなんだなーと思える。とりあえずビートルズの歌は覚えとけ、世界中どこでも誰もが知ってる歌だから、>>続きを読む

真実(2019年製作の映画)

3.0

カトリーヌ・ドヌーヴを撮るための映画という感じ。なので、カトリーヌ・ドヌーヴを全く見たこと無い人にはおすすめできないかも。まさに「大女優」が大女優を演じ、その女優が自分が自分を演出するような自伝を出版>>続きを読む

ハミングバード・プロジェクト 0.001 秒の男たち(2018年製作の映画)

3.2

正直、それほど盛り上がる展開ではないと思うのですが、ヴィンセントの弾丸トークと、アントンの紙一重ぶりが面白く、最後まで飽きませんでした。演技の勝利という感じ。

エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ(2018年製作の映画)

2.7

かわいいけど、イタいなー。でもそのイタさがリアリティがあっていいのかも。アメリカの中学生って大変なんだなって思いました。

アド・アストラ(2019年製作の映画)

3.2

いつでも冷静なロイが、子どもの頃に消息を絶った父に会いに海王星まで行く話。豊洲の最大箱でやってるし、内容も内容だけに派手なSFを想像してたら見事に裏切られました。ブラピとトミー・リー・ジョーンズが出て>>続きを読む

記憶にございません!(2019年製作の映画)

3.0

日本版デーヴ。ただ、二人一役じゃなくて、一人が変わるというもの。こういう時代だからこそ、突然率直で、純粋で、理想論を振りかざすダメ総理がいてもいいんじゃないかとも思ったのでした。

やっぱり契約破棄していいですか!?(2018年製作の映画)

3.6

笑ったー。こういういかにも英国的なブラックジョーク結構好き。

風をつかまえた少年(2019年製作の映画)

3.2

同日に見たインド映画とは違う意味で厳しい世界。日照りが続くと飢饉になり、一方で雨が降ると水浸しになる、そんな村で飢えに苦しみながらも勉強し、ある方法でポンプを復活させようとした少年の物語。図書館が非常>>続きを読む

あなたの名前を呼べたなら(2018年製作の映画)

3.2

身分制がなくなっても、社会に染み付いた身分的な感覚はなかなか無くならないんでしょうね。特に人の出入りの少ない田舎であればあるほど、固定的な観念は変化しない。一方で、ラトナはそれを諦めとともに受け入れつ>>続きを読む

イソップの思うツボ(2019年製作の映画)

2.5

期待値高くなりすぎちゃったかなー。伏線があざとすぎて、驚きが無いというか、残念な感じでした。

天気の子(2019年製作の映画)

2.7

お父さん2箇所目はわからなかった。楽しんで、東京観光(聖地巡礼)すると良いかもです。知ってる場所たくさん出てきた。銀座三越のみのりカフェとか。銀座のビルの上の神社とか。
あ、どうでもいいけど東京のお盆
>>続きを読む

存在のない子供たち(2018年製作の映画)

3.3

身分証がなく、学校にも行けず、その日暮らしをするしかない子どもたち。どうすれば、彼らのような人たちは普通に暮らすことができるのかと考えてしまいます。ゼインが夢見たようによその国へ行くことなのでしょうか>>続きを読む

新聞記者(2019年製作の映画)

3.5

昨日、朝日が一面トップでハンセン訴訟、国が控訴へという記事を出しました。誤報でした。この映画見てたらそれを思い出しました。ミステリーとしても良い出来だったと思うし、何度か出てくる「国のため」の「国」っ>>続きを読む

ニューヨーク 最高の訳あり物件(2017年製作の映画)

3.2

ニックという本当クズな男はこの物語には全く関係なくて、女性の敵は女性をコミカルに表現する物語。ニックの前の妻とつい最近離婚することになった妻はある意味女性のステレオタイプを極端に表したものなのでしょう>>続きを読む