hiroki721kojimaさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

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メアリーの総て(2017年製作の映画)

3.0

フランケンシュタインの作家であるメアリー・シェリーの半生を描いた作品で主役はエル・ファニング。夫のパーシー・シェリー役はダグラス・ブース。小説フランケンシュタインが誕生するまでのストーリーだが、とても>>続きを読む

(2016年製作の映画)

2.7

作品ごとに雰囲気が大きく違う映画を撮る大森立嗣監督。今回はとても重々しい内容で役者の演技力が際立つ。特に瑛太の演技力は本当に特筆すべき存在感。
そしてみなさんレビューで書かれている通りテクノ音楽が大音
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ゲド戦記(2006年製作の映画)

2.5

宮崎駿の息子、宮崎吾朗の初監督作品で、「世界の均衡」だとか「命を大切に」だとか今のコロナ禍に響く言葉だと思うが、やはり何かもう一つ映画の魅力が足りてない気がする。子供向けでは無いジブリ映画は他にもある>>続きを読む

グレート・ビューティー/追憶のローマ(2013年製作の映画)

3.2

とにかく圧巻の映像美でローマの景色もそれ以外のシーンも音楽と合わさって拘りが凄い伝わってくる。また、俳優は年配の方が多いが、なんとも言えない色気がある。ストーリーもテーマが奥深く文学的で訴えてくるもの>>続きを読む

オーバー・ザ・ブルー・スカイ(2012年製作の映画)

3.1

ミュージシャンの男とタトゥーデザイナーの女の恋愛から結婚、出産経て別れの時までを描いた作品。時間軸はシャッフルして描かれている。
全編を通して生粋のカントリーミュージックが流れて歌や演奏のシーンを挟み
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マッチポイント(2005年製作の映画)

2.8

ウディ・アレンが初めてイギリスで撮影した新境地の映画。愛欲に落ちた不倫の怖さを題材に人生の運を見事に描いている。
スカーレット・ヨハンソンもエミリー・モーティマーもハマり役でこの監督は配役センスも抜群
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海賊とよばれた男(2016年製作の映画)

3.3

出光興産の出光佐三をモデルにした映画。油売りが大企業へと成長する過程を描いており、戦後の敗戦を乗り越えた人々の熱い思いを俳優陣が演じている。迫力あり見応えありの映画でとても巧くまとめられている。

岳 -ガク-(2010年製作の映画)

2.9

小栗旬と長澤まさみが主演で、山岳遭難救助隊の活躍と山を愛する人たちで綴られた映画。ストーリー的にはわかりやすく単純なものだが、過酷なロケ撮影をこなした役者は立派。演技もなかなかのもので見応えあり。しか>>続きを読む

イヴ・サンローラン(2014年製作の映画)

2.8

イヴ・サンローランとピエール・ベルジェの関係が深くしっかりと表現されている。
時代との関係もあっただろうけど、イヴのその才能は素晴らしく、それに惚れ込んで経営で実力を発揮するピエールも凄い。
「ココ・
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カポーティ(2005年製作の映画)

3.3

歴史的名著で当時としては斬新な一冊「冷血」を書き上げるまでの自伝的作品。
動機が何なのか?閃きなのかそこはわからないままだったが、映像や脚本も丁寧でとても入り込めた。演技が巧すぎてカポーティ本物の映像
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獣は月夜に夢を見る(2014年製作の映画)

2.3

映像の色味など見せ方が良く、世界観を作り出している。俳優陣の演技や全体的なミステリアスな雰囲気も良い。私的には苦手な映画だが、たまには良いか。

危険なメソッド(2011年製作の映画)

3.6

偉大なフロイトとユングの心理学、心の病、精神学という難しい題材を端的に優雅さを持って表現している。監督の手腕と俳優陣とくにキーラ・ナイトレイの演技は特筆すべきもの。
無意識に着目しての心の病の治療、そ
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ゴーン・ベイビー・ゴーン(2007年製作の映画)

3.1

ベン・アフレックの初監督作品で主演は弟のケイシー・アフレック。警察の汚職を扱っているが、脚本が秀逸で展開が巧み。最後まで楽しめる作品。脇を固める俳優陣もモーガン・フリーマンなど素晴らしい俳優ばかり。

ナチスの愛したフェルメール(2016年製作の映画)

3.5

個人的に好きで展覧会で何度も見たフェルメール。その贋作者ファン・メーヘレンの半生を描いた作品で作中にフェルメール達の絵画が出てきて楽しい。映画のストーリーは儚いが、これだけの技量があっても芸術は独創性>>続きを読む

シェフ!~三ツ星レストランの舞台裏へようこそ~(2012年製作の映画)

2.7

フランス三つ星レストランのシェフの葛藤が面白い。星を失わないように努力する。久しぶりのジャンレノ。軽く楽しめる作品です。

オール・イズ・ロスト 最後の手紙(2013年製作の映画)

3.2

1人の老人がただ生きることを表現した作品。ヨットで大洋の上にただ1人。
とてもリアリティのある演技と演出で素晴らしい映画である。
アーネスト・ヘミングウェイの「老人と海」を思い出した。テーマは少し違う
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白い帽子の女(2015年製作の映画)

3.0

アンジョリーナ・ジョリー監督作品で主役はブラッド・ピットとアンジー。倦怠期の夫婦を演じる2人のやつれ具合がリアル。作中の設定は別の地だが、撮影地は実際に2人が結婚当初に訪れた場所みたいで美しい景色が対>>続きを読む

ウインド・リバー(2017年製作の映画)

3.1

アメリカの深い闇ネイティブアメリカンが追いやられたウインドリバーという地域は実際に性犯罪や女性の行方不明者が多く、実話に基づいたストーリー。娘を殺された父親2人の会話が胸に残る。強くなければ生きていけ>>続きを読む

ハイ・クライムズ(2002年製作の映画)

2.9

アシュレイ・ジャッドとモーガン・フリーマンが主演の映画。何度目かの共演でお馴染みの2人で、映画のテーマは軍事裁判を扱ったサイコサスペンス。最後の夫と狂気ぶりにピークをもっていくために道中がなんとなく淡>>続きを読む

望み(2020年製作の映画)

3.0

深くて難しいテーマの映画。子供が事件に巻き込まれるて死ぬのか、加害者側の方が辛いのか。重犯罪の両側を抉った作品となっていて事件の絶望感を描いている。
俳優陣の悲壮感漂う演技が素晴らしく、やつれ具合が半
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あゝ、荒野 後篇(2017年製作の映画)

3.1

寺山修司の原作で菅田将暉とヤン・イクチュンが主演の映画。前後編5時間の大作の後編。

主役二人のボクシングシーンが半端なく素晴らしく身体の作り方やボクサーの動きは良い演技だ。脇を固める俳優陣の体当たり
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あゝ、荒野 前篇(2017年製作の映画)

3.1

寺山修司の原作で菅田将暉とヤン・イクチュンが主演の映画。前後編5時間の大作の前編。

元詐欺師で少年院あがり、「動」の菅田と床屋に勤め吃音症、「静」のヤン。
この二人の青春ド直球のボクサーを描いた作品
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トワイライト ささらさや(2014年製作の映画)

2.9

新垣結衣と大泉洋が主演の映画。監督は深川栄洋で内容はファンタジー。
主演二人の演技が可愛いくて、ストーリーも暖かくてほっこり見れた映画です。

フライト・ゲーム(2014年製作の映画)

2.8

リーアムニーソンとジュリアンムーアのお馴染みの共演作品。
航空保安官のリーアムが乗る飛行機がハイジャックされる内容だが、ストーリー脚本的にはイマイチか。良くあるパターンだがあっけなく収集するあたりや、
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アニー・リーボヴィッツ レンズの向こうの人生(2007年製作の映画)

3.7

女性写真家アニー・リーボヴィッツの自伝的な作品で監督は妹。
時代を切り取ってきた彼女の写真を存分に堪能できる内容で、彼女の生き方に感銘を受けた。
物語を内包しているポートレート写真がこんなにも素晴らし
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かぐや姫の物語(2013年製作の映画)

3.0

高畑勲監督作品で、らしさ全開のアニメーション。日本の古き良きと人間の悪しきが見られる、かぐや姫の物語。筆書のようなタッチのアニメでとても奥深く、日本の自然の描写は見事。

万引き家族(2018年製作の映画)

3.4

タイトル通り貧しい家族を題材にした映画。出演している俳優陣のリリーフランキー、樹木希林、安藤サクラ、松岡茉優の演技が違和感やわざとらしさがなく、万引きのシーンもとてもリアルで良い。子役たちも素晴らしい>>続きを読む

アルゼンチンババア(2007年製作の映画)

2.5

全体的にまったりとしていて良作。原作は読んでないので比較は出来ないが、役者陣の演技に助けられた作品。
全体として画面が緑がかっていて色味に違和感が最初から最後までずっとあった。ストーリーはわかりやすく
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ファースト・マン(2018年製作の映画)

3.2

セッションからララランドとこの監督の映画は本当に映像も音楽が秀逸。
アポロ11号アームストロングの月面着陸までを、家族やそれまでのロケット事故で亡くなった方など宇宙飛行士目線で見事に表現している。
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シルク(2007年製作の映画)

3.1

この映画の内容と18世紀の時間速度を表現された様にゆったりとした流れ。坂本龍一の音楽もマッチしている。
それにしても俳優陣が凄い。キーラナイトレイと芦名星のこの時代に合わせた演技と役所広司とマイケルピ
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ケープタウン(2013年製作の映画)

2.8

アパルトヘイト前後の南アフリカ、治安が最悪のケープタウンを舞台にしたサスペンス映画。俳優陣の演技は無難なところ。原作「zulu」を元にした映画で緊迫感もあり展開もテンポが良い。題材的には非常に重く、ラ>>続きを読む

インポッシブル(2012年製作の映画)

3.3

スマトラ沖地震の津波に巻き込まれた家族の実話を元に作られた映画。
家族の絆と苦境を乗り越える中で成長していく子供たちがまた逞しくて素晴らしい。
映像もリアルで緊迫感が伝わってくる。自然の怖さと人間の暖
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女たちは二度遊ぶ(2010年製作の映画)

2.7

行定勲監督のショートムービーを集めたような作品でリアルさとファンタジーを兼ね備えた作品。恋愛がテーマだが小説家役のユースケサンタマリアがコミカルを表現していて映画全体のバランスも良い。ストーリーに各女>>続きを読む

北のカナリアたち(2012年製作の映画)

2.8

映画の物語や俳優陣の演技自体は普通だが、吉永小百合さんの存在と豪華メンバーの俳優陣、そして何よりカメラワークが映画を支えている。撮影は過酷だったと思うが、北の大地の風景が美しく素晴らしい。古き良き日本>>続きを読む

リバーズ・エッジ(2018年製作の映画)

3.1

それぞれに悩みや爆発寸前の葛藤を抱えた学生の若者たち。いじめ、セックス、ドラッグ、暴力、歪んだ愛に過食症と、とにかくなんでもありのストーリーで行き場のない葛藤を見事に表現している。行定監督に今までない>>続きを読む

億男(2018年製作の映画)

2.7

映像は派手なシーンも多いが、内容的にはお金についての哲学。豪華キャストで、胡散臭いメンバーの役をやっているため、皆さんコメディっぽさはあるが楽しめた。