偽キースさんの映画レビュー・感想・評価

偽キース

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ハイ・ライフ(2018年製作の映画)

3.8

果たして、残酷とは何なのか。
自由を奪われて漂流を続ける二人の最後の選択は、自由な意志なのではないか。

こわれゆく世界の中で(2006年製作の映画)

4.0

誠実、について考えた。あと、ついていい嘘、について。女優ふたりはさすが、だ。

月と雷(2017年製作の映画)

3.5

どんな境遇であれ、人は孤独を受け入れざるをえないのだ、と思う。その一点で、好きな映画だった。

マリアンヌ(2016年製作の映画)

4.1

コティヤールが美しい。それだけで十分、な気がする。

アネット(2021年製作の映画)

3.5

青山真治が絶賛してたから観た。さほど、だった。クラックス愛で感動したのかもな、と。自分に眼力がないのかもしれないが…

ウッドストックがやってくる!(2009年製作の映画)

3.9

経験出来なかった青春は美しく見える。自由とは解放だよな、やっぱり。

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ(1984年製作の映画)

4.1

封切り以来の二度目。老い、青春、深い喪失。苦い読後感だが、騙されてもなお、残り続けるだろう美しさがあった。

リスボンに誘われて(2012年製作の映画)

3.9

リスボンに無性に行きたくなった。何かいいことあるかもしれない、と。

蒲田行進曲(1982年製作の映画)

4.0

40年ぶりに眠れない夜に。レクイエムだと思った。イノセンス、大部屋、昭和、それでも階段落ちをやる者、やらせる者。みんな、もはや、この世にはない。
松坂慶子が可愛すぎ。深作欣二は自分の愛人を最上に見せる
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彼女がその名を知らない鳥たち(2017年製作の映画)

3.9

蒼井優は低音、高音、甘え声、怒鳴り声、いろんな声を使い分けられ、そのすべてが魅力的な稀有な女優だと思った。読後感、悪くない。

アンモナイトの目覚め(2020年製作の映画)

4.0

劇場で見忘れて。上手い役者が演じる映画なのにもったいなかった。イノセンスの残酷。単なる同性愛ではなく、関わりを必要とする人間の根幹を感じたりもした。切なくもあり、それでもと思わせるところもあり、好みで>>続きを読む

(2016年製作の映画)

3.0

俳優2人は素晴らしい。が、時系列なのでシーンがやや説明的、単純に見える。今、から入る脚本の方が重厚さや複雑さが出たのでではないか。さらには、映像もリアリズムに徹した方が強かったように思う。

女と男の観覧車(2017年製作の映画)

3.9

ウディ・アレンがなぜかような殺伐(乱暴に言うと)な物語を撮ったのか、とても関心がある。もしかして、自身の人生の反省、だったりして…
ケイト・ウィンスレットは相変わらず上手い。凄い俳優だと改めて思った。

レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)

4.5

キレっキレですね。タランティーノ。暴力満載の中のイノセンス。喋りっぱなしの中の沈黙。血みどろのホワイト。

リバーズ・エッジ(2018年製作の映画)

4.2

岡崎京子好きゆえ、高評価。監督も手練れだし、さすが。ロジックではなあか感情の揺れを表現するのが俳優だとすれば、監督の演出と相まって、邦画の水準を遥かに超えていたと思う。

さよなら渓谷(2013年製作の映画)

3.9

悪くはないが、ラストのあれはない。答えがどちらか観てる側に投げるなんて、ちと安くはないか?真木よう子の声がいい。

切腹(1962年製作の映画)

4.6

私ごときが何も言えることなどない。近年の邦画にある脚本・設定の安易さ、安っぽい泣かせ、演者の人物造形の浅さ、の極北にある傑作。橋本忍、すごい…

生きちゃった(2020年製作の映画)

3.1

大きなことを描きたかったのかもな、とも感じたが、やや設定が陳腐か。終わり方も、あれでいいのか、と思った。放り投げるにしては寓話化されてないというか…

火口のふたり(2019年製作の映画)

3.7

やりまくる、やらねば生きられない、切迫した美しさは感じました。ラストカットと、会話に挟み込まれる左翼臭は荒井晴彦の限界でしょう。

デッド・ドント・ダイ(2019年製作の映画)

3.2

やや政治的というかステイトメントでしょうかね、ジャームッシュにしては。

マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

4.1

寂しくもあり、悲しくもあり、切なくもあり、そしてリアルだ。

主戦場(2018年製作の映画)

3.9

知らないことはほとんどなかったが、面白かった。正しいことを言ってる映画だと思いましたが、すごいとまでは思わなかった。映画館にネトウヨが来るような映画なら、なお良かったのに。

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

3.8

ま、泣きはしませんでしたが、泣いてる人たくさんでしたね。フレディを可愛そうな人と設定することで、観てる側を共感に引きずり込む。そんな映画かと。
クィーンの音楽にはさほど惹かれませんが、クィーンには、い
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タクシー運転⼿ 〜約束は海を越えて〜(2017年製作の映画)

3.9

正しいテーマを描いた作品だが、映画だけで評価するならば、ウェルメイドすぎたかな、という感じです。俳優は味がありましたが。

ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書(2017年製作の映画)

4.1

泣けたよ。
だがそれは、我が国では殆ど一度も獲得したことのない高邁な思想と行動だから。そして、僅かにあったものの、今や死滅しかかっている理念だから。
っつうか、安倍明恵に何度も見せて洗脳するしかないん
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15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)

3.9

本人、演技うまい。
もちろん、やや平板ではあるが、ある種の勇気を与える映画であることは間違いない。こういう映画も作るイーストウッドは、やはり凄いな。

ウィンストン・チャーチル /ヒトラーから世界を救った男(2017年製作の映画)

3.9

安倍晋三と昭恵に見てもらいてーな。国家を運営せねばならぬ者の屈託と孤独と覚悟を。ま、誤読すんだろーけど。

アンダー・ザ・シルバーレイク(2018年製作の映画)

3.9

よくまあ、140分引っ張る話に作り上げた、と感心。マルホランドドライブ、には敵わないような気がしたが。ディストピア感は好みでした。

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