ヒロニカさんの映画レビュー・感想・評価

ヒロニカ

ヒロニカ

ザ・ホエール(2022年製作の映画)

4.5

凄かった……

主人公の自分本位さが特に矯正されていかず、そのまま芸術的勢いで(あえて書くなら彼の核心にある素朴な思いの輝きによって)結末に突っ込んでいく。この説明しきれない渦のような感じが好き。
>>続きを読む

バビロン(2021年製作の映画)

4.2

「いろいろなカット」が劇中で試されていき、これ意識してやってるんかな…と思っていると終盤加速的に映画の映画であることを隠さなくなっていき、やっぱそうなんじゃん!となるニクい映画だった

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

4.5

オイ‼️マジすげ〜

人生のありえた可能性…というテーマでララランドを思い出すが(それも好きなんだけど)、そのように鑑賞者の共感に着地させず、一方でそれを利用しながら、「多宇宙を経た自我が見つける愛」
>>続きを読む

グランツーリスモ(2023年製作の映画)

4.3

ブロムカンプが「え?」みたいなお題でストレートに凄い映画撮っててビックリした

ゴッホ~最期の手紙~(2017年製作の映画)

4.0

この映画を描いた画家の人々がゴッホの筆致から感じ取った動き、情動や光を、次に油絵を見る時僕も感じられるような気がしてくる。

イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

4.8

面白すぎるし、実質スリービルボードじゃんと思ったらマーティンマクドナー監督だった。。。。

人の愚かさを至近距離で一歩も引かずに描いて、安易な落ちをつけず舞台世界にぶつけていく…新たな古典の誕生を観て
>>続きを読む

アテナ(2022年製作の映画)

4.0

カリムがあまりにも窪塚洋介、リアルすぎるメイキング、怒り、勢い…メイキング見た後の方がビリビリ来る映画は初めて

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

意味不明な生物を前にした時に全員引いてるのがなんか良い

トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

一番最後のルースターの台詞で、この映画が全部グースの物語だったことが明らかになってジーンと来てしまった。誰もがグースを想い、またグースもルースターを通じてマーヴェリックを見守っている…

地下に潜む怪人(2014年製作の映画)

3.7

オカルト的に面白いし、主人公が相当な勢いでやっていくので怖すぎなくてGOOD

カーター(2022年製作の映画)

3.0

短編で観たら凄い!って思うカメラワークが2時間続き、もういいよ!!って思い続けることになる無茶苦茶な映画

アナザーラウンド(2020年製作の映画)

4.0

破滅の予感が終盤までずっとヒリヒリ漂ってて観ていて気が気でなかった。音楽が全部劇とリンクしているのもいい。それはそれとして友達と飲みながら観たい。中高年の友情の映画

コロンバス(2017年製作の映画)

4.0

美への情熱、頭でっかちで、人生を左右する選択、周囲からは大した事に見えなくても、自分には大事で…そんな事も青春だったんだなと思った。
大好きだった建築家の本を買い直そう

ANIARA アニアーラ(2018年製作の映画)

3.8

星新一を読んでる気持ちになる。自宅引きこもり生活をやった後だと納得度が違う

誰がハマーショルドを殺したか(2019年製作の映画)

3.8

えっどうすんのこれ…って思って見てたら監督もえっどうすんのこれ…ってなって終わる衝撃のドキュメンタリー

THE MOLE(ザ・モール)(2020年製作の映画)

4.5

「なんでここまでやるの!?」が最初から最後までエスカレートしていく狂ったドキュメンタリーだった

>|