hiroshさんの映画レビュー・感想・評価

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君の名は。(2016年製作の映画)

4.1

オープニングからジェットコースターのように引き込まれ、物語の世界観に没入するあたり、とても気持ちいいはじまり。
ストーリーは当然「転校生」を思わせる着想なんだけど、それを軽くオマージュしながらうまく裏
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コラテラル(2004年製作の映画)

3.7

正直、このレビュー書くまで、このタイトルをココテラルとか、ココラテルとか。正確に言えなかったのと、映画の内容もきっと「カクテル」っぽい映画なんじゃないか?くらいな気分で観劇。

いい意味でも裏切られつ
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たそがれ清兵衛(2002年製作の映画)

3.7

真田広之、宮沢りえ競演の映画。
本当にいい映画でした。

賢く出世し生きることだけが、いい人生じゃないんだって、心にしみてきました。
不器用に誠実な生き方を通した清兵衛の生き様とそんな清兵衛に惹かれる
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アメリカン・ビューティー(1999年製作の映画)

3.2

正直、痛い映画だった。

まるで細かいガラスの上を素足で歩いているのに、社会という床が空回りしていて、傷つけたくないものを傷つけてしまうような。

でも、ただアメリカの現代社会を皮肉っている映画なのに
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閉ざされた森(2003年製作の映画)

3.5

この映画は何度も見返しても楽しめるほど、幾重にも重なったトリックにまず驚かされる。

ストーリーはレンジャー部隊の訓練中に森で起きた殺人事件を解いていく、ミステリーサスペンスもの。
きっと、この映画を
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ヘンゼル&グレーテル(2013年製作の映画)

3.1

なんじゃこりゃ。先日観た赤ずきんも面白かったけど、これはさらに斜め上行ってます。

主人公のジェレミーレナー。老けさせたら、今年の作品で最後のジェームスボンド(ダニエル・クレイグ)みたい。なんとなく、
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ロード・オブ・ウォー(2005年製作の映画)

3.8

この映画、僕の中ではかなり評価高いです。観るべき映画の一つ。

初めはニコラスケイジのB級臭のする映画かなと思いきや、最後まで全く飽きさせない展開で、とても色々考えさせられる内容でした。

簡単には、
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ヘルタースケルター(2012年製作の映画)

3.6

ヘルタースケルターは岡崎京子原作の「芸能界(ビジネス)」の闇をモチーフにした映画。

「モデル」や「タレント」といった「商品」を作り出し、祭り上げては叩きおとす。その過程でひとりの人間の人格が壊されて
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トランセンデンス(2014年製作の映画)

3.2

人工知能が発達して、コンピューターが感情や自我をもちはじめたらどうなるか?

そして、それが世界中のネットワークに接続し、すべての英知を集合しはじめたら?

「コンピュータが人間の知能を超える日」
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リトル・ミス・サンシャイン(2006年製作の映画)

3.3

この映画を観て思い直したことがあったのですが、家族が一緒に過ごす時間の大切さというか、幸せそうに暮らす事が大切なのではなく、多少面倒でもとにかく一緒に暮らす事の大切さがあった気がします。

一緒に過ご
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孤高のメス(2010年製作の映画)

3.8

いいなぁ。日本映画って。本当に良い映画。良いキャスティング。

テーマは、荒廃していく医療業界にあって信念を貫く一人の外科医師と看護師の話。

恋愛もロマンスもない映画だけど、相手を敬愛してやまない気
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わたしを離さないで(2010年製作の映画)

3.7

あけましておめでとうございます。
新年の最初の映画は、「わたしを離さないで」にしました。すごく悲しくて切ない映画なのですが、目を背けずに前に進む覚悟を得ることができたような、とても考えさせられる良い作
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エクス・マキナ(2015年製作の映画)

3.6

これからの時代、悪役や善人らしき人が登場して犯人探しをするサスペンスのように、人間と人工知能のどちらを信じるべきか?
どちらが正しいのか?を題材にしたストーリーが乱造される気がする。

それくらい、人
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アバウト・シュミット(2002年製作の映画)

3.7

定年を迎え余生をキャンピングカーで夫婦水入らずの生活をしようとした矢先に妻に先立たれてしまい途方にくれる主人公シュミット(ジャック・ニコルソン)。
シュミットをひとり乗せて走るキャンピングカーが哀愁た
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映画 鈴木先生(2012年製作の映画)

3.8


平成版金八先生というのか、とても今風な教育フィクションが面白くてドラマは3度ほど見たのですが、その劇場版。

ドラマで人物のディテールは描けてしまったので、劇場版はイシューに焦点を当ててるようで、今
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ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)

3.5

正直前半は奇想天外な展開に面白さがわからず、二度ほど中断したんだけど、後半になってこの面白さと魅力に気づき、終わってみると大好きな映画に。

特に前半は主人公とフィアンセの性格の不一致さをみるだけで、
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セッション(2014年製作の映画)

4.2

主人公のマイルズ・テラー。この映画のためにドラム特訓したって本当だろうか?だとしたら本当にすごい。

作中にスティックから切れた手の血しぶきが飛ぶシーンがあるんですが、本人のものらしく、迫真に迫る演技
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ビューティフル・マインド(2001年製作の映画)

3.5

もし、予備知識なければ、なにも調べずそのままぜひ見て欲しい。名作です。


先日、訃報のニュースが飛び込んできた、ジョン・ナッシュ。統合失調症の天才数学者の半生を描いた映画。

実在する人物を描いた映
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ものすごくうるさくて、ありえないほど近い(2011年製作の映画)

4.0

「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い。」正直映画タイトルにピンとこなくてスルーしていたんだけど、これがなかなか良い作品。

自閉症の主人公の冒険を通じて、家族や社会がそうした子供とどんな風に関係
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ベンジャミン・バトン 数奇な人生(2008年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

赤ちゃんになって記憶が消えていく。あぁ切ない。最後の赤ちゃんに戻っていくシーンが、いまの自分にはとても印象に残った。

赤ちゃんを抱いていて、「この記憶は大人になったら消えてしまうのだろうか?」と思い
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