ABBAッキオさんの映画レビュー・感想・評価

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惑星大怪獣ネガドン(2005年製作の映画)

3.7

 2005年粟津順監督。完全CGで作られた短編特撮映画。すべてを粟津氏が作ったとのことで、舞台となっている昭和百年を記念してYoutube限定公開を視聴。昭和テイストの特撮をCGで再現する試みで、20>>続きを読む

爆弾(2025年製作の映画)

4.2

 2025年永井聡監督。呉勝浩原作の映画化。原作も永井監督作も未見だったが、予告編に惹かれて封切り視聴。日本でこのレベルのサスペンス・ドラマが作られたのを率直に喜びたい。特に90分ぐらいまでは「セブン>>続きを読む

桃太郎 海の神兵 デジタル修復版(1945年製作の映画)

3.5

 1945年松竹映画。近々公開予定の「ペリリュー 楽園のゲルニカ」と合わせて話題になっていたのでUNEXTにて視聴。海軍の委嘱で44年末に完成し、45年4月に公開された、日本初のアニメ長編映画とされる>>続きを読む

劇場版 チェンソーマン レゼ篇(2025年製作の映画)

3.7

2025年𠮷原達矢監督。藤本タツキの原作をアニメ化。原作未読だが、自分の欲望をもてあましつつ生きている16歳の主人公デンジが特殊な能力をもつらしいチェンソーマンとなる。本作はそのデンジを手玉にとるレ>>続きを読む

ほんとにあった!呪いのビデオ3(2003年製作の映画)

3.0

 2003年中村義洋・鈴木謙一監督。第1話の白い女の検証、という話で入りながらも投稿ビデオを次々見せる手法が確立した感。見えているのか見えていないのか見えにくい感じが、リアリティを感じるのかしょーもな>>続きを読む

ほんとにあった!呪いのビデオ2(2003年製作の映画)

3.0

 2003年中村義洋、鈴木謙一監督。前作を受けて「見たら不幸になるビデオ」を紹介。ほんのろシリーズ化の上で重要な一作だろう。作り方がだいぶしっかりして、中村監督の語りも慣れてきた印象。

ほんとにあった!呪いのビデオ(2003年製作の映画)

3.2

 2003年中村義洋・鈴木謙一監督。「見える子ちゃん」の刺激で改めて中村監督の原点「ほんのろ」に興味を持ってUNEXTにて視聴。中村監督が若いし、「とでもいうのだろうか」の言い方(中村さんではない?)>>続きを読む

ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃(2001年製作の映画)

3.3

 2001年金子修介監督。いわゆるミレゴジ・シリーズの中では比較的評価の高い本作、平成ガメラで著名となった金子修介が監督。新山千春と宇崎竜童がテレビレポーターと自衛隊トップの娘と父。第1作のゴジラ襲撃>>続きを読む

見える子ちゃん(2025年製作の映画)

3.8

 2025年中村義洋監督。泉朝樹原作マンガの実写化。封切りで見損ねたのでアマプラ配信を視聴。原作を思い切って改編し、学園物7、ホラー味3といった比率になっているが、とても成功していると思う。特に演出が>>続きを読む

劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来(2025年製作の映画)

4.0

 2025年吾峠呼世晴原作マンガをufotableがアニメ化(外崎春雄監督)。大ヒットアニメの完結編劇場版3部作の第1作。ようやく視聴したが予想通り令和時代のアニメ映画として最高峰だろう。3Dと2Dを>>続きを読む

バンパイアの惑星(1965年製作の映画)

3.8

 1965年イタリア映画。ジャッロ・ホラーの開祖といっていいマリオ・バーヴァによるSFホラー。SFとホラーを本格的に組み合わせた最初の作品かもしれない。エイリアンの元ネタ説があるようだが、確かに骨組み>>続きを読む

千夜一夜物語(1969年製作の映画)

3.8

 1969年山本暎一監督。手塚治虫総指揮で製作された大人向けアニメ映画。やなせたかしが朝ドラのテーマになっているためか、Youtube上での期間限定公開を視聴。日本製アニメ映画の走りともいえる歴史的作>>続きを読む

シルミド/SILMIDO(2003年製作の映画)

3.8

 2003年カンウソク監督。1968年1月、北朝鮮秘密工作部隊が韓国に潜入、青瓦台の朴正熙大統領暗殺を試みたが失敗。朴政権は金日成暗殺のために死刑囚などを集めた秘密部隊を無人島シルミドにて訓練する。し>>続きを読む

リアル鬼ごっこ(2007年製作の映画)

3.3

 2007年柴田一成監督。山田悠介原作の映画化。名前は知っていたが未見だったのでYoutubeで視聴。ある日佐藤姓の人間が一斉に死に始め、その背景にはパラレルワールドで独裁者が佐藤姓に対してリアル鬼ご>>続きを読む

シャッター(2008年製作の映画)

3.0

 2006年アメリカ。落合正幸監督がハリウッドで製作したが撮影は日本という変わったJホラー風映画。Youtubeで日本語吹き替え版視聴。カメラマンと新婚の妻が運転中に女性(奥菜恵)をはねたが、その姿は>>続きを読む

大長編 タローマン 万博大爆発(2025年製作の映画)

3.8

 2025年藤井亮監督脚本。NHKで放送され人気が出たタローマンを劇場映画化。それだけで本気か?と思わせる企画だが、実際成立させているのが凄い。割引デーの都内での鑑賞だったが小さめのシアターが結構埋ま>>続きを読む

死国(1999年製作の映画)

3.2

 1999年長崎俊一監督。名前は知っていたが見たことはなかった。KadokawaのYoutubeにて視聴。結構Jホラー初期の映画だったんだ。当然ながら夏川結衣も筒井道隆も栗山千明も若い。高校時代に東京>>続きを読む

呪怨(2002年製作の映画)

3.7

 2002年清水崇監督。日本のJホラーでもリングと並んで最も有名な作品になった。昔見たが、改めてVシネ版から続いてみてようやく分かる点が多い。いきなり佐伯家の惨劇のイメージ映像から始まり恐怖シーンの登>>続きを読む

呪怨2〈4K:Vシネマ版〉(2000年製作の映画)

4.0

 2000年清水崇監督。呪怨シリーズの出発点となったVシネ版カルト・クラシック。今回25周年ということで4K版劇場公開を視聴。
 2の最初20分程度は1の最後の「伽椰子」と「響子」の繰り返しといういか
>>続きを読む

呪怨〈4K:Vシネマ版〉(2000年製作の映画)

4.0

 2000年清水崇監督。呪怨シリーズの出発点となったVシネ版カルト・クラシック。今回25周年ということで4K版劇場公開を視聴。
 学校の怪談で使ったキャラクターを利用して2本撮りホラーとしたものだが、
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ウルトラセブン Legend(2023年製作の映画)

4.0

 2023年。ウルトラセブン55周年を記念した制作秘話ドキュメンタリー。UNEXTにて。内容的にはこれまでも語られ、記録されてきたことが多いが実際のキャスト、スタッフがカメラの前で語るのはやはり迫真性>>続きを読む

近畿地方のある場所について(2025年製作の映画)

3.7

 2025年白石晃士監督。近年は毎年夏に白石監督作品が見られてうれしい。おととしは「コワすぎファイナル」、昨年は「サユリ」、そして今年は本作。特に本作は背筋原作がホラー作品として大ヒットし、背筋をイン>>続きを読む

帰郷(1978年製作の映画)

4.3

 1978年アメリカ。この時代に多数作られたベトナム帰還兵映画の一つでハル・アシュビー監督の代表作。アカデミー賞の主演男優、主演女優、脚本賞を受賞という名作。ベトナムに出征することになった将校(ブルー>>続きを読む

呪怨 黒い少女(2009年製作の映画)

3.0

 2009年安里麻里監督。呪怨Vシネ10周年を記念して制作された2部作の一つ。加護亜依などのオムニバス風。もう一つの「白い老女」とストーリーが交錯。

呪怨 白い老女(2009年製作の映画)

3.0

 2009年三宅隆太監督。呪怨のVシネ版10年を記念したスピンオフ作品で、Vシネ版4K上映を記念してYoutube版を視聴。ジャンプスケアで終わる短いエピソードをつなぎ合わせて次第に脈絡がついてくる手>>続きを読む

チーム★アメリカ/ワールドポリス(2004年製作の映画)

3.8

 2004年アメリカ。イラク戦争開戦翌年にアメリカを皮肉った風刺映画。サンバーバードを思わせる人形劇で世界警察を気取るアメリカがいきなりパリでイスラム系テロリストを退治するがその際に住民やルーブル美術>>続きを読む

ジャックと悪魔の国(1962年製作の映画)

3.6

 1962年アメリカ。イギリスで王家乗っ取りを企む悪漢が悪魔の力で王女を誘拐しようとするのを農民の英雄が助ける民話を題材とした特撮映画。ハリーハウゼン流のストップモーションはもちろん今となっては迫力不>>続きを読む

怪談かさねが渕(1957年製作の映画)

4.0

 1957年中川信夫監督。新東宝で中川信夫監督が撮影した怪談第1作として記念すべき作品。もともとは落語の圓朝の因縁話だったのを川内康範が脚本化。金貸しを殺した武士の息子と金貸しの娘が互いに素性を知らず>>続きを読む

(2000年製作の映画)

3.7

2000年阪本順治監督。時効直前まで逃亡を続けた福田和子の半生を原案に、藤山直美が演じる。テレビで途中から見た記憶があるが、最後の祭りの場面が印象的。もう一度始めから見たいが配信はないのかな。

仮面ライダーJ(1994年製作の映画)

3.5

 1994年雨宮慶太監督。東映バンダイ合作の仮面ライダー第2作。前作同様50分弱で、別ストーリーだが2作でペアと考えていいだろう。のっけから善悪の対決に入り、仮面ライダーの典型的フォーマットに収めてい>>続きを読む

仮面ライダーZO(1992年製作の映画)

3.8

 1992年雨宮慶太監督。真に続いてライダー20周年記念作とされているが、こちらは東映とバンダイの共同製作で前作とは無関係。ただ、カルト・クラシックのゼイラムを作った直後の雨宮監督だけあってさすがにラ>>続きを読む

真・仮面ライダー 序章(1991年製作の映画)

3.1

 1991年辻理監督。仮面ライダー20周年記念作で、石ノ森プロと東映の共同製作。石ノ森章太郎もチョイ役で出演している劇場版仮面ライダー。UNEXTにあったので視聴。BlackやRXの世界観に近い。スト>>続きを読む

おかしなおかしな石器人(1981年製作の映画)

3.5

 1981年アメリカ。リンゴ・スター主演で舞台を原始社会に設定したパロディ映画。主人公たちが火を使うことを知るシーンが2001年宇宙の旅のパロディになっているのが笑えた。そこから調理や音楽を知り、と文>>続きを読む

恐怖のメロディ(1971年製作の映画)

3.8

 1971年アメリカ。イーストウッド初監督作。NHKーBSにて鑑賞。西海岸の港町でDJをする主人公が、ファンの女性と一夜を過ごすとその女性が恐ろしいストーカーになって、という話。今の時代にはありふれた>>続きを読む

ファミリー・ゲーム/双子の天使(1998年製作の映画)

3.7

 1999年アメリカ。離婚して父母に分かれて育てられた双子姉妹が偶然出会い、父母を元に戻そうとするディズニーのファミリー・コメディ。実は「罠にかかったパパとママ」という作品のリメークだが、10代で子役>>続きを読む

妖婆 死棺の呪い(1967年製作の映画)

3.7

 1967年ソ連。子供時代にテレビで何度か見た懐かしい映画。ゴーゴリ原作の民俗奇話を映画化したもの。ソ連体制下でも多少の自由化が見られ、こうした娯楽映画を作れる時代があったということだろう。夏休みに帰>>続きを読む