tacorinさんの映画レビュー・感想・評価

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麻雀放浪記(1984年製作の映画)

4.0

 1984年角川映画。初期の鮮烈さを失ってきていた角川映画の80年代の名作の一つだろう。阿佐田哲也の原作をイラストレーターの和田誠が監督した映画。素人監督の一作目はうまく行かないことが多いが、この作品>>続きを読む

ブレア・ウィッチ(2016年製作の映画)

2.5

 2016年アメリカ映画。POVによるモキュメンタリーのブームを作ったブレア・ウィチ・プロジェクトの正統な続編、との触れ込み。たしかに前作の主人公ヘザーの弟ジェームズが主人公で話がつながっているという>>続きを読む

復活の日(1980年製作の映画)

3.6

 1980年角川映画、深作欣二監督。角川春樹は小松左京原作の「復活の日」を映画にしたくて角川映画を始めたという。76年「犬神家の一族」から始めた映画制作が4年後に目標に到達したことになる。製作費25億>>続きを読む

悪魔の手毬唄(1977年製作の映画)

4.0

 1977年角川映画。「犬神家の一族」で始まった横溝原作映画の第2弾。プロット自体は犬神家と同工異曲の見立て殺人で、その背景に遠い昔の秘密とそこから派生した因縁話。金田一はこの作品では前作に増してヘボ>>続きを読む

病院坂の首縊りの家(1979年製作の映画)

3.1

 1979年角川映画。横溝正史原作、市川崑監督、石坂浩二金田一の五作目。一作目と同じキャストが多数出ているが、演出が大げさになってしまった印象。横溝原作のもつ猟奇性と推理のバランスが猟奇性の方に傾き、>>続きを読む

パーフェクト・ルーム(2014年製作の映画)

2.9

 5人の男が共有する秘密のマンション。当然のように浮気場所になり、男女のもつれが起こる。死んでいた女をめぐり5人の秘密の関係性が明らかになっていく、というサスペンス・ストーリー。状況はそれなりに面白い>>続きを読む

蘇える金狼(1979年製作の映画)

3.2

 1979年角川映画。大藪春彦のハードボイルド小説の映画化。原作を読んだのははるか以前ではっきり覚えていないが、ストーリーは比較的忠実な印象。ただ、主人公はニヒルで冷酷な男で、コミカルな部分もある松田>>続きを読む

スノーピアサー(2013年製作の映画)

3.3

 ポンジュノだけにそれなりに見せ場は作っているが、パラサイトや母なる証明のような鋭角的な心理描写は欠いているように思う。登場人物が多すぎて感情移入がしにくく、またプロットの意外性が少なく、いささか平板>>続きを読む

交渉人 真下正義(2005年製作の映画)

3.5

 踊る、乃方は正直賑やかすぎて、長介さんの渋い演技以外は苦手。こちらのスピンオフの方は本格的なサスペンスで面白かった。犯人が使う爆破手段を解いていく頭脳戦的なところ、主演のユースケ・サンタマリアは好演>>続きを読む

マトリックス(1999年製作の映画)

4.6

 1999年制作。この作品は何十年かに一度、時代の変化を画した作品だと思う。CGの利用など映像技法もあるが、その技法を使ってヴァーチャル世界を描ききったところが新しい。それまでも発想としては非現実世界>>続きを読む

フランケンフッカー(1990年製作の映画)

3.6

 1990年フランク・ヘネンロッター監督作品のホラー・コメディ。変人の医学生がそのフィアンセに作った自動芝刈り機でフィアンセの体がバラバラに。恋人を生き返らせるために恋人の頭に娼婦の体をパーツにしてフ>>続きを読む

シャーク・ナイト(2011年製作の映画)

2.0

 サメ映画としてはハチャメチャでなく、一応スリラーぽくなってはいる。しかし誰かがサメを塩水湖に入れる必要はなく、殺人鬼を用意した方がよほど効率がいいだろう。サメにカメラをつけて高い視聴料をとるっていう>>続きを読む

アビス(1989年製作の映画)

4.3

 エイリアン2,ターミネーター、タイタニック、アバターと数々のヒット作を生みだしたジェームズ・キャメロン監督だが、映画史的な最高傑作はこの作品では。深海での極限状況下でのアクションと未知の知性体を描く>>続きを読む

ダークハウス(2015年製作の映画)

2.4

 2015年アメリカ製ホラー。宣伝ではジェームス・ワンの名前が出ているが監督は別。20年前に惨劇のあった家に、霊を信じる系の学生と否定したい派の学生が集まって降霊術を試みるが再び惨劇に、そして否定した>>続きを読む

ボディ・ハント(2012年製作の映画)

2.7

このレビューはネタバレを含みます

 2012年アメリカ映画、ジェニファー・ロレンス主演のサスペンス・ホラー。怖がらせる演出はなかなかいいと思う。ストーリーもどんでん返し要素はありで工夫している。とはいえカタルシスなさすぎ。殺人事件の生>>続きを読む

麒麟の翼 〜劇場版・新参者〜(2011年製作の映画)

3.9

TBSがテレビと映画で映像化した新参者・加賀恭一郎シリーズ。視聴はこれが最後。

放映順は
①2010 TVシリーズ 新参者 
②2011 TVスペシャルドラマ 赤い指
③2012 映画 麒麟の翼
>>続きを読む

ニュースの真相(2016年製作の映画)

3.5

 アメリカの著名キャスターだったCBSのダン・ラザーの降板のきっかけになった2004年の誤報事件を題材に2016年製作の映画。ブッシュ大統領の軍歴に政治的配慮があったとする報道を追いかけるCBS報道班>>続きを読む

美術館を手玉にとった男(2014年製作の映画)

3.5

 マーク・ランディスという希代の贋作画家を追ったドキュメンタリー。10代で統合失調症の診断を受けた彼は、美術本にあるような名作の贋作をつくり、身分を偽って慈善の形で美術館に寄付するという行為を繰り返す>>続きを読む

コーヒーが冷めないうちに(2018年製作の映画)

3.3

 だいぶ前に機内映画で見た記憶。日本映画らしい静かで心温まる映画だった記憶があるが結末が思い出せない。機内で軽く見るよりも真面目に見るべき映画だったかも。

ラーメン食いてぇ!(2018年製作の映画)

3.0

 ラーメン好きに向けた映画かな。主演二人の女優の演技は、作中のラーメンのように未熟だが魅力はある。ただストーリーは予定調和過ぎてパンチ不足。石橋蓮司の演技でようやく重みが出て、まとまった印象を与えてい>>続きを読む

黒部の太陽(1968年製作の映画)

4.1

1968年、三船プロ、石原プロ制作。戦後高度成長期を支えた水力発電の巨大工事、関電黒部第4ダムの、主にトンネル掘削工事を描いた大作。当時の俳優たちを縛っていた五社協定を離れた三船敏郎、石原裕次郎がダ>>続きを読む

バタフライ ルーム(2012年製作の映画)

2.9

 2012年映画。血塗られた墓標のバーバラ・スティールが主演し、大活躍?するというだけで見てしまった映画。スティール演じるアンという老婆が「魔女」と呼ばれるセリフなど、オマージュじゃないかと思ってしま>>続きを読む

劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

4.0

 IMAX平日夜の回で視聴。8割程度の入り。評判通り、作画、声優、音楽、すべて高いレベルの作品。前半3分の2程度が下弦の壱、魘夢との戦いで、炭治郎が主役となる。壱の魘夢が慎重な性格で、敵を完全に制圧し>>続きを読む

あいつの声(2007年製作の映画)

3.5

 未解決に終わっている児童誘拐殺害事件を、事件が時効後に映画化した2007年韓国映画。実話では裕福な家庭の子息らしいが、本作では誰もが知る有名キャスターの息子という設定。誘拐犯の執拗で、楽しむような電>>続きを読む

悪のクロニクル(2015年製作の映画)

3.6

 2015韓国。襲われた刑事が相手を殺害してしまい、それを隠ぺいする。しかしそこから刑事は深い復讐劇にはまり込んで行ってしまう、というサスペンス・ドラマ。主役の刑事課長が表情に乏しいのが、感情を押し殺>>続きを読む

ターミネーター2(1991年製作の映画)

4.0

 第1作では表情のない悪役だったシュワちゃんが超スターになり、正義の味方として復活するという離れ業を考え出した制作陣に拍手。その間に大きく発展したCG特撮をT1000の変型機能に導入するアイディアも秀>>続きを読む

サニー 永遠の仲間たち(2011年製作の映画)

4.0

 2011年韓国映画。韓国女性版「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」といった映画。1980年代の女子高校生たちが強い友情で結ばれ、30年後に死を迎えようとする一人のために仲間を探し出す、とい>>続きを読む

狂人ドクター(2017年製作の映画)

1.3

 原題のInstituteは「施設」って意味だろうと思うが、この邦題はひどい。ストーリーも全く意外性なし。監督をやった俳優の趣味作品なのかな。

哭声 コクソン(2016年製作の映画)

3.8

 國村隼が韓国の映画祭で受賞した映画として日本でも知名度が高い。ひなびた村で奇病による殺人が起き、その背景と山中に隠れ住む謎の日本人、國村の結びつきを追う刑事が主人公。謎解きがメインというよりも、羅生>>続きを読む

39 刑法第三十九条(1999年製作の映画)

3.6

 1999年松竹。殺人を犯したが、多重人格と鑑定された舞台役者、堤真一と、鑑定に疑問を抱く鑑定助手・鈴木京香が主演。検事役・江守徹、弁護士役・樹木希林。刑法39条と、精神鑑定の信憑性を正面から問うた作>>続きを読む

サイレントヒル(2006年製作の映画)

3.0

 ゲームが原作の作品らしいがゲームは未見。暗い密室に閉じ込められた主人公が、誘拐された娘を探して駆け回り、様々な恐怖に直面するストーリーはまさにゲームの作りだろう。映画として見るとストーリー性は弱いよ>>続きを読む

東京家族(2012年製作の映画)

3.4

 2013年松竹/製作委員会作。1953年の小津安二郎監督の「東京物語」の60周年に、明示的なオマージュ作品として山田洋次が監督した作品。東京に来た老夫婦が子どもたちを訪ね歩き、子どもたちの生活とのす>>続きを読む

2ちゃんねるの呪い 新劇場版・本危(2012年製作の映画)

2.0

 自分でも意外だが、プロット自体はそれほど悪くないと思った。事故物件ネタから始まり、最後のオチまで一応筋が通っている。まあ2チャンネルが関係ないのは問題だが。もっと問題は一杯あって、俳優の演技、チープ>>続きを読む

壬生義士伝(2002年製作の映画)

2.8

 2002年製作。浅田次郎原作の映画化。最後の30分とそれまでではかなり脚色が異なる映画。前半は中井演じる吉村貫一郎という南部藩脱藩武士が新撰組に加入し、佐藤浩市演じるニヒルな剣士斉藤と友情を育み、新>>続きを読む

疑惑(1982年製作の映画)

4.3

 1982年松竹映画。1980年代日本映画の傑作の一つだろう。脚本と主演女優二人の配役が抜群。桃井の怪演が圧倒的だが、凜とした岩下の受けも負けていない。助演陣も好演だが、若い柄本明演じる新聞記者が特に>>続きを読む

鴨川ホルモー(2009年製作の映画)

2.8

 原作未読だが2006年、映画は2009年作。アマプラが終了間近で見たが、芦名星さんが出ていてびっくりした。彼女も含め、俳優陣は力演。京都大学を含め京都の町並みを美しく実写しているのはいいと思う。ただ>>続きを読む