電池さんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

戦慄怪奇ワールド コワすぎ!(2023年製作の映画)

3.0

「コワすぎ!」シリーズは初見だったけど面白かった!世界がポンポン飛んでいくのがワクワクした!途中の展開は『カメ止め』パターンか!?となったけど斜め上をいくメチャクチャさだった。

少女は卒業しない(2023年製作の映画)

3.0

もっと早くから話せばよかったね←これは全てにおいてそうだが、気づいたときにはもう遅いときばかりだよね。学校にも思い入れないし、さっさと卒業したかったので、感情は無だった。小宮山莉渚(りな)さんバリかわ>>続きを読む

狂い咲きサンダーロード(1980年製作の映画)

4.0

「全国の爆走少年たちへ」

荒々しさと繊細さを兼ね備えた作劇、ユーモラスなキャラクター、不良映画の金字塔と言っていいでしょう。不良映画定番の、大人に回収される=青春の終わり(『狂気の桜』の後半パートの
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1/880000の孤独(1978年製作の映画)

3.0

東京03角田似の浪人生の弱者男性。制欲だけは有り余っていて、ポルノに気を取られ、ちょっと優しくされただけで好きになって、隣のアパート女の子を双眼鏡で除くけどカーテン閉められちゃって。何も届くことのない>>続きを読む

高校大パニック(1977年製作の映画)

3.0

鬱屈している過程は描かない、それは尺の関係もあるが、もう手遅れという時代感覚なのかもしれない。たぶん付け髭で演じてる学生のおじさん刑事とか可愛らしかった。

ノーカントリー(2007年製作の映画)

4.0

コーエン兄弟といえば、『ファーゴ』や『ビッグ・リボウスキ』など巻き込まれ型サスペンスの作品だと思うが、どれもイマイチ、ピンと来てなかった、けどこれはその類として1番良かった! 200万ドル持ち逃げした>>続きを読む

MIND GAME マインド・ゲーム(2004年製作の映画)

4.0

生の肯定。表現欲100%!今田耕司と藤井隆(クジラの中で出会うジジイの役)の声優もすごくいいよね。

クエンティン・タランティーノ 映画に愛された男(2019年製作の映画)

3.0

タランティーノが喋ってるとこを見たかった、パルムドール受賞を映すなら中指立てるとこを見たかった。YouTubeにありがちな安っぽいアニメーションが嫌だった。ワインスタイン問題のイメージ映像で作品が使わ>>続きを読む

バクラウ 地図から消された村(2019年製作の映画)

3.0

ポスターから想起した話とは違った。人間をサバゲー感覚で殺す奴らの登場(『ザ・ハント』のように)。UFO型ドローンというミスリード。顔のアップを映し出すとこにサム・ペキンパーを感じる。

特別編 響け!ユーフォニアム アンサンブルコンテスト(2023年製作の映画)

3.5

部長として活動し出した久美子たちの2年生の10月〜12月までの姿を描く。また皆んなに逢えたことでもう満足。声とか全然変わってないことが嬉しいっすよ。チームメンバー紹介のくだりも設定厨的にはツボ。そして>>続きを読む

劇場版 響け!ユーフォニアム 届けたいメロディ(2017年製作の映画)

3.5

2016年10月〜12月まで放送された2期の総集編。関西大会を突破して全国大会出場はアバンで消化。本作では親とや姉との関係性、家族との関わりが描かれる。親が厳しいのが、これまでの京アニ作品とも違ったシ>>続きを読む

劇場版 響け!ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部へようこそ(2016年製作の映画)

3.5

2015年4月〜7月に放送された第1期の総集編。現状京アニでハマった最後のシリーズかもしれない。初めて見たとき、部活内に漂う苦々しい空気感と音楽アニメとしてのクオリティにやられた。何よりキャラクター皆>>続きを読む

銀河ヒッチハイク・ガイド(2005年製作の映画)

2.0

とにかく舞台設定設定設定……という映画できつかった。冒頭の宇宙の計画で地球にバイパスが通るので爆破されたんだけど、惑星の工場で地球のバックアップがとってあって修復中っていう設定が面白かった。人間が実験>>続きを読む

ポンヌフの恋人(1991年製作の映画)

2.0

あの有名な花火のシーンは思ってたより前半に登場。花火がしたたる川を水上スキーで駆け抜けるシーンが素敵。僕にはフランス映画を良いと思う感受性が欠落してるのだと思います。

ヒーローショー(2010年製作の映画)

3.5

井筒監督の作品は『ガキ帝国』にしても『岸和田愚連隊』にしても『パッチギ』でも、昔の時代を舞台にするので、こうした現代劇は新鮮かつ面白かったし、現代を舞台にした作品もっと作って欲しかったなと思う。物語の>>続きを読む

超・悪人(2011年製作の映画)

3.0

思ったよりパンチのない映画だった。キングブラザーズの主題歌に映画が負けてる。

劇場版 テレクラキャノンボール2013(2014年製作の映画)

3.0

今年、サニーデイのドキュメンタリーを撮ったカンパニー松尾による10年前の作品。90年代のアダルトビデオ作家のサブカルチャーと隣接した感じが今の雰囲気と違うなぁと思って興味深い。90年代にはそういう磁場>>続きを読む

ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

3.0

ミッションインポッシブルバブルもついに弾けたなーという印象。タイトルまでの30分のセットアップやダレ場がダレすぎです。僕の頭が悪いからかもだけど、毎度のことながら訳の分からない話が今回はより拍車をかけ>>続きを読む

ドキュメント サニーデイ・サービス(2023年製作の映画)

3.0

サニーデイの名曲が劇場の音響で聴けて満足。作曲なんて分からなかったけどプロになりたかったという過去のエピソードがなんか良かった。曽我部さん自身が機材を積んでハイエースでフェスの現場まで運転して移動する>>続きを読む

灼熱の魂(2010年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

どんでん返しサスペンスの触れ込みで観たので、中東の宗教戦争を背景にした社会派ドラマで面食らった。ヴィルヌーブはインテリで優等生な作家という印象。

母の真相、双子の子供たちの知らない兄と父の存在。兄と
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未知との遭遇 ファイナル・カット版(2002年製作の映画)

3.0

宇宙人ガリガリやないか!美しい夜空、不穏な雲、眩い閃光、UFOのメカニック……ビジュアルがカッコいい。ある家がUFOの光に包まれて、家具がポルターガイストのように動き、子供が吸われて連れてかれていくシ>>続きを読む

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

777本目!!ついさっき見たのに何故だか遠く感じる。僕はずっと宮崎駿の世界に魅せられていたんだな。友達を見つけます!で泣きました。

下の世界=死後の世界(地獄か?天国か?)で、そこに映るのは主人公と
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復讐 THE REVENGE 消えない傷痕(1997年製作の映画)

2.0

あれから5年、警官を辞めた主人公はヤクザとつるむようになっていた、そして妻殺しの計画の首謀者を追っていた。

終わった話を語る必要なぞない。この復讐2部作のバージョンアップ版が『蛇の道』『蜘蛛の瞳』と
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みなさん、さようなら(2012年製作の映画)

3.5

作中に登場する井伏鱒二の「さよならだけが人生だ」をまさに描いた作品。建物も老朽化して変わっていく、周りの人々も新たな地へ旅立っていく、周りばかりが成長して大人になっていく気がして、自分は子供のままで、>>続きを読む

哭声 コクソン(2016年製作の映画)

3.0

怪しい人が怪しかった〜♪(ザ☆ピ〜ス!風)

長い割にはパッとしなかった。

JAWS/ジョーズ(1975年製作の映画)

3.0

8年ぶりくらいに見たけど、やっぱサメが絡んでないシーンがたるい。特に前半。劇中では終盤のクライマックス以外、劇伴がかからない。こういったBGMのない、環境音系映画は眠くなるのよね。にしても、あのサメの>>続きを読む

リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)

3.0

タイムループ映画の新たな決定版。「未来はいつも面白い」(by太田光)的映画。どんだけ階段登るねん映画でもある。

前作よりもバージョンアップされていて、旅館含めロケーション抜群だし、二人で抜け出しちゃ
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1秒先の彼(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

画数の多い人は名前を書く時間が人より少し長い、チリが積もれば山となり、1日分の長さがたまったとき、神様が1日分の時間を画数の多い人たちにプレゼントしてくれる。それは世界が止まる私だけの時間。おもしろ設>>続きを読む

ノロイ(2005年製作の映画)

3.0

ジャケが怖くて観れないなと思っていたが、ようやく観た。とにかく美術の手が込んでる。テレビ番組、雑誌、古書、廃墟、死骸……。このジャケは儀式のときに使われた仮面。相関図は途中でよくわかんなくなったけど。>>続きを読む

ポリス・ストーリー3(1992年製作の映画)

3.5

タイマン格闘から始まって、ボートアクション、ランボーみたいな銃撃戦と爆破、カークラッシュ、ヘリ縄梯子、列車上アクションと凄まじいシーンの連発。物語も潜入捜査ものとして見やすいしコミカルさもある。こんな>>続きを読む

MEMORIES(1995年製作の映画)

3.0

面白さの順は、1>2>3かな。「彼女の想いで」は今敏が脚本ということで、現実と幻想の境目が混じり合う作品になっているが、まだ分かりやすくて、後の『パーフェクトブルー』や『パプリカ』がよりキレキレにバー>>続きを読む

インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(2023年製作の映画)

2.0

『ターミネーター4』が「ターミネーター」でないように、本作もまた「インディ・ジョーンズ」ではなかった。舞台が全然ワクワクしないし、女とガキも魅力的じゃないし、インディ・ジョーンズってこんなに積極的に暴>>続きを読む

ポリスストーリー2/九龍の眼 クーロンズ・アイ(1988年製作の映画)

3.0

1作目と比べるとかなり落ちる。爆破事件がテーマで大規模な爆破が見れて豪華だが、彼女を軸にした話の展開やジャッキーが司令塔になる展開は微妙。マリオみたいな壁キックで追い込まれた車を避けるシーンは名場面。

ターボキッド(2015年製作の映画)

2.0

マッドマックス×アメコミヒーロー的世界観と可愛い女の子(ロボット)でオタクの妄想みたいな映画。ゴア描写も含めて井口昇の映画のよう。

スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

3.5

いろんなスパイダーマンがたくさん出てきて楽しかったです。真っ逆さまの摩天楼を二人で眺めるシーンが美しかったです。にしても良いところで終わりすぎッ!!

水は海に向かって流れる(2023年製作の映画)

3.5

いやぁ素晴らしかった!!全編ずっと良かった!台詞もハズレなし。ここ最近観た邦画が全て傑作揃いで最高です。

雰囲気としては『横道世之介』や『町田くんの世界』などを思い出した。エンディング曲がスピッツで
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