電池さんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

まーごめ180キロ(2023年製作の映画)

3.0

ロシア版mixiのくだりや、毒舌な父親との会話、つるんと滑り台を通り抜けるシーンなど何度も笑わせられた。終盤は銀杏BOYZ的な世界観へ。泣きながらマクドナルドを頬張る大鶴肥満のことを自分は笑っていられ>>続きを読む

怪物(2023年製作の映画)

3.5

まずシンプルに面白い映画だなと思った。観ていて『桐島』のことを思った。同じ時系を別視点で見せていく手法、そして打ち明けられない秘密や思いの丈を楽器にぶつけるシーン。これは芸術の持つ力だよね。

是枝監
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最後まで行く(2023年製作の映画)

3.5

こういう日本映画大好き!!ノンストップな感じと時系列と伏線の感じに伊坂幸太郎の小説のような面白さがありましたね。墓石の段々から転げ落ちるところとか凄かったもんね。

藤井道人監督の作品は初めて見ました
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カリートの道(1993年製作の映画)

3.0

70年代〜90年代まで、様々なジャンルで名作(ゼロ年代以降は…)を作り続けてきたデパルマ監督のギャング映画。デパルマのギャング映画といえば83年の『スカーフェイス』が有名だけれど、本作では出所後の平穏>>続きを読む

THE WITCH/魔女 —増殖—(2022年製作の映画)

3.0

続編ということで身構えていたが、そこまで気負いせずシンプルな構成で、ハイパースピードCG韓国アクション映画として楽しめた。食いしん坊サイキック少女のキャラも可愛かったし、敵役含めて韓国美人が多かったの>>続きを読む

わたしは最悪。(2021年製作の映画)

3.0

主演のレテーナ・レインスヴェさんがポスターで見るより、動いてる映像の方が可愛すぎます。

基本的には反出生主義の話。
先月、U-NEXTで400円でレンタルして冒頭30分くらいで見るのやめちゃって、レ
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岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)

3.0

検索しては行けない言葉、見てはいけない画像みたいな感じで厨二心くすぐられた。パリでグラサン姿の露伴先生カッコよすぎじゃない!!??高橋一生ちゅき……。劇伴が素晴らしい、さすが菊地成孔ワークス。世にも奇>>続きを読む

レイダース/失われたアーク《聖櫃》(1981年製作の映画)

4.0

冒険映画の決定版。雪山の山小屋のバーに敵が襲いにくるのも、地下室に蛇が沢山いる(壁の穴からニョロニョロと。気持ち悪ー)のも、プロペラに巻き込まれて死んじゃうのもこの映画だったか。

コマンドー(1985年製作の映画)

4.0

全部が名場面すぎる(≒全部がネットミームすぎる)。ぶっころっしゃあああってなんだよ。

映画の爆破シーンの頂点じゃない?

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

3.5

結局MCUってルッソ兄弟とジェームズガンの2トップだったな。

ジェームズガンは一貫して異形の奴らを描いてきたし、ずっと好きなんだね。そしてどんな奴でも通じ合えることをずっと信じてきたんだね。ガーディ
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新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に(1997年製作の映画)

5.0

90年代とはコレのことです。

「でももう一度会いたいと思った。その時の気持ちは本当だと思うから」

セブン(1995年製作の映画)

3.0

雨ばかりの街、薄暗い画面、文学的なセリフ、イマイチな展開で眠くなるのだけど、銃撃戦と終盤が絶品。銃撃戦の追尾の敵との距離が遠そうで近いという恐怖。終盤の箱に入ってた生首は奥さんだってことをすっかり忘れ>>続きを読む

羊たちの沈黙(1990年製作の映画)

4.0

サスペンス映画の金字塔。流石に超名作だけあって超面白い。会話シーンだけであの緊張感すご。全体的にお化け屋敷感あった→地下の牢獄、懐中電灯で照らす倉庫、何層も扉のある屋敷など。腹を掻っ捌かれた警官が磔の>>続きを読む

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

3.5

イルミネーションのアニメーションはほんといいよね。エメリッヒ版ゴジラみたいなオチのヨッシーの卵。

2回目 2023/5/20(ユナイテッドシネマお台場)
3D4DXで鑑賞。相性抜群。レインボーロード
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ムーンライズ・キングダム(2012年製作の映画)

3.0

2人で家出がダメならみんなで家出したらええやん映画。ウェス・アンダーソンの映画は苦手なのだけど、後半変な方向変な方向に行くとこが面白くてちょっとは好きになれたかも。あと劇伴も良かった。

メガネのボー
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ザ・グリード(1998年製作の映画)

3.0

期待しすぎ注意報発令中👮‍♀️👮‍♀️🚨🚨🚨

ジュラシック・パーク(1993年製作の映画)

5.0

ロマンありすぎ名場面多すぎ映画。とりあえずジョンウィリアムズは神。始めのパークに着いてから恐竜に遭遇するまでのシーンマジ泣けるよなー。T-REXの襲われるとこから子供助け出すシーンも完璧。T-REXか>>続きを読む

世界の終わりから(2023年製作の映画)

2.0

台詞が入ってこない、世界観が入ってこない、物語が入ってこない……。別に訳わかんなくてもいいけど、面白くあってくれよ。あと女優がずっと悲しい顔をしている映画は好きじゃない。少女の超能力で指差しで殺せると>>続きを読む

私の優しくない先輩(2010年製作の映画)

2.0

TSUTAYAが潰れて閉店セールで売れ残っていたので買った。作品の作りは京アニ作品の実写化みたいな趣き。真面目に感想を書けば、今で言う「推し」みたいなもの、好きな対象を過度に崇め奉るコミュニケーション>>続きを読む

嘆きの天使 ナースの泪(2015年製作の映画)

3.0

ジャケが可愛かったので観てみた。そして観てよかった。城定監督のポルノ映画の特徴は主人公の男が謝り続けるオブセッションと純粋さへの落とし込みかなと2本見て思った。ヒロインの致すときの普段の性格と仕事ぶり>>続きを読む

犯す女〜愚者の群れ〜(2019年製作の映画)

3.0

藤井健太郎の『大脱出』が見たくてDMMTVに登録したので、次いでに無料期間が終わる前に映画でもということで見たました。ちなみにDMMTVのアプリは画面の上下回転が反応しやすくてコロコロ変わるのでいかが>>続きを読む

グリッドマン ユニバース(2023年製作の映画)

3.5

タイトル通りほんとにグリッドマンのユニバースだっという展開はウケる。最後の戦いの全部乗せの熱さには泣かされるー。2人がコクっと恥ずかしがる終わり方にくぅ〜。ほんとTRIGGERにはずっと頑張ってほしい>>続きを読む

本気のしるし 劇場版(2020年製作の映画)

4.0

トラブルを引き寄せるタイプ、そういう星の元に生まれてしまった人間の浮世(土村芳)と、「曖昧と無難を繰り返してきた報い」と言われてしまう流されるまま生きるタイプで生活に刺激を求めてしまう人間の辻(森崎ウ>>続きを読む

親密さ(2012年製作の映画)

3.0

濱口竜介の作品を見るたびに、この人は今までどんな人生を歩んで来たのだろう、今どんな生活を送っているのだろうと思ってしまう。そのくらい毎度どうしてこんな作品ができたのだろうと思わせる。全編通して抽象度が>>続きを読む

シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

3.5

アクションがいっぱいで楽しかったです。冒頭から凄くて流血描写もよかった。浜辺美波さんも素晴らしかった。それにしても庵野秀明は市川実日子好きすぎだろ。シンゴジラのメイキングからもそれはビンビンに伝わった>>続きを読む

劇場総集編 SSSS.DYNAZENON(2023年製作の映画)

2.0

TVシリーズ未見なんですけど、まぁ多分TVシリーズを見た方が良かったのだろうな。単純にグリッドマンよりストーリーテリングが悪い気がした。あと、ゴツいロボがあんま好きじゃない(元も子もねー)。

SHARING(2014年製作の映画)

2.0

夢からハッと覚めて…夢からハッと覚めて…(以下ループ)

これまでもこれからもずっと喪失感を抱えたまま生きていくしかない。

フィッシャー・キング(1991年製作の映画)

3.5

テリー・ギリアム監督の作品は、ハッタリの画面と物語にロマンチシズムが乗っかるという印象。そして孤独な人間を描くのが優しく、鑑賞後の後味がイイ。本作も終わりよければ全てよしって具合なんだけど、そこが好き>>続きを読む

アフロ田中(2012年製作の映画)

3.5

ずっと笑えて切ない映画だった。松田翔太のいい声とキリッとした顔立ちがいちいちウケる。堤下とかあやまんJAPANとかに時代を感じる。「AV嬢ってな総理大臣より偉いんだぞ!」「あるのはただ無断欠勤をしたと>>続きを読む

ディストラクション・ベイビーズ(2016年製作の映画)

3.5

暴力衝動のまま余計なことせずこのままいってくれと思ったら、そのような筋書きになったのでシンプルかつ面白くて良かった。柳楽優弥の突発的暴力かつ喋らないキャラが不意に町でエンカウントして攻撃されるゲームキ>>続きを読む

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

5.0

『ファイトクラブ』のような情報量の過圧縮。『フリクリ』のようなハイテンション。『極道恐怖大劇場牛頭』のような犬の扱い。彼女は最後まで成し遂げてない(とは別に思わないが)故にマルチバースの可能性を背負え>>続きを読む

フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

3.0

映画青年パートは微笑ましく観たが、登場人物がエキセントリックでハマれず。

BLUE GIANT(2023年製作の映画)

2.0

大音響でジャズを聴けばそれなりによくなるだけです。

Kids Return キッズ・リターン(1996年製作の映画)

4.0

「俺また何か探すわ」「ボクシングやったんだから何でもできるよ」(なにかを辞めたときに言われがちな言葉)──大人になって営業になるか、タクシー運転手になるか、ボクサーになるか、ヤクザになるか、それとも漫>>続きを読む

キル・ビル Vol.2(2004年製作の映画)

3.0

前作と比べてアクションシーンは減ってるし、音楽の使い方にカジュアルさがないし、最終章が40分もあるし、大傑作の「1」と比べてるとやはりイマイチな作品であった。1と2も目玉を抜いてたか。

「五点掌爆心
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別れる決心(2022年製作の映画)

3.0

パク・チャヌク監督の作品は『オールドボーイ』も『お嬢さん』も、これって何の話なのだろうと観ていながら後半に入ると主題と物語がスッと入ってくる。今回は基本的には刑事サスペンスのファムファタルものだと思い>>続きを読む